Googleにおけるインデックスの仕組み|登録や確認方法と対応法も紹介
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Googleにおけるインデックスの仕組み|登録や確認方法と対応法も紹介

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Googleにおけるインデックスの仕組み|登録や確認方法と対応法も紹介

記載されている内容は2021年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年10月28日

更新日:2022年03月01日

Googleのインデックス登録とは、どのような仕組みになっているのでしょうか。本記事ではGoogleにインデックス登録を行わせる方法や、自社ページがクロールされているか確認する方法などを紹介しています。インデックス登録に興味のある方は、ぜひご一読ください。

Googleにおけるインデックスの仕組み

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Googleではクローラーを使用し、インターネット上にある膨大な数のWebページを巡回し、情報を収集して検索インデックスに登録しています。

事前にクローラーが集めた情報をインデックスに登録し、アルゴリズムに基づいて順番を決定しているため、ユーザーがGoogle検索を利用した際に求めている情報が表示されるようになっています。

インデックスで重要なクローラーの知識3つ

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クローラーは「crawl(這う)」を語源とした言葉で、その名前のとおりインターネットを巡回して、Webページにあるさまざまなデータを収集するプログラムです。

Googleのインデックスを理解するには、クローラーについてもよく理解しておく必要があります。

ここでは、インデックスで重要なクローラーの知識について3つ紹介します。Googleにおけるインデックスについて、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

1:クローラーの役割

クローラーには、インターネット上にあるWebサイトを巡回して情報を収集するという役割があります。

そのため、Googleなどの検索エンジンがWebサイトを検索結果に表示するには、クローラーが先にそのWebサイトを訪れていることが前提となっています。

つまり、クローラーがWebページのページ情報を読み込むことによって、検索エンジンはそのWebサイトを認識するということです。

2:クローラーに存在する種類

クローラーの主な種類としては、Googleの「Googlebot」、Bingの「Bingbot」、日本以外のYahoo!の「Yahoo Slurp」、百度の「Baiduspider」などがあります。

ただし、日本の場合は検索エンジンの中でもGoogleが高いシェアを獲得しているため、自社で運営しているWebサイトのSEO対策を講じる場合は、Googlebotに注力するようにしましょう。

3:クローラビリティの意味

クローラビリティとは、クローラーにとってのWebページの見つけやすさ、認識のしやすさを指す言葉です。サイトのクローラビリティを向上することにより、クローラーに見つけてもらいやすくなります。

クローラビリティを向上させるためにはさまざまな方法がありますが、基本的にはクローラーにとって見つけやすく、わかりやすい構造のWebサイトにすることがポイントです。

Googleへ効果的にインデックス登録を行わせる方法6つ

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Googleに自社サイトのインデックス登録を行わせるためには、クローラビリティの高いWebサイトにすることが大切です。それでは、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

ここでは、Googleへ効果的にインデックス登録を行わせる方法を紹介します。SEO対策の参考にしてみてください。

1:ディレクトリ構造を改善する

サイトのディレクトリ構造を見直して、シンプルな構造に改善しましょう。Googleのクローラーは、ディレクトリ階層の浅いコンテンツを重要なコンテンツだと見なしており、階層が浅いページを優先的に巡回するようになっているため、階層が深いとすべてのページを巡回しない可能性があります。

そのため、サイトのトップページから2クリックほどですべてのページに到達できるようなディレクトリ構造にしておき、クローラーがすべてのページを回りやすくしておきましょう。

2:内部リンクを改善する

クローラーはWebサイトのリンクを辿って巡回するため、内部リンクを見直しましょう。たとえば、関連性が高いコンテンツに内部リンクを積極的に設置することにより、すみずみまで巡回してもらえる可能性が高くなります。

ただし、関連のない内部リンクをむやみに設置するとWebサイトとしての評価を下げられてしまうため、関連性が高いリンクを設置するように気を付けましょう。

3:パンくずリストを正しく設置する

パンくずリストとは、「TOP>ブログ>記事タイトル」のような、訪問者が現在Webサイト内のどの位置にいるのかを表示したリストのことです。

クローラーは内部リンクを辿って巡回するため、パンくずリストを設置することでクローラーもサイト内での位置がわかりやすくなります。

その結果、サイト内の回遊率を向上させ、情報を正確に読み取ってくれるようになります。

4:XMLサイトマップを送る

XMLサイトマップにはWebサイトの構造が記載されているため、サイトマップをGoogle Search Consoleから送信することで、漏れなくサイト内を巡回してもらえるようになります。

サイトマップを送信する場合は、無料ツールなどでサイトマップを作成し、Webサイトのサーバーのルートディレクトリ直下に配置し、最後にGoogle Search Consoleの「新しいサイトマップの追加」から登録しましょう。

このとき、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」と表示された場合は、サイトマップに登録されていないWebページのURLがインデックス登録されているということになります。

「あえて登録していない」ということでなければ、サイトマップにそのURLを追加して更新することで対処できます。

5:URL検査を使ってクロールを促す方法

Google Search Consoleの機能である「URL検査」を使用することで、Webページへのクロールを促すことができます。URL検査にWebページのURLを指定し、「インデックス登録をリクエスト」をクリックしましょう。

URL検査を利用することで、更新したページや新しく作成したページもすぐにGoogle検索に認識してもらえるようになります。

6:Googleにキャッシュされているかも確認する

インデックス登録ができていたとしても検索結果にすぐに反映されることはありませんが、Googleにインデックス登録されたかどうかは、キャッシュを確認することで判断できます。

なお、キャッシュを確認する方法は既存ページと新規作成ページで異なるため、以下でそれぞれ紹介していきます。

既存ページの場合

既存ページの内容を更新した場合は、Webサイトのキャッシュを確認しましょう。キャッシュは、検索結果に表示されているWebサイトURLの右端にある「▼」マークをクリックすると確認できます。

クローラーが巡回していればキャッシュの日時が更新されるため、日時がWebページの更新日よりも新しい場合は、インデックス登録されていると判断できます。

新規作成したページの場合

新規作成したページのインデックス登録を確認する場合は、Googleで新規作成したWebサイトのURLを検索しましょう。URLで検索してWebサイトが表示される場合は、Googleのインデックス登録が完了しています。

一方、「http://~に一致する情報は見つかりませんでした」と表示された場合、インデックス登録がされていないと判断できます。

自社ページがクロールされているかの確認方法

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自社のWebサイトのクローラビリティを改善しても、実際にクローラーにクロールされていなければ意味がありません。

Google検索エンジンに評価されるためにも、クローラーが自社のWebサイトをきちんと巡回していることを確認する必要があります。

ここでは、自社ページがクロールされているかどうか確認する方法を紹介します。Webサイトのクローラビリティを改善しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

URLの前に「site:」を入れて検索する場合

自社のWebページURLの前に「site:」を入れて検索すれば、そのWebページがインデックス登録されているか判断することが可能です。インデックス登録されている場合は、検索結果にWebページが上がってきます。

インデックス登録されているということは、クロールされているということになります。また、新規作成したWebページだけでなく、更新した既存ページについてもインデックス登録がされているかどうか確認しておきましょう。

Google Search Consoleを使って調べる場合

Google Search Consoleを使って調べる場合は、先に紹介した「URL検査」を使用しましょう。「URL検査」をクリックし、検索欄に自社のWebページのURLを入力すると結果が表示されます。

検索結果には「URLはGoogleに登録されています」の他に、「URLはGoogleに登録されていますが問題があります」「URLがGoogleに登録されていません。インデックス登録エラー」「URLがGoogleに登録されていません」などの種類があります。

なお、Google Search Consoleからインデックス登録をする場合は、前述のとおりURLを指定して「インデックス登録をリクエスト」をクリックしましょう。

Googleにインデックス登録されていないときの対応法3つ

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Google Search Consoleで自社のWebサイトがインデックス登録されていないことがわかった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

ここでは、Googleにインデックス登録されていないときの対応法について見て行きましょう。

1:「URLがGoogleに登録されていません」と表示された場合

インデックス未登録になっている理由としては、コンテンツが薄いなどWebサイトの品質が原因の場合と、Webサイトに不要なページが多すぎる場合などが考えられます。

そのため、サイトのオリジナリティが低くないかどうか、重複ページがないかどうかなどを確認しましょう。

2:「URLがGoogleに登録されていません。インデックス登録エラー」と表示された場合

このメッセージは、インデックス登録しないように設定している場合に多く見られるケースです。

そのため、意図せず「robots.txt」でクロールを拒否していないか、ページに「noindex」タグを記述していないかなどを確認しましょう。

3:「URLは代替バージョンです」と表示された場合

このメッセージは、検査したURLとは別のURLがインデックス登録されている場合に表示されます。

そのため、完全に同一内容のページが2つ存在しているような場合は、重複を修正しましょう。

Googleのインデックスにおけるペナルティとは

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Googleのガイドラインに違反しているWebサイトは、ペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティには、Google検索での検索順位が圏外になったり、インデックスが削除されたりといった内容があります。

Googleのインデックス登録や確認方法を知ろう

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Google検索は、クローラーがWebサイトを巡回することでインデックス登録し、検索結果に上がってくる仕組みになっています。

本記事で紹介した、Googleへ効果的にインデックス登録を行わせる方法や、自社ページがクロールされているかの確認方法などを参考に、ぜひ自社サイトのSEO対策を行ってみましょう。

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