ブレインライティングとは?テーマを決めてテンポ良くアイデアを出そう
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初回公開日:2022年03月25日
更新日:2022年04月07日
ブレインライティングとは?
ブレインライティングとは、複数人で回覧板式にアイデア発想シートを回して、アイデアを引継ぎ合いながら広げていく手法です。
また、アイデアを書いてリレー方式で繋げていくという仕様のため、全体の場で発言することが苦手な人でも、アイデアを気軽に出せるというメリットも有していると言えるでしょう。
ブレインライティングの方法
ブレインライティングには適切な手順が存在します。手順通り行い、リレー形式で繋げることで、多くのアイデアをまとめて共有できるようになると言われています。
ここからは、ブレインライティングの方法について、大きく8つに分けて解説します。
マスを区切った用紙を準備する
ブレインライティングを始めるためには、まずアイデアを書くための用紙を用意しましょう。アイデアを書き足していくために、マスを区切った用紙を準備しておくことをおすすめします。
ブレインライティング用の用紙をダウンロードデータとして用意しているサイト等も存在しているため、それらを有効活用して用意すると良いでしょう。
用紙の上部にテーマを書く
マスを区切った用紙が用意できたら、次はその用紙の上部にテーマを書き込みましょう。中心となるテーマをはっきりさせておくことで、アイデアが出やすくなるでしょう。
前述したような、インターネットでダウンロードするタイプの用紙にはテーマを書く欄も用意されているケースが多い傾向にあります。
制限時間内に1行目にアイデアを書く
その次は、マス目の1行目にアイデアを書き出しましょう。このときに大切なのは、制限時間を設けてその間にアイデアをまとめることです。
じっくり考えるのではなく、素早くアイデアを回すようにすることで、効率良くアイデアを生産できるようになると言われています。
時間が来たら次の人へ回す
アイデアをまとめつつ、時間が来たら次の人へ回しましょう。ブレインライティングでは、とにかく素早くアイデアを書いて回していくことが重要視されます。
自分のアイデアが書けたら、次の人に共有しましょう。
前の人のアイデアを参考にして自分のアイデアを書く
前の人から用紙を渡された人は、1行下の部分に自分のアイデアを書きます。この際に重要なことは、前の人が出したアイデアを参考にしながら自分のアイデアを書くことです。
アイデアを参考にし合いながら書き足していくことで、より効率良く発想を広げられるとされています。
マスが埋まるまで繰り返す
上記の手順を繰り返して、最終的にマスが埋まるまで続けましょう。
ここまで行うことで、普段アイデアを出すことが苦手な人も含めて、様々な発想をアウトプットすることができます。この後は、出てきたアイデアをまとめる作業へ移行しましょう。
発表の時間を設ける
マスを埋めることができた後のまとめ作業として、まず発表の時間を設けましょう。ブレインライティングで出したアイデアは時間内に書いたものです。改めてどのような意図で書いたかについて、口頭発表することが重要と言えるでしょう。
発表をすることで、どのアイデアが有用であるかを判断し、まとめる際の効率化が期待できます。ここまで来たら、あとはどのアイデアを採用するかの話し合いのみです。
評価の高いアイデアを選別する
最後に、書き出して発表まで行ったアイデアの中から、評価の高いアイデアを選別しましょう。アイデアの量を確保することは大切ですが、さらに重要なのはその中から何が有用であるかを判断することです。
多くのアイデアを出した上でその中から選別することで、普通の方法ではなかなか出てこない優れた案が出てくることもあるでしょう。ブレインライティングは、良質なアイデアを効率良く確保するための有効な手法であると言えます。
ブレインライティングを行う際のポイント
ブレインライティングを行う際のポイントは、ここまでも触れてきたように効率良く多くのアイデアを得ることです。良いアイデアを選別するのは最終段階で行うため、集める段階では質より量を重視しましょう。
時間制限を設けた上で用紙を埋めて、アイデアを量産することがブレインライティングの目的とされています。そのため、アイデアを書く際は深く考えすぎずに、思いついたことをテンポ良く書いて時間をかけないようにしましょう。
ブレインライティングに挑戦してみよう
ブレインライティングは、効率的にアイデアの量が欲しいときに有用な手法と言われています。重要な点として、時間をかけずに質より量を重視しながら進めなければならないというポイントが存在します。
実際にブレインライティングを行うためには、あらかじめどのような手順で行えば良いかを理解しておきましょう。正しい手順で行えば、様々なアイデアを集めることができるでしょう。
この記事を参考に、ブレインライティングについて理解して、早速挑戦してみてください。