プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介
プレゼンテーション
プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介

Share

Facebook
Twitter
はてな

プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介

記載されている内容は2021年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年12月27日

更新日:2022年03月01日

プレゼンテーションで必要なテクニックにはどのようなものがあるのでしょうか。本記事ではプレゼンテーション資料作りのテクニックや実施時のテクニック、事前準備のテクニックなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

プレゼンテーションとは?

プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介
※画像はイメージです

プレゼンテーション(presentation)とは英語で「表現」や「提示」などを意味する言葉で、相手に企画や設計などの説明を行うことを意味しています。ビジネスシーンでは主にクライアントなどに対して、企画の意図を理解してもらうために行われます。

元々の語源は「プレゼント」であるため、無理に売り込むのではなく理解を促すことが目的だということを押さえておきましょう。

プレゼンテーション資料作りのテクニック7つ

プレゼンテーションを行う目的は、相手に企画や計画などを理解してもらうことです。そのためには、わかりやすく意図が伝わりやすいプレゼンテーション資料を作成することが重要になります。

プレゼンテーションを行ったにもかかわらず、相手に内容が伝わらなければ意味がありません。ここではプレゼンテーション資料作りのテクニックを紹介していきますので、参考にしてみて下さい。

1:1枚のスライドには1つのメッセージにする

資料を作成していると、できるだけ多くの情報を盛り込んでしまうこともあるでしょう。しかし1枚のスライドにさまざまな内容を箇条書きで記載したとしても、相手の印象には残りにくいです。

1枚で伝えたいメッセージがシンプルな方が、複数の内容をまとめて記載するよりも効果的に伝えられるようになります。

2:見やすく大きめのフォントを使用する

プレゼンテーション資料の内容がどんなに優れていたとしても、フォントが小さすぎたり文字が細すぎたりして文章が読みづらいと意味がありません。読みやすくするためのテクニックとしては、見やすく大きめのフォントを使用するのがポイントです。

たとえば、フォントは可読性を意識して制作されているメイリオを利用するのがおすすめです。また、フォントサイズは18pt以上に設定すると読みやすくなります。

3:スライドに文字を詰め過ぎない

1枚のスライド内にたくさんの文字を入れ過ぎるとポイントが分かりにくくなります。そのため、あまり文字を詰め過ぎないこともテクニックの1つです。

特に結論など重要な内容を伝えたい時には、余計な文章は入れずに伝えたい内容のみ1~2行程度にしてしまった方が良いでしょう。

4:スライドに色を使い過ぎない

スライドにさまざまな色を使ってしまうと、どこがポイントなのかが分かりにくくなります。1枚のスライドにつき使用する色は3色までにしましょう。

文字に使用する黒などのベースカラー、太字などの強調したい部分に使用するメインカラー、スライドの中で最も強調したい場所に使用するアクセントカラーなど、使用する色をあらかじめ決めておきましょう。

5:イラストやクリップアートを使い過ぎない

パワーポイントでは図や写真、イラスト、クリップアートなどのアニメーションを使うこともできます。しかし無意味にイラストやアニメーションを使っても、煩わしさを感じる資料になってしまいます。

イラストやクリップアートなどは使い過ぎず、使用する場合は具体的に狙っている効果はどのようなものなのか考えるようにしましょう。

6:ターゲットを絞り込む

プレゼンテーションを行う相手の人数が多かったとしても、企画の内容や意図を理解して企画を承諾してもらいたい相手は一部であることがほとんどです。

たとえば、ターゲットによって決済を行うポイントは異なります。ターゲットが設定されていない場合よりも、明確にターゲットの絞り込みが行われている資料の方がプレゼンテーション自体のレベルも上がりやすいです。

7:実際のデータを引用する

資料を作成する場合には、客観的に証明できるデータを引用すると効果的です。客観的なデータを使用していないと、主観での結論になってしまう可能性もあります。

結論を述べた後に根拠としてデータを引用すれば、内容の説得力も増します。また、データを使用する場合はグラフとして掲載すれば、視覚的にもわかりやすくなるでしょう。

プレゼンテーション実施時のテクニック10個

プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介
※画像はイメージです

プレゼンテーションには、相手に伝わりやすくするためのさまざまなテクニックが存在します。資料のできが良くてもプレゼンテーションの仕方が悪ければ成果には繋がらないため、ポイントを押さえたプレゼンテーションを行うことが大切です。

ここではプレゼンテーション実施時のテクニックを紹介していきますので、実施の際に取り入れてみてはいかがでしょうか。

1:結論から話す

プレゼンテーションの聞き手は結論について知りたいと思っています。また、プレゼンテーションが進むほど聞き手の集中力も落ちていくため、まずは結論から話すようにすると良いでしょう。

初めに聞いた情報は頭に残りやすいため、たとえ集中力が落ちていったとしても印象に残りやすくなります。また、最初に結論について話すようにすれば、聞き手はこれから聞くプレゼンテーションの意図を大まかに理解した上で話を聞けるため、より理解しやすくなります。

2:大きくて明瞭な声で話す

内容が聞き取りにくいような小さな声で話しては、聞き手にストレスを与えてしまいます。聞き手のことを考え、声のトーンにも注意してはっきりと話すようにしましょう。

また、ボディランゲージなども交えながらプレゼンテーションを行うことで、聞き手の集中力を切らさずに内容を伝えやすくなります。

本番で大きな声で話すためには、練習の際に本番よりもより大きな声で発表してみると良いでしょう。

3:緩急をつけた口調にする

聞き手にわかりやすく話すにはゆっくりと話すことも重要ですが、最初から最後まで同じスピードで話す必要はありません。聞き手に伝えたい内容や特に強調したい部分などはゆっくりと話し、それ以外の場所は通常の速度で話すようにするなど、緩急をつけると良いでしょう。

話し方に緩急をつけることで、聞き手を飽きさせず最後まで話を聞いてもらいやすくなります。

4:適切な間を空ける

話し手としては原稿の内容をスラスラと淀みなく話せる方が良いように思えますが、プレゼンテーションにはその場に聞き手が存在しています。

話し手側だけが一方的に話を進めていくような流れになっていると、聞き手が話に付いていけずに置いていかれてしまう可能性もあるでしょう。

相手が考えられる間を作るためにも、適切な間を開けながら話すようにしましょう。

5:簡潔で理解しやすい表現にする

誰に対してもわかりやすく理解しやすい表現で話すことを意識しましょう。専門分野の話をする場合どうしても専門用語などを使いたくなってしまいますが、難しい内容を理解しやすい言葉で表現することが重要です。

難しい言葉を並べると聞き手を疲れさせてしまうことにも繋がるため、できるだけ簡潔でわかりやすく喋るようにしましょう。

また、資料を作成した後で使用している専門用語を簡単な日本語に変換できないかどうかチェックすると良いでしょう。

6:ジェスチャーを交える

淡々とプレゼンテーションの内容を話すだけでは、聞き手の集中力もだんだんと落ちていってしまいます。時にはジェスチャーを交えながら話すようにすると良いでしょう。

ジェスチャーを取り入れることで、聞き手の視線を自分に向けることができます。たとえば聞き手に大きさや量、形などを伝えたい時に手を使ったジェスチャーをすれば、視覚的にわかりやすくなります。

7:聴衆を説得する熱意を持つ

プレゼンテーション自体の内容は良くても、聞き手に熱意が伝わらずに成果に繋がらないケースもあります。そのため、話し方には聞き手を巻き込むような説得力や力強さを持たせることが大切です。

熱意を相手に伝えるには、話し方にメリハリをつけることが大切です。また、自分自身がプレゼンテーションの内容を十分に理解していると、話し方にも自信が出て説得力が増すでしょう。

8:重要ポイントは強調する

プレゼンテーションの中でも重要なポイントは、話し方を変えることで強調すると良いでしょう。たとえば、資料の中でも太字にしている箇所や特に注目してもらいたい箇所については、前述したように話すスピードをゆっくりにすることで聞き手の印象に残りやすくなります。

他にも、声を大きくする、同じフレーズを繰り返すといった方法で強調することができます。重要なポイントとそれ以外で話し方に強弱をつけることにより、聞き手の意識を引きつけることができるでしょう。

9:理解しやすいように例え話を交える

抽象的な内容を相手に伝えたい時には、例え話を交えることでより理解しやすくなります。たとえば、広さを伝えたい場合には「東京ドーム○個分」といった例えがよく用いられます。

抽象的な話であっても、具体例を出すことによって聞き手も具体的なイメージがしやすくなるでしょう。

10:アイスブレイクを意識する

アイスブレイクとは場を温めるという意味の言葉です。プレゼンテーションを行う場はどうしても緊張感が出てしまうため、アイスブレイクを意識して自分が話しやすいように環境を整えることも大切です。

たとえば、場を和ませるような面白いエピソードを用意しておき、本番のプレゼンテーションを始める前に話してみると良いでしょう。

プレゼンテーション事前準備のテクニック5つ

プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介
※画像はイメージです

プレゼンテーションを成功させるには、事前の準備もしっかりと行っておくことが重要です。事前にどれだけの準備を行っておいたのかによって、本番のクオリティは大きく変わります。

ここでは最後に、プレゼンテーション事前準備のテクニックを紹介していきます。

1:使用する機器に慣れておく

プレゼンテーションでは、パソコンやプロジェクターなどさまざまな機器を使用することになります。これらの機器は本番前に使用してみて、使い方に慣れておくようにしましょう。

実際に機器を使ってプレゼンテーションの練習も行うようにします。本番中に機器にトラブルが発生した場合でも、使い慣れている機器であればその場で対応することもできるでしょう。

2:聴衆情報を把握しておく

事前にプレゼンテーションの聞き手に関する情報を集めておきましょう。どのような人が聞き手なのか把握することで、ターゲットを想定した状態で準備を行うことができます。

また、聞き手を知りどのような情報が求められているのか把握することで、プレゼンテーションの内容もその場に相応しいものにできます。

3:予想質疑への応答準備をしておく

質疑応答ではどのような質問が出てくるのか本番になるまでわかりません。また、想定されるすべての質疑応答に対する答えを用意しておくことはできないため、特に自分が一番質問されたくないような内容を考え、返答を用意しておくと良いでしょう。

たとえば「なぜコストが他社よりも高いのか」といった話し手からは伝えたくないような質問を想定し返答を用意しておくことで、本番でも焦らずに回答できるようになります。

4:その場で回答できない質問への対応を考えておく

想定質疑の準備をしたとしても、本番ではその場で回答できないような質問が飛び出す可能性もあります。しかしそういった場合、必ずしもその場で答える必要はありません。

たとえば、「次回までに確認して回答させていただきます」「今後の課題とさせていただきます」といったように、その場で回答できない質問への対応方法を決めておくと良いでしょう。

5:質問がない場合の対応を考えておく

質疑応答の場で何も質問が出ないというケースもあるため、質問が出やすくなるような対応についても考えておきましょう。

たとえば「○○についてわかりにくかったかと思いますが、何かご質問はありますか?」といったようにポイントを絞って問いかけてみると、聞き手は質問しやすくなります。

テクニックを知ってプレゼンテーションを成功させよう

プレゼンテーションに必要なテクニックとは?事前準備もあわせて紹介
※画像はイメージです

プレゼンテーションにはさまざまなテクニックがあります。ぜひ本記事で紹介したプレゼンテーション資料作りのテクニックや実施時のテクニック、事前準備のテクニックなどを参考に、成果に繋がるプレゼンテーションを実施しましょう。

Share

Facebook
Twitter
はてな

RELATED