ベクトルとBS-TBSは6日、ストーリーに企業や商品、サービスなどを盛り込む手法を用いたタイアップ映画制作事業「ストーリープレイスメントフィルム」を本格展開すると発表した。第一弾として、PR会社を舞台にした映画『東京PRウーマン』を制作。8月22日より公開する。
ストーリープレイスメントとは広告手法のひとつで、企業や商品、サービスをストーリーの軸に据えて話を構成し、登場人物やメインのロケ地に据える手法のこと。劇中内で一時的に特定の企業名や商品名(商標)を露出させるプロダクトプレイスメントとは異なり、ストーリーそのものが商品やサービスと連動する。海外の映画では、『プラダを着た悪魔』『ソーシャルネットワーク』『LIFE』などが例に挙げられるという。
これまで『ケータイ刑事』『東京少女』など、プロダクトプレイスメントを用いたドラマの制作経験があるBS-TBSのノウハウと、ベクトルが持つPRノウハウを掛け合わせ、映画制作からPRまでを一貫して受け持つ。映画をマーケティングの新しい手法として確立させる狙い。
第一弾作品の『東京PRウーマン』は、PR会社自体の認知向上とベクトルのリクルーティングを目的とした映画で、主人公はベクトルで働いているという設定。劇中にはベクトルの実際のクライアントも多数登場する。
記者会見では、ベクトル 代表取締役社長の西江肇司氏やBS-TBS メディア事業局 局長の丹羽多聞アンドリウ氏、第二弾の制作が決まっているインベスターズクラウド 代表取締役 古木大咲氏が登壇。「キャスティングも主演の山本美月さんが『初主演』であることや、旬なタレント・モデルを多く起用するなど、メディアに好まれそうな条件を揃えたPR目線で行った」と語った。トレーラーやテレビなどを通して累計10億円の露出を見込んでいる。
「ベクトル」に関連する記事はこちら
新着CM
-
販売促進
ヨシダコーポレーションを子会社化、雪印メグミルク PBF商品の市場投入を加速
-
クリエイティブ
もっと「書けない人」になりたい。(中村直史) 〜『言葉からの自由 コピーライター...
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
マーケティング
オーガニックなソーシャルメディアの活用が過小評価されている 北米のマーケティング...
-
AD
広告ビジネス・メディア
アース製薬「恋するモンダミン」が未使用層を振り向かせた理由 TikTok動画で「...
-
マーケティング
米国のCMOは今、何を考えている? 北米のマーケティング特化型カンファレンス「P...
-
マーケティング
スタートアップからスケールアップへ、SmartHRのマーケティング戦略
-
マーケティング
アパレルデザイン・在庫管理・AI搭載機器… 人工知能を駆使して利益創出を図る
-
AD
特集
Hakuhodo DY ONE ―博報堂DYグループのデジタルコア