Web業界の拡大とともに人気を増しているWebデザイナーですが
興味や憧れはあるものの
「Webデザイナーは未経験からでもなれるのか」
「Webデザイナーの仕事内容は自分にあっているのか」
といった不安があり踏み出せないという人は多いでしょう。
Webデザイナーの仕事は大きく分けると
- Webデザイン
- グラフィックデザイン
の二つに分けることができます。
この記事ではWebデザイナーの仕事内容をさらに詳しく説明し、未経験者に必須なスキル、さらには気になる年収や将来性についても解説します。
しかし、webデザイナーについてわかることが増える分、新しく気になることもたくさん出てくると思います。
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Webデザイナーの仕事内容とは?具体の業務まで細かく解説
まず、Webデザイナーの仕事内容についてです。Webデザイナーの業務は大きく2つに分けられます。1つは「Webデザイン」、もう1つは「グラフィックデザイン」です。
「Webデザイン」は、主にHPやバナーなどのデザイン作成を行います。一方「グラフィックデザイン」は、紙媒体向けのデザイン作成が主な業務です。
このようにデザイン作成の対象は様々ありますが、どのようにしてデザインを完成させていくかの工程は共通しています。ここでは、Webデザイナーとしての仕事の進め方について具体的に解説します。
Webデザイナーの仕事は設計からチェックまでの大きく6ステップ!
Webデザイナーの仕事内容は、大まかに6つのステップに分かれます。
案件の難易度や内容(HP作成・バナー作成など)によって、各ステップにかかる時間や詳細が異なりますが、仕事の流れは共通です。
また、企業に勤めているWebデザイナーはこのステップをチームで進めていくことがほとんどですが、フリーランスのWebデザイナーの場合は基本的にはこのステップを一人で対応していくことになります。
ここからは、Webデザイナーの仕事内容について「仕事の進め方」という観点から解説します。具体的には、以下の6つのステップをを踏んで進行していくのが一般的です。
クライアントの依頼に対してヒアリング
最初のステップは、クライアントの要望を丁寧にヒアリングすることです。
ヒアリングの丁寧さによって、デザインのクオリティやクライアントからの評価が決まるといっても過言ではありません。
クライアントが提示する要件の奥にある「深いニーズ」を理解し、それをデザインに落とし込めるほどに、詳細に丁寧に情報を聞き出すことが重要です。
ヒアリングはメールやシート入力で行う場合もあれば、zoomなどのオンライン面談で行う場合もあります。
オンライン面談の場合は直接クライアントと話すため、円滑にコミュニケーションを取れるスキルも求められるでしょう。
ワイヤーフレームの構想
ヒアリングが終了したら、次に「ワイヤーフレーム(レイアウトやコンテンツの配置などを定めた設計図)」を考えます。
ヒアリングで得た情報をもとに、デザインのコンセプトや色彩の方向性など、基本的な構成を決める工程です。
デザインを構成する際は、見た目の良さだけでなく、ユーザーにとっての使いやすさ(=ユーザーインターフェース/UI)やユーザーが感じる満足感(=ユーザーエクスペリエンス/UX)の観点も盛り込む必要があります。
モックアップの作成
ワイヤーフレームが完成したら、次に「モックアップ」を作成します。
モックアップは「模型」を示す言葉であり、いわゆる「デザインの見本」です。
「デザインカンプ」と呼ばれる場合もあり、この言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。
モックアップ(デザインカンプ)の作成段階では、実装までは行わず、デザインの色や模様などを決定していきます。
クライアントにデザインの方向性を示す際に、モックアップ(デザインカンプ)を提示することが多いです。
プロトタイプの作成
モックアップ(デザインカンプ)が完成したら、次に「プロトタイプ」を作成します。
「プロトタイプ」とは、モックアップ(デザインカンプ)に基づいて実際にボタンや細かい設計などの機能を持たせた、いわゆる「試作品」です。
デザインの最終工程ともいえ、完成した「プロトタイプ」をサンプルとしてクライアントに提供し、確認してもらう場合もあります。
コーディング
プロトタイプが完成したら、次にコーディング作業に取りかかります。
プロトタイプでデザインした内容を実際にウェブサイトやバナーとして機能する形に仕上げる工程です。
デザイン設計に基づいてコーディングを行い、細かい動きやフォントを反映させていきます。
コーディングが完了すれば、実際に機能するウェブサイトやバナーとして一旦は完成です。
確認と改善
最後に、一旦完成したものをクライアントに提供し、要望に合致した仕上がりになっているか確認してもらいます。
場合によっては修正が必要となることもあるでしょう。
いくつか修正を重ねて改善し、最終的にクライアントとの合意形成が図ることができれば、これで案件は完了となります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルは大きく3つ!
Webデザイナーの仕事内容について具体的にイメージできたことで、よりWebデザイナーに興味を持った人も多いでしょう。
そこで、ここからはWebデザイナーになるために必要なスキルについて解説していきます。
結論からお伝えすると、Webデザイナーに必要なスキルは以下の3つです。
- デザインスキル
- コーディング・プログラミングスキル
- マーケティングスキル
それぞれのスキルについて詳しく見ていきましょう。
構成や制作作業の幅が広がるデザインスキル
「Photoshop」や「Illustrator」などのツールを使いこなし、幅広いデザイン構成や制作作業が対応可能な「デザインスキル」は、Webデザイナーにとって必要不可欠です。
「Photoshop」では写真や画像の編集が行え、「Illustrator」ではイラストを作成することができます。
「Photoshop」や「Illustrator」はWebデザインだけでなく、さまざまなグラフィックデザインの現場でも使われているプロ用のツールです。
これらの機能を最大限に活用することで、魅力的なデザインを実現できるでしょう。
エンジニアとコミュニケーションを取ることができるコーディング・プログラミングスキル
Webデザイナーにとって、コーディングやプログラミングのスキルは必須ではありませんが、スキルを持っていることで以下のようなメリットがあります。
- HTMLやCSSなどの基本的なコーディング言語を理解し使いこなせることで、制作物のクオリティが格段にアップする
- エンジニアが読みやすいコードを作成できるため、円滑なコミュニケーションが取れる
しかし、未経験からWebデザインを行う場合や案件の規模が小さい場合は、コーディングやプログラミングのスキルが求められる作業はあまりないため、スキルを持っていなくても問題ありません。
ターゲットユーザーの目的をより正確に把握できるマーケティングスキル
Webデザイナーとして活躍するためには、マーケティングスキルも非常に有用です。
ユーザーのニーズを正確に理解し、それに基づいて使いやすいデザイン設計を行えるWebデザイナーは市場価値が高いと言えます。
たとえばウェブサイト作成の場合、マーケティングスキルを持っていることで、ユーザーがクリックしやすいコンテンツ配置や購買意欲を高める要素などを戦略的に組み込むことが可能です。
クライアントの利益により貢献できるWebデザイナーになるためには、ぜひマーケティングスキルの習得も目指してみてください。
気になるWebデザイナーの年収・収入とは?
Webデザイナーの年収や月の収入は、スキルや実績によって決まることが多いため一概にはいえません。
また、企業勤めなのか、フリーランスなのか、副業としてやっているのかなど働き方によっても大きく異なります。
ここでは働き方によって年収や収入にどのような違いがあるのかについて解説します。
- Web制作会社などの企業に勤めている場合
- 働き方が自由なフリーランスの場合
- 会社員をしながら行う副業の場合
Web制作会社などの企業に勤めている場合
Webデザイナーとして企業に勤める場合、契約形態や経験によっても変動はありますが、平均的な年収は約300~400万円程度と言われています。
また、JavaScriptなどのプログラミング技術や、SEO対策に関するスキルなどを持っている場合は年収が高くなる傾向です。
さらに、Webデザイナーとしての経験を積み重ねていき、WebディレクターやWebプロデューサーとしてキャリアアップすることで、年収が大幅に増加する可能性もあります。
働き方が自由なフリーランスの場合
フリーランスとして活動するWebデザイナーの場合も、平均的な年収は約300~400万円程度です。
しかし、フリーランスWebデザイナーのなかでも、年収600万円以上の人が全体の4割を占め、年収1000万円以上のフリーランスも1割前後います。
高年収を目指したい人や、会社員に比べて自由な働き方でWebデザインに携わっていきたい人は、フリーランスとして独立する選択肢を持つと良いでしょう。
会社員をしながら行う副業の場合
会社員として働きながら、副業としてWebデザインを行っている人も多いです。
この場合の収入は、副業にかけられる時間や経験値に変動しますが、初心者であれば月に2万円から4万円程度、経験豊富なWebデザイナーであれば月収10万円から30万円程度といったところでしょう。
一案件あたりの単価は数千円から5万円程度のものが多いです。
しかし、スキルを磨き実績を積み重ねていくことで、本業の収入を超えるほどに活躍できる可能性も十分あります。
今注目のWebデザイナーはかなり将来性がある職業
これまで解説してきたように、Webデザイナーはスキルや実績を積み重ねることで活躍の幅を広げ、高収入も目指せる職業です。
また、将来性も高く、今後ますます人気な職業になっていくでしょう。
ここからは、Webデザイナーが将来性のある職業といえる2つの理由について解説します。
- 今後需要も増えてきて求人募集や案件数が増える
- スキルアップによって案件獲得の幅が広がり収入が増加する
今後需要も増えてきて求人募集や案件数が増える
現代においてWeb業界の成長は著しく、今後ますます拡大していきます。
Web業界の発展に伴い、Webデザイナーの求人募集やWebデザインの案件数もますます増えていくでしょう。
しかし、Webデザイナーの数はまだまだ少ないのが現状です。
世間のニーズは増えていく一方で対応できる人材は少ないので、今後の需要はますます高まっていくだろうと予想されます。
スキルアップによって案件獲得の幅が広がり収入が増加する
Webデザイナーは、自身のスキルアップによって収入を大幅に増やすことが可能です。
例えば、プログラミング技術やSEO対策のノウハウなど、競合デザイナーとの差別化を図れるようなスキルを身につけることで、より高単価な案件を受注できたり、より大きなプロジェクトに参画できたりする可能性が高まります。
また、経験を積むことでWebディレクターやWebプロデューサーといった上位職種にステップアップできる可能性もあり、さらなる収入アップを目指すことができるでしょう。
Webデザイナーは未経験からでも十分に実績を出せる
上述の通り、Webデザイナーは将来性が高く人気の職業ですが、未経験からいきなりWebデザイナーを目指すのは難しい場合も多いです。
しかし、この苦難を乗り越える手段はあります。
ここからは、未経験からWebデザイナーになるのが難しい理由について触れたうえで、それを乗り越えるための方法について解説していきます。
未経験からだと目指しにくい二つの理由
未経験からWebデザイナーを目指すことは簡単ではありません。
なぜならば、Webデザイナーを目指している人の中には芸術系の大学や専門学校を出ている人も多く、経験や知識が0の状態からこのような競合相手に勝つためには相当の努力が必要だからです。
ここでは、未経験からWebデザイナーを目指す場合に直面する2つの壁について解説します。
学習の途中で挫折しやすい
Webデザイナーはデザインスキルはもちろん、コーディングやプログラミング、さらにはマーケティングに関するスキルなど多岐にわたる能力が求められます。
これらのスキルを一気に身につけるのは難しく、地道に学習していくしかありません。
しかし、わかりやすい教材に出会えなかったり、身近に教えてくれる存在がいなかったりすると学習につまづきやすく、途中で挫折してしまうケースもよくあります。
案件の獲得につなげにくい
仮に、上述した「学習段階の壁」を乗り越えてWebデザイナーに必要なスキルを習得したとしても、実際の仕事につながらなければ意味がありません。
案件を発注する側は、実績や経験を見て依頼するWebデザイナーを選ぶことがほとんどなので、実績がまだない未経験者が案件を獲得していくのは容易ではないのです。
学習をすれば未経験からでも十分に活躍できる
- 独学で学ぶ
- スクールに通って学ぶ
前章で解説した通り、未経験からWebデザイナーを目指すのは大変です。
しかし、諦めずに学習とスキルアップを続けることができれば、未経験からでもWebデザイナーとして活躍できる可能性は十分にあります。
具体的には、以下の2つの方法で未経験者からWebデザイナーを目指すことが可能です。
- 独学で学ぶ
書籍やインターネットなどを通して自分で学習する方法です。
もともと基礎知識や多少のデザイン経験がある人、自分で計画的に学習していくのが得意な人は独学が向いているでしょう。
しかし、前章でも触れた通りWebデザイナーになるための学習はとても大変なので、独学で学ぼうとすると途中で挫折してしまう可能性が高いです。
未経験からWebデザイナーを目指す場合、独学という方法は正直おすすめできません。
- スクールに通う
Webデザイナーになることを目指すスクールに通う方法です。
効率的に学習できる教材や気軽に相談・質問できるコーチの存在など未経験者が挫折しにくい環境が整っています。
そのため、未経験からWebデザイナーを目指す場合は、独学ではなくスクールに通う人が多いです。
ただし、この場合はスクール選びが非常に重要です。
コーチの対応の丁寧さやサポートの手厚さなど充実したサポート体制があってこそ、挫折せずに取り組めます。
スクールに通うことを検討している人は、費用面だけでなくサポートの充実度も比較しながらしっかりと見極めていきましょう。
Webデザイナーのリアルな働き方が知りたい方は無料カウンセリングへ
Webデザイナーを目指す未経験者にとって、実際の仕事内容や収入などはイメージが湧きにくく気になるところでしょう。
弊社では、未経験からフリーランスWebデザイナーとなり活躍しているメンバーが多数います。
そこで、彼らの経験を次の世代に繋げていけるよう、経験談やアドバイス、リアルな給料事情などを気軽に聞ける機会として「無料カウンセリング」を実施中です。
実際の案件の取り方や1日の仕事の流れ、さらには給与感やWebデザイナーになってみての感想などリアルな情報を聞ける貴重な機会となっています。
Webデザイナーを目指すにあたって不安や悩みなども相談可能ですので、ぜひご活用ください。
よくある質問
最後に、Webデザイナーを目指している人からよく寄せられる質問についてお答えします。
Webデザイナーの仕事はやりがいを感じられますか?
弊社のオンラインスクールの受講生の方々の実際の声をご紹介します。
生活環境の変化を機にWebデザイナーに挑戦された2名ですが、今では毎日に楽しさを感じていたり、さらなる目標を持って取り組まれていたりと、自分の好きなことを仕事にできているところに「やりがい」を感じていらっしゃいます。
Webデザイナーの1日の動きはどのような形ですか?
会社員であればその会社に沿った勤務時間や業務の流れがありますが、フリーランスの場合は柔軟な働き方が可能です。
お昼から仕事を始めたり、平日に休みを取ったりしている人も多くいます。
一般的な1日の流れとしては、クライアントと打ち合わせを行い、その後は打ち合わせ内容を踏まえてデザイン作業、デザインが固まり次第それを実装するコーディング作業を行うといったイメージです。
まとめ
この記事を通じて、Webデザイナーという魅力的な職種について深く探求してきました。
Webデザイナーの仕事は、ただのデザイン制作だけでなく、設計からチェックまでの6つのステップを経て、ユーザーに最高の体験を提供する役割を果たしています。
デザインスキル、コーディング能力、マーケティングの知識といった多岐にわたるスキルを磨くことで、あなたもこの分野での成功が手の届くものとなります。
Webデザイナーとしてのキャリアは、未経験からでも十分挑戦可能です。
適切な学習と情熱を持って取り組めば、あなたもこの業界で輝くことができるでしょう。