検索エンジンの仕組みと適切なキーワードの使い方|役立つツール6選も紹介
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検索エンジンの仕組みと適切なキーワードの使い方|役立つツール6選も紹介

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検索エンジンの仕組みと適切なキーワードの使い方|役立つツール6選も紹介

記載されている内容は2022年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年02月01日

更新日:2022年03月01日

WEBサイトを作るなら、検索エンジンで上位表示させたい人もいるでしょう。そのためには適切なキーワードで検索エンジンに認識されることが大切です。この記事ではキーワードの選び方、効果を確かめる方法を説明しています。上位表示を目指してみましょう。

検索エンジンが持つ3つの仕組み

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多くの人はWEBで調べものをするときにキーワードを入力して検索エンジンを利用します。検索エンジンは無数にあるWEBサイトの情報を蓄積したデータベースから、キーワードに対して適切だと判断したWEBページを順番に表示します。

WEBサイトは、自らの情報がどのようなキーワードに対応しているのか、検索エンジンに知ってもらうことが大切です。検索エンジンの仕組みを知り、適切な施策により検索エンジンに正しい情報を与えれば、その結果として検索で上位に表示されます。

検索エンジンの仕組みを理解し、どのような施策が検索で上位表示されるのか理解しましょう。まず、クローラー、インデックス、検索アルゴリズム、について説明します。

1:クローラーの役割

検索エンジンは、クローラーという自動プログラムでいろいろなWEBサイトをめぐり、更新された内容や新しいWEBページを探して、検索の基となるインデックス(データベース)に収納します。

つまり、クローラーが訪問したサイトにリンクが貼られていることが、クローラーを自らのWEBサイトへ誘導する方法です。

2:インデックスの役割

インデックスは、検索する際の巨大なデータベースとして機能しており、検索キーワードごとにインデックスの中から複数のWEBページを選び出します。

検索エンジンは、クローラーによって訪問した各WEBページのコンテンツや画像、動画を分析し、ページ単位で「インデックス」に保存します。

3:検索結果に表示される仕組み

検索エンジンは、検索のキーワードに対して、関連性の高いサイトの中からな高品質の検索結果を表示しようとします。

それは「検索アルゴリズム」と呼ばれていて、さまざまな要素が考慮されます。たとえば、検索された地域や言語、検索されたデバイスがパソコンであるかスマートフォンであるかなど、同じユーザーが検索してきたクエリなどから検索結果をページ単位で表示します。

キーワード選びが重要な理由

ユーザーは検索エンジンにキーワードを入力して、欲しい情報を検索します。そのため、情報を探しているユーザーと、情報を載せているWEBページをつなげることがキーワードの役割です。

WEBページが発信したい情報に対して、対応するキーワードが正しく選択された状態で検索エンジンにインデックスされることにより、自らのWEBページの情報を必要としているユーザーへアピールできて、訪問者を増やせるでしょう。

キーワードが分類される3つのタイプ

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検索エンジンにおけるキーワードは大きく分けて3つのタイプに分類され、それらは「案内型」「情報型」「取引型」と呼ばれます。ここでは、これらの3つのタイプの特徴について説明します。

1:案内型の特徴

案内型は、ユーザーが特定のサイトを知っていて、そのサイトを探すためのクエリ(キーワード)です。Googleでは「Goクエリ」と呼んでいます。

たとえば、ウィキペディアのページを探す、Chromeのダウンロードサイトを探すなど、ユーザーが具体的なWEBページの内容をもともと知っていて、そのページを探すキーワード(クエリ)がそれにあたり、指名キーワードとも呼ばれます。

2:情報型の特徴

ユーザーが得たい情報がはっきりしているときに用いるキーワードで、具体的に自分の知りたい情報が得られるようにキーワードを入力することが、情報型です。Googleでは「Knowクエリ」と呼んでいます。

たとえば「ネクタイ 結び方」「渋谷 居酒屋」などのように、ユーザーが検索時に必要としている情報をキーワードとして入力することがあげられます。

3:取引型の特徴

取引型は、ユーザーが何か行動を起こしたいという意図があるときに用いるキーワードです。行動のためのクエリのため、Googleでは「Doクエリ」と呼んでいます。

例として、何か商品を探して購入する、スポーツジムに資料請求する、動画を検索して視聴する、オンラインゲームをするといった行動のキーワードが、取引型です。

キーワードの6つの選び方

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ユーザーにWEBページを訪問してもらうためには、適切で効果的なキーワードを選びWEBページに登録し、検索エンジンでの上位表示を目指します。キーワードを選択する方法には、いくつかの方法があり、その中から目的に遭ったキーワードを選択する6つの方法を紹介します。

1:見込み度が高いユーザーを狙えるキーワードを選ぶ

見込み度とは商品の購入や、提供した情報に反応するなど、期待した行動を起こす可能性を言います。

ユーザーは、検索エンジンにキーワードを入力して、自分の欲しい情報を検索します。関連性の高いキーワードによってWEBページを訪問する場合、それは見込み度が高いユーザーと言えるでしょう。

この見込み度の高いユーザーを狙うためには、ユーザーの検索意図に合致したキーワード選択と、優先順位を意識したキーワードを選ぶようにすると良いでしょう。

2:具体的なユーザー層をイメージする

従来はユーザーのターゲットを年齢、性別、地域で選定していました。しかし、近年ではユーザーニーズの多様化を受けて、詳細な家族構成や趣味、悩みなどを想定して架空のユーザー層をイメージし、ユーザーの行動やニーズを予想します。

架空のユーザーのイメージをペルソナと呼び、ターゲットと区別することが一般的ですが、ターゲットよりも詳細なユーザーを想定し、どのようにペルソナを設定するかによって、ユーザーの行動やニーズを予測することが大切でしょう。

3:競合サイトを調べて選ぶ

競合するサイトが自分のサイトより集客が高い場合、競合サイトが使用しているキーワードを調べて、需要のある効果的なキーワードを選定できます。

その競合するサイトのキーワードを調べるツールのひとつが、Googleの提供するキーワードプランナーです。これを使うと、そのサイトがどのくらいSEOに力を注いでいるかの度合いがわかり、自分のサイトを上位表示させるための目標が見えてくるでしょう。

4:キーワードの検索数を調べる

キーワードが検索された数(検索ボリューム)も、Googleのキーワードプランナーによって簡単に調べられます。検索数が多ければ、検索エンジンでの上位表示された場合に訪問数を増やすことができます。逆に検索数がゼロならば、そのキーワードに効果はないと言えるでしょう。

5:短期的な集客のためには地域名をキーワードにする

キーワード選択における「地域名+検索ワード」は、ローカルSEOと呼ばれていますが、Googleのアップデートにより、地域性(ローカル性)のあるキーワードは上位に表示される可能性が高まりました。

たとえばスマートフォンから商品を検索した場合に、ユーザーの現在地から近い販売店、業者から表示されます。短期的な集客を見込むには、地域名をキーワードにすることが効率的と言えるでしょう。

6:地域キーワードの補足となるキーワードも選定する

地域キーワードとともに、補足するキーワードを設定しておくと、検索結果においてさらに上位表示される可能性が高まります。たとえば、渋谷、ランチ、という地域キーワードに「イタリアン」のように補足するキーワードを選定しておくと良いでしょう。

キーワードを用いたSEO対策の注意点

SEO対策は結果が出るまで時間がかかり、獲得した表示順位はメンテナンスをしないと下がってしまいます。もちろんキーワードを用いたSEO対策でも、定期的にキーワードを見直し、追加するなど継続的な対策が必要です。ここでは2つの注意点について紹介します。

キーワードに合致するコンテンツを考える

WEBページの訪問者を増やすためには、検索ボリュームの多いキーワードを選定し、そのキーワードとコンテンツを合致させたWEBページを作り上げる必要があります。

ユーザーの検索ニーズにコンテンツを適合させて質の良いWEBページをアップロードし、ページを頻繁に更新する作業が必要です。

また、キーワードの詰込みすぎは、検索エンジンから過剰なSEO対策と判断されペナルティを受けることがあるため、注意しましょう。

検索エンジンを最適化しておく

検索エンジンでの上位表示を目指すには、検索ボリュームの多いキーワード選択をするだけではなく、WEBページそのものの検索エンジン最適化(SEO)を施すことが大切です。

最適化にはキーワードをタイトル、メタディスクリプション、見出しと本文、画像のファイル名、URLのエリアに含めるようにしましょう。

キーワードの選定に役立つツール6選

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ここまでSEO対策にはキーワード選定が重要であることを説明してきました。どのようなキーワード登録が有効になるか、自分で調べられれば選択の手助けになります。

ここでは、代表的な6種のツールを紹介します。

1:キーワードプランナー

キーワードプランナーはGoogleが提供しているツールです。本来はGoogle広告を利用する顧客向けのツールですが、広告利用の有無にかかわらず、アカウントの取得により無料で利用できます。

キーワードプランナーはGoogleで検索されたキーワードの競合性、関連性、月間の検索数を調べることができます。Googleに向けたSEO対策でキーワード選択をするときに役立つでしょう。

2:ラッコキーワード

2012年にリリースされた「関連キーワードツール」からリニューアルしたツールで、ブログやサイト記事の運営者の間でよく知られた、日本発信のサジェストキーワードリサーチツールです。

YouTubeやBing、楽天やAmazonなどGoogle以外のサイトにも対応していて、キーワードリサーチ以外にもキーワードに関連したニュース、話題の記事を検索する機能、キーワードの人気度を確認できる機能、などを有しています。

3:aramakijake.jp

aramakijake.jpは、キーワードの検索ボリューム(検索数)を予測し表示する無料ツールです。検索順位別に検索ボリュームを調べられ、そのキーワードが検索上位に表示されたときの訪問数、売上げなどの期待値を大まかに知ることができます。

4:Trends

Trendsは、Googleが提供しているサービスのひとつで、その名の通りトレンドとなっていて、急上昇しているキーワードを確認できます。

検索した時点で話題となっているキーワードを知れるだけでなく、地域ごとやカテゴリごとのトレンドとなっているキーワードや、過去の検索ボリュームを選択した期間のデータを月ごとに表示させるなど、キーワードトレンドの変化を検証できるでしょう。

5:SEOチェキ!

SEOチェキはダウンロード、インストールが不要でWEBサイト(ブラウザ)上で使える無料SEOツールです。キーワードごとの順位を知ることができ、外部リンク、内部リンクの数が表示できるなど、SEO対策に役立つ情報が得られます。

6:Ubersuggest

UbersuggestはGoogle Chromeの拡張機能で、月ごとの検索ボリューム、競合データのキーワードを表示するツールです。Googleでのキーワードクエリに関連するデータはもちろん、YouTubeやAmazonのデータも提供されます。

キーワードを決めた後のページの増やし方

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キーワードが決まったら、WEBページに反映させましょう。metaタグ(タイトルタグやdescriptionタグ)にキーワードを入れたり、見出しにh1タグを用いることで、検索エンジンにWEBページの情報を正しく伝えられます。

タグの入力は、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を使うと簡単にできます。さらにマーケティング機能付きCMSであれば、コンテンツの良質化が進み検索エンジンの評価上昇が期待できるでしょう。

検索エンジンにインデックスされるにはキーワード選びが重要

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多くのユーザーにWEBページを訪れてもらうためには、検索エンジンにインデックスされ検索結果に上位表示されることが大切です。そして、検索エンジンにインデックスされるためには、適切なキーワード選択が必要です。

本文で説明してきたように、適切なツールを用いて最適な検索キーワードを選択し、検索エンジン最適化を行って、WEBページの訪問者数を増やしましょう。

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