プレゼンに役立つ10種のツール|メリットや選ぶ際の注意点も紹介
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また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
初回公開日:2021年09月24日
更新日:2022年03月03日
プレゼンツールにはどのようなものがある?
相手にシンプルかつ明瞭に伝えるためのプレゼンツールとして、どのようなものがあるでしょうか。ビジネスにおいて、相手を魅了するプレゼンは必須のスキルです。PowerPointが一般的に広く使われていますが、実はまだまだ魅力的なツールがたくさんあります。
ここでは、プレゼンの質を高める10種のツールをご紹介します。
プレゼンに役立つ10種のツール
プレゼン資料を作る際に、どのようなツールをお使いでしょうか。お馴染みのPowerPoint以外にも、無料で使える多機能なツールがたくさんあります。
プレゼンに役立つツールについてご興味がある方は、参考にしてください。
1:Prezi
Preziは会話のようなプレゼンを可能にするツールです。何枚もスライドをめくるプレゼントとは違い、全体から細部へとフォーカスしていくスマートな動きで、参加者の興味や関心を引くことができるでしょう。
また、画面上にコンテンツを表示しながら相手とつながることができるため、Web会議でも相手と対面しながらプレゼン可能です。無料トライアルで、自身に合ったプランを探してみてください。
2:Googleスライド
Googleスライドは、無料で使えるプレゼンツールです。スマートフォンやPC、タブレットなど、場所を問わずプレゼンが行え、共同作業・編集ができます。保存はパワーポイントファイルとの互換性が高いため、ファイル形式を気にする必要もありません。
デザイン性を駆使するツールではありませんが、ポイントをおさえたプレゼンでアイデアを分かりやすく伝えられるでしょう。
3:Sway
マイクロソフトアカウントがあれば、誰でも無料で使えるのがSwayです。様々なデバイスで閲覧・編集が可能な上に、操作画面がシンプルで使いやすいのもおすすめです。
また、豊富なデザインテンプレートが準備されているため、時間をかけずにバランスの取れたプレゼン資料を作ることができます。Swayのソースである、高解像度でダイナミックな画像やビデオ、アニメーション等がストーリーを補完してくれるのも嬉しい点でしょう。
4:Slides
Slidesは、ブラウザ上から利用できるプレゼンツールで、ダウンロードが不要です。プレゼンを離れることなく、他サイトやコンテンツを参照できるサービスもあります。
コードをテキストで埋め込むことが可能であったり、HTMLとCSSを駆使してオリジナルの外観を作り上げたりすることができます。
また、プレゼン時にはスマホで画面操作できる点も魅力の1つです。無料で使用できますが、有料プランでは非公開設定が可能です。
5:Zoho Show
Zoho Showはビジネス向けに構築されたプロのプレゼンテンプレートが魅力です。数分で洗練された資料が作成できるほか、PowerPointとの互換性、任意の形式でファイルをエクスポートすることもできます。
同時編集・閲覧の際は、アクセス権に基づき共有されるため、安全な運用が期待できるでしょう。スライドをオンラインで公開し、全世界へアイデアを披露することも容易な上に、Apple TV、Android TV、Chromecastへの接続も可能です。
6:Canva Pro
スピード感を持って、リアルタイムでデザイン作成できるのがCanva Proです。約25万点を超えるテンプレートが使えるなど、無料でも十分な機能ですが、Canva Proでは下記の内容が盛り込まれ、プロ並みのデザインを簡単に作成できるため、おすすめです。
・約1億点を超えるプレミアムストック写真、動画、オーディオ、グラフィック
・100GBほどのクラウドストレージ
・約61万点を超えるテンプレート(毎日追加)
無料トライアルもあるため、じっくり吟味してみましょう。
7:Scrapbox
チームに必要な企画書やマニュアル、アイデアなどの膨大な情報を、分類や整理をすることなく軽快に管理できるのがScrapboxです。1アクションで画像や動画、地図を添付でき、アウトプットも手軽になります。
特別な知識は不要のため、誰でも使えて、皆で更新できます。また、Scrapboxは世界に誇る水準のデータセンターで情報を管理・保管しています。非常に高い信頼性とセキュリティ水準のクラウド環境という点でも安心です。
誰でも閲覧できる公開プロジェクトは無料で使用でき、ビジネス使用で非公開にしたい場合は、有料プランの検討が必要です。
8:ClearSlide
ClearSlideは、セールスがより効率的な業務を行えるよう設計されたプレゼンツールになります。
種々のテンプレートを活用することで内勤時間を減らし、顧客との関係構築へ時間を注ぐことができます。また、分析ツールが課題や成果を視覚化するため、営業・マーケティングの強力なサポートをしてくれます。
顧客満足度向上を目指す産業において、導入の価値があるツールと言えるでしょう。使用には各種有料プランへの加入が必要となります。
9:Photoscape
Photoscapeはユーザーインターフェイスが直感的で、初心でも使いやすい画像編集のためのフリーソフトです。
Photoshopのように高度な知識がなければ使いこなせないものではなく、基本的な操作のみに特化したソフトです。(※主な機能:画像閲覧、画像編集、一括編集、GIFアニメ作成、スクリーンキャプチャ)
単体でも十分に美しいプレゼン資料を作ることができますが、必要に応じて他のソフトウェアと併用し、用途によって使い分けるのがおすすめです。
10:PowerPoint Online
PowerPoint Onlineは、Microsoft アカウントがあれば利用できる無料のプレゼンツールです。PCにPowerPointがインストールされていなくても、インターネット環境があればPowerPointを使用することができます。また、Macユーザーでも使用できるのが特徴です。
ただし、ダウンロード版の全機能を使うことができる訳ではないため、注意が必要です。グラフの作成やパスワードの設定など、本格的にスライドを作成する際に不可欠な機能の制限があります。
オンラインで利用できるツールの4つのメリット
共有フォルダ等のオフラインでの作業に比べて、圧倒的に効率的なのがオンライン利用できるプレゼンツールです。ここでは、オンラインツールを使用するメリットを4つご紹介します。
1:共同作業や共同編集をするのに便利
オフライン上でプレゼン資料を作る際には一人で編集することが前提となりますが、オンラインツールを使えば、同時編集が可能になり効率の良い作業が可能になります。
コロナ禍で増加したリモート勤務においても、生産性向上を見込めるのがオンラインのプレゼンツールです。
2:常に最新版で更新される
ビジネスでプレゼン資料を作成する場合、共有フォルダ等にあるデータを自身のPC上におとして編集し、再度共有フォルダに戻すというような運用が多いでしょう。しかし、この方法は最新版が判別しにくく、各自の修正・作業箇所が正確に反映されないことが危惧されます。
オンラインのプレゼンツールは、共同作業や共同編集が可能なため、時差のないリアルタイムのデータとしてファイルを保持することができます。
3:Webマーケティングにも活用しやすい
オンラインのプレゼンツールは、Webマーケティングに必須のホワイトペーパー作成にも大活躍するでしょう。ホワイトペーパーとは、顧客の意思決定の決め手となる詳細な情報をはらんだ資料(主にPDFなど)を指します。
プレゼンツールは魅せることに特化しているため、まさに読者目線に立ったホワイトペーパー作成ツールと言えるでしょう。
さらに、オンラインのプレゼンツールであれば、作成した資料をURLやデータ出力することでスピーディーに公開でき、効率的なWebマーケティングが見込めます。
4:高度なPCスキルがなくても操作できる
オンラインのプレゼンツールは、シンプルな操作性が特徴です。高度なPCスキルがなくても、直感的に操作可能なものが多くおすすめです。オンラインのプレゼンツールを取り入れて、差のつくプレゼン資料を作りましょう。
プレゼンツールを選ぶ際のチェックポイント
ここでは、選定の際にはずせないポイントを紹介していきます。「ビジネスで利用可能なレベルであるか」をはじめとした2項目をピックアップしていきます。
プレゼンツールを選ぶ際のチェックポイントについてご興味がある方は、参考にしてください。
ビジネスで利用可能なレベルであるか
オンラインプレゼンツールを検討する際に、最低限備えておきたい条件をご紹介します。
・日本語をはじめとした多言語対応
・パスワード設定が可能
・閲覧、アクセス制限が可能
・スムーズな共同作業、共同編集が可能
・PPTやPDFによるインポート/エクスポートが可能
・ビジネスで通用するプレゼン資料が作成可能
これらの機能は、場合によっては有料となることもありますが、ビジネス用途なため、必要コストとして考えると良いでしょう。無料期間などを活用して、ニーズに合ったツールを見つけてみてください。
料金体系やタイプが適したものであるか
プレゼンツールの料金体系は3つに分けられます。
1.無料
2.一部有料
3.有料
フリーソフトでも充分に質の高い資料を作成できるものもありますが、満足な機能や素材が用意されていないとビジネスで使えるレベルとは言えないため、注意が必要です。
また、有料もしくは一部有料の場合は契約形態も様々です。コストパフォーマンスはもちろんですが、必要なコストまで削ってしまっていないか精査しましょう。
プレゼンツールはたくさんあるので使いやすいものを選ぼう!
プレゼンに役立つ10種のツールをご紹介しました。PowerPoint以外のツールには馴染みがないという方も多かったのではないでしょうか。オンラインプレゼンツールを導入することで、DXも飛躍的に進みます。
この機会にツールを相互に比較し、より自社に見合ったプレゼンツールを発掘してみてください。