Googleレスポンシブディスプレイ広告のメリット4つ|入稿規定も確認しよう
記載されている内容は2021年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
初回公開日:2021年12月27日
更新日:2022年03月01日
Googleのレスポンシブディスプレイ広告って?
Googleのレスポンシブディスプレイ広告は、Googleディスプレイネットワークに対してGoogle広告のキャンペーン機能を使い自社や個人で投稿できる広告です。広告の最適化をGoogleの機械学習モデルによって行います。
Google広告の管理画面からキャンペーンを作成し、そこにアップロードした画像・動画・文字情報などのアセットを組み合わせて広告が生成され、Webサイトやアプリケーション、YouTube、Gmailに掲載できます。
Googleレスポンシブディスプレイ広告の入稿規定3つ
Googleレスポンシブディスプレイ広告を作成するには独自のコンテンツをアセットとして設定およびアップロードする必要があります。
以下3つの各アセット別に、入稿規定がありますので見ていきましょう。
- 広告文の場合
- 動画の場合
- 画像の場合
1:広告文の場合
広告文には「広告見出し」、「長い広告見出し」、「説明文」の3種類の広告文を指定します。
広告見出しは広告の1行目に表示されるもので、半角30文字(全角15文字)以内に収める必要があります。5個まで指定できるので「30%オフ」や「送料無料」など、広告としてアピールしたい文章を短く指定しましょう。
長文の広告見出しは、説明文によって広告を見た人の行動を促すために用いるものです。半角90文字(全角45文字)以内に収める必要があり、1つのみ指定します。
説明文は、広告見出しの下に小さく表示される文章で、半角90文字(全角45文字)以内に収める必要があり、5個まで指定できます。
2:動画の場合
動画を指定する場合、YouTubeにアップロードされている動画のURLを指定する必要があります。YouTube動画をアセットとして設定することで広告に使用できるようになります。
なお、動画の長さとしてGoogleが推奨しているは、縦向きと横向きそれぞれ約30秒の動画です。
3:画像の場合
広告に使用できる画像には2種類あり、1つが1.91:1の横向きの画像で、2つ目が1:1の長方形の画像です。この比率の画像を2つ以上アップロードする必要があり、そのうちの1つには1.91:1の横向き画像が必要です。
その他にも、レイアウトによっては重複表示になるため、ロゴや文字情報、ボタンを重ねた画像を使用しない、高画質な画像を使用する、空白スペースを80%未満にするなどのGoogleが推薦しているルールもあるため、ぜひチェックしてみましょう。
Googleレスポンシブディスプレイ広告が持つメリット4つ
Googleレスポンシブディスプレイ広告を利用することで、パフォーマンスや管理コストの面においてメリットを享受することができます。
受けられるメリット以下4点についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
- 動的・静的フォーマットを両立できる
- 多くのユーザーへのアプローチができる
- 広告作成や管理の時間を削減できる
- 簡単にテストを行える
1:動的・静的フォーマットを両立できる
Googleレスポンシブディスプレイ広告は、広告を表示させるスペースに合わせてフォーマットを自動調整します。バナー広告などの静的な広告、や、ディスプレイ広告などの動的な広告として利用することもできます。
2:多くのユーザーへのアプローチができる
Googleレスポンシブディスプレイ広告は、広告を見るユーザーの閲覧履歴などを元に、最適化された広告を表示するため、ユーザーそれぞれにアプローチできます。
広告を作成したときに指定したアセットの中から、広告を見るユーザーが広告主のwebサイトやアプリケーションでの閲覧履歴を元に最適化した組み合わせで表示します。
3:広告作成や管理の時間を削減できる
Googleレスポンシブディスプレイ広告は、Google広告の管理画面から必要なデータを入力・アップロードするだけで動的な広告を作成・管理できるため、時間的なコストを削減できます。
それぞれの広告に持たせる役割の判定をGoogleの機械学習モデルに任せることで、広告のポートフォリオ構築で浮いた時間を、広告の掲載結果の分析に当てましょう。
作成した広告はGoogle広告の管理画面から一元管理でき、キーワード別のコンバージョン率など各種レポートを作成したりすることで掲載結果を分析できます。
4:簡単にテストを行える
Googleレスポンシブディスプレイ広告は、広告の最適化をGoogleの機械学習モデルによって行うため、広告最適化のテストを自動化できます。
Googleの機械学習モデルが掲載効果がより良いと判断した、画像・動画・文字情報の組み合わせを考えて広告を作成するため、そこに人的リソースを割く必要がなくなります。
Googleレスポンシブディスプレイ広告を運用するコツ4つ
Googleレスポンシブディスプレイ広告のメリットについて紹介しましたが、実際どのように運用していけばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。ここからは、Googleレスポンシブディスプレイ広告を運用するコツを4つに分けて紹介します。
Googleレスポンシブディスプレイ広告を運用するコツについて知りたい方は参考にしてください。
- テストは繰り返し行う
- ターゲットの絞り込みを行う
- 不要な配信先がないか確認する
- 低評価のアセットは最適化する
1:テストは繰り返し行う
作成した広告は「要改善」、「平均」、「良好」、「優良」の4段階で評価されます。評価が良いものになるように、文章や画像・動画データを見直して繰り返しテストを行いましょう。
2:ターゲットの絞り込みを行う
広告ごとにオーディエンスセグメント、ユーザー属性、キーワード、トピックを指定して細やかなターゲット設定を行いましょう。
オーディエンスセグメント設定であれば、閲覧履歴に旅行や教育のコンテンツが含まれるユーザーをターゲットにするなどと指定します。
3:不要な配信先がないか確認する
広告を表示しているプレースメントごとに、広告の掲載先としてふさわしくないサイト、動画やトピックを掲載対象から除外する必要があります。
ターゲットとするプレースメントにはウェブサイトやYouTubeチャンネル・動画、アプリケーションなどが設定できます。それぞれで不要と判断できる配信先がないかを確認することが大切です。
不要な配信先は積極的に除外して、ブランドイメージを守りましょう。
4:低評価のアセットは最適化する
広告を構成しているアセットごとに「学習中」「低」「良好」「最良」の4段階評価を確認できます。確認後、低評価のアセットは他のアセットに置き換えるなどの対策を積極的に行いましょう。
レスポンシブディスプレイ広告を運用するときの注意点
Googleのレスポンシブディスプレイ広告を運用する際、掲載効果について別の広告フォーマットと単純比較をしないように注意する必要があります。
広告フォーマットそれぞれに特有の訴求効果があるため、広告フォーマットごとに掲載効果を分析しましょう。
また、小売、不動産、金融、教育、旅行や食事など売り込みたい業界それぞれに適したキャンペーンタイプがあります。
Googleのレスポンシブディスプレイ広告のメリットや運用方法を理解しよう
ここまで、Googleレスポンシブディスプレイ広告のメリットや運用するコツ、注意点などについて紹介してきました。
まずはマーケティングの目標や戦略、使える時間、コストから適切なキャンペーンタイプを選定するところから始めましょう。
この記事を参考にGoogleレスンシブディスプレイ広告について知り、効果を発揮できる広告を掲載しましょう。