検索連動型広告のメリットとは?始め方やおすすめの媒体についても詳しく解説
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初回公開日:2022年02月01日
更新日:2022年03月01日
そもそも検索連動型広告とは?
検索連動型広告は検索結果画面の上部に表示されるもので、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を表示させる手法です。「リスティング広告」や「Pay Per Click(PPC)」とも呼ばれています。
検索連動型広告は表示されるだけでは費用が発生せず、ユーザーによってクリックされたときに費用が発生します。
検索連動型広告の3つの特徴
検索連動型広告は利用している検索エンジンの検索結果に表示されるため、普段から目にする機会の多い広告です。しかし、実際に検索連動型広告を運用しようと思っても、どのような特徴を持った広告なのか知らないという方が多いのではないでしょうか。
ここでは、検索連動型広告の3つの特徴について紹介していきます。
- クリック課金ができる
- 広告主が単価を決められる
- 検索ワードを決められる
1:クリック課金ができる
検索連動型広告の課金方式はクリック課金制になっています。クリック課金制とは、広告がユーザーにクリックされた場合に広告主に費用が発生するというものです。
検索連動型広告の費用はクリック単価とクリック数によって決定します。
2:広告主が単価を決められる
検索連動型広告では広告主が1クリックあたりの単価の上限を決めることができます。ユーザーが特定のキーワードで検索を行った際に、同じキーワードで入札している広告主同士でのオークションが行われます。
このオークションによって広告が表示される順番とクリック単価が決定し、実際に広告がクリックされた場合、広告主が設定した単価の支払いが発生するという仕組みです。
3:検索ワードを決められる
検索連動型広告ではどのキーワードで検索された際に広告を出稿したいのか広告主側で決定できます。前述のとおり、オークション入札はキーワードとクリック単価を広告主側で決めて入札を行います。
広告主は狙いたいキーワードを自身で設定することができ、ターゲットを絞って広告を出稿することができるため、コントロールしやすい点が特徴です。
検索連動型広告の6つのメリット
検索連動型広告は特定の狙ったキーワードに連動して表示できるため、ターゲットにアピールしやすいなど多くのメリットがあります。検索連動型広告の運用を検討する場合は、具体的にどのようなメリットがあるのか事前に把握しておくことが大切です。
ここからは、検索連動型広告のメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。
- 小額から始められる
- 購買意欲のあるユーザーを狙える
- 始めやすく止めやすい
- 成果を確認しやすい
- 集客効果が高い
- 広告主がコントロールしやすい
1:少額から始められる
検索連動型広告には最低出稿金額が設定されていないため、少額からでも広告を出すことができます。
一般的なテレビや新聞、雑誌、ラジオなどのマス広告の場合、1回の広告出稿で高額な費用が必要になります。しかし検索連動型広告であれば非常に少ない予算からでもスタートできるうえ、出稿した場合もクリックされなければ費用は発生しません。
2:購買意欲のあるユーザーを狙える
検索連動型広告は設定したキーワードで検索を行ったユーザーに対して広告を表示できるため、最初から購買意欲のある顕在層のユーザーだけを狙えるというメリットがあります。
検索連動型広告はニーズが顕在化しており、その商品やサービスに対する興味関心の高いユーザーに対してアプローチできるため、売上にもつながりやすいです。
3:始めやすく止めやすい
検索連動型広告を出稿する際に必要なものは、アカウントやキーワード、広告文、ランディングページ、入札単価のみです。この5つが揃っていればすぐに審査に出し、即日で広告を出稿できます。
また、広告は管理ページの停止ボタンをクリックすればいつでも止めることができます。
他の広告媒体の場合、掲載期間などが最初から決まっているものも多いため、広告主側で広告の配信開始や停止を自由にコントロールできる点は大きなメリットだと言えるでしょう。
4:成果を確認しやすい
検索連動型広告は管理ページから広告の効果を簡単に確認することができます。具体的には、キーワード毎のクリック数、コンバージョン率、広告表示回数、ランディングページを訪れたユーザー数などが一目でわかるようになっています。
広告文を2種類用意してABテストを行うことで、より効果の高い広告を出稿することも簡単だと言えるでしょう。
5:集客効果が高い
検索連動型広告は検索結果の上部に表示されます。自然検索で一番上にくるサイトよりもさらに上部に表示されることから、検索を行ったユーザーの視界に入りやすく、高い集客効果が狙えるでしょう。
検索連動型広告は検索結果画面に表示されることからSEOと比較されることも多いですが、SEO対策よりも検索連動型広告の方が集客のスピードは速いです。
6:広告主がコントロールしやすい
検索連動型広告は特定のターゲット以外には広告が表示されないようになっているため、広告主側でコントロールしやすいというメリットがあります。
広告文も広告主で用意するため、自社の製品やサービスのアピールポイントをしっかりと押さえたキャッチコピーを伝えることができるでしょう。
検索連動型広告の4つのデメリット
ここまで紹介したとおり検索連動型広告にはさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットといえる点も存在します。
検索連動型広告の運用を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットについても理解し、それぞれ比較して検討するようにしましょう。
ここでは検索連動型広告のデメリットを紹介しますので、参考にしてください。
- 顧客の質が低下する可能性がある
- 広告に依存しやすくなる
- 運用に労力がかかる
- 購買意欲のないユーザーを狙いにくい
1:顧客の質が低下する可能性がある
検索連動型広告は検索結果画面の特定のエリアに表示されるため、そのエリア内に表示されるサイトが広告だとわかっているユーザーの中には、あえて広告を避ける層も存在します。
つまり、検索連動型広告では広告と自然検索の違いを理解していないユーザーが顧客になるケースが多くなるため、場合によっては顧客の質が低下する可能性もあります。
2:広告に依存しやすくなる
検索連動型広告はすぐに効果が出やすい一方で、広告を止めればすぐに集客がなくなってしまうことから、広告に依存しやすいというデメリットもあります。
逆にSEOは一度効果が出れば長期的に検索結果画面に上位表示できるため、検索連動型広告だけに依存せず、SEOと併用することが望ましいと言えるでしょう。
3:運用に労力がかかる
検索連動型広告は出稿すること自体は簡単ですが、成果を出すためには広告を運用しながらブラッシュアップしていくことが必須です。
そのため、検索連動型広告は運用するために手間や労力がかかるというデメリットがあります。また、実際に成果につなげるためには専門的な知識が必要になるでしょう。
4:購買意欲のないユーザーを狙いにくい
検索連動型広告は検索を行ったユーザーに対して表示する広告なので、もともと購入意欲がないユーザーを狙うことができません。不特定多数に向けてアプローチできるマス広告などと違い、潜在ニーズに対するアプローチは向かないでしょう。
そのため、自社の商品やサービスの認知拡大を目的としている場合は、別の広告を運用する必要があります。
検索連動型広告におすすめの媒体は?
日本での検索連動型広告の代表的な媒体はGoogle検索とYahoo!検索などです。日本国内ではGoogle検索とYahoo!検索で大部分をカバーしているため、2つの媒体を押さえておけば問題ないでしょう。
検索連動型広告はどのように始める?
検索連動型広告を始める場合は、まずはアカウントを作成しましょう。Google検索であれば「Google 広告」、Yahoo!であれば「Yahoo!広告」への登録が必要です。
アカウントを作成すればキーワードや広告文、ランディングページなどを用意するだけですぐに広告運用を開始できます。
検索連動型広告について理解しよう
検索連動型広告は、購入意欲のあるユーザーをターゲットにできるといったメリットがある広告です。
本記事で紹介した検索連動型広告の特徴やメリット・デメリットなどを参考に、運用を検討してみてはいかがでしょうか。