リスティング広告における文字数は?GoogleとYahoo!それぞれ紹介
記載されている内容は2022年03月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
初回公開日:2022年03月25日
更新日:2022年03月31日
リスティング広告における文字数制限とは?
「リスティング広告」とは検索結果に連動する広告のことで、テキストのみで構成されたWeb広告です。
リスティング広告にはGoogle広告とYahoo!広告がありますが、いずれも同じような仕様になっており、見出し数や説明文などの文字数は同じです。
ただし、出稿する媒体や広告の種類によって文字数が異なるため、それぞれの文字数を把握しておきましょう。
Googleのリスティング広告における文字数
Yahoo!のテキスト広告がアップデートされ、Google広告とほぼ同じ仕様に変更されたことで、現在ではテキスト広告の文字数は統一されています。
それでは、現在のGoogleリスティング広告の文字数はどのようなルールになっているのでしょうか。ここでは、Googleのリスティング広告における文字数を紹介していくため、参考にしてみてください。
テキスト広告の場合
Googleのテキスト広告の場合、広告見出しは半角30文字、説明文は各半角90文字、パスは各半角15文字の文字制限があります。全角の場合は見出しが15文字、説明文は45文字、パスは7文字となります。
また、見出しは3つ、説明文は2つ、パスも2つまで設定することが可能です。
出典:テキスト広告について|Google 広告 ヘルプ
参照:https://support.google.com/google-ads/answer/1704389?hl=ja
レスポンシブ検索広告
Google広告のレスポンシブ検索広告は、説明文のみ半角90文字で設定することが可能です。レスポンシブ検索広告の場合、見出しがGoogleによって自動的に生成されるため、広告主側で設定できるのは説明文のみです。
説明文は2つまで設定できるため、それぞれ半角で90文字、全角の場合は45文字で設定するようにしましょう。
出典:レスポンシブ検索広告でさらに的確な広告配信が可能に|Google 広告 ヘルプ
参照:https://support.google.com/google-ads/answer/9100171?hl=ja
表示オプション
Google広告には表示オプションがあり、それぞれオプションの入力項目によって文字数が決まっています。たとえば、サイトリンク表示オプションであれば、サイトリンクのテキストが半角で25文字、広告文は半角で35文字です。
他にも、コールアウト表示オプションの場合は、コースアウトの文字数が半角25文字、メッセージ表示オプションの場合は拡張テキストが半角35文字、会社名が半角25文字、メッセージテキストが半角100文字など、それぞれ文字数の制限があります。
出典:Google 広告で広告表示オプションを管理する|Google 広告 ヘルプ
参照:https://support.google.com/google-ads/answer/6167119?hl=ja
電話専用広告
Google広告の電話専用広告の場合は、会社名が半角25文字、説明文が半角90文字の文字制限となっています。電話専用広告とは、電話番号と電話アイコンが表示される広告です。
なお、説明文は2つまで入稿することが可能なため、それぞれ半角90文字、全角の場合は45文字で設定することになります。
出典:電話専用広告について|Google 広告 ヘルプ
参照:https://support.google.com/google-ads/answer/6341403?hl=ja
Yahoo!のリスティング広告における文字数
現在Yahoo!のテキスト広告は、Google広告のリスティング広告と同様のフォーマットになっています。ただし、広告の種類によって文字数に違いがあるため、Yahoo!広告を運用する場合は注意が必要です。
ここでは、Yahoo!のリスティング広告における文字数を紹介していきます。
検索広告(拡大テキスト広告)
Yahoo!の検索広告(拡大テキスト広告)の場合、キーワードは半角80文字、タイトルは半角30文字、説明は半角90文字の文字制限があります。
タイトルは3つまで(3つ目は任意)、説明文は2つまで(2つ目は任意)です。なお、表示URLのドメイン部分は自動生成されますが、ディレクトリは入稿する必要があり半角15文字の文字数制限があります。
出典:入稿規定(PC・スマートフォン・タブレット)(検索広告)|Yahoo!広告ヘルプ
参照:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=1663
表示オプション
Yahoo!のリスティング広告での表示オプションの文字数は、全て半角25文字となっています。
表示オプションの種類はクイックリンク表示オプション、テキスト補足オプション、カテゴリ補足オプションの3種類となっていますが、全て半角25文字、全角12文字という字数制限です。
出典:クイックリンクオプション広告仕様|Yahoo!広告ヘルプ
参照:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=1681
リスティング広告を作成する際のポイント
リスティング広告はバナーや動画などの広告と違い、テキストのみでユーザーに訴求する広告です。そのため、リスティング広告の広告文を作成する際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切になります。
ここでは、リスティング広告を作成する際のポイントを紹介していきます。
- 文章に検索キーワードや数字を入れる
- 行動につなげる表現を入れる
- 競合の広告を調査する
- 改善を繰り返す
文章に検索キーワードや数字を入れる
リスティング広告の広告文には、必ず検索キーワードを含めておきましょう。検索キーワードが広告文に含まれていると、「自分が求めている情報が含まれている」とユーザーに思ってもらえるため、クリック率がアップします。
また、具体的な数字を入れると説得力が増します。
行動につなげる表現を入れる
リスティング広告の広告文では、商品やサービスの特徴を伝えることも大切ですが、ユーザーの行動につながる表現を入れることも重要です。
たとえば、「お申込みはこちら」や「○月○日まで30%オフ」などの行動訴求の表現を含めておくと、より効果的になるでしょう。
競合の広告を調査する
リスティング広告を運用する場合は、競合の広告を調査しながら自社の広告を改善することが大切です。
競合の広告の訴求ポイントや、どのような表現を使っているのか分析することで、自社の広告の改善にもつなげられるでしょう。
改善を繰り返す
リスティング広告を運用する場合は、運用しながら改善を繰り返すことが重要です。現在の広告のクリック率やコンバージョン率が低い場合は、こまめに広告文などを改善していくことも大切です。
また、複数の広告文を用意してABテストを実施するのも良いでしょう。
リスティング広告における注意点
リスティング広告の文章を作成する際には、表現に注意する必要があります。ルールに違反すれば広告を出稿できなくなる可能性もあるため、注意しましょう。
ここでは最後に、リスティング広告における注意点を紹介していきます。
事前に広告ポリシーを把握しておく
リスティング告には広告ポリシーがあり、広告掲載ルールなどが定められているため事前にチェックしておきましょう。
特に、ヘルスケア・医薬品などの分野は広告ポリシーに則って運用することが求められるため、細心の注意が必要です。
景品表示法に抵触しないように注意する
広告文は景品表示法に抵触しないように気を付けましょう。たとえば、実際の商品やサービスよりも良く見せるために大げさな表現を使用した場合、景品表示法に抵触する可能性があるため注意が必要です。
出典:景品表示法|消費者庁
参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/
効果・効能の記載には注意する
医薬品などの効果・効能を記載する際には、広告規制があるため注意が必要です。
たとえば、誇大広告だと判断されるような広告文や、認証を受けていないのにもかかわらず効果・効能を標ぼうした内容を掲載すると規制の対象となります。
出典:医薬品等の広告規制について|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/koukokukisei/index.html
使える記号の種類を確認しておく
リスティング広告の広告文には、使用できない記号も存在しています。たとえば、環境依存文字や顔文字などは使用できないため、使用できる記号についてはあらかじめ確認しておきましょう。
見出しや説明文が表示されない場合がある
リスティング広告を表示するデバイスによっては、見出し3や説明文2が表示されない場合があります。そのため、ユーザーにアピールしたい内容は見出し1や説明文1などに含めておくようにしましょう。
また、見出しの前の方に訴求ポイントを含めておけばユーザーの目に留まりやすいため、クリック率をアップできます。
リスティング広告の作成は文字数に注意しよう
リスティング広告では、GoogleにもYahoo!にも文字数制限があります。
本記事で紹介したリスティング広告の文字数制限や、リスティング広告を作成する際のポイントなどを参考に、注意点を踏まえながら、ユーザーに訴求できる広告文を作成しましょう。