リスティング広告において部分一致を活用するポイント|他マッチタイプとの違い
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リスティング広告において部分一致を活用するポイント|他マッチタイプとの違い

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リスティング広告において部分一致を活用するポイント|他マッチタイプとの違い

記載されている内容は2022年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年02月25日

更新日:2022年03月01日

リスティング広告を運用する場合、マッチタイプの部分一致はどのように活用すればよいのでしょうか。本記事では、部分一致の活用ポイントや部分一致を活用したいシーンなどを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

キーワードのマッチタイプの1つ「部分一致」とは?

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リスティング広告の「部分一致」とは、設定したキーワードに関連したキーワードにも広告を表示できるマッチタイプです。

部分一致の場合、設定しているキーワードだけでなく同一のフレーズや似ているフレーズ、類似パターンや関連パターンなども含めた範囲で広告が表示されます。そのため、マッチタイプの中でも特に幅広い範囲に出稿できるのが部分一致です。

部分一致と他マッチタイプとの違い

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部分一致は設定しているキーワード以外にも、関連キーワードに対して広告が表示されるマッチタイプです。リスティング広告のマッチタイプには他にも「フレーズ一致」や「完全一致」などがありますが、これらとは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、部分一致と他マッチタイプとの違いについて解説します。

部分一致とフレーズ一致との違い

フレーズ一致は、設定したキーワードと同じ意味が含まれている検索に対して広告を表示できるマッチタイプです。同じ意味だと解釈できる検索であれば、文言自体に差があったとしても一致とみなします。

部分一致の場合は関連したキーワードでも表示されますが、フレーズ一致の場合は設定したキーワードが含まれていなければ表示されません。そのため、フレーズ一致は部分一致よりもより絞り込んだ対象に広告を表示できるマッチタイプだと言えるでしょう。

部分一致と完全一致との違い

完全一致は、設定したキーワードと同じ意味の検索に対して広告を表示するマッチタイプです。部分一致の場合は関連したキーワードでも広告が表示されますが、完全一致の場合は設定したキーワードのみに表示されるという特徴があります。

完全一致の場合は広告の表示範囲が狭くなりますが、検索ボリュームが大きいキーワードであれば、コンバージョンに繋がりやすい見込み顧客のみに絞って効率的なアプローチができます。

リスティング広告において部分一致を効果的に活用するポイント

部分一致は関連したキーワードでも広告が表示されるため、新しいキーワードを見つけるのに役立ちます。しかし一方で、コンバージョンに繋がらないクリックを誘発させるというデメリットもあります。

このように部分一致にはメリットもデメリットもありますが、方法によっては非常に効果的に活用することができるでしょう。ここではリスティング広告において、部分一致を効果的に活用するポイントを紹介します。

  • 除外キーワード設定を行う
  • 自動入札機能を使う
  • 配信地域を絞る
  • ロングテールキーワードを設定する
  • 指名キーワードを設定する

1:除外キーワード設定を行う

広告を表示したくないキーワードがある場合は、除外キーワードに設定しておくことで広告配信を回避することができます。

除外キーワードを部分一致にしておくことで、コンバージョンに繋がりにくい内容で検索しているユーザーへの広告配信を避けられるようになるでしょう。

2:自動入札機能を使う

自動入札機能とは、目標としている顧客獲得単価内になるように自動的に入札を行う機能です。自動入札を設定しておけば、予算内で広告のクリック数、コンバージョン数を最大化することが可能になります。

部分一致と自動入札機能を組み合わせて利用すれば、自動入札の効果を最大限活用することができるでしょう。

3:配信地域を絞る

リスティング広告の設定を行う場合、広告の配信地域も細かく設定できます。広告の配信地域を絞ることで、部分一致の効果がアップします。

たとえば池袋にあるジムの広告を配信したい場合、配信地域を池袋やジムのある場所から3km以内で絞り込むことにより、池袋周辺でジムを探しているユーザーに対して広告を配信しやすくなるでしょう。

4:ロングテールキーワードを設定する

ロングテールキーワードとは、一般的に3語以上の語句を組み合わせたキーワードを指します。組み合わせるキーワードが多いほどユーザーの検索意図も絞り込めるため、コンバージョンに繋がりやすいという特徴を持ちます。

ロングテールキーワードを部分一致で設定しておけば、コンバージョンに繋がりやすい関連キーワードにも範囲を広げて広告を表示できるでしょう。

5:指名キーワードを設定する

指名キーワードとは、自社の社名や商品名などのことです。指名キーワードによって検索しているユーザーは、すでに指名キーワードの会社や商品について関心を持っている層であると言えます。

指名キーワードを部分一致に設定することで、「社名+評判」「商品名+口コミ」といったキーワードで検索しているユーザーに対して広告が表示でき、コンバージョンにも繋がりやすくなります。

リスティング広告で部分一致を活用したいシーン

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ここまで部分一致の効果的な活用ポイントについて紹介してきましたが、実際にリスティング広告を運用する際、どのような場合に部分一致が活用できるのでしょうか。

ここでは最後に、リスティング広告で部分一致を活用したいシーンについて解説します。

運用直後で最適化を図りたいとき

リスティング広告の運用開始直後は、一部のキーワードを部分一致にすることで最適化を図るという方法があります。広告配信をはじめて行う場合、担当者が自分で考えたキーワードのみで広告を運用しても、クリック率には限界があるでしょう。

しかし部分一致にしておけば、想定していなかったキーワードでもコンバージョンできる可能性があります。このような理由から、運用直後はデータ収集も兼ねて部分一致にしておくのが良いでしょう。

様々な意味を持つ主要商材を扱うとき

広告を配信する主要商材が複数の意味を持つ場合は、部分一致を有効活用できるでしょう。たとえばコートを検索する場合、ユーザーの中には「ジャケット」「上着」「アウター」といった語句で検索する人もいます。

このように様々な意味を持つ商材の場合は、部分一致にすることで関連しているどの語句でも広告を表示できるようになります。

リスティング広告で部分一致を活用しよう

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リスティング広告のマッチタイプの設定では、部分一致にすることで、設定しているキーワードに関連した語句で検索された場合も、広告を表示することができます。

ぜひ本記事で紹介した部分一致の活用ポイントや部分一致を活用したいシーンなどを参考に、部分一致を効果的に利用して、広告運用を行ってみてはいかがでしょうか。

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