

Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いは求人の量?どっちを選ぶべきか徹底比較

「デザイナーって、ひとことで言ってもいろいろあるんだ…」
そんな気づきから始まり、Webデザイナーとグラフィックデザイナー、どちらに進むべきか迷っていませんか?
どちらもデザインの力で情報を分かりやすく、魅力的に伝える仕事ではありますが、様々な違いがあります。
特にデジタル化が進みペーパーレスな現代において、将来性はもちろん、現在の求人量や案件量に大きな違いあります。
この記事では、下記についてわかりやすく解説します。
- Webデザイナーとグラフィックデザイナーでは将来性に大きな違いがある
- どっちを選ぶかは仕事の魅力ややりがいで選ぶと後悔しない
- Webとグラフィックの両方で活躍する人もいる
また、Webデザイナーとグラフィックデザイナーのどっちを目指すべきか業界のプロに相談するのもおすすめです。
WEBCOACHでは、デザイナーに精通したプロのコンサルタントがキャリアの選択やそれぞれの目指し方について相談できる無料カウンセリングを実施しています。
業界のリアルを踏まえて、プロの意見を聞いてみたいと少しでも思う人は是非ご利用ください。

グラフィックデザイナーの仕事は減少傾向?Webデザイナーとの違い
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いについて、下記6つの観点で比較しました。
仕事内容 | 必要なスキル | 魅力 | 平均年収 | 難易度 | 将来性 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Webデザイナー | Web広告の作成 | デザインスキル コーディング知識 | デザインで人を動かす魅力 | 465万円 | 低い | ⚪︎ |
グラフィック デザイナー | 紙広告の作成 | デザインスキル 印刷知識 | リアルなものとして残る魅力 | 459万円 | 高い | △ |
特に大きなポイントは、時代背景としての“ペーパーレス化”により、グラフィックデザインの仕事量が年々減少傾向にあるということです。
これからどちらを目指すかを検討するうえで、この傾向は見逃せない事実と言えるでしょう。
以下ではそれぞれの違いについて詳しく解説します。
仕事内容の違い|デジタルかリアル?
仕事内容 | 例 | |
---|---|---|
Webデザイナー | Web広告の作成 | Webページ バナー YouTubeのサムネイル |
グラフィック デザイナー | 紙広告の作成 | 商品のパッケージ ロゴ ポスター |
Webデザイナーは主にWebサイトやランディングページ(LP)、Web広告用バナーなど、Web上で表示されるデザインを作成します。
視覚的な美しさだけでなく使いやすさ(UI)や行動喚起(UX)の設計も求められます。
一方、グラフィックデザイナーは、書籍やカタログ、商品パッケージ、企業ロゴ、ポスターやチラシといった、物理的な形で存在する印刷物のデザインを手がけます。
いかに視覚的なインパクトを与え、伝えたいメッセージを効果的に届けられるかという点が大切です。
どちらも「依頼主の意図を伝える」点では共通していますが、成果物がデジタルかリアルかで役割が大きく異なります。
スキルや知識の違い|プログラミング知識と印刷知識
必要なスキルや知識 | 使用ツール | |
---|---|---|
Webデザイナー | デザインスキル コーディング知識 UI UXの知識 | Figma Photoshop Illustrator |
グラフィック デザイナー | デザインスキル 印刷知識 フォントの詳細な知識 | InDesign Photoshop Illustrator |
Webデザイナーとグラフィックデザイナーは、基本的なデザイン原則や使用するツールにおいて共通する点が多いです。
しかし、最終的な媒体が異なるため、それぞれ特有のスキルや知識が求められます。
Webデザイナーは、作成したデザインをWeb上で実現するために、HTMLやCSSといったコーディングに関する基礎知識が欠かせません。
また、ユーザー体験を設計するUI/UXの知識も求められます。
これは、ただ”きれい”なだけではなく、”使いやすい”Webサイトを作る力のことです。
UIUXについての詳細はこちらの記事を参考にしてください。

一方、グラフィックデザイナーは、デザインを印刷物として出力するために、印刷に関する専門知識が必要。
具体的には、Webとは異なる表現可能な色の種類(CMYKなど)や、仕上がりのきめ細やかさに関わる解像度の違いなどを理解し、意図した通りの印刷結果を得られるようにするための知識が求められます。
また、Webデザインと比較して文字が中心となることも多いため、フォントの種類や文字間・行間(カーニング、リーディング)の表現にも、より繊細な知識と技術が必要です。
魅力ややりがいの違い|課題解決とアート性
魅力ややりがい | 例 | |
---|---|---|
Webデザイナー | デザインで人を動かす魅力 数値として成果が見える | リアルなものとして残る魅力 アートを作るような楽しさ |
グラフィック デザイナー | リアルなものとして残る魅力 アートを作るような楽しさ | 街中で自分のポスターを見かける グッズ作りなど人に与えるものも作れる |
そもそもデザインとは、「特定の目的を達成するために、情報を整理し、視覚的に伝えるための工夫」です。
この目的達成のプロセスにおいて、Webデザイナーは特に課題解決志向が強い職種です。
- 作ったデザインがどれだけの人に見られているか
- ユーザーがどのように行動しているか
などを数値データで分析しやすい点が特徴です。
このデータを基に改善を重ね、目標達成(商品の購入や問い合わせなど)に貢献できることに強いやりがいを感じる方が多い傾向にあります。
一方、グラフィックデザイナーの最大の魅力は、自分が手がけたデザインが物理的な「モノ」として形になり、世の中に出回ることです。
自分がデザインしたポスターや商品パッケージ、グッズなどが街に出る様子を見た時の感動は忘れられないでしょう。
ロゴマークやグッズデザインなど、よりアートやブランディングに近い部分に関われることも、グラフィックデザイナーならではのやりがいと言えます。
平均年収の違い|465万円と459万円
平均年収 | 月収換算 | |
---|---|---|
Webデザイナー | 465万円 | 33万円 |
グラフィック デザイナー | 459万円 | 33万円 |
求人ボックスのデータによると、Webデザイナーの平均年収は465万円、グラフィックデザイナーは459万円で、その差はわずか6万円です。
ボーナスを年2か月と仮定して月収換算すると、1万円ほどの違いにとどまります。
つまり収入面でどちらかを選ぶ必要はないと言えます。
参考:Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料
参考:グラフィックデザイナーの仕事の年収・時給・給料
難易度の違い|初案件の獲得しやすさ
初案件の取りやすさ | 未経験者向け案件数 | 有効求人倍率 | |
---|---|---|---|
Webデザイナー | ◎ | 412件 | 0.12 |
グラフィック デザイナー | △ | 13件 | 0.16 |
未経験からデザイナーを目指す場合、最初の数件の案件獲得が最も苦労する点と言っても過言ではありません。
その点においては、Webデザイナーの方が、未経験者にとって案件の獲得難易度が低く有利と言えるでしょう。
仕事を依頼したい人と受けたい人をマッチングさせる大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」。
そこで、「Webデザイン 未経験」と「グラフィックデザイン 未経験」というキーワードで検索した結果(2025年5月16日時点)、412件と13件と大きな差があることがわかります。
一方、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」で発表されている有効求人倍率を見ると、Webデザイナーは0.12、グラフィックデザイナーは0.16となっています。
そのため正社員やアルバイトなど、求人の倍率においては大差はないと言えるでしょう。
有効求人倍率とは、職者1人に対して何件の求人があるかを示す指標のこと。
上述した結果の場合、求職者100人に対してWebデザイナーの求人が12件、グラフィックデザイナーの求人が16件あることを示しています。
将来性の違い|ペーパーレスという時代背景
仕事量 | 背景 | |
---|---|---|
Webデザイナー | 増える一方 | デジタル化 |
グラフィック デザイナー | 減少傾向 | ペーパーレス化 |
将来性という点では、Webデザイナーの方が高いと言えます。
スマートフォンの普及や企業のDX推進など、デジタル化が進む現代において、Webデザイナーの需要は今後も伸びていくと予想されます。
一方で、グラフィックデザイナーの仕事は、環境意識の高まりや情報伝達手段の多様化により、需要が下がりつつあります。
グラフィックデザインの仕事がゼロになることはなくとも、限られた仕事を多くのデザイナーで取り合い、一握りの実力者だけが生き残る世界になる可能性もあるでしょう。
Webデザイナーとグラフィックデザイナーどっちが合う?
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの様々な違いを知って、それぞれの仕事内容や将来性への理解は深まったものの、
「結局自分にはどちらが合っているのか」、まだ決めきれないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、選ぶための視点を3つに絞ってご紹介します。
「魅力」で選ぶデザイナー職
仕事を選択する上で、年収や求人といった条件はもちろん大切です。
しかし、それ以上に、日々の業務に「魅力を感じられるか」「やりがいを持って続けられるか」という点も非常に重要ではないでしょうか。
多くの人にとって、作ったデザインがWeb上で見られていること、街中で見られていること、どちらも嬉しくなるでしょう
しかし、ユーザーの動きを見てデザインを改善したり何万回PVとなっていることにやりがいを感じるのか、街中で1人の人を笑顔にさせることや作ったギフトで誰かを喜ばせる魅力は違うはず。
前者に魅力を感じるのであればWebデザイナー、後者であればグラフィックデザイナーが向いていると言えます。
どちらの「嬉しい」「楽しい」が自分にとってより大きいかを考えてみてください。
Webデザイナーは仕事が取りやすい
両方のデザイナー職に魅力を感じるけれど、学習時間や労力を考えるとどちらか一方に絞りたい、という方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、仕事の取りやすさを基準に判断するのも一つの方法です。
実際に、求人ボックスで未経験者を問わずWebデザイナーの求人数を検索すると以下の結果となりました。(2025年5月16日時点)
職種 | 総求人数 | 本日の新着求人 |
---|---|---|
Webデザイナー | 137,729件 | 14,062件 |
グラフィック デザイナー | 28,666件 | 5,860件 |
Webデザイナーの求人数はグラフィックデザイナーの約5倍。
これは転職や副業のしやすさ、案件の豊富さという観点で非常に大きな差です。
将来性や仕事の取りやすさという点でどちらかを選ぶなら、Webデザイナーからスタートするのが無難と言えるでしょう。
両方組み合わせて活躍する人もいる
どちらか一つに絞るのが難しい、どちらの魅力も捨てがたいと感じている方にぜひお伝えしたいのが、両方を組み合わせて活躍する人も多いということです。
実際に、WEBCOACHでWebデザインを習得された米川さんも元々グラフィックデザインの仕事をしていた方。
チラシや名刺といった印刷物と一緒にWebサイト制作を依頼されることが多く、Webデザインを学び始めたそうです。

特に中小企業などでは、専門を限定せず「デザイナー」として採用し、Webとグラフィックの両方の業務を依頼する求人も多いです。
また、先に解説したように、基礎となる技術やツールは共通する部分が多いため、応用が利きやすいとも言えます。
無理にどちらかを諦める必要はありません。
まずはどちらか一方からスタートして、後からスキルを広げていくという選択肢も視野に入れてみてください。
違いも選び方もわかった、でもどっちがいいかはプロに相談したい…
ここまででWebデザイナーとグラフィックデザイナーの違いや、自分に合った選び方がわかったと思います。
ただ、「キャリアとして選ぶとなるとやっぱり不安」「自分の状況で本当にこっちでいいのか確認したい」と感じた方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、WEB業界に詳しいプロに一度相談してみるのがおすすめです。
特に未経験からのキャリアチェンジでは、求人動向や収入相場などの“リアルな現場感”を持ったプロからのアドバイスが非常に参考になります。
WEBCOACHでは、Webデザイナー・グラフィックデザイナーの両方に精通したコンサルタントによる無料のキャリア相談を実施しています。
あなたの希望や現状に合わせて、必要な学習内容や進め方、適性まで一緒に整理します。
実際に参加した方からは、以下のような声が寄せられています。
20代女性の口コミ
やはり一番感じたのは、無料カウンセリングの手厚さです。
一番最初に担当してくれた方の雰囲気がすごく良く、悩みを聞いてくれた上で自分がWebデザイナーをどう目指せば良いのかアドバイスをくれました。

30代女性の口コミ
申し込む前から相談に乗ってくれて、とコーチがプロのフリーランスという安心感 自分のイメージが湧きやすかった。

無料でご利用いただけるので、少しでも迷いや不安がある方はお気軽にお申し込みください。
PC操作が苦手でも大丈夫!Webデザイナーを目指す5ステップ
「デザインには興味があるけど、PC操作にはあまり自信がない…」という方もいらっしゃるかもしれません。
安心してください。
Webデザイナーは、段階を踏んで学習を進めれば、PC操作が苦手な方でも十分に目指すことが可能です。
- 色彩効果やタイポグラフィなど基礎を学ぶ
- HTMLやCSSの基礎を学ぶ
- FigmaとPhotoshopの操作を習得する
- 架空案件を用いてスキルを磨く
- ポートフォリオを作って案件応募!
色彩効果やタイポグラフィなど基礎を学ぶ
Webデザインに限らず、すべてのデザインは「基礎」が大切です。
まずは以下のような基礎知識を身につけましょう。
- 色彩効果:色の組み合わせや心理的な印象
- レイアウト:配置や余白の使い方
- タイポグラフィ:フォントや文字サイズの選び方
これらはユーザーに与える印象や可読性に大きく関わるため、必ず押さえておくべきポイントです。
HTMLやCSSの基礎を学ぶ
HTMLとCSSは、Webページを構成する基本の言語です。
難しそうに見えるかもしれませんが、最初は“仕組みを理解する”程度で十分です。
- HTML:Webページの構造(見出しや段落など)を作る言語
- CSS:Webページの見た目(色・文字サイズ・配置など)を整える言語
まずは無料サービス「Progate」などで学び始め、“コードを打って形が変わる”という楽しさを体感してみてください。
コードの理解ができると、デザインに説得力が増すようになります。
FigmaとPhotoshopの操作を習得する
Webデザイナーを目指す場合、以下のツールの使用をおすすめします。
まずはFigmaから学習を始め、Webデザインの基礎を作るのがおすすめです。
Figmaは無料で使えるうえ、ブラウザだけで完結するため導入のハードルが低いのも魅力です。
ただし、写真の色調補正や合成といった画像の加工・編集はFigmaだけでは難しいため、そういった作業には「Photoshop」が必要です。
最初はすべて完璧に覚える必要はありません。
「できることを一つずつ増やす」姿勢が大切です。
架空案件を用いてスキルを磨く
デザインスキルは、知識をインプットするだけではなかなか身につきません。
実際に手を動かし、様々な種類のデザインを制作することで、デザインの引き出しが増え、表現力が向上していきます。
そのためにも自分でテーマを決めて、架空の案件を考え制作してみてください。
「なんとなく作って終わり」ではなく、テーマや目的を意識した練習を重ねることが成長への近道です。
以下の記事では、初心者向けの架空課題例を多数紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ポートフォリオを作って案件応募!
ある程度デザインスキルが身についてきたら、自身の制作実績をまとめた「ポートフォリオ」を作成します。
ポートフォリオは、クライアントや企業に対して「自分はこれだけのスキルを持っていて、このようなデザインができます」という証明をするための非常に重要なツール。
案件や求人に応募する際には、ほぼ必須で提出が求められます。
もちろん、可能であれば実際のクライアントワークで制作した作品を掲載するのが望ましいですが、キャリアの初期段階では架空案件で制作したものでも問題ありません。
ポートフォリオの具体的な作り方や、実際にWEBCOACHの受講生が作成したポートフォリオ事例は、こちらの記事で詳しく解説しています。

ポートフォリオが完成したら、実際に案件応募を進めましょう。
※求人サイトを利用する場合は、雇用形態で「業務委託」や「アルバイト」などに絞って検索すると、フリーランスや副業向けの案件が見つかりやすいです。
面談など、なるべく会話したくない人はクラウドソーシングサイト。
テキストだけでなく面談などを通した方が自分の良さが伝わるかもと思うなら求人サイトがおすすめです。
センスがなくても大丈夫!グラフィックデザイナーを目指す5ステップ
「グラフィックデザイナーはセンスが必要なんでしょう…?」そう思っていませんか?
実は、センスというのは後天的に磨けるスキルです。
特にグラフィックデザインは“基礎知識”と”丁寧な作業”が大切な職業であり、再現性のある学び方で成長していけます。
- 色彩効果やタイポグラフィなど基礎を学ぶ
- 解像度やカラーモードなど、印刷物の基礎を理解する
- IllustratorやPhotoshopの操作を習得する
- 架空案件を用いてスキルを磨く
- ポートフォリオを作って案件応募!
色彩効果やタイポグラフィなど基礎を学ぶ
Webデザイナーと同様、グラフィックデザイナーもまずはデザインの基本的な知識を習得することが出発点です。
- 色彩効果:色の組み合わせや心理的な印象
- レイアウト:配置や余白の使い方
- タイポグラフィ:フォントや文字サイズの選び方
特にグラフィックデザインにおいては、文字が持つ力や表現の幅が非常に大きいため、タイポグラフィに関する学習は念入りに行うことをおすすめします。
どのようなフォントがどのような印象を与えるのか、
文字間や行間の調整が読みやすさやデザイン性にどんな影響を与えるのか、
など実践的な知識を身につけていきましょう。
解像度やカラーモードなど、印刷物の基礎を理解する
印刷物のデザインを行ううえでは、Webとは異なる“印刷特有の知識”が求められます。
Webデザインが主に光の三原色(RGB)で色を表現するのに対し、印刷物ではインクの三原色に黒を加えたCMYKというカラーモードで色を表現します。
そのため、デザイン制作の段階からCMYKでの色の扱い方を理解し、意図した色味で印刷されるように調整するスキルが必要です。
また、印刷物のきめ細やかさに関わる「解像度」の知識も欠かせません。
デザインしたものが実際に印刷された際に、どのような色合いになり、どれくらいの鮮明さで仕上がるのかをイメージできるようになりましょう。
IllustratorやPhotoshopの操作を習得する
グラフィックデザインの制作も、現代ではPCとデザインツールを使って行われます。
主に利用されるのは「Illustrator」と「Photoshop」です。
- Illustrator:ロゴ・ポスター・名刺など、印刷物のレイアウトに最適
- Photoshop:写真のレタッチ・画像の加工に強い
illustratorは印刷に最適な形式でデータを出力でき、名刺やパッケージデザインなどあらゆる紙媒体の制作で使われています。
まずはIllustratorから学習し、次にPhotoshopで画像の扱いを覚えるという流れがスムーズです。
どちらも有料ツールではありますが、無料体験期間もあるため、触ってみてから本格的に取り組めます。
架空案件を用いてスキルを磨く
グラフィックデザインにおいても、Webデザインと同様に、学んだ知識を実践で活かす練習が非常に大切です。
ポスター、ロゴ、名刺、パンフレットなど、様々な種類の制作物を架空の案件として制作してみましょう。
実際に制作する際は、「〇〇業界の会社の、〇〇というイベント告知のためのポスター。ターゲットは〇〇で、伝えたいメッセージは〇〇。テイストは〇〇。」など、と細かく設定してから制作してください。
そうすることで、より実践的なスキルがつきますし、ポートフォリオにおいてもデザインの意図を明確に伝えられます。
架空案件の設定に困ったらChatGPTなどの生成AIを用いると良いでしょう。
「ポスターの架空案件をいくつか提案して。企業の業種、告知内容、ターゲット層、希望テイストを含めて。」などのように依頼すると、条件を生成してくれます。
ポートフォリオを作って案件応募!
ある程度制作実績が溜まったら、ポートフォリオを制作し実際の案件に応募しましょう。
ポートフォリオとは自身のスキルレベルを証明するために、作品を掲載したものです。
架空案件で制作した作品でも構いませんので、どのような意図で、どのようなスキルを使って制作したのかが伝わるようにまとめましょう。
ポートフォリオの作り方や、WEBCOACH受講生の事例は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

完成したら、求人サイトで「グラフィックデザイナー 未経験」で検索して応募してみましょう。
現状、クラウドソーシングよりも求人サイト(Indeedや求人ボックスなど)の方がグラフィックデザイン案件は多く掲載されています。
雇用形態を「業務委託」「アルバイト」などに絞ると、案件も見つかりやすくなります。
「両方は無理…」は思い込み|あなたを支える環境が整っています
「Webデザインもグラフィックデザインもどちらも魅力的。でも、両方を学ぶのは自分には無理かも…」そんなふうに感じていませんか?
実はその思い込みこそが、可能性を狭めているかもしれません。
Webデザインとグラフィックデザインは、一見まったく異なる分野に見えて、実は共通するスキルが多くあります。
色彩やレイアウト、タイポグラフィといった「デザインの基盤となるスキル」はもちろん、ツールも同じものもあります。
そのため、正しいカリキュラムとサポート体制があれば、両方のスキルを効率よく学ぶことができます。
WEBCOACHでは、Webデザインとグラフィックデザインの両方を体系的に学べるカリキュラムを提供しています。
さらに、経験豊富なプロの現役デザイナーがあなたの専属コーチとしてマンツーマンでサポートするため、かなりつまづきにくくなります。
サポート内容 | 概要 |
---|---|
月2回のオンラインコーチング | 専属コーチが進捗を確認しながらアドバイス 学習スケジュールの調整も高頻度で可能 |
24時間チャット質問可能 | 分からないことはいつでも専属コーチに質問可能 |
即時対応AIチャット | 質問への平均応答時間は1分以内 夜間に勉強したい人も安心 |
また、WEBCOACHの専属コーチは、採用率6.7%という厳しい基準をクリアしたWeb業界の第一線で活躍するプロフェッショナルばかりです。
「具体的にどんなサポートをしてくれるの?」「本当に両方のスキルを私でも習得できるの?」といった疑問や不安をお持ちの方のために、WEBCOACHでは無料カウンセリングを実施しています。
これまでに8,500件以上のデザイナー志望の方々の相談に乗ってきた豊富なデータと経験を元に、あなたの状況やお悩みに寄り添い、最適な学習プランやキャリアパスについてアドバイスさせていただきます。
少しでも気になる方は、まずは気軽にカウンセリングを受けてみてください。
あなたの挑戦を支える環境は、すでに整っています。