Webデザイナーに紙のポートフォリオは必要ない!理由を現役デザイナーが解説

Webデザイナーに紙のポートフォリオは必要ない!理由を現役デザイナーが解説

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Webデザイナーにとって非常に重要なポートフォリオですが、

紙のポートフォリオって必要?
紙のポートフォリオってどうやって作るの?

などの疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2024年現在紙のポートフォリオは基本的に必要ありません!

ですが、いまだに必要場面が0でないことも事実です。

この記事では、

  • 紙のポートフォリオが必要になる場面
  • 紙のポートフォリオの作り方
  • 評価されるポートフォリオの作り方

について解説しています。

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目次

【2024最新】紙のポートフォリオは必要ない!

【2024最新】紙のポートフォリオは必要ない!

2024年現在、Webデザイナーに紙のポートフォリオは必要ありません。

業界のオンライン化が進み、制作物もWeb上で展開されるためです。

採用担当者や現役Webデザイナーも、紙のポートフォリオの有用性に疑問を持っています。

わざわざ紙のポートフォリオを用意する必要ない理由

紙のポートフォリオが必要ない理由は大きく分けて二つあります。

  • 最近では採用面接がオンラインで行われることが多く、紙のポートフォリオを持参する機会が減っているから
  • Webデザインの制作物は主にWeb上で表示されるため、紙媒体でのポートフォリオが適していないから

以下でこれらの理由について詳しく解説します。

Webデザイン業界では採用面接のオンライン化が進んでいる

コロナの影響により、Webデザイン業界では採用面接のオンライン化が急速に進んでいます。

多くの企業がリモートワークを導入し、面接もオンラインで行われることが一般的になりました。

このため、紙のポートフォリオを用意する必要性が大幅に減少しています。

オンライン面接では、Web上で閲覧できるポートフォリオがあれば十分です。

しかし、オンライン面接には特有の課題も存在します。

対面でのコミュニケーションがないため、応募者の人柄や企業の社風を判断するのが難しくなっています。

そこで、プロフィールや文章の書き方には特に注意を払うべきです。

自己紹介や経歴を明確にし、Webポートフォリオには詳細な説明やプロジェクトの背景を記載することで、より良い印象を与えることができます。

オンライン面接が主流となる中で、デジタルポートフォリオの充実は必須です。

紙のポートフォリオにこだわるよりも、Web上で魅力的なポートフォリオを作成し、採用担当者にアピールすることが重要です。

作品がWeb上のものなのに制作物をWeb以外の媒体で見せても仕方がない

Webデザイナーの制作物は主にWeb上で表示されるバナーやホームページ(HP)です。

これらの作品を紙に表示することはできず、UI(ユーザーインターフェース)を考慮したデザインポイントや具体的なサイト設計、コーディング力を正確に伝えることが難しくなります。

紙に印刷した場合、色の再現性やインタラクティブな要素が失われ、制作物の良さが十分に伝わらないことが多いです。

例えば、アニメーションやレスポンシブデザインといったWeb特有の要素は、紙媒体では表現できません。

これでは採用担当者やクライアントに対して自分のスキルやクリエイティビティを正確にアピールすることが難しくなります。

そのため、Webデザイナーとしての実力を確実に伝えるためには、Web上でポートフォリオを見てもらうことが最適です。

採用担当者とプロのWebデザイナーの意見

当社(webデザインスクール)の採用担当者の意見では、紙のポートフォリオは制作物や持っているスキルを十分に表現できず、邪魔になることが多いとされています。

特に、多くの応募者が紙のポートフォリオを持参すると、物理的なスペースを取るだけでなく、管理が煩雑になるため、効率が悪いと感じることが多いです。

また、毎日大量のポートフォリオを確認しなければならないため、何十枚もある紙の資料を一つ一つ見るのは現実的ではありません。

デジタル形式のポートフォリオならば、リンクをクリックするだけで簡単に閲覧でき、採用担当者にとっても便利です。

紙のポートフォリオが必要になる場面を解説

紙のポートフォリオが必要になる場面を解説

紙のポートフォリオが必要なくなっている現在でも、特定の場面では依然として求められることがあります。

例えば、対面の面接を行う企業への就職や転職活動中に、面接官から紙のポートフォリオを持参するように指示があった場合です。

また、Webデザイナーとグラフィックデザイナーを兼任する場合も、紙のポートフォリオが必要になることがあります。

グラフィックデザインでは、ポスターやパンフレットなど、紙媒体での作品が多いため、これらの実績を紙のポートフォリオで見せることが効果的です。

特に、印刷物の質感や色合いを実際に確認してもらうことで、デザインの魅力をより伝えることができます。

このように、特定の状況では紙のポートフォリオが有用となる場面もあります。

紙のポートフォリオの作り方を3ステップで紹介!

紙のポートフォリオの作り方を3ステップで紹介!

紙のポートフォリオが必要ないと言われても心配な方もいるでしょう。

そんな方や特定の状況に備え、紙のポートフォリオの作り方を3ステップで紹介します。

STEP

コンセプトを統一するために全体の構成案を作成する

紙のポートフォリオを作成する際は、まず紙のサイズや製本の方法、ページ数や順番などを事前に決めておくことが重要です。

この準備を行うことで、スムーズに制作を進めることができ、コンセプトがブレるのを防ぐことができます

具体的には、A4サイズの用紙を使用し、リング製本やホッチキスで綴じる方法が一般的です。

また、ページ数は10〜20ページ程度が適当で、順番は自己紹介、経歴、作品紹介といった流れが理想です。

さらに、掲載する作品も事前に厳選しておくことが大切です。

全ての作品を載せると冗長になり、採用担当者に良い印象を与えられない可能性があります。

そのため、自分のスキルや強みを最もよく表現している質の高い作品をピックアップして載せるようにしましょう。

例えば、特に自信のあるWebデザインやグラフィックデザインのプロジェクトを選び、それぞれの制作意図やプロセスを詳しく説明することで、より効果的なポートフォリオを作成できます。

このように、全体の構成案を事前にしっかりと練り上げることで、統一感のある魅力的な紙のポートフォリオを作成することができます。

STEP

それぞれのページを適切な配置でデザインする

紙のポートフォリオを作成する際は、構成案通りに1ページずつデザインしていくことが重要です。

まず、適切なフォントやカラーを設定し、全体のデザインに統一感を持たせます

フォントは読みやすさを重視し、見出しや本文で異なるフォントを使い分けると良いでしょう。

次に、作品がよく見えるように大きなサイズで配置します。

各作品ページには、作品のコンセプト、制作期間、制作領域、URLなどの詳細情報を記載することで、採用担当者に対して分かりやすく説明できます。

例えば、「このデザインは3ヶ月かけて制作し、主にUI/UXデザインを担当しました」といった具体的な情報を添えることで、あなたのスキルや役割が明確になります。

さらに、視覚的に見やすくするためにイラストやアイコンを多く用いることも効果的です。

イラストやアイコンは、情報を視覚的に補完し、ページ全体のデザインを引き立てます。

また、適度な余白を設けることで、ページが詰まり過ぎず、読みやすさが向上します。

このようにして、それぞれのページを適切にデザインすることで、紙のポートフォリオがより魅力的で分かりやすいものになります。

採用担当者に対して、自分のスキルやクリエイティビティを最大限にアピールするためには、細部にまでこだわったデザインが必要です。

STEP

画像やテキストのレイアウトや細部の調整をする

紙のポートフォリオを作成する際、画像やテキストのレイアウトや細部の調整は非常に重要です。

全体を通してレイアウトにズレがないかを確認し、統一感を出すことで、見やすく魅力的なポートフォリオを作成することができます。

例えば、ページごとにフォントやカラーが異なると、全体の統一感が失われ、読者に混乱を与える可能性があります。

そのため、フォントやカラーは一貫して使用し、ページ全体のデザインに統一感を持たせるよう心掛けましょう。

この作業を丁寧に行わないと、作品の質が良くても作業が雑という印象を与えてしまいます。

特に、細部の調整を怠ると、プロフェッショナルな印象を損なうことになります。

例えば、画像が適切に配置されていなかったり、テキストが読みづらかったりすると、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。

コラム:おすすめ作成ツールと参考になるサイト

紙のポートフォリオを作成する際に役立つツールや参考になるサイトを活用することで、より効果的なポートフォリオを作成できます。

Canvaは初心者でも簡単に使えるデザインツールで、豊富なテンプレートが用意されています。

これらのテンプレートを活用することで、短時間でプロフェッショナルなデザインを作成することができます。

また、他のデザイナーのポートフォリオデザインを参考にすることも非常に有益です。

BehanceDribbbleといったデザインコミュニティサイトでは、多くのデザイナーが自分の作品を公開しており、様々なデザインスタイルやレイアウトを学ぶことができます。

これらのサイトを参考にすることで、自分のポートフォリオに新たなアイディアを取り入れることができるでしょう。

媒体に関係なくポートフォリオに重要な三つのコト

媒体に関係なくポートフォリオに重要な三つのコト

ポートフォリオを作成する際、紙であれWebであれ、以下の三つの要素が最も重要です。

  • 「スキルと経験」は、自分がどのような技術を持ち、どのようなプロジェクトに携わってきたかを示します。
  • 「実績」は、具体的な成果や成功事例を通じて、自分の能力を証明します。
  • 「自分の特徴の表現」は、他のデザイナーとの差別化を図るために必要です。

これらの要素をバランスよく盛り込むことで、採用担当者に対して自分の価値を最大限にアピールすることができます。
次のセクションでそれぞれについて詳しく解説します。

十分なスキルと経験を身につけて記載する

ポートフォリオ作成において、小手先のテクニックも確かに重要な要素の一つです。

しかし、最も大切な要素はやはり「スキル」です

どんなに美しいデザインや巧妙なプレゼンテーションを作成しても、基礎的なスキルが伴っていなければ、その価値は半減してしまいます。

スキルはあなたの実力を示す最も重要な要素であり、特にWebデザイナーとしてのスキルは、ポートフォリオにおいても大きな影響を与えます。

十分に学んだと思っていても、実際にはスキルが不足していることも少なくありません。

例えば、最新のデザインツールや技術に対応できていない場合、スキルが時代遅れになってしまうことがあります。

そのため、今一度自分のスキルを見直すことをお勧めします。

実績を工夫をデータで説明し能力をアピールする

クライアントや採用担当者は、具体的な成果を非常に重視します。

そのため、自分のデザインがどのような結果をもたらしたのかをデータを用いて説明することで、信頼性を大いに高めることができます。

例えば、ユーザーアクセスの増加や売上の向上などの実績を数値で示すと非常に効果的です。

具体的な数値は、あなたのデザインが実際にどれだけの影響を与えたかを明確に示すため、非常に説得力があります。

「このプロジェクトでは、サイトのリニューアルを行った結果、ユーザーアクセスが30%増加し、売上が20%向上しました」といった具体的なデータを提示することで、あなたのデザインが実際に効果を発揮したことを証明できます。

このような実績をポートフォリオに記載することで、クライアントや採用担当者に対して、自分の能力を強くアピールすることができます

さらに、自分が工夫したポイントやこだわった部分を詳しく説明することも重要です。

例えば、「このデザインでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、ナビゲーションメニューを簡素化し、直感的に操作できるように工夫しました」といった具体的な説明を加えることで、あなたの専門性や仕事への情熱を伝えることができます。

このように、実績をデータで説明し、自分の工夫やこだわりを具体的に記載することで、ポートフォリオの信頼性と魅力が大いに向上します。

趣味や興味を強みにしながら、作品数に注意する

自分の好きなことや趣味を活かして作品を制作することは、情熱的で質の高い作品を生み出すための重要な要素です。

趣味や興味を反映させることで、デザインに対する深い理解や独自の視点が加わり、他のデザイナーとの差別化を図ることができます。

例えば、旅行が趣味であるならば、旅行先での写真を用いたデザインや、旅行に関連するWebサイトのデザインをポートフォリオに加えることで、あなたの個性や人間性を明確に伝えることができます。

しかし、作品数が多すぎると逆に見づらくなり、採用担当者に良い印象を与えられない可能性があります

そのため、厳選した作品を見せることが大切です。

10〜15点の作品を選び、それぞれに対して詳細な説明や制作意図を記載することで、より効果的なポートフォリオを作成することができます。

趣味や興味を強みにしながら、作品数に注意してポートフォリオを作成することで、採用担当者に対して自分のスキルや個性を効果的に伝えることができます。

厳選された作品とその詳細な説明を通じて、あなたのデザイン力やクリエイティビティを最大限にアピールしましょう。

足りないスキルを補いつつポートフォリオの質を上げられるスクールはWEBCOACH

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よくある質問に回答

ポートフォリオの作品数はどのくらい載せるべき?

ポートフォリオに載せる作品数は、少なくとも10個、多くても20個を目安にしましょう。

これにより、採用担当者に十分な情報を提供しつつ、見やすさを保つことができます。

作品の選び方や詳細については、以下の記事を参考にしてください。

ポートフォリオには目次は必要?

ポートフォリオには目次が必要です。

目次は、ポートフォリオを見やすく整理するために欠かせない存在であり、採用担当者が必要な情報を迅速に見つける手助けをします。

特に、複数の作品を掲載する場合、目次があることで全体の構成が明確になり、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

より良い目次の作り方については、以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

ポートフォリオを作る際に著作権は気にするべき?

ポートフォリオを作る際、案件や前職で作った作品の著作権が自分に属していない場合があります。

個人でポートフォリオに利用する際にはほとんど問題はありませんが、著作権を気にする場合は自主制作の作品を利用するのが安全です。

著作権に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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この記事を書いた人

WEBCOACH は、WebデザイナーやWebマーケターなどさまざまなWebに関する職業へのキャリアチェンジまでの全てを学び理想の”収入と働き方”、どちらも叶えるためのマンツーマンWEBスクールです。当メディアでは、WebデザイナーやWebマーケターに必要なスキルの身につけ方から、転職に関するノウハウ、ちょっとしたTipsまで幅広いコンテンツを発信しています。

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