

WEBデザイナーの1日の流れを徹底解説!会社員・フリーランス別のスケジュールや仕事内容も紹介

「WEBデザイナーの一日のタイムスケジュールは?」
「正社員とフリーランスで働き方や業務内容は変わるの?」
上記のように、WEBデザイナーが朝起きてから夜寝るまでどんな毎日を送っていて、雇用形態によって働き方に違いはあるのか、気になる方もいるのではないでしょうか?
実は、WEBデザイナーの1日は、会社員かフリーランスか、また経験や役職によって全く異なります。
その違いを、具体的に知らないまま転職活動を進めてしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔に繋がりかねません。
この記事では、あなたがWEBデザイナーになった後の「リアルな1日」を具体的にイメージできるよう解説します。
- WEBデザイナーの1日の流れ【会社員編】
- WEBデザイナーの1日の流れ【フリーランス】
- WEBデザイナーの給料・年収
- WEBデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴
ただ、どんな働き方が自分に向いているかわからない、専門家に相談したいという方も多いのではないでしょうか?
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そもそもWEBデザイナーの仕事内容とは
1日の流れを確認する前に、WEBデザイナーの仕事内容を具体的に理解していますか?
WEBデザイナーの仕事内容は、お客様や自社の目的に応じて、Webサイトのデザインを設計・制作することです。
バナーやLP、コーポレートサイトなどのデザインを行い、見やすく使いやすいサイトを作る役割を担います。
案件によっては、コーディングやライティング、マーケティング部門との連携が求められることもあります。
こちらの記事で詳しく説明しているので、必要な方は先んじてご覧ください。

WEBデザイナーの残業時間は月20時間程度と多くない
dodaの調査データ(2025年1月時点)によると、会社員全体の平均残業時間は月20時間未満とされています。
WEBデザイナーもこの平均値と同程度であり、他の職種と比較して特別に多いわけではありません。
1日あたりに換算すると、約1時間の残業に相当します。
しかし、複数のクライアントを抱え、厳しい納期や急な修正依頼に対応することが多い制作会社では、残業が増える傾向にあります。
特に案件の納品前には月40時間を超えることも珍しくなく、時期による業務量の波が大きいのが特徴です。
一方、自社サービスを担当する事業会社では比較的スケジュールを調整しやすく、ワークライフバランスを保ちやすい環境です。
とはいえ、サイトの大規模リニューアルや新規サービスの公開前は一時的に多忙になります。
このように、職場環境やプロジェクトの進行状況によって残業時間は大きく変動するため、転職活動では平均値だけでなく、企業の働き方の実態を詳しく確認することが重要です。
WEBデザイナーの主な職場と働き方の種類
WEBデザイナーのキャリアパスは一つではありません。
大きく分けて「WEBサイト制作会社」「事業会社」「フリーランス」の3つの選択肢があります。
それぞれの働き方の特徴や1日の流れを具体的に解説していきます。
WEBサイト制作会社
まず、WEBサイト制作会社では、さまざまな業界のクライアントからWEBサイト制作を受託します。
多様な案件を短期間で経験できるため、幅広い実績を積むことができ、デザインの基礎から応用まで実践的に学べる環境が整っています。
一方で、納期に追われることも多く、繁忙期には多忙になりがちです。
また、基本的にお客様の要望に応える案件が中心になるため、自由なデザインが難しい場面もあります。
それでも、未経験からスキルを最速で習得したい人には適した環境といえるでしょう。
事業会社
事業会社でのWEBデザイナーは、自社の製品やサービスに関連するWEBサイトやメディアの運営を担当します。
この働き方では、ひとつのサービスに長期的に関わることができるため、デザインの成果をじっくりと見届けられる魅力があります。
また、マーケティングやビジネスの視点を身につける機会が多く、比較的ワークライフバランスが取りやすい点も特徴です。
ただし、業務は自社サービスに限定されやすく、会社の方針によって仕事内容が大きく変化する可能性もあります。
フリーランス・業務委託
フリーランスや業務委託は、会社に所属せずに個人で案件を獲得して働くスタイルです。
時間や場所に縛られない自由な働き方が可能で、スキルや実績次第では高収入も目指せます。
その一方で、収入が不安定になるリスクがあり、営業や経理などの業務も自らこなす必要があるため、強い自己管理能力が求められます。
一般的には、会社員として経験を積んだ後に選択される働き方です。
WEBデザイナーの1日の流れ【会社員編】
会社員Webデザイナーの1日は、経験年数や役職によって大きく異なります。
ここでは、3つのステージに分けて紹介します。
- 駆け出しWEBデザイナーの1日
- エースWEBデザイナー(3〜5年目)の1日
- WEBデザイン部署のマネージャーの1日
駆け出しWEBデザイナーの1日
駆け出しのWEBデザイナーの1日は、デザイン制作の基本を学びながら、社内での打ち合わせや作業を進めることで構成されています。
日々の業務を通じて、スキルを磨きながら実務経験を積み重ねることが求められます。
09:40 出社
10時始業の会社では、WEBデザイナーは09:40ごろに出社することが多いです。
PCの起動やスケジュールの確認を行いながら、同僚との軽い雑談を楽しむ時間となります。
このようなリラックスした時間が、1日の良いスタートを切る助けとなります。
10:00 社内チームMTG
10時になると、WEBデザイナーは社内チームMTGに参加します。
このミーティングでは、上長と作業内容のすり合わせやタスクの確認を行います。
日頃から報連相を徹底している場合、こうしたミーティングは短時間で効率的に終わることが多いです。
10:30 デザイン制作
10:30からは、ホームページのデザインやランディングページ(LP)のデザイン作成など、多岐にわたるデザイン作業に取り組みます。
この時間帯は、制作会社であっても事業会社であっても、Webデザイナーが手を動かして具体的なデザインを形にする重要な時間です。
プロジェクトの進行に合わせて集中して作業を行い、クオリティの高い成果物を目指します。
13:00 ランチ
WEBデザイナーのランチタイムは、比較的自由な時間帯です。
多くの場合、同僚と一緒に外食に出かけたり、近くのコンビニで軽食を購入してオフィスで過ごすことが一般的です。
休憩中は、携帯を触りながらリフレッシュすることが多いです。
会社によっては、ランチタイムが厳密に決められていないことが多く、自分のスケジュールに合わせて調整することが可能です。
しかし、12時や13時に重要なミーティングが入っている場合、ランチタイムをずらさざるを得ないこともあります。
このような柔軟な対応が求められるため、計画的に時間を使うことが重要です。
WEBデザイナーとして働く上で、ランチタイムの過ごし方や時間の調整は、仕事の効率を上げるための重要な要素となります。
自分に合ったリフレッシュ方法を見つけ、充実したランチタイムを過ごすことが、午後の仕事のパフォーマンス向上につながります。
14:00 デザイン制作
午後2時からは、午前中の作業の続きを行います。
駆け出しのWEBデザイナーにとって、手を動かしてデザインを制作する時間が非常に重要です。
実践を通じてスキルを磨くことが求められるため、作業時間が多くなります。
特に、未経験からWebデザイナーを目指す方には、この時間が貴重な学びの場となります。
集中してデザインに取り組むことで、少しずつ自信と技術を積み上げていくことが大切です。
15:00 お客様とのMTG
午後3時からは、お客様とのミーティングが予定されることが多いです。
業界によって異なりますが、特にWebデザインの現場では、午後にクライアントとの打ち合わせが行われることが一般的です。
駆け出しのWEBデザイナーの場合、自分が話す機会は少なく、主に議事録を取る役割を担います。
先輩のWEBデザイナーやディレクターが主導して話を進める中で、その内容をしっかりと記録することが求められます。
この時間は、自分のスキルを磨く貴重な機会でもあります。
クライアントの要望やフィードバックを直接聞くことで、デザインの方向性や改善点を学ぶことができます。
また、先輩たちのコミュニケーション方法や問題解決のアプローチを観察することで、自身の成長につなげることができます。
16:00 デザイン制作
午後4時からは、先ほどのクライアントミーティングで指摘されたデザインの修正や、午前中に行っていた作業の続きを行うことが多いです。
駆け出しのWEBデザイナーとしては、クライアントからのフィードバックを元にデザインを微調整するスキルが重要です。
この時間帯は、集中して作業を進めるための貴重な時間です。
修正を迅速かつ正確に行うことで、クライアントの満足度を高めることができます。
19:00 終業
午後7時、残業がなければこの時間に終業となります。
駆け出しのWEBデザイナーは技術力がまだ低いため、残業が必要だと感じることが多いかもしれませんが、実際にはそれはWebディレクターや先輩デザイナーのディレクション能力に問題がある場合が多いです。
優れたディレクターはメンバーの技術力を正確に把握し、WBS(Work Breakdown Structure)を適切に作成することで、効率的な作業進行を実現します。
しかし、小さな会社などでは優秀なディレクターが不足していることもあり、その結果、残業が多くなることがあります。
こうした状況では、駆け出しのデザイナーが自分の技術力を高めると同時に、効率的に仕事を進めるためのスキルを身につけることが求められます。
会社選びは非常に重要です。
自分の成長を支援してくれる環境や、効率的な作業を可能にするディレクション体制が整っている企業を選ぶことで、より充実したキャリアを築くことができます。
適切な環境で働くことが、Webデザイナーとしての成功への第一歩となります。
エースWEBデザイナー(3〜5年目)の1日
ここでは、各チームに一人はいるWEBデザイン能力が高いエースWEBデザイナーの1日を確認しましょう。
エースデザイナーは、複数の案件や部下を抱えていることが多く、そのスケジュールは非常に多忙です。
ディレクション業務を兼任している場合もありますが、今回はデザイン業務に専念する日を想定します。
エースデザイナーの1日は、朝からデザイン制作に取り組むことから始まります。
社内チームミーティングや他チームとの連携ミーティングも多く、クライアントとの打ち合わせや成果物のレビューなどもこなします。
午後には、部下の育成やプロジェクトの進捗確認など、マネジメント業務も行います。
熟練のWEBデザイナーとして、効率的にタスクをこなしつつ、チーム全体のパフォーマンスを引き上げる役割を担っています。
そのため、時間管理やコミュニケーション能力が非常に重要です。
エースデザイナーの1日は、多忙ながらも充実した日々と言えるでしょう。
09:00 出社、デザイン制作
エースWEBデザイナーの1日は、朝9時の出社から始まります。
この時間帯は、駆け出しのメンバーが出社する前に、彼らの成果物をチェックし、フィードバックを準備するための重要な時間です。
先輩デザイナーとして、後輩たちがスムーズに作業を進められるように、前日までに成果物のレビューを行うことが基本ですが、自身の業務も多いため、すべてを終わらせるのは難しいこともあります。
そのため、エースデザイナーは朝早く出社し、誰にも声を掛けられない集中できる環境で作業を進めることが多いです。
この時間に、デザイン制作やレビューを行うことで、効率的にタスクを消化し、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。
また、この静かな時間帯は、自身のクリエイティブなアイデアを形にするための貴重な時間でもあります。
エースデザイナーとしての役割は、単にデザインを作成するだけでなく、チームのメンバーが成長できるようにサポートすることも含まれます。
そのため、朝の時間を有効に活用し、全体の進行をスムーズにすることが求められます。
10:00 社内チームMTG
午前10時からは、社内チームミーティングが行われます。
この時間は、後輩やメンバーの成果物の進捗確認や修正内容を伝える重要な機会です。
エースWEBデザイナーとしては、各メンバーの作業を確認し、必要なフィードバックを提供します。
また、ディレクションも担当するため、遅れが出そうなタスクやお客様に確認が必要な事項についても話し合います。
このミーティングは、プロジェクトの進行をスムーズにするためのリスクヘッジ対策としても重要です。
炎上のリスクを最小限に抑えるために、問題点を早期に発見し、適切な対応策を講じることが求められます。
エースデザイナーとして、チーム全体のパフォーマンスを最大化するための戦略的な時間となります。
10:30 マネージャーや他チームとのMTG
熟練のWEBデザイナーであれば、午前10時半からはマネージャーや他のチームとのミーティングが増えてきます。
エースデザイナーとしての役割は、単なるデザイン制作にとどまらず、幅広い業務を担当することが多いです。
特に、会社が自社サービスを展開している場合、そのデザイン業務も兼任することがあり、業務の幅が広がります。
このような場合、多様なステークホルダーとのコミュニケーションが必要となり、ミーティングの機会が自然と増えます。
上長となるマネージャーや他チームとの情報共有は、プロジェクトの進行をスムーズにし、全体のパフォーマンスを向上させるために欠かせません。
エースデザイナーとして、各チームとの連携を強化し、効率的にプロジェクトを進めるための戦略的な時間となります。
この時間帯に行われるミーティングは、プロジェクトの進捗確認や課題解決に向けた重要なディスカッションの場です。
効率的なコミュニケーションを通じて、チーム全体の目標達成に向けた具体的なアクションプランを策定します。
11:30 デザイン制作
午前11時半からは、自身の担当箇所のデザイン制作に取り組みます。
エースWEBデザイナーとして、ある程度方針が決まっている部分や細かい作業は後輩デザイナーに任せることが多いですが、重要なワイヤーフレームの作成やお客様への提案時のデザインなどは、自分が担当することが多々あります。
この時間帯は、集中してデザイン制作を進めるための貴重な時間です。
特に、クライアントに提案するデザインは、プロジェクトの成否を左右する重要な要素であるため、熟練の技術と経験が求められます。
エースデザイナーとして、クライアントの要望を的確に反映させたデザインを作成し、プロジェクトの成功に貢献することが期待されます。
このように、熟練WEBデザイナーは多岐にわたる業務をこなしつつ、チーム全体のパフォーマンスを引き上げる役割を担っています。
効率的な時間管理と高いデザインスキルが求められるため、常に最善を尽くす姿勢が重要です。
13:00 ランチ
午後1時、エースWEBデザイナーのランチタイムです。
多忙な日々を送る熟練デザイナーにとって、ランチタイムは非常に貴重な休憩時間です。
しかし、複数の部下や案件を抱えているため、毎日ゆっくりとランチを取る余裕はあまりありません。
そのため、コンビニで片手間に食べられるものを購入し、作業を進めながら食事を取ることがしばしばあります。
時間が許せば、同僚と一緒に外食に出かけることもありますが、そのような余裕がある日は少ないです。
特に、午後に重要なミーティングやデザインの締め切りが控えている場合、ランチタイムも効率的に使わなければなりません。
エースデザイナーとしての役割は、単にデザインを作成するだけでなく、チーム全体の進行をサポートすることも含まれます。
ランチタイムも計画的に過ごし、午後の作業に備えることが求められます。
忙しい日々の中でも、適度な休憩を取りながら、効率的に業務を進めることが重要です。
14:00 デザイン制作
午後2時からは、午前中の作業の続きを行います。
エースWEBデザイナーにとって、この時間は集中してデザイン制作を進めるための貴重な時間です。
午前中に進めたプロジェクトの細部をさらに磨き上げ、クライアントの要望に応えるためのデザインを完成させます。
効率的に作業を進めることで、午後の他のタスクにもスムーズに取り組むことができます。
15:00 お客様とのMTG
午後3時からは、お客様とのミーティングが行われます。
この時間は、進捗報告や要件のすり合わせなど、話すことが山ほどあります。
特に、プロジェクトの進行状況や次のステップについて詳細に説明する必要があるため、非常に重要な時間です。
大規模な企業であればディレクターが主導することもありますが、多くの場合、熟練のWebデザイナーがメインスピーカーを務めます。
熟練のWEBデザイナーとして、お客様とのコミュニケーション能力は非常に重要です。
クライアントの要望を正確に把握し、それをデザインに反映させるための具体的な提案を行います。
また、クライアントからのフィードバックを受け取り、プロジェクトの方向性を調整する役割も担います。
このようなミーティングは、プロジェクトの成功に直結するため、しっかりと準備を行い、効率的に進めることが求められます。
16:00 成果物のレビュー
午後4時からは、チームメンバーの成果物をレビューし、フィードバックを行います。
この時間は、プロジェクトの品質を保つために非常に重要です。
エースWEBデザイナーとして、各メンバーの作業内容を細かくチェックし、改善点や修正箇所を指摘します。
この時間にどれだけ集中してレビューを終わらせるかが、自分自身の就業時間にも影響します。
効率的にフィードバックを提供することで、メンバーがスムーズに修正作業に取り組むことができ、プロジェクト全体の進行も円滑になります。
集中力を保ちながら、的確なアドバイスを行うことが求められます。
18:00 社内の育成方針や人事制度に関するMTG
午後6時からは、社内の育成方針や人事制度に関するミーティングが行われます。
エースWEBデザイナーとして、上長であるマネージャーや人事部と共に、社内制度のブラッシュアップを行うこともあります。
この時間は、組織全体の成長を促進するための重要なディスカッションの場です。
育成方針の見直しや、新たな人事制度の提案など、チーム全体のパフォーマンス向上を目指して具体的な計画を立てます。
19:00 成果物のレビュー
午後7時からは、チームメンバーの成果物のレビューが再び行われます。
スケジュールによっては、残業してレビューを済ませることもあります。
エースWEBデザイナーとして、この時間帯にしっかりとレビューを行うことで、翌日の作業がスムーズに進むように準備します。
効率的にフィードバックを提供し、プロジェクト全体の進行を円滑に保つことが求められます。
20:00 終業
午後8時、非常に忙しい時期でなければ、この時間に終業することが多いでしょう。
エースWEBデザイナーとして、1日1〜2時間の残業は比較的普通かもしれません。
多くのタスクを効率的にこなすためには、少しの追加時間が必要になることもあります。
この時間までに、チームメンバーの成果物のレビューや自身のデザイン作業を終え、翌日の準備を整えます。
適切な時間管理と効率的な作業進行が求められるため、日々のスケジュールをしっかりと計画することが重要です。
忙しい日々を乗り越えながらも、充実したキャリアを築くためには、バランスの取れた働き方が求められます。
WEBデザイン部署のマネージャーの1日
WEBデザイン部署のマネージャーの1日は、エースデザイナーとは異なる側面があります。
このレイヤーまでくると、ほとんどが管理業務や社内業務が中心となります。
プロジェクトの進捗管理やチームメンバーの育成、クライアントとの高レベルなコミュニケーションなど、多岐にわたる業務をこなします。
マネージャーとしての役割は、チーム全体のパフォーマンスを最大化し、プロジェクトを円滑に進行させることです。
エースデザイナーとは違った視点で、組織全体の成長を促進するための戦略を立てることが求められます。
詳細な1日の流れを確認することで、マネージャーの重要性とその役割を理解することができます。
9:00 出社、社内MTG
午前9時、WEBデザイン部署のマネージャーとしての1日は出社から始まります。
マネージャークラスになると、他の部署のマネージャーや社長との会議など、同じレイヤー以上の方々とのミーティングが増えます。
これらのミーティングは、プロジェクトの進捗確認や戦略的なディスカッションを行うための重要な時間です。
日中は皆が忙しいため、これらのミーティングは本来の始業前に行われることが多いです。
早朝からのミーティングは、全体のスケジュールを調整し、効率的に業務を進めるための準備を整えるために不可欠です。
こうした時間を利用して、チーム全体の方向性を確認し、必要な調整を行います。
10:00 管理業務
午前10時からは、管理業務に取り組みます。
WEBデザイン部署のマネージャーとして、勤怠管理や経理申請などの雑務も対応する必要があります。
これらの業務は一見地味に思えるかもしれませんが、チーム全体の運営を円滑にするために不可欠です。
WEBデザイナーのトップであっても、社内でのポジションが上がるほど、実際に手を動かすデザイン作業は減り、管理業務が増えていきます。
マネージャーとしての役割は、チームメンバーが効率的に働ける環境を整えることです。
そのため、こうした管理業務をしっかりとこなすことが、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。
10:30 エースデザイナー達とのMTG
午前10時半からは、エースデザイナーたちとのミーティングが行われます。
WEBデザインの部署が約15名程度の規模であれば、3つほどのチームに分かれていることが多いです。
それぞれのチームリーダーやエースデザイナーと共に、各案件の進捗状況やメンバーの状態を確認し、情報を共有します。
このミーティングは、プロジェクトのスムーズな進行を確保するために非常に重要です。
組織が大きくなればなるほど、こうした階層的なミーティングが増え、各チームの連携を強化する必要があります。
エースデザイナーたちとの密なコミュニケーションを通じて、全体のパフォーマンスを最適化し、プロジェクトの成功に向けた戦略を立てます。
この時間は、チーム全体の方向性を確認し、必要な調整を行うための貴重な機会です。
効率的な情報共有と問題解決を図り、全体の進行を円滑にするための重要なディスカッションの場となります。
11:30 営業チームとのすり合わせMTG
午前11時半からは、営業チームとのすり合わせミーティングが行われます。
この時間は、案件の進捗状況を確認し、営業チームと密に連携を取るための重要な機会です。
特に、想定外の状況や追加の工数が発生している場合には、単価の調整や今後の対応について相談することが多いです。
現場のデザイナーと営業担当がどれだけ密に関わっているかが、デザイン組織の強さを表します。
効果的なコミュニケーションを通じて、クライアントの要望に迅速に対応し、プロジェクトの成功に向けた戦略を立てます。
このミーティングは、チーム全体のパフォーマンスを向上させるための重要なステップです。
営業チームとの協力を強化することで、プロジェクトの進行がスムーズになり、クライアントの満足度も高まります。
エースデザイナーとして、営業チームとの連携を大切にし、組織全体の成功に貢献することが求められます。
13:00 ランチ
午後1時、WEBデザイン部署のマネージャーのランチタイムです。
会社の規模や役職によって、ランチの取り方は異なりますが、このレベルの役職になると一人でランチを取ることは珍しいです。
多くの場合、経営チームとのランチミーティングや採用候補者とのランチ、新卒採用の就活生とのランチなど、ビジネスの一環としてのランチが多いです。
この時間は、単なる食事の時間ではなく、重要なコミュニケーションの場でもあります。
経営陣との戦略的なディスカッションや、採用候補者との交流を通じて、会社の未来を形作るための重要な情報交換が行われます。
忙しい日々の中でも、こうしたランチミーティングを通じて、組織全体の成長を促進することが求められます。
14:00 お客様への訪問
午後2時からは、お客様への訪問が予定されています。
マネージャークラスになると、営業担当と一緒にクライアントを訪問することがしばしばあります。
この時間は、クライアントとの関係を深めるための重要な機会です。
プロジェクトの進捗状況を直接報告し、クライアントの要望やフィードバックを受け取ることで、より良いデザインを提供するための具体的な方針を立てます。
エースデザイナーとしての経験と知識を活かし、クライアントの期待に応えることが求められます。
17:00 メンバーとの1on1
午後5時からは、チームメンバーとの1on1ミーティングが行われます。
このレイヤーになると、マネジメントも重大な仕事の一部です。
メンバーとの1on1は、離職率やチームのパフォーマンスに直接影響するため、欠かせない時間となります。』メンバーの状況や悩みを早めにキャッチし、適切なサポートを提供することが求められます。
マネージャーとして、メンバーとのコミュニケーションを通じて、チーム全体の士気を高めるとともに、個々の成長を促進する役割を担います。
離職率が自身の評価にも関わるため、メンバーの満足度を高めるための具体的なアクションを取ることが重要です。
この時間は、メンバーのフィードバックを受け取り、改善点やサポートの方法を話し合う貴重な機会です。
18:00 会食
午後6時からは、会食が予定されています。
営業担当と共にクライアントを訪問するのと同様に、会食にも出席することが多いです。
この時間は、クライアントとの関係を深めるための重要な機会です。
ビジネスの場を離れたリラックスした環境で、クライアントの要望やフィードバックを直接聞き、信頼関係を築くことができます。
エースデザイナーとして、こうした会食を通じて、プロジェクトの成功に向けた具体的な方針を立てます。
22:00 帰宅
午後10時、マネージャーとしての1日が終わります。
マネージャーの場合、36協定などの労働時間に関する規制から外れるため、労働時間に縛りがありません。
会社によっては、80時間の見込み残業代が最初から給与に含まれていることもしばしばです。
そのため、必然的に帰りが遅くなることが多いです。
このような長時間労働が求められる一方で、その分年収も高く設定されています。
マネージャーとしての役割は多岐にわたり、プロジェクトの進行管理やチームメンバーの育成、クライアントとのコミュニケーションなど、非常に重要な業務を担っています。
そのため、一日の終わりには達成感とともに、次の日への準備をしっかりと行うことが求められます。
このような忙しい日々を乗り越えるためには、効率的な時間管理と適切な休息が不可欠です。
充実したキャリアを築くためには、バランスの取れた働き方を心がけることが重要です。
WEBデザイナーの1日の流れ【フリーランス編】
フリーランスの現役WEBデザイナーの1日は、本当に人それぞれです。
フリーランスとしての働き方は多様で、時間や場所に縛られないため、効率的に仕事を進めることが可能です。
以下に、参考として数人のフリーランスWEBデザイナーの1日の流れを紹介します。
例えば、京都を拠点に活動しているフリーランスデザイナーのサコさんは、午前中にクライアントとのミーティングをこなし、午後はデザイン制作に集中するスタイルです。
また、2人の子供を育てるママデザイナーの村松さんは、子供の送り迎えに合わせて仕事のスケジュールを調整しています。
さらに、お昼に水泳をすることをルーティンにしているなべっちさんは、健康管理にも気を使いながらデザイン業務を行っています。
このように、フリーランスWEBデザイナーの1日は非常に多様で、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのが魅力です。
興味のある方は、ぜひそれぞれのデザイナーの1日の流れを参考にしてみてください。
事例①:京都を拠点に活動されているフリーランスデザイナー、サコさんの1日
京都を拠点に活動するフリーランスデザイナー、サコさんの1日をご紹介します。
彼女はデザイナー歴7年で、大学卒業後に広告代理店でグラフィックデザイナーとしてのキャリアをスタート。
その後、WEB制作会社でWebデザイナーを経験し、現在はフリーランスとして活躍しています。
- 10:00:起床
- 10:30:仕事スタート
- 13:00:お昼ごはん&休憩
- 14:00:仕事再開
- 19:00:仕事終了
- 20:00:夕飯
- 21:00:自由時間
- 23:00:ブログ執筆など
- 2:00:就寝
サコさんは、通勤時間がなくなった分を最大限に利用して、効率的に仕事を進めています。
フリーランス1年目ということもあり、会社員時代と同じようなスケジュールで働いているのが特徴です。
フリーランスだからといって、変則的に働いている方ばかりではありません。
会社員から少し自由を足したような働き方にシフトしている方も多い印象です。
サコさんの場合、午前中に仕事をスタートし、午後にはデザイン制作に集中します。
夕方には仕事を終え、夕飯を取った後は自由時間を過ごします。
夜にはブログ執筆などの活動を行い、深夜に就寝するというルーティンです。
彼女のスケジュールは、フリーランスとしての働き方の一例として参考になるでしょう。
フリーランスデザイナーとしての働き方は多様であり、自分のライフスタイルに合わせて柔軟にスケジュールを組むことができます。
興味のある方は、ぜひサコさんの1日の流れを参考にしてみてください。
事例②:2人の子供育てるママデザイナー、村松さんの1日
次にご紹介するのは、2歳半の娘さんを育てながら在宅ワークをしているママデザイナー、村松さんの1日です。
村松さんは大学卒業後、診療放射線技師として病院に5年間勤務。
その後、デザイナースクールに通い、Webデザイナーに転身しました。育児と仕事の両立について、彼女のスケジュールを見てみましょう。
- 6:30~7:00:起床
- 7:00~7:30:朝ごはん
- 7:30:片づけ&娘の登園準備&身支度
- 8:30:登園
- 9:00:残りの家事or掃除or運動
- 9:30:メールチェック、お仕事開始
- 12:30:お昼休憩
- 16:30:仕事終わり
- 17:00:娘のお迎え
- 17:30:夕飯の支度
- 18:30:夕ご飯
- 19:30:お風呂
- 20:30~21:00:寝かしつけ
- 21:30:生還できたらリラックスタイム
村松さんの1日は、育児と仕事の両方をこなす非常にハードなスケジュールです。
以前は夜も仕事をしていたそうですが、この記事の執筆当時は17時前には仕事を終わらせるようにしていました。
彼女のスケジュールは、育児をしながらも効率的に仕事を進めるために工夫されています。
朝は早起きして家事や娘さんの準備を行い、登園後に仕事を開始します。
昼休憩を取りながら午後も仕事を続け、夕方には娘さんを迎えに行き、夕飯の支度やお風呂、寝かしつけなど、育児の時間をしっかりと確保しながらも、夜にはリラックスタイムを持つことで、バランスの取れた生活を送っています。
村松さんのように、育児と仕事を両立させるためには、時間管理と効率的な働き方が非常に重要です。
彼女のスケジュールは、同じように育児と仕事を両立させたいと考えている方々にとって、参考になるでしょう。
興味のある方は、ぜひ村松さんの1日の流れを参考にしてみてください。
事例③:お昼は水泳をすることをルーティンにしている、なべっちさんの1日
デザイナー歴10年以上のなべっちさんは、制作会社での修行を経て、多様な会社で経験を積んできました。
フリーランスの特権を活かし、お昼にフィットネスに通うなべっちさんの1日の流れをご紹介します。
- 8:00:起床
- 8:00-10:00:朝食・家事
- 10:00-11:30:仕事
- 11:30-13:10:水泳
- 13:10-13:30:昼食
- 13:30-19:00:仕事
- 19:00-21:30:夕食・家事
- 21:30-25:00:ブログ編集・プライベート
- 25:00:就寝
なべっちさんのスケジュールは、一日七時間程度の仕事時間を確保しながらも、自由時間をしっかりと取っています。
お昼に水泳をすることで、リフレッシュしながら健康管理も行っています。
このようなスケジュールは、フリーランスならではの柔軟な働き方を象徴しています。
ただし、納期次第ではもっと激しく働くこともあるそうです。
フリーランスとしての仕事は、自分のペースで進められる一方で、クライアントの要望に応じて柔軟に対応する必要があります。
なべっちさんのように、自分のライフスタイルに合わせた働き方を見つけることが、フリーランスとしての成功の鍵となるでしょう。
興味のある方は、ぜひなべっちさんの1日の流れを参考にしてみてください。
フリーランスとしての働き方の一例として、非常に参考になるスケジュールです。
WEBデザイナーのやりがいや楽しさ
WEBデザイナーのやりがいはどこにあるのでしょうか?
WEBデザイナーのやりがいとして多く挙げられるのは、自分のデザインが実際に形となり、ユーザーに利用される瞬間です。
クライアントの要望を反映させたデザインが評価され、プロジェクトが成功した時の達成感は格別です。
また、常に新しい技術やトレンドに触れることで、自分自身のスキルアップを実感できる点も魅力の一つです。
さらに、WEBデザイナーとしての仕事は非常にクリエイティブで、多様なプロジェクトに関わることができます。
毎回異なる課題に取り組むことで、飽きることなく仕事を続けられるのも大きな魅力です。
チームで協力しながら一つの目標に向かって進むプロセスも、やりがいを感じるポイントとなります。
WEBデザイナーの楽しいことややりがいについて、詳しくは上記のリンク先の記事をご覧ください。
現役のWEBデザイナーたちのリアルな声を通じて、Webデザインの魅力をさらに深く理解することができるでしょう。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

WEBデザイナーの給料・年収は?
ここでは、WEBデザイナーの会社員とフリーランスそれぞれのの給料・年収について解説します。

会社員WEBデザイナー平均年収:465万円
求人ボックスの調査によると、会社員WEBデザイナーの平均年収は約465万円とされています。
業界全体として見ると比較的安定した収入が見込める職種ですが、注意すべき点もあります。
特に、未経験からWEBデザイナーに転職した場合は、入社当初の給与が一時的に下がる可能性があることを理解しておきましょう。
ただし、経験を積むことで徐々に収入は上がっていくため、将来を見据えてスキルアップを継続することが重要です。
フリーランスWEBデザイナー平均年収:200〜600万円
フリーランス白書では、フリーランスWEBデザイナーの年収は200万円から600万円とされています。
営業力やポートフォリオの魅力、継続案件の有無によって収入が変動しやすいため、同じスキルでも年収に差が出やすいのが特徴です。
中には年収1,000万円を超えるフリーランスも存在しますが、一方で会社員の平均を下回る収入にとどまるケースもあります。
「自由な働き方ができる」というメリットの裏には、収入の不安定さというリスクもあるため、十分な自己管理と準備が求められます。

WEBデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴
向いている人の特徴
ここまでWEBデザイナーの1日の流れややりがいについて知り、WEBデザイナーに挑戦してみたいと思ったのではないでしょうか。
しかし、自分がWEBデザイナーに向いているのか、不安に感じている方も多いかもしれません。
実際、Webデザイナーには向き不向きがあります。
WEBデザイナーに向いている人は、クリエイティブな発想力と技術的なスキルを持ち合わせていることが求められます。
また、クライアントの要望を的確に理解し、それをデザインに反映させるコミュニケーション能力も重要です。
さらに、常に新しい技術やトレンドに対して好奇心を持ち、自己学習を続ける意欲がある人が向いています。
一方、細かい作業が苦手であったり、長時間の集中力を保つことが難しいと感じる方は、WEBデザイナーとしての仕事にストレスを感じるかもしれません。
挑戦してみて向いていなかったという事態を避けるためにも、事前に自分がWEBデザイナーに向いているかどうかを確認することが大切です。
こちらの記事では、WEBデザイナーに向いている人の特徴について詳しく解説しています。

自分がWEBデザイナーに向いているかどうかを知ることで、より確信を持ってキャリアを選択することができます。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
向いていない人の特徴
WEBデザイナーに向いていない可能性がある人には、いくつかの共通する特徴があります。
まず、パソコン作業が苦手な人は注意が必要です。
WEBデザインの業務は基本的にパソコン上で完結するため、操作に抵抗があると作業そのものが苦痛になってしまうでしょう。
また、学ぶことが嫌いな人も不向きといえます。
WEB業界は技術革新のスピードが速く、常に新しい知識を吸収する姿勢が求められます。
さらに、大雑把な性格の人も課題を抱えやすい傾向にあります。
デザインは細部まで丁寧に仕上げる必要があり、細かい部分に注意を払えないと、質の高いアウトプットを生み出すことが難しくなるためです。
加えて、コミュニケーションを取りたくない人にも向かない仕事と言えるでしょう。
WEBデザイナーはクライアントや社内のメンバーと連携を取りながら進める場面が多く、黙々と一人で作業をしたい人にはストレスに感じるかもしれません。
WEBデザイナーという仕事は創造力を活かせる一方で、コミュニケーション力や柔軟性が求められる職種であることを忘れてはいけません。
【次の一歩】WEBデザイナー適性診断を受けてみよう!
上記の章で、WEBデザイナーに向いているかどうかが少しわかったかもしれません。
しかし、それだけでは本当に自分がWEBデザイナーに向いているのか不安に感じることもあるでしょう。
そんな時には、WEBデザイナーの適性診断を受けてみることをおすすめします!
適性診断は、自分のスキルや興味がWebデザインの仕事にどれだけマッチしているかを客観的に評価するツールです。
これにより、自分がWEBデザイナーとしてのキャリアを追求するべきかどうか、より確信を持って判断することができます。
興味のある方は、ぜひWEBデザイナー適性診断を試してみてください。

WEBCOACHの無料カウンセリングもおすすめ!
自分がWebデザイナーに向いているかどうかを適性診断だけではなく、プロに相談したい場合は、WEBCOACHの無料カウンセリングを利用するのがおすすめです。
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