

コーディングスキルがないWebデザイナーは通用しない!どこまで必要なのか解説します

Webデザインについて調べ始めると、必ずといっていいほど目にする「コーディングは必要か、必要じゃないか」という議論。
どの記事も言っていることがバラバラで、「結局どっちなの?」と混乱してしまいますよね。
必要なのにやらなくて後悔することも、必要ないのに勉強して無駄な時間を過ごすことも避けたいはず。
実は、Webデザイナーとして活躍したい場合コーディングの基礎理解は必要です。
理解していないと、Webデザイナーとして通用しないケースが出てきます。
この記事では、コーディングの基礎理解が必要ということを踏まえて、
- コーディングできなかったら仕事がないのか
- どのくらいコーディングできる必要があるのか
- コーディングできない人の限界
を解説します。
ただし、Webデザインとコーディング、どちらも一気に学べる自信がない人が大半のはず。
そんな方には、どのようなステップで学べばできるのか、何をどれくらいすればいいのかなど、あなたにあったロードマップが欠かせません。
WEBCOACHでは、未経験からWebデザイナーを目指す上で、あなたの能力や性格に最適なロードマップを無料でご提案しています。
少し気になる方はぜひ、WEBCOACHの無料カウンセリングにお越しください。

Webデザイナーもコーディングの基礎理解がないと通用しない!
Webデザイナーとして活躍するためには、コーディングの基礎理解が欠かせません。
Webデザインは、単に見た目の美しさを追求するだけでなく、それがWeb上でどのように表現されるかを考える必要があるためです。
コーディングを学ぶべき理由は下記の通りです。
- コーディング無視のデザインは意味ない
- コーダーやエンジニアとの会話が成立しない
- スマホ表示を想定できない設計になりがち
- 小さな現場や企業では分業していないから
- キャリアの可能性を狭めてしまうから
それぞれ詳しく解説します。
コーディング無視のデザインは意味ない
Webデザインは、基本的にデザインしたものをWebページでプログラミング言語を用いてコーディングするものです。
つまり、コーディングで作成できないWebデザインを作っていても、それをWebページとして実装できないことがあり得ます。
例えば、複雑すぎるアニメーションや特殊なレイアウトを含んだWebデザインの場合、それをそのままWeb上で再現するのが困難だったり、
実現できたとしてもページの表示速度が非常に重く、ユーザーにとって使いにくいページになりかねません。
そのため、Webデザイナーも「これはこのようにコーディングしてもらおう」といったイメージを持ちながらデザインを制作することが大切です。
コーダーやエンジニアとの会話が成立しない
Web制作は基本的にチーム戦。
デザイナー、コーダー、エンジニア、ディレクターなど複数の職種が連携します。
このとき、コーディングの基礎知識がなければ、エンジニアやコーダーが実際のソースコードを例に挙げて説明する際に、会話についていけなくなる可能性があります。
そうなれば、円滑なコミュニケーションが難しくなり、チームの一員として協業することが難しくなるかもしれません。
結果として、Webサイト制作のようなチームでの仕事から外されたり、最初からチームに加われないといった事態も起こりえます。
バナー制作などに仕事が限定されることを許容できるのであれば問題ありませんが、そうでなければ学びましょう。
スマホ表示を想定できない設計になりがち
現在のWebデザインでは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど、各デバイスの画面サイズに応じて表示を最適化する「レスポンシブ対応」が必須です。
そのため、このレスポンシブ対応を実現するには、レイアウトがデバイスのサイズに応じて可変できるようにWebデザインを設計していく必要があります。
しかし、どのように可変させるかといった具体的な方法は、コーディングの知識がないとイメージできません。
コーディングを知らないと、見た目はキレイでも、実際には「スマホでは見切れる」「レイアウトが崩れる」といった問題が発生しやすくなるでしょう。
小さな現場や企業では分業していないから
世間では、Webデザインとコーディングは分業されているから、Webデザイナーがコーディングできなくても大丈夫、という意見もあります。
しかし、それは分業できるだけの人的・経済的余裕がある大企業や大規模プロジェクトに限られることがほとんど。
分業するということは、デザイン担当とコーディング担当の2人の人間が必要となり、その分人件費もかかります。
そのため、中小企業や小規模なプロジェクトでは、Webデザイナーがコーディングも兼任するケースは少なくありません。
未経験からWebデザイナーを目指す場合、いきなり大企業で働く機会は多くないことを踏まえると、コーディングの知識は持っておくべきでしょう。
キャリアの可能性を狭めてしまうから
Webデザインに加えてコーディングができるようになると、Webデザイナー以外の職種へのキャリアチェンジや、より幅広い仕事に挑戦できる可能性が広がります。
例えば、Webサイト制作全体の進行管理を行うWebディレクターは、最低限のコーディング知識がなければ、エンジニアとのコミュニケーションが円滑に行えず、業務を遂行することが困難になることがあります。
もちろん、コーディングスキルに自信がつけば、Webサイトの見た目だけでなく、機能の実装までを行うフロントエンドエンジニアとしても活躍できる可能性があります。
このように、コーディングができると、将来的なキャリアの選択肢が広がるでしょう。
コーディングができないWebデザイナーでも月5万円程度は稼げる
ここまで、Webデザイナーにとってコーディングの基礎理解が重要であると解説してきましたが、コーディングができないからといって、全く稼げない、仕事がないというわけではありません。
コーディングができなくてもWebデザインの仕事はできますし、月に5万円程度を稼ぐことは十分可能です。
コーディングはあくまでWebサイトを作るための技術であるため、Webサイト制作に直接関わらないWebデザインの仕事であれば、コーディングスキルがなくても問題なく取り組むことができます。
業務内容 | 案件単価目安 |
---|---|
バナー制作 | 2,000〜5,000円 |
アイキャッチ画像制作 | 1,000〜4,000円 |
YouTubeサムネイル制作 | 2,000〜6,000円 |
SNS用画像デザイン(Instagramなど) | 1,500〜4,000円 |
副業として始めるなら、こういった領域からスタートするのも良いでしょう。
Webデザインのコーディングで学ぶべき3つの言語
Webデザインのコーディングで学ぶべき主要な言語は、下記の3つです。
それぞれがWebページの異なる役割を担っています。
- 文章や画像など、ページの骨組みを作るHTML
- 文字の色やサイズ、レイアウトを調整するCSS
- ボタンや画像の切り替えなど、動きをつけるJavaScript
文章や画像など、ページの骨組みを作るHTML
HTML(HyperText Markup Language) は、Webページの基本的な構造を定義する言語です。
Webページの「骨組み」を作る役割を担っており、Webブラウザに表示されるテキスト、画像、リンクなどの要素を配置するために使用されます。
具体的には、タグと呼ばれる記号を用いて、ページの
- 見出し
- 段落
- 画像の挿入位置
- リンクの設置
などを指定します。
HTMLは、ユーザーが視覚的に閲覧できるWebページを作成するための土台となる、最も基本的な言語です。
文字の色やサイズ、レイアウトを調整するCSS
CSS(Cascading Style Sheets) は、HTMLで作成されたWebページのデザインや見た目を決定する言語です。HTMLで作られた「骨組み」を装飾する役割を持っています。
CSSを使用することで、
- 文字の色やサイズ
- フォント
- 余白の設定
- レイアウトの調整
- 背景色の指定
など、Webページの見た目に関するあらゆる要素をコントロールできます。
HTMLだけではシンプルな見た目のページにしかなりませんが、CSSと組み合わせることで、デザイン性の高い魅力的なWebページを作り出すことが可能です。
ボタンや画像の切り替えなど、動きをつけるJavaScript
JavaScriptはHTML・CSSと連携しながら、Webページに動きを与えるためのプログラミング言語です。
例えば、フォームの入力内容をチェックする機能、クリックすると画像が切り替わるアニメーション、スクロールに応じてコンテンツが読み込まれる機能など、ユーザーがWebページを操作する際の様々な「動き」を実装できます。
インタラクティブなWeb体験を提供するために必須の技術であり、身につければ対応できる案件の幅も大きく広がります。
どこまで学ぶ?HTMLとCSSの基本が読めるレベルは必要
「Webデザイナーにはコーディングスキルが必要」と聞いても、実際にどこまでのレベルが必要なのか分からず不安になる人は多いはずです。
結論から言えば、HTMLとCSSについては“読めて説明できる”レベルは最低限必要です。
以下で具体的にどこまで学ぶべきかを詳しく解説します。
HTML/CSSは“読めて説明できる”が最低ライン
Webデザイナーにとって、最低限、HTMLとCSSに関しては「書かれている内容が読めて、自分のデザインをどう実装するかは説明できる」レベルが必要です。
これは、Webページのソースコードを見て何が書かれているのかを理解できるだけでなく、自分が作成したデザインがWeb上でどのように表現されるべきか、コーダーやエンジニアに対して具体的に説明できるレベルを指します。
このレベルに達していないと、自分のデザインがどのように実装されるかイメージできていないままデザインを作成していることになります。
その結果、実現が難しいデザインや、Webサイトのパフォーマンスを著しく低下させるようなデザインを制作してしまう可能性があります。
JavaScriptも書けたら、仕事の幅が一気に広がる
JavaScriptに関しては、全てのコードを把握している必要はありませんが、「できることをざっくりと理解できている」レベルがあると良いでしょう。
そして、もしJavaScriptも書けるようになれば、Webデザイナーとしての仕事の幅は一気に広がる可能性があります。
HTML、CSS、JavaScriptの3つ全てを書けるようになれば、デザインからコーディングまで一貫して任せてもらえる案件が増えるため、仕事の選択肢が増え、それに伴い報酬も大きく向上する可能性があります。
例えば、これまでWebサイトのデザインとコーディングを別々の担当者に依頼していた案件で、それぞれに15万円かかっていたとします。
もし一人のWebデザイナーが両方を請け負えるようになれば、単純に30万円の案件として受注できるようになるかもしれません。
また、その分発生していた仲介手数料などが上乗せされる可能性もあります。
今日から始められるコーディングの独学方法3選
コーディングを学ぶ方法はいくつかありますが、ここでは今日からでも始められる方法を3つご紹介します。
- 参考書でじっくり自分のペースで学ぶ
- 効率よく確実に学ぶならWebスクール
- 実際に書いて覚えられるWebサービス
参考書でじっくり自分のペースで学ぶ
費用を抑えて自分のペースで学習を進めたい方には、参考書を使って学ぶ方法がおすすめです。
参考書は、体系的に知識を習得するのに役立ちます。
特におすすめの書籍は以下の通りです。
ただし、独学には限界があるため、疑問点が出た際に相談できる場所を用意しておくことをおすすめします。
独学のコツについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

効率よく確実に学ぶならWebスクール
コーディングは、Webデザインと比較して、専門用語が多くアレルギー反応を起こしやすい分野だと感じる方も少なくありません。
ソースコードを見て「うっ」となってしまう人もいるでしょう。
もし、独学での学習に非効率さを感じたり、挫折の不安がある場合は、多少費用はかかりますが、Webスクールで学ぶことをおすすめします。
独学で1〜2時間悩んでしまうような疑問点も、Webスクールであればプロの講師が数分で解決してくれるでしょう。
現在は、コーディングとWebデザインの両方を一度に学べるWebスクールも多く、効率的に学習を進めることができます。
WEBCOACHでも、コーディングとWebデザインの両方を学べるカリキュラムを用意していますので、ぜひ詳細をご確認ください。

実際に書いて覚えられるWebサービス
参考書でインプットするよりも、実際に手を動かしてコードを書きながら覚えたいという方には、プログラミング学習サイトなどのWebサービスがおすすめです。
前知識なしでも始められるサービスも多くあります。
代表的な学習サイトとしては、Progateが挙げられます。
Progateでは、例を見ながら実際に自分でソースコードを書いていく形式なので、直感的に理解しやすく、楽しみながら学習を進めることができます。
自分が書いたコードが形になっていく様子を見るのは、非常にモチベーションアップにつながるでしょう。
Progate以外にも、CodejumpやCODEPREPなどもおすすめです。
これらのサービスの中には無料で利用できる範囲が設けられているものもあるため、まずは試してみて自分に合ったものを選ぶのも良いでしょう。
Webデザインとコーディング、同時に学ぶならWebスクールが安心…
Webデザインとコーディングをどちらも未経験から学ぶのは、正直かなりハードです。
「Webデザイナーになりたい」という思いがあっても、両方のスキルを独学で身につけるのは時間も労力もかかります。
そこで頼りになるのがWebスクールの存在。
以下では、その理由を解説します。
両方を独学で学ぶのは正直かなり大変
Webデザインと、それに必要なコーディングを完全に未経験から独学で学ぶことは、かなりのストレスを伴う可能性があります。
学習の初期段階では楽しさが勝るかもしれませんが、徐々に分からないことが増えていき、その分からないことをどう調べたら良いのかも分からなくなり、結果としてどうすれば良いのか途方に暮れてしまう「分からないループ」に陥りがちです。
これは挫折につながりやすく、せっかくWebデザイナーとして活躍したいと思っていた気持ちが消えてしまう原因にもなりかねません。
しかし、Webスクールであれば講師が常駐しているため、
- 疑問はその場で解決
- 調べ方や思考方法も教えてもらえる
- 挫折ポイントを回避しながら継続できる
と、多大なるサポートを受けられます。
そのため、難しいという理由で挫折するリスクを大幅に減らせられます。
両方を効率よく学ぶためのカリキュラムが用意されている
Webスクールは、あなたのようにWebデザインとコーディングの両方を学びたいという多くの生徒を指導してきた経験があります。
そのため、効率よく学習を進めるための最適なカリキュラム、いわゆる「ベストプラクティス」が用意されています。
独学 | スクール |
---|---|
自分で学ぶ順番を決めなければならない | カリキュラムが用意されている |
つまずいても解決に時間がかかる | すぐに講師に質問できる |
学習の進みが遅くなりがち | ペース管理されているため継続しやすい |
サポートがあるから、挫折しやすいコーディングも安心
Webスクールでは、オンライン・オフラインを問わず、すぐに質問できる環境が整っているのが一般的です。
それだけでなく、スクールによっては、チャットでの質問対応に加えて、生徒と講師が1対1でなんでも質問や相談ができるセッションが設けられている場合もあります。
このような手厚いサポートがあるからこそ、苦手意識を抱きやすいコーディング学習でも、挫折することなく継続できる可能性が高まります。
Webデザインとコーディングを手厚いサポートで学べるWEBCOACH

WEBCOACHは、Webデザインとコーディングの両方を学ぶことに少しでも不安がある方におすすめしたいWebスクールです。
両方を学べるカリキュラムが組めることはもちろん、マンツーマンサポートだからこそ、とにかくサポートが手厚い点が特徴です。
- 月2回のオンラインコーチング:学習計画の見直しやモチベーションUPまで
- 専属コーチに24時間質問し放題:受講生一人一人の能力を踏まえて回答
- 質問対応AI:深夜などコーチが対応できない時間でも疑問が解決できる
さらに、サポートを行うのは現役のWebデザイナーたち。
中には、あなたと同じように異業種から転職して活躍しているコーチも在籍しており、悩みに共感してもらえるだけでなく、今後のキャリアを具体的にイメージするためのロールモデルとなることでしょう。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ詳細をご覧ください。
