GoogleのSEO対策に使いたいメタタグとは?使いたい11のタグを紹介
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初回公開日:2022年02月25日
更新日:2022年03月01日
Googleがサポート表明している「メタタグ」とは?
メタタグとは、Webサイトの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるための言語要素です。HTMLの「head要素」に記述します。このメタタグによってどのような内容がかかれているのかを把握できるため、Webサイトを運営するうえで重要なタグの一つとされています。
メタタグのなかには、Googleがサポートを表明しているメタタグもあり、企業のWeb担当者やマーケティング担当者はあらためて見直してみるとよいでしょう。それら特別なメタタグは「Google 検索セントラル」の「上級者向け SEO」で確認できます。
メタタグにおけるSEOへの影響
かつては、メタタグはSEOにおいて非常に大切な要素とされていましたが、現在ではGoogleがAIを活用してWebサイトを管理・運営しているため、以前ほどSEOにおいて重要な位置づけにはないとされています。
しかしながら、Googleがサポートを表明しているメタタグは特別で、これらのメタタグがSEOへ大きな影響がもたらすと言われています。
SEOはしっかりしたコンテンツが前提となっているため、この特別なメタタグを記述すれば検索順位が上がるという単純なものではありません。しかし、Googleがサポートを表明している以上、SEOに影響を与える重要なタグであると解釈してもよいと言えるでしょう。
Googleがサポートを公表しているメタタグ
前述したように、Googleがサポートを公表しているメタタグについては、「Google 検索セントラル」の「上級者向け SEO」にて確認できます。メタタグの使用頻度と、どのメタタグが重要なのかについての動画も提供されているため、あわせて確認しておきましょう。
GoogleのSEO対策に使いたい11のメタタグ
Web担当者やマーケティング担当者のなかには、自社のWebサイトのSEO対策に苦心している方もいるでしょう。ここでは、GoogleのSEO対策で使っておきたいメタタグを11個ピックアップして紹介していきます。
知らないタグがあれば、ぜひメモして設置を検討してみてください。
1:robots・googlebot
「robots」「googlebot」 のメタタグは、インデックス登録とクロールをおこなう検索エンジンを制御する機能があります。
「robots」はすべての検索エンジンにおいて有効であり、「googlebot」はGoogleの検索エンジン限定で有効化されます。
2:description
「description」は、そのページがどのようなページなのか、概要を記述するためのタグです。検索エンジンだけではなく、検索ユーザーにもページ概要を伝えることができるため、メタタグのなかでも重要度の高いものとされています。
検索画面のタイトル下にある「ページの説明」として表示されます。
3:notranslate
Googleにはページを翻訳してくれる機能が備わっていますが、もしGoogleに勝手に翻訳してほしくないときには、翻訳制限タグの「notranslate」を使用しましょう。
「class="notranslate"」を指定することで特定の範囲のみ適応させることもできます。
4:nositelinkssearchbox
「nositelinkssearchbox」は、検索エンジン上のサイト内検索ボックスを非表示にしたいときに使います。場所はサイトのトップページに記述すれば適応されるため、各ページに記述の必要がなく手間がかからないでしょう。
Webサイト内で再処理が発生するため、適用までに数週間程度かかる場合があります。
5:nopagereadaloud
Googleアシスタントに英語で「Read this page」と指示すれば、Webページの読み上げをしてくれますが、これを制限したい場合には「nopagereadaloud」のタグを使いましょう。Googleの読み上げ機能を拒否を指示するメタタグです。
6:charset
「charset」は、文章の文字エンコーディングを指定するメタタグです。日本語の文字エンコードには、「utf-8」「shift_jis」「euc-jp」などがあり、一つの文書に一つだけ指定できます。Webサイトを作成する際は、「utf-8」を用いることが多いでしょう。
もし、適切に文字エンコーディングが指定されていないと、日本語で作成されたWebサイトに英語版のブラウザでアクセスした際、文字化けの原因になってしまいます。
7:google-site-verification
「Google Search Consol」は、Google検索での掲載順位や検索クエリを確認したり、クローラーにインデックス登録を促したり、問題あるページを検知してくれたりと、SEO対策に必要なツールです。
このツールとWebサイトを紐づけるために、サイトの所有権の確認指示を出すメタタグが「google-site-verification」です。「google-site-verification」のうしろに、 content="確認用の文字列"を追加します。
確認用文字列は、Google Search Consol内の「所有権の確認」で取得できます。
8:viewport
「viewport」は、デスクトップ・モバイル環境におけるブラウザの表示領域を指定するメタタグです。タグ内にデバイスサイズを指定することで、表示領域を仮想的に作成します。
実際に使用するときは、デバイスサイズは「device-width」で指定することが多く、画面幅を意識したレスポンシブ対応のWebサイト作りの際に用いられる傾向にあります。
9:refresh
「refresh」を設置すると、訪れたユーザーの視聴時間が一定時間経過したのち、指定した別のURLにリダイレクトすることができます。
使う場面としては、ページのURLやサイトのドメインを変更したとき、サイトをhttps化したときに用いることができます。訪れたユーザーに対して、URLが変わった旨を伝えると同時に、適切なURLへ自動的に転送するのが役割です。
10:OGP
SNSをビジネス活用している企業には大切なメタタグの一つです。「OGP」とは、Open Graph Protocolの略で、FacebookやTwitterなどのSNSによってページや記事がシェアされた際、そのページのタイトル、概要説明、URL、画像をユーザー向けに表示させる仕組みを指します。
「OGP」の設定によって、ページや記事の内容を分かりやすくユーザーに伝えることができるため、リンクのクリック率の向上が期待できるでしょう。
11:title
「title」は、厳密に言うとメタタグではありませんが、メタタグと一緒に用いられやすいタグ要素です。その記事のタイトルをおよそ30文字で表せ、そのページがどのようなページかを検索エンジン、およびユーザーに示す役割があります。
「title」内の文字列には、できるだけ対策キーワードを含めるとよいでしょう。そして、検索結果ページでユーザーが目にする最初の情報であるため、続きを見たくなるような魅力あるタイトルがクリック率に大きく影響を与えるとされています。
GoogleのSEO対策にメタタグを使う際のポイント
メタタグは、基本的に目に見えない部分の情報を扱うため、Webページに表示されません。うっかり確認を怠るとWebサイトの概要が完全に把握できなくなり、予期せぬ動作やエラーを引き起こしてしまうこともあるでしょう。
特に「description」「title」は、検索結果やクリック率に影響すると予想されるため、コーディングにおいて十分な確認が必要です。
適切なメタタグを使用し、検索エンジンやユーザーにWebサイトの正しい情報を伝えるよう意識するとよいでしょう。
メタタグを使用するときの注意点
メタタグの「robots」は、Webサイト内クロールにかかわるメタタグです。誤った使用をしてしまうと、サイトがクローラーに認識されなかったり、コンテンツのSEO評価に悪影響を及ぼしたりすることもあります。
「robots」を使用するときは、タグの間違い、タグの適応範囲の間違いがないか十分に気をつけてください。
また、メタタグのなかには効果が薄いものあると言われています。たとえば、「keywords」は、Webサイトのキーワードを含めることでSEOに効果があるとされていましたが、現在ではSEOの効果はないと一般的には言われています。
GoogleのSEO対策にはメタタグを使おう
SEO対策を意識する際に重要とされるさまざまメタタグですが、記述においては細心の注意を払うべきものも存在します。まずは、注意点を含めた各メタタグの役割を十分に理解したうえで、記述するようにしましょう。
メタタグは通常、ユーザーの目には触れない部分が多いですが、ユーザーや検索エンジンには影響を与えるタグも少なくありません。Googleの評価を高めていくためにも、メタタグを適切に配置し、検索上位表示やクリック率向上を狙っていきましょう。