リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント|利用する手順やメリットも解説
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リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント|利用する手順やメリットも解説

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リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント|利用する手順やメリットも解説

記載されている内容は2022年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年02月01日

更新日:2022年03月01日

リスティング広告を始める場合、具体的にどう進めたらよいのでしょうか。本記事ではリスティング広告の概要や始め方、メリットや注意すべき点など、リスティング広告を始めるためのポイントについて紹介します。ぜひ、自社の広告を始める前に参考にしてみてはいかがでしょうか。

リスティング広告とはなにか

リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント|利用する手順やメリットも解説
※画像はイメージです

リスティング広告とは「検索連動型広告」と呼ばれるインターネット広告の一種です。Google広告やYahoo!の「検索広告」がよく知られているでしょう。

この広告はGoogleなどで検索すると、検索結果の上下部に広告として表示されます。表示された広告をクリックすることで広告料が発生し、広告主に課金される仕組みです。

最近ではリスティング広告を活用する企業が増えています。そのため、広報やマーケティング担当者も、この広告について詳しく知っておくことは非常に重要なことです。

リスティング広告の活用法

リスティング広告は新規の顧客を開拓したり、商材を宣伝したりするのに有効なアプローチ方法です。例えば、女性用のカバンを販売する会社で、「ブランド品」「カバン」などの検索キーワードに広告すれば、ブランド品やカバンに関心の高いユーザーに対して、簡単にアプローチできます。

リスティング広告掲載料金

リスティング広告は20万円から30万円の予算で始める場合が一般的と言われています。ただ、これは一例です。広告費用は広告の利用期間やクリック単価によって変わるでしょう。

リスティング広告は「クリック課金型」といって、広告のクリック数に応じて費用が発生する広告形態です。

1クリックあたりの料金はYahoo!の場合、数円から数十円です。この単価は広告主が設定できます。ただ、競合する検索キーワードの場合、設定金額が低いと記載順位が下がり広告が表示されにくくなります。

そのため、リスティング広告の掲載時には、キーワードの選定とクリック単価のバランスを考えて決めることが大切でしょう。

出典:広告料金・費用|Yahoo
参照:https://ads-promo.yahoo.co.jp/service/price/

リスティング広告を作成する3つの方法

リスティング広告には広告アカウントの開設を始め、キーワードの設定、広告文の作成、広告費用の入金など、いくつかの工程があります。ここでは、このようなリスティング広告の工程を管理し運用するための方法を3通りご紹介します。

特に、リスティング広告においては、広告をいかに運用するかがとても重要でしょう。広告運用は企業の広告担当者が直接行う方法、または広告代理店やフリーランスに任せる方法があります。

1:ツールで自作する

1つ目のやり方は自動運用ツールを使うことです。最近は広告運用が自動でできるツールも登場しています。このようなツールを使えば、自社内で運営することも可能です。

この方法は広告代理店などに、外注するほど予算がない場合に適しています。ただ、このやり方で効果を発揮させるためには、担当者がリスティング広告の運用に関して十分に学んでおくことが大切です。

2:専門フリーランスに相談する

2つ目のやり方は専門のフリーランスに依頼することです。メリットは広告代理店よりも安い費用で、同様な効果が得られる点が上げられます。デメリットは個人の能力に依存するため、依頼先を決めるのが難しいことと、組織的なサポートが受けられないことです。

専門のフリーランスに依頼する際には、認定資格の有無や実績などを十分に検討するようにしましょう。

3:リスティング広告代理店に依頼する

3つ目のやり方はリスティング広告を扱う広告代理店に依頼することです。依頼は契約中の広告代理店でも良いですが、リスティング広告を専門に扱う広告代理店に依頼する方法もあります。

ただ、広告代理店には広告の出稿手数料など費用が発生します。この点は費用対効果を十分に検討する必要があるでしょう。

リスティング広告代理店に依頼する3つのメリット

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ここまでリスティング広告を運用する方法について解説してきました。ここではリスティング広告代理店に運用を依頼した場合、どのようなメリットがあるか見ていきましょう。

  • 専門知識や経験がある
  • 運用リソースが必要ない
  • 認定代理店なら最新の情報が手に入る

1:専門知識や経験がある

リスティング広告代理店のメリットとしては、専門知識や経験が豊富なことが上げられます。広告代理店に任せるのは運用経験が豊富な分、すぐに結果も出しやすいと期待できるからです。広告代理店の長年に渡るノウハウの蓄積は無視できないと言えます。

2:運用リソースが必要ない

2つ目のメリットは自社のリソース、つまり社員を投入する必要がないことです。自社運用には多くの時間と人を投入する必要があります。人材に余裕がない企業にとっては、大きなメリットです。

3:認定代理店なら最新の情報が手に入る

3つ目のメリットは、代理店ならリスティング広告の運用に関する最新の情報が手に入りやすいことです。こうした情報は自社の運用知識として蓄積できます。自社運用の場合、最新情報を得るには不利な立場です。

リスティング広告代理店の費用相場

リスティング広告代理店の手数料は一般的に広告費用の約20%です。広告費が25万円以下の場合は固定で約5万円がかかります。ただし、少数の代理店では広告費の約10~15%の所も存在します。

一方、リスティング広告のリンク先にランディングページを制作する場合は別途の費用が必要です。ランディングページとは販促に特化したWebページのことを言います。

このページのメリットはユーザーに紹介したい商品やサービスをすぐに訴求できることです。制作には約10万~50万円掛かります。

リスティング広告代理店に依頼するときの注意点

広告代理店にリスティング広告の運用を依頼する際は、いくつかの重要なポイントがあります。まず、自社で運用できるか判断した後に、できていない部分がどこかを明確にした上で依頼することです。

これが把握できていないと、代理店の選定や管理がままならず、成果が出にくいと言えます。次に、代理店と自社担当者の役割を区別することです。代理店はあくまでも自社の担当者が管理します。

担当者は広告の進行状況などを確かめて、常に代理店の管理を怠らないようにすることが大切です。

リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント

リスティング広告代理店を選ぶ10のポイント|利用する手順やメリットも解説
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ここではリスティング広告代理店を選ぶ際に、注意すべき10のポイントについて解説します。まったく指針がない中で、リスティング広告代理店を選ぶのは容易でありません。まず、ある程度の選定基準を知ってから、検討することをおすすめします。

  • 予算に見合うか
  • 契約期間や金額に縛りがあるか
  • リスティング広告以外のマーケティングはどうするか
  • 料金に含まれているサービス内容やオプションがあるか
  • アカウントの権限の共有や譲渡は可能か
  • 会社の広告運用ブログがあるか
  • GoogleやYahoo!の認定代理店か
  • 運用担当者に直接会えるかどうか
  • 運用担当者の得意な案件が自社とマッチするか
  • 運用担当者にアクセス解析やタグなどの知識があるか

1:予算に見合うか

リスティング広告代理店を選ぶ際には、まず自社の予算で依頼できるか判断することが大切です。代理店によっては細部契約になると料金が増えることもあります。そのため、細かいチェックが必要です。費用効果も綿密に検討しましょう。

リスティング広告のアカウント設定やキーワードの選定など、初期費用は一般的に約3万~10万円です。月約10万~30万円の予算で始める企業が多いと言われています。

2:契約期間や金額に縛りがあるか

代理店の契約期間や金額に縛りがある場合は注意が必要です。特に、長期契約の場合、パフォーマンスが悪くても代理店を変えにくいため、損失を被る可能性があります。

最近は長期契約したことでトラブルが発生したという事例もあります。自社に損失が出ないよう、契約段階での検討が重要です。

特に、最低出稿金額の有無は必ず確かめましょう。代理店としては出稿金額によって手数料が決まるため、少額での出稿は好まないようです。月額約10万円以上と、制限を設けている代理店もあります。

3:リスティング広告以外のマーケティングはどうするか

代理店がリスティング広告以外のマーケティング面で、どれだけ対応できるかも選定で重要なポイントです。マーケティング能力が高いほど、良い成果が期待できます。

リスティング広告の運用マーケティングとして、ランディングページに関する改善やディスプレイ広告などのノウハウも高ければ、広告が成功する可能性が高くなります。

4:料金に含まれているサービス内容やオプションがあるか

代理店の選定には、どのようなサービスが含まれているか、オプションがあるかなど、確かめることも重要です。代理店のサービス内容によって、自社ですべき内容も変わってきます。

同じようなサービスでも、サービスの深さや頻度など、代理店によって違うため、十分な検討が必要です。

5:アカウントの権限の共有や譲渡は可能か

リスティング広告代理店の選定時には、広告アカウントの共有や譲渡が可能か確かめることが必要です。アカウントを共有できれば、自社の担当者が広告代理店の運用状態を直接把握できます。

もし、共有が難しい場合は、運用状況の共有について代案を提供してくれるように要求しましょう。

6:会社の広告運用ブログがあるか

広告代理店にリスティング広告の運用ブログがあるかどうかも、代理店を選定するにおいて重要なポイントです。このようなブログを備えていれば、この代理店がどれだけの運用能力があるかが分かります。

ブログまで運営できる代理店は、それだけ組織がしっかりしているということです。そうでない代理店よりは信頼性が高いと言えます。

7:GoogleやYahoo!の認定代理店か

GoogleやYahoo!の認定代理店も、リスティング広告代理店を選定するにおいて、1つの評価ポイントです。Yahoo!は認定代理店の評価制度を設けています。

ただ、こうした評価は出稿金額も影響するため、ランクの高さを鵜呑みにすることはできません。十分な検討が必要でしょう。

8:運用担当者に直接会えるかどうか

代理店で広告アカウントを運用する担当者と直接コンタクトできるかはとても重要なポイントです。代理店によっては、クライアントとのコミュニケーションを営業担当に任せている所もあります。

運用担当者と直接連絡できない場合、結局は二重手間になり、なにかあったときに迅速な対応ができません。代理店の選定時には運用担当者と直接話し合い、自社と同様の案件を運用した経験があるか確かめることも大切です。

9:運用担当者の得意な案件が自社とマッチするか

運用担当者が自社と同じような案件が得意な場合は、大きなメリットを持っている代理店です。経験を元に広告アカウントの運用ができるため、成功する可能性が高まります。運用担当者がどのような案件に長けているか確かめてみましょう。

10:運用担当者にアクセス解析やタグなどの知識があるか

運用担当者にはアクセス解析やタグの知識は必須です。リスティング広告のベースとなるこうした知識が浅い人は運営能力が低いと見てよいでしょう。

広告代理店には経験の浅い社員もいるため、担当者が全般的なマーケティングとリスティング広告の知識が十分か確かめることが必要です。

リスニング広告代理店を選ぶ前にしておきたい4つのこと

リスティング広告を広告代理店に依頼する前には、自社内のマーケティング施策を検討しておく必要があります。検討ポイントは自社の広告ターゲットを始め、自社商品の魅力ポイント、広告目標、広告予算などです。

こうした自社のマーケティングにおける重要ポイントを押さえておけば、リスティング広告代理店を選ぶときに、参考できます。ここでは、押さえておきたい4つのポイントについて解説します。

1:リスティング広告代理店の料金相場を知っておく

リスティング広告を広告代理店に依頼するためには、まず広告代理店の料金相場を知る必要があります。この料金相場と自社の広告予算を比較して、代理店の依頼が可能か検討することが大切です。広告代理店の料金相場が分かれば、他代理店との比較や自社の予算増額も検討できます。

2:他社の商品やサービスとの差別化をはかっておく

広告代理店に依頼する目的は最終的に商品が売れることです。そのためには、自社の商品やサービスのメリットについて明確に把握しておく必要があります。

競合他社の分析も必要です。他社商品とは具体的なメリット、価格、販売数などで差別化します。商品の値段だけでも差別化できれば、リスティング広告でユーザーをより引き付けられます。

こうした自社のマーケティング施策について、十分に検討した土台の上で、広告代理店を選ぶようにしましょう。

3:自社内の数値目標を設定しておく

リスティング広告を始める前には、自社内で数値目標をしっかりと行うことが重要です。目標をしっかりと定めておくことで、代理店の決定や、広告後の改善点などが明確になります。設定する数値目標は商品の売上目標を始め、広告効果、社員のKPI数値などです。

4:ターゲットを明確にしておく

自社商品に対するユーザーを明確にしておくことも大切です。商品開発の段階からターゲットになるユーザーを想定するものですが、マーケティングではさらに詳細なターゲティングが必要になります。

特に、ユーザーが自社の商品を必要とする理由、商品を通して実現したい欲望、商品に対するイメージなどを明確にしておくことです。広告代理店も自社の基本的なマーケティング戦略をベースにして、それに対応できる所を選ぶようにします。

リスティング広告の運用代理店を検討しよう

リスティング広告を始めたいが初めてだとか、不安だとかお悩みの場合は、運用代理店を検討してみましょう。ぜひ、本記事で紹介したリスティング広告や代理店の情報を参考に、自社に合った運用代理店を探してみてはいかがでしょうか。

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