世界で利用されている12の検索エンジンとは?インターネットにおける役割も解説
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世界で利用されている12の検索エンジンとは?インターネットにおける役割も解説

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世界で利用されている12の検索エンジンとは?インターネットにおける役割も解説

記載されている内容は2021年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年12月27日

更新日:2022年03月01日

世界に多数ある検索エンジンはそれぞれ特有のユーザー層や特徴があり、SEO対策やWEBマーケティングを行う際にそれらの把握はとても重要です。この記事では、検索エンジンの仕組みやアルゴリズム、世界で利用されている12の検索エンジンの特徴を紹介しています。

インターネットにおける検索エンジンの役割とは

特定のキーワードから関連性の高いWEBサイトを探し出して一覧表示するシステムを検索エンジンと呼びます。ユーザーは検索エンジンを適切に使用することで、インターネット上に無数存在するコンテンツの中から、必要とした情報を探し出すことができます。

パソコンやスマートフォンを通じて、広大なインターネットの海から必要な情報を探すためのユーザーに対して、地図や受付、あるいは案内人としての役割を持ったシステムが検索エンジンです。

世界の検索エンジンシェア

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※画像はイメージです

世界には数多くの検索エンジンと呼ばれるシステムが存在し、それらの働きそのものは同じですが、操作性や利便性など他の検索エンジンサービスと異なる特徴を掲げて競争しています。

インターネット上のプラットフォームでは、往々にして「ネットワーク効果」と呼ばれる「利用者数が多いほどサービスの品質が高まる」という現象が生じるため、各検索エンジンでは非常に苛烈なシェア争いが行われています。

検索エンジンで行われる仕組み4つ

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検索エンジンではキーワードと関連したWEBサイトを独自の評価基準によって採点し、その点数に応じて表示する順番を決定しています。

WEBマーケティングやSEO対策において、どのようなWEBサイトが検索上位に表示されているのかを理解することはとても重要です。

ここでは、多くの検索エンジンの採点に使われている代表的な仕組みを、4つのステップで解説します。

  • アルゴリズムで検索を優先する
  • クローリングで情報を自動的に収集する
  • インデックスデータベース内で整理される
  • 最終的にランキング付けされる

1:アルゴリズムで検索を優先する

アルゴリズムとは手順や計算方法の方法で、検索エンジンにおいてはWEBサイトの表示優先順位をどのように決定するかがこれにあたります。

基本的にアルゴリズムは非公開であり、検索エンジンの管理者はユーザーの入力したキーワードによって求めるWEBサイトを表示できるように頻繁に更新しています。

SEO対策においては検索エンジンごとに設定されているアルゴリズムを推測し、どのようなWEBサイトが高得点を獲得できるかを判断することが成否の鍵となります。

2:クローリングで情報を自動的に収集する

クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボットにWEBサイトのリンクを辿らせることでサイトの情報を収集することです。クローリングはWEBサイトを作成、あるいは更新した際にとても重要になります。

クローラーに読み取られることで初めて検索結果として表示されるWEBサイトになりますが、無数にあるWEBサイトの中からクローラーに発見してもらうために、サイト作成者はいくつもの工夫をしなければなりません。

クローリングの手順も検索エンジンによって異なり、例えばGoogle検索ではGooglebotと呼ばれるクローラーロボットが自動的に情報収集を行っています。

3:インデックスデータベース内で整理される

インデックスデータベースとは検索エンジンが持つデータベースで、クローリングによって集められた情報はこのデータベースにカテゴリーごとのインデックスを付され、分類して記録されます。

インデックスは検索ワードと密接に関係しており、検索エンジンに入力されたキーワードとそれぞれのWEBサイトが持つインデックスは関連性に応じて点数が決定されます。

新規のWEBサイトが検索エンジンで発見されるためには、クローリングとインデックスの登録が完了するのを待つ必要があります。

4:最終的にランキング付けされる

クローリングによって発見され、インデックスによって分類されたWEBサイトは、検索エンジンで入力されたキーワードと関連性をアルゴリズムによって採点され、順位がつけられます。

検索エンジンによって異なるインデックスの分類方法やアルゴリズムの採点方法にどう対応するのかが、WEBマーケティングやSEO対策を考える際には重要です。

また、検索エンジンごとの特徴もこれらの仕組みに左右されるため、ユーザーにとっても重要な要素となります。

世界で利用されている検索エンジン12選

世界には数多くの検索エンジンが存在しますが、その中でもシェア率の高い検索エンジン12選を紹介します。

検索エンジンは検索によって発見されるWEBサイトの量や表示順以外にも、使いやすさや表示するブラウザの安定性、キャッシュ保存や広告の有無など多様な違いがあります。

検索エンジンそれぞれが持つ特徴を理解することで、使いやすい検索エンジンや商品・サービスのマーケティングに適した検索エンジンを見つけることができます。

1:Google

Googleは圧倒的なシェア率を誇る世界最大の検索エンジンです。

パソコンにおいてもモバイルにおいても高いシェアを占めるGoogle検索は、WEBマーケティングやSEO対策を行う上でも基本となります。

同時に、シェア率の高さから多くの企業やサービス、商品がGoogleでのSEO対策に取り組んでおり、その競争率の高さからSEO対策を施しても費用対効果に優れないという側面もあります。

出典:第1部 特集 ICTがもたらす世界規模でのパラダイムシフト|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc122130.html

2:Yahoo!

日本国内では高いシェア率を誇るYahoo! は、Googleから米Yahooが開発した「Yahoo Search Technology(YST)」と呼ばれるサーチエンジンの導入を経て、ふたたびGoogleとの連動を行いました。

そのため、サーチエンジンとしての機能はGoogleと大きな違いはありませんが、ユーザー個人の検索履歴を蓄積して最適な検索結果を表示する「パーソナライズド検索」など、いくつかの独自システムを使用しています。

3:Bing

BingとはMicrosoft社の検索エンジンで、アメリカで高いシェアを占めています。

「意思決定を支援する検索エンジン」をコンセプトにGoogleやYahoo!とは異なる技術が使用されており、クローニングによってテキストを収集するだけでなく、現在のニュースやユーザーの状況に合わせた検索結果を表示できる仕組みが導入されています。

また、Windowsを提供しているMicrosoft社の検索エンジンであることから、デフォルトブラウザの検索エンジンがBingであるなど、検索エンジンへの誘導が多いのも特徴です。

4:Ask.com

Ask.comとは、アメリカのIAC Search & Mediaが運営する検索エンジンです。

日本国内でのシェア率は低いもののその歴史は古く、インターネット黎明期から続くサーチエンジンで、専門知識を優先するアルゴリズムを導入しているのが特徴です。

5:Baidu

中国で高いシェアを占めるBaiduの使用感はGoogleやYahoo!と似ていますが、中国が有する「グレート・ファイアウォール」と呼ばれるネット検閲システムによって、独自のコミュニティとして発展しました。

海外ネットワークとの接続に制限のある中国国内で商品やサービスのプロモーションを行いたい場合には、Baiduを使用することが基本となります。

6:Yandex

ロシア産の検索エンジンYandexは、ロシアで高いシェア率を誇ります。

地図機能やフリーメール、オンラインストレージなどのサービスも充実していることから、使用感はGoogleやYahoo!と似ています。

Yandexはウクライナやトルコなどロシア近隣の国でも利用されており、キリル文字圏でのプロモーションを行う際には重視したい検索エンジンです。

7:DuckDuckGo

「あなたを追跡しない検索エンジン」というコンセプトを掲げるDuckDuckGoは、その名の通りユーザーの情報収集を行わない検索エンジンです。

比較的新しい検索エンジンですが、利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としているため、インターネットに不安を覚えるユーザーに支持されることでシェアを伸ばしています。

8:NAVER

NAVERとは主に韓国でシェアを占める検索エンジンです。

検索エンジンとしての用途以外に、ニュースや地図検索からブログやゴシップコミュニティまで多様な情報が掲載されているため、検索エンジン以外の目的で訪れる利用者もいます。

また、NAVERは日本で高いシェアを誇るモバイルメッセンジャーアプリケーションである、LINEの親会社でもあります。

9:AOL Search

AOL Searchとは、かつてアメリカで高いシェアを誇った検索エンジンで、現在もポータルサイトとして利用されています。

かつてはGoogleが検索エンジンのシステムを提供していましたが、現在は全世界のAOLにMicrosoftのBingが搭載されています。

10:Ecosia

Ecosiaはドイツの企業が提供する検索エンジンで、利益の約80%以上を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付していることが特徴です。

検索サイトやGoogleChromeの拡張機能としてサービスを展開しており、AndoroidとiOSのどちらにも対応しています。

11:Excite

アメリカ企業Exciteおよび、日本法人のエキサイト株式会社が提供する検索エンジンがExciteです。

高い翻訳機能を持つのが特徴で、翻訳目的で利用するユーザーも多く、また検索エンジンの他にもポータルサイトや出会い系サービス、ブロードバンド接続サービスなど多様なITサービスを提供しています。

12:Seznam

チェコ共和国で最初のWEBポータルがSeznamです。

検索エンジンの他に天気予報や地図機能、オンライン不動産、ミュージックビデオ、国内外のニュースや占いなど機能が豊富で、チェコ国内ではポータルサイトとしても高いシェアを占めています。

検索エンジンごとにアルゴリズムはある?

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検索エンジンはそれぞれに独自のアルゴリズムを持っていますが、各検索エンジンのアルゴリズムには世界シェアの高いGoogleでも日本シェアの高いYahoo!でも、それほど大きな違いはありません。

各アルゴリズムが最終的に評価するものは、キーワードとの関連性とWEBサイトの精密さなどであることから、異なる検索エンジンでもWEBサイトごとの評価は近しい数値になります。

検索エンジンで上位表示されるためのポイント

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商品やサービスをプロモーションする際に検索エンジンで上位表示されることが重要ですが、上位表示されやすいWEBサイトには特徴があります。

検索アルゴリズムが評価するキーワードとの関連性、相互リンクによるユーザーの流入数、クローニングボットに発見されやすい階層が浅めのサイト構造などです。

検索エンジンで上位表示されやすいWEBサイトを制作する際には、それらを意識しましょう。

ユーザーがGoogle検索エンジンを利用して行う検索方法6つ

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検索エンジンの仕組みを理解した上でマーケティングに有効利用するためには、ユーザーの視点にたってどのようにサイト検索がなされているかを推測することが重要です。

ここでは、一般的なユーザーがどのようにキーワードを入力して検索エンジンを利用しているのか、いくつかの例をご紹介します。

ユーザーの導線を把握することが、効果的なSEO対策に繋がります。

  • 期間や日時を設定して検索している
  • 名詞化したり単語で区切ったりして検索している
  • 指定条件を使って検索している
  • 画像検索を使って検索している
  • 特定のサイトに対して検索している
  • 除外したい単語を入れて検索している

1:期間や日時を設定して検索している

Google検索では日付指定の演算子「before:」と「after:」を使用することで、特定の期間に公開されたコンテンツを検索することができます。

多くの検索エンジンでは、更新頻度の高いWEBサイトや新しい情報が上位表示されやすいようになっています。

そのため、ある時期より昔のコンテンツを探したり、特定の期間だけの事柄を検索したりする場合に、ユーザーは日付指定の演算子を使用します。

2:名詞化したり単語で区切ったりして検索している

多くのユーザーは検索エンジンでキーワードを入力する際に、文章ではなく名詞や単語などの短い言葉を何個か選んで検索しています。

検索エンジンの多くは、入力された複数のキーワードと関連性の高いWEBサイトを上位表示します。また、キーワードのどちらかの関連性を求める場合には「OR検索」を行うユーザーもいます。

3:指定条件を使って検索している

一部の検索エンジンでは「検索演算子」と呼ばれる、特殊な検索方法を指定できます。

キーワードをスペースで区切ることで行えるAND検索の他に、キーワードの文頭に「-」をつけることでそのキーワードを含まないWEBページを検索したり、キーワード内の曖昧な部分を「*」と入力することで自動的に検索したり、より細かい検索が可能になります。

4:画像検索を使って検索している

画像のURLを入力したりパソコンからアップロードしたりすることで、類似画像や関連画像を探せる検索エンジンがあります。

プロモーションに有名なロケーションの写真を使用したり、商品のロゴやカラーバリエーションを統一して画像検索に表示されやすくしたりすることで、効果的なプロモーションが期待できます。

検索エンジンによっては、画像のサイズや色などの特殊な条件で検索することも可能です。

5:特定のサイトに対して検索している

検索エンジンでは特定のサイトを指定したり、あるいは除外したりして検索することができます。

検索フォームに「site:○○」と入力すると、○○というドメイン内のインデックスされてるWEBページだけが検索結果に表示されるようになります。

特定のドメインと関係したサイトを調べる他、自身のWEBサイトに導入することでユーザーの操作性向上や、サイト内のアクセス数を増加させるなどSEO対策が期待できます。

6:除外したい単語を入れて検索している

検索キーワードのまえに-(マイナス)をつけることで、指定したキーワードを含まないWEBサイトを検索することができます。

例えば、全国の特産品を調べる際に通販サイトを表示したくない場合には、「-通販」と入力することで通販を含まないWEBサイトだけを検索することが可能です。

除外をうまく活用することで、目的のものをよりピンポイントに検索することができます。

検索エンジンとはどのような役割や仕組みがあるのかを理解しよう

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インターネット上における検索エンジンの役割と仕組みを理解することで、WEBマーケティングの効率は格段に向上します。

検索エンジンとはユーザーにとってインターネットへの身近な入り口であり、企業にとって商品・サービスのプロモーションを行うのに格好の場所です。

検索エンジンの種類や特徴を把握し、ユーザー層にあわせて上手に利用することで効果的なプロモーションが期待できます。

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