プレゼンを成功に導く13のコツとは?資料作成時の注意事項もチェック!
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プレゼンを成功に導く13のコツとは?資料作成時の注意事項もチェック!

記載されている内容は2021年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年08月25日

更新日:2024年06月24日

プレゼンを成功させるにはどうしたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。いくつかのコツを押さえることでプレゼンを成功させることは可能です。この記事では、プレゼンを成功に導くコツや資料作成時の注意事項について紹介していきます。

プレゼンを成功させるコツは「準備」

ビジネスマンにとって、プレゼンの成功が会社の利益、自分の成果や評価にもそのまま直結してくるため、なんとしても成功させたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

プレゼンを成功させるコツは準備です。しかし、どのような準備が適切なのかわからないまま当日を迎えてしまうと不安な気持ちは拭えないでしょう。自分ではしっかり準備をしたつもりでも、万全と言えないこともあります。

準備内容をしっかり把握するために、はじめに、プレゼンを成功させるための資料の準備と話し方の準備がどのようなものか見ていきましょう。

資料の準備

資料の準備で大切なことは、聞き手にとって内容がわかりやすいものかという点です。プレゼンでは、スライドを見ながら進めていくため、聞き手の反応が重要です。

そのため、資料の内容も聞き手がどういうことに興味を持っていて何を知りたいのか、聞き手のメリットとその証拠となるデータを提示することが大切になります。

聞き手をしっかり分析すると、資料にどんなメッセージや情報を落とし込めば良いか自然と見えてくるでしょう。

話し方の準備

話し方の準備もプレゼンの成功を左右します。資料だけしっかり整えても、肝心の聞き手が話を聞く体制に入らなければ、何を訴えても心動かされないでしょう。

話し方の準備としては、まず発声練習を見直しましょう。聞き取りにくい声は相手を不快にさせてしまうこともあるため、聞き取りやすさに重点を置き、口を大きく開いて発声します。

また、ハリのある声をだすために腹式呼吸を意識しましょう。この2点を押さえるだけで声がしっかり通るようになります。プレゼン前に聞き取りにくくないか、自分の話す様子を動画に撮影し、確認しておきましょう。

プレゼンを成功に導く13のコツ

資料や話し方の準備が整った後は、具体的にプレゼンを成功に導くためのコツについて見ていきましょう。

プレゼンを成功に導くには、1つのスライドにかける時間を決めておいたり、第一印象をよくするために、身だしなみの清潔感や笑顔を心掛けたりする必要が出てきます。準備した内容をしっかり伝えるためにも、コツに関してきちんと理解しておきましょう。

1:1つのスライドにかける時間を決めておく

1つのスライドにかける時間を決めておきましょう。全体的に同じペースでだらだら話してしまうと、聞いている側としては飽きてしまうため、あらかじめ、どこに焦点を当てるか力配分を決めておきます。

たとえば、聞き手が求めている内容をしっかり伝えるために5分程度時間を取り、聞き手がすでに知っている部分は1、2分間程度でさらっと流していくような時間配分を考えましょう。

大切なことは聞き手目線になることです。自分が説明したいことを話しても、聞き手がその部分に興味を持っていなければ意味がありません。

2:清潔感と笑顔を心掛ける

プレゼンでも第一印象は重要です。初対面であれば、どのような人物かわかりません。清潔感のない恰好や不愛想な様子でいると好印象を抱きにくく、このような相手から真剣に話を聞きたいと思いにくいはずです。

プレゼンでは、できればスーツを着用し、ワイシャツはアイロンをかけ、スーツにもシワが残っていないか、清潔感に繋がる服装を心掛けましょう。

また、表情一つでも大きく印象を左右します。自然な笑顔で話せるように練習しておくと良いでしょう。笑顔で話す人間には自信やポジティブな様子を感じ、プレゼン自体からも力強い印象を受けます。

3:自己紹介で聴衆の心を掴む

プレゼン成功のための鉄則として、本題を話し始める前に、まずは出だしの自己紹介で聴衆の心を掴む必要があります。

自己紹介で聴衆の関心を惹きつけられれば、聞き手は「面白い人だ、プレゼンではどんな話をするのだろう」と強い関心を持つでしょう。その後もあなたの話を注意深く聞こうとします。

4:初めに結論を話す

プレゼンで大切なことは「何を伝えたいか」です。何を伝えたいか、着地点をはっきりさせておくためにも初めに結論を話しておきましょう。そうすることで、無駄に話がそれてしまったり、結論がぼやけたりする可能性を抑えられます。

5:大きめの声でゆっくり話すよう心掛ける

知的な印象を受けるイメージがあるのか早口で話そうとする人もいますが、聞いている側からすると、早口で話されてしまうと何と言っていたか聞き取りにくいことがあります。

声の大きさに関しても、話している人にとって聞こえるだろうと思ったボリュームでも、相手は小さいと感じることもあるため、プレゼン時は、大きめの声でゆっくり話すよう心掛けましょう。

6:ジェスチャーを上手く取り入れながら話す

適度にジェスチャーを取り入れることも、聞き手の意識をこちらに向かせたり、印象づけたりする意味として作用します。

わざとらしく大袈裟すぎる動きは不要ですが、「ここぞ」という時に動きを入れると、強調の意味として相手に伝えられるでしょう。

たとえば、スライドが切り替わってグラフが出てきた時に「向かって右下のグラフをご覧ください」と言いながら、腕を伸ばして大きな動きで指し示しましょう。

そのほか、「重要なポイントは2つあります」「3倍に成長しました」など数字が出てきた時に、数を指で表すのは自然に表現しやすいジェスチャーです。

7:スライドはできるだけ読まない

スライドを読んでしまうと、体がスライドの方向に向いてしまい、聞き手への意識が薄れてしまいます。

話し手がこちらを向いていなければ、聞き手の意識も話し手から薄れ、集中力が欠けていくでしょう。聞き手に対して語りかけている形式を壊さないためにも、スライドはできるだけ読まないようにすることが大切です。

8:専門用語を使い過ぎない

専門用語は、たとえば「アジェンダ」「コアコンピタンス」「エビデンス」など、ビジネス特有のカタカナ語です。頭の中でその意味を翻訳し直すと、話が聞き取りにくくなります。

アジェンダは「目次」、コアコンピタンスは「得意分野」、エビデンスは「根拠」に置き換えられる言葉です。専門分野ではない人もプレゼンを聞いていることがあるため、専門用語は使い過ぎず、誰が聞いてもわかるような話し方を心掛けましょう。

9:効果的に間を取り入れる

間を挟まず、連続して話し続けると、聞き手は頭の中が整理できないまま話を聞くことになります。プレゼンを「聞くだけ」になるため、共感するところや疑問を感じるところまで考えが進まず、話された内容に価値があったのかもよくわからない状態になってしまう可能性もあります。

しかし、効果的に間を取り入れることで、聞き手に考える時間を与えられます。たとえば、「このような問題が出てきていますが、〇〇に関してどのように感じていますか」と質問した後、一呼吸置くように間を開けましょう。

10:事例よりも体験談を話す

ただの概要やデータ上の話をしていくプレゼンでは、聞き手はその内容を身近に感じないでしょう。そのため、プレゼンの中には聞き手の関心を引く内容を盛り込むことが求められますが、聞き手の関心を強く引くコツは体験談です。

体験談であれば、話の内容を想像しやすく、自然に興味を持って聞いてくれる傾向があるでしょう。事例を提示するよりも共感を引き出しやすいため、プレゼンに対して興味や関心、理解を高めることが可能です。

11:反論を意識した話し方を心掛ける

プレゼンでは反論が出てくることも考えておく必要があります。自分は「メリットがある」と考えてプレゼンしていても、聞き手はそうは思っていないことは多いものです。

反論されることも踏まえて、意見を述べる時は「さまざまなお考えもあるかと思いますが」と、クッション言葉を挟むようにしましょう。話し手の印象が柔らかいことで、その場の空気も穏やかな雰囲気になります。

12:語りかけなどをして聴衆が飽きないようにする

プレゼンは一定時間話をするため、聞き手に飽きられてしまうことは少なくありません。そこで、飽きられないコツとして、語りかけや質問なども入れていきましょう。

語りかけや質問が入ってくると、いつ話しかけられるかわからないと思い、聞き手も集中して聞いてくれるはずです。

13:情熱を持って語りかける

自分だけでよいと思い込んでいるように取られてしまわないように気をつける必要はありますが、淡々と話すより、熱意ある様子が伝わってくると、聞き手はあなたの話に引き込まれる可能性が上がるでしょう。

情熱を持って語りかけることで、「そんなにメリットがあるのなら一度検討してみるか」と聞き手の心を揺さぶることに繋がります。

プレゼン資料作成時の注意点4つ

プレゼンを成功に導くコツがわかったところで、次はプレゼン資料作成で気を付ける点を紹介します。

プレゼン資料作成時には、文字の大きさや色などを見やすいものにすることや、スライドのデザインを統一することなど、いくつか注意点が存在しています。資料に関しても、聞く側が理解しやすい資料を作ることが求められるでしょう。

1:文字の大きさや色などを見やすいものにする

スライドで表示する文字の大きさや色などは、聞き手のことを考えて見やすいものにしましょう。プレゼンしている側は、内容を知っているからスラスラ進めていきますが、初めて見た人は書いてあることを理解するまで多少時間がかかります。

見づらい文字の大きさや色にしてしまうと、聞き手は読み込むのに負荷がかかり、読むことに集中して話が入ってこなくなります。

文字のフォントは、18ポイント以上がおすすめです。文字の形に関しては、グラデーションや立体的なデザインは避けてシンプルなデザインに、色をたくさん使うと、ばらついた印象になるため、黒や赤、青など3色程度を使用してある程度統一性を持たせると見やすいでしょう。

2:スライドのデザインを統一する

プレゼンではスライドを見せていく形で進めていきますが、スライドのデザインが一枚一枚バラバラだと、統一性が欠け、雑な印象を与えます。使うフォントの書体や色、フレームのデザインなどは全体的に合わせるように作りましょう。

3:グラフや図にはメッセージを添える

グラフや図だけを見せられても、聞き手は初めて目にするため、「これは何を示しているのだろう?」と困惑から入ることになります。口頭で説明するからといって、100%その場の聞き手全員に、口で言って意味が伝わるとは限りません。

グラフや図を載せる際は、簡単なメッセージを添えることで、何が言いたいのか伝わりやすくなり、聞き手の理解度が高まるでしょう。

4:1つのスライド中に複数のメッセージを入れない

1つのスライドに情報を多く載せすぎると「結局言いたいことは何だろう?」と聞き手が混乱します。メッセージはシンプルである方が相手に伝わりやすいため、1つのスライド中に複数のメッセージを入れないようにしましょう。

他に伝えたい情報がある場合は、次のスライドにするか、別途資料を配布する形をとることをおすすめします。

プレゼンで緊張しないための3つのコツ

プレゼンを成功に導く13のコツとは?資料作成時の注意事項もチェック!
※画像はイメージです

準備をしっかり整えたとしても、本番への不安からかいざプレゼンをする際に緊張してしまうこともあります。そこで、プレゼンで緊張しないための3つのコツについても把握しておきましょう。

1:事前にプレゼンの練習をしておく

事前にプレゼンの練習をしておくことで、当日の緊張をほぐすことが可能です。1回でも練習しておけば、自分が詰まってしまいそうな部分がわかり、対策ができます。できる限り当日プレゼンと同じような状況を作り練習をしておきましょう。

同僚に聞き手の位置に座ってもらい、声の通りはどうだったか、説明でわかりにくい部分がないかなどフィードバックを受けて、指摘を受けた部分を修正します。当日に聞き手から不満が出ないよう念入りに対策しておくと、万全な準備ができたという安心感が生まれるでしょう。

2:早い段階でしっかりと聞いてくれている人を見つける

プレゼン本番がスタートした後は、聞き手の中で自分の話をしっかりと聞いてくれる人を見つけましょう。こちらの話に頷きながら、視線を合わせてくれる人を見つけられると、不安が薄れて心が落ち着きます。緊張も和らいでいくでしょう。

しかし、その人だけに語り掛けていると違和感があるため、そのほかの人にも目線を配りながら会場全体の空気を意識することは大切です。自分の話を聞いてくれる人を見つける意味は、あくまで自分を安心させる要素として考えましょう。

3:プレゼン講座などを受講しスキルを磨いておく

確実にプレゼンスキルを身につけるためには、プレゼン講座などを受講して技術をつける方法があります。

どうしても書籍や動画学習で自主的に学ぶ形では限界があるため、実践レベルのプレゼンスキルを習得したい方は、専門の教室などに通い、研修経験が豊富な講師の手を借りることをおすすめします。

プレゼン講座が会社と離れたところで開かれたものであれば、上司や同僚などいないことで利害関係が発生しません。フラットな目線を保つことが可能になり、素直な意見交換ができるでしょう。初対面の相手にも話せる度胸もついていきます。

プレゼン成功のコツを掴もう!

プレゼンを成功に導く13のコツとは?資料作成時の注意事項もチェック!
※画像はイメージです

プレゼンを成功に導く13のコツや資料作成時の注意事項について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。プレゼンのコツに関して情報を集めることでも、自分で気づけなかった部分に気づかされることもあり、結果的にプレゼンの上達に繋がります。

話し方や資料作成時の注意点など意識するだけでスキルアップしていくため、本記事を参考に、聞き手に好印象を与えてプレゼン成功のコツを掴んでいきましょう。

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