SEO対策の9つの例とは|Googleが重視している基準も解説
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SEO対策の9つの例とは|Googleが重視している基準も解説

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SEO対策の9つの例とは|Googleが重視している基準も解説

記載されている内容は2021年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年11月22日

更新日:2022年03月01日

SEO対策とはどのようなものでしょうか。本記事ではSEO対策によって得られる効果やSEO対策の注意点、SEO対策に必要な準備、SEO対策の例などを紹介していきますので、自社で対策するときの参考にしてみてはいかがでしょうか。

SEOとは

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自社のホームページや自社で運営しているECサイトのアクセス数をアップしたい場合、検索エンジンで特定のキーワードで検索された場合の表示順位を上位にすることが重要になります。SEO(Search Engine Optimization)とは、このような対策のことです。

自社サイトにSEO対策を行うことにより、多くのユーザーに自社の情報を伝えられるようになります。

  • 検索エンジン最適化のこと
  • 検索エンジンの基本的構造

検索エンジン最適化のこと

SEOとは日本語で「検索エンジン最適化」と訳される言葉です。Webサイトを最適化し、検索エンジンにサイトの正しい情報が認識されやすいようにすることで、検索順位を上昇させることを指します。

近年では検索エンジンがWebサイトを評価する技術が向上していることもあり、SEO対策を行う場合は品質の高いコンテンツを提供するなど、Webサイト内部に関する施策が重要になっています。

検索エンジンの基本的構造

検索エンジンとは、「クローラー」「インデクサー」「サーチャー」という3つのプログラムによって構成されたサービスです。クローラーとは、インターネット上を巡回することでWebページの情報を収集するプログラムです。

インデクサーはクローラーが収集したデータを解析し、データベースに保存する役割を持ちます。また、サーチャーは検索キーワードからデータベースに保存されている情報を抽出し、検索結果として送信するプログラムとなっています。

SEO対策によって得られる効果5つ

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自社のWebサイトにSEO対策を行うことにより、関心の高いユーザーと接点を持てる、広告宣伝費を削減できるなどのさまざまな効果が期待できます。

ここではSEO対策によって得られる効果について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 直接ユーザーと接することができる
  • 広告費用が削減できる
  • コンバージョンにつながりやすい
  • 知名度が上がりやすい
  • 集客が安定しやすい

1:直接ユーザーと接することができる

SEO対策を行うことで、特定のキーワードで検索を行ったユーザーに対して自社サイトを表示することができます。また、SEO対策によって自社サイトにアクセスしたユーザーということは、最初から自社の商品やサービスに関心を持っているユーザーということになります。

そのため、SEO対策を行うことにより、検索結果の順位からユーザーが何を求めているかを把握することができ、直接確度の高いユーザーと接することが可能になります。

2:広告費用が削減できる

SEO対策によってWebサイトが検索順位の上位に表示されれば、検索を行ったユーザーの目に入りやすくなります。そのため、インターネット広告を出稿する必要がなくなり、広告費用の削減が可能になります。

また、SEO対策ではユーザーの役に立つ品質の良いコンテンツを提供することが重要ですが、そのようなコンテンツは一度作成すれば削除しない限り残り続けます。そのため、SEO対策の費用は無駄になることなく、長期的に集客につなげることが可能です。

3:コンバージョンにつながりやすい

前述のとおり、SEO対策によって自社サイトを訪れるユーザーは最初から自社の商品やサービスに対する関心の高いユーザーです。そのため、商品購入や資料請求などのコンバージョンにもつながりやすいという特徴があります。

また、まだ本格的に商品購入を考えていなかったとしても、関心が高い状態から自社サイトを閲覧することになるため、検討の前段階からユーザーと関係性を築くことによってコンバージョンへと繋げていきやすいと言えるでしょう。

4:知名度が上がりやすい

SEO対策によって自社サイトが検索結果上位に表示され続ければ、それだけ多くのユーザーの目に留まるようになります。そのため、信頼度や認知度を高めることによるブランディング効果が期待できます。

たとえば検索順位1位に表示されるサイトは検索順位が10位以降のサイトよりも高い信頼感を得られます。検索順位1位に表示されるだけで、そのサイトはそのジャンルやキーワードにおける有名企業であると多くのユーザーに認識してもらうことができるでしょう。

5:集客が安定しやすい

SEO対策を行うことで安定して検索結果の上位に表示されるようになれば、それ以降、継続的な集客を行うことが可能になります。

検索結果の1ページ目に表示されるだけで費用対効果の高いチャネルとなり、あとは継続して上位表示できるように定期的にサイトの見直しを行うだけで済みます。

そのため、わざわざ何度も広告を出してコストを掛けた集客を行う必要がなくなります。

SEO対策の注意点5つ

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SEO対策を行うことでさまざまな良い効果が期待できますが、一方でいくつかの注意点も存在しています。

自社サイトにSEO対策を行う場合はどのような点に注意しなければいけないのか事前に把握しておきましょう。ここではSEO対策の注意点について解説していきます。

  • 定期的にコンテンツを作成する人材が必要になる
  • すぐには効果が出ない
  • 検索エンジンの仕様変更に影響を受ける
  • 新しいジャンルの商品の宣伝には向かない
  • キーワードによっては上位に食い込めない

1:定期的にコンテンツを作成する人材が必要になる

コンテンツを重視したSEO対策を実施する場合は、ユーザーに対して継続的にコンテンツを提供し続ける必要があります。そのため、コンテンツを定期的に作成できる人材が必須です。

また、検索順位は日々変化しているため、一度作成したコンテンツであっても定期的にメンテナンスを行う必要があります。このような理由から、SEO対策ではコンテンツ作成のための専任の人材が必要になると言えるでしょう。

2:すぐには効果が出ない

SEO対策を実施してもすぐに検索順位が上昇するということはありません。新しいサイトの場合は、SEO施策を実施し始めてから効果が出るまでに半年以上の時間がかかります。

そのため、SEO対策では中長期的な目線で見ることが大切だと言えるでしょう。短期的に結果を出さなければいけない場合には、SEO対策よりもインターネット広告を利用した集客を行うのがおすすめです。

3:検索エンジンの仕様変更に影響を受ける

SEO対策は検索エンジンのアルゴリズムによって順位が変わるため、検索エンジンに仕様変更があれば急に検索順位が下落する可能性もあります。

これまでにも、過去にGoogleのアルゴリズムの仕様変更によって質の低いコンテンツを量産していたようなサイトの検索順位の下落などが発生しました。

4:新しいジャンルの商品の宣伝には向かない

SEO対策は多くのユーザーが検索するキーワードで最適化し、そのキーワードで検索された際に上位に表示されるようにして集客を伸ばす施策です。そのため、そもそも検索するユーザーが少ない新しいジャンルの商品の宣伝には適していません。

5:キーワードによっては上位に食い込めない

SEO対策ではどのようなキーワードを設定するのかが重要です。検索ボリュームが大きくても競合が多いようなキーワードでは、どのようなSEO対策を行っても検索結果上位に入れないケースもあるため注意が必要です。

SEO対策に必要な準備

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新しくマーケティング担当者になった方の中には、これから自社サイトのSEO対策を始めるという方もいるでしょう。それでは、SEO対策を行う際の準備とはどのようなものなのでしょうか。

ここでは必要な準備について解説していきます。

  • 結果を分析するツールの導入
  • 検索パフォーマンスからサイトが認識されているのかを確かめる

結果を分析するツールの導入

SEO対策を実施する場合、結果が出ているかどうかを分析する必要があります。結果を分析するツールとしては、「Google Search Console」や「Google Analytics」などがあります。

Google Search Console

Google Search Consoleとは、Googleが提供しているSEO対策用のWebサービスです。Google Search Consoleを利用することで、検索キーワードや掲載順位、外部リンク情報などを調べることができます。

Google Analytics

Google Analyticsとは、Google提供のアクセス解析ツールです。Google Analyticsを利用することで、自社サイトを訪れたユーザー数や属性、滞在時間や流入元などを調べることができます。

また、Google AnalyticsとGoogle Search Consoleを連携すれば、両方のデータをまとめて見られるようになります。

検索パフォーマンスからサイトが認識されているのかを確かめる

Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」から自社サイトが検索結果に表示されているかどうかを確認しましょう。検索結果にサイトが表示されていない場合は、検索エンジンで「site:+ドメイン」で検索し、自社サイトが認識されているかどうか確認しましょう。

もしも認識されていない場合は、Google Search Consoleの「URL検査」などを実施してみましょう。

SEO対策の9つの例

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ここまでSEO対策に必要な準備について紹介しましたが、実際にSEO対策を行う場合にはどのような方法で行えばよいのでしょうか。ここではSEO対策の例について、順番に解説していきます。

  • 検索キーワードの候補をいくつか出す
  • 検索ボリュームが多いが競合は少ないキーワードを探す
  • 選んだキーワードを組み込んだタイトルをつける
  • 量が多く質の高いコンテンツを作成していく
  • 信頼性を上げるためにエビデンスを用意する
  • サイト内のリンクがわかりやすくなるよう工夫する
  • ページスピードが速くなるよう改善する
  • h1タグやmeta descriptionにはキーワードを入れる
  • SNSなど宣伝活動が行えるメディアへの外部リンクを活用する

1:検索キーワードの候補をいくつか出す

まずは検索キーワードの候補を出していきましょう。SEO対策のキーワードを選定するには、できるだけたくさんの候補を出す必要があります。

検索キーワード候補を出すにはまずは自社サイトの集客に利用できそうなキーワードを思いつく限り書き出してみて、実際に検索します。また、Googleのキーワードプランナーを利用してみるのも良いでしょう。

2:検索ボリュームが多いが競合は少ないキーワードを探す

キーワード候補の中から検索ボリュームが大きく競合が少ないキーワードを選定していきましょう。キーワードプランナーを利用すると、月間平均検索ボリュームをチェックすることができます。

検索ボリュームの数値は決まっていないため、数百以上のものを選ぶのがおすすめです。その中で競合サイトの少ないキーワードを見つけましょう。

3:選んだキーワードを組み込んだタイトルをつける

選んだキーワードを使用したタイトルを考えましょう。ユーザーにキーワードが見えなければ意味がないため、タイトルをつける際には左から重要なキーワードを組み込むようにしましょう。

また、現在そのキーワードで上位表示されているサイトのタイトルを参考にすれば、Googleが評価しているタイトルの傾向が把握できます。ただし、タイトルにキーワードを入れ過ぎたり競合と同じタイトルをつけたりするのはNGです。

4:量が多く質の高いコンテンツを作成していく

選んだキーワードを盛り込んだ質の良いコンテンツを作成しましょう。現在のSEO対策では、ユーザーの利益になる品質の良いコンテンツを提供することが非常に重要なポイントになっています。

そのためには、単に網羅性が高いというだけでなく、ユーザーの役に立つ情報を意識することが大切です。また、コンテンツの質だけでなく量もポイントになるため、継続してコンテンツを作成していく必要があります。

5:信頼性を上げるためにエビデンスを用意する

SEO対策では信頼性を上げることが重要になるため、事実に基づいていることを証明するためにもエビデンスを用意しましょう。エビデンスとしては、研究論文などの専門性の高い資料やサイトを引用しましょう。

6:サイト内のリンクがわかりやすくなるよう工夫する

サイト内では内部リンクを適切に設置するようにしましょう。アンカーテキストやパンくずリスト、サイドやフッターのリンクを活用し、ユーザーにわかりやすいリンクを設置することで、検索エンジンからも評価されやすくなります。

7:Webページの表示速度を改善する

Webページの表示速度が速くなるような対策も必要です。表示速度が遅いだけでユーザーにとってはストレスになるため、離脱率を上げる要因になってしまいます。

また、ページの表示速度は検索順位を決める要素の1つとなっています。特にモバイルページの表示速度は重要になるため、ページの表示スピードを上げる努力をしましょう。

8:h1タグやmeta descriptionにはキーワードを入れる

h1タグは大見出し、meta descriptionは検索エンジン向けのページの概要のことです。これらにキーワードを盛り込むことはSEO対策の基本となるため、キーワードを入れておくようにしましょう。

9:SNSなど宣伝活動が行えるメディアへの外部リンクを活用する

コンテンツをSNSで拡散できるように、メディアへの外部リンクを埋め込みましょう。SNSでは多くの人に情報を伝えることができます。

SNSで拡散されれば被リンクを獲得しやすくなるため、ユーザーが気に入ったコンテンツを拡散しやすいようにシェアボタンなどを用意しておくことが大切です。

日本で主に使われている検索エンジン

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日本では、Googleがパソコン、モバイル共にもっとも多く利用されている検索エンジンです。2020年時点では、主要検索エンジンの中でGoogleのシェアはパソコンで約88%、モバイルで約99%となっています。

出典:2020年2月 各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェア|AUN CONSULTING.inc.
参照:https://www.auncon.co.jp/corporate/2020/0225.html

SEO対策にもかかわる「Googleが掲げる10の事実」とは

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Googleが掲げる10の事実とは、会社設立から数年後に策定されたリストです。リストの内容は以下のようになっています。

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
・1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
・遅いより速いほうがいい
・ウェブ上の民主主義は機能する
・情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
・悪事を働かなくてもお金は稼げる
・世の中にはまだまだ情報があふれている
・情報のニーズはすべての国境を越える
・スーツがなくても真剣に仕事はできる
・「すばらしい」では足りない

Googleではこのリストを常に見直し、常にこの通りであるように努力しています。

出典:Google が掲げる 10 の事実|Google
参照:https://about.google/intl/ja/philosophy/

SEO対策をしっかりと行い多くの人の目に触れるWebサイトを作ろう

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自社サイトの集客や認知度の向上のためにはSEO対策が必須です。ぜひ本記事で紹介したSEO対策によって得られる効果や注意点、SEO対策の例などを参考に、自社サイトのSEO対策を実施してみてはいかがでしょうか。

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