世界で使われる検索エンジン12選|開発された会社や企業によって異なる点とは?
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世界で使われる検索エンジン12選|開発された会社や企業によって異なる点とは?

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世界で使われる検索エンジン12選|開発された会社や企業によって異なる点とは?

記載されている内容は2022年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年02月25日

更新日:2022年03月07日

世界で使われる検索エンジンにはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、世界で利用されている検索エンジンの特徴や、便利な使い方などについて紹介します。本記事を参考に、目的に合わせた検索エンジンの使い方を見つけてみてはいかがでしょうか。

検索エンジンを提供している会社とは?

世界で使われる検索エンジン12選|開発された会社や企業によって異なる点とは?
※画像はイメージです

検索エンジンは、インターネット関連を中心とした事業を展開するGoogleやYahoo!などの大手企業の他に、世界の様々な会社で検索エンジンの開発・提供がされています。

大手企業の検索エンジンは、便利な機能を多数搭載しどんな国にも対応できるようなサイト設計がされていますが、中には自国で独自に発展している検索エンジンも多く、それらは自国のみで高いシェア率を占めている場合もあります。

シェア率が高いのはGoogle

総務省によると、世界の市場でもっともユーザー数の多い検索エンジンはGoogleで、PCとモバイル両方で9割前後のシェアを誇っています。

Googleは外部リンク数が多く、権威性があるWebサイトを上位に表示する傾向があるため、信頼性やユーザーの求める情報と一致する率が高いとされています。

さらに、1つのWebサイトだけではなくリンクするWebサイトも評価され、情報の網羅性も高く評価されていることも大きな特徴です。その結果現在では、ユーザー満足度の高い検索エンジンとして、広く認識されています。

出典:平成26年版 情報通信白書 各レイヤーにおけるICT産業構造の変遷|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc122130.html

世界で使われる検索エンジン12選

世界で使われる検索エンジン12選|開発された会社や企業によって異なる点とは?
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世界には、様々な会社が開発した検索エンジンが多数存在しており、検索エンジンによってデザインも特徴も様々です。国民の生活や利便性を考えた設計がされており、その国独自のサービスなどを提供することでユーザー数を増やしています。

ここからは、世界で主に使われている検索エンジンを紹介します。

1:Google

Googleは、アメリカで開発された検索エンジンです。ユーザーの視点に沿った運営を掲げており、Google独自のアルゴリズムで信頼性のおけるWebサイトを順位付けして、検索結果に反映しています。

また、多数の言語に対応しており、それぞれの国に合わせたサイト設計がされています。その他にも、地図や株価検索などの豊富な機能が見られ、定期的なアップデートでシステムの改善が頻繁に行われていることも大きな特徴です。

2:Yahoo!JAPAN

Yahoo!JAPANはアメリカで開発された検索エンジンです。旅行や買い物などの関連サービスが多く、文書や画像などのカテゴリーに分けて検索することもできます。

現在は独自のシステムからGoogleのシステムに切り替えており、Googleの検索エンジンと類似する部分が多く見られます。

3:Bing

Bingは、Microsoft社が提供する検索エンジンです。ユーザーの利用状況に応じて動画や検索結果が変化し、ユーザーそれぞれに限定された情報を閲覧できるのが大きな特徴です。

また、動画検索に定評があり、検索結果と共に関連した動画が大きく表示される機能が評価されています。

4:Baidu

Baiduは、中国の会社が独自で展開している検索エンジンです。中国全土に厳しいネット検閲システムが働いており、中国では多くのシェアを占めています。

大手検索エンジンと使い方は類似しており、検索結果がカテゴリーごとに表示されます。また、近年では中国市場に関心の高い外国人の利用も、増えている傾向にあります。

5:Aol.

Aol.は、アメリカで開発された検索エンジンです。2000年代に急成長しましたが、現在ではシェア率が低迷しています。ポータルサイトとしての側面が強くなっており、リスティング広告が表示されないことが大きな特徴です。

6:DuckDuckGo

DuckDuckGoは、アメリカで開発された検索エンジンです。ユーザーのプライバシー保護を重視したサイト設計がされています。

検索ボックス1つのシンプルなデザインで、検索しても履歴が一切残らず、ユーザーの情報を追跡しないことが大きな特色です。近年では、プライバシーを重視するユーザーの間で注目され、人気が高まっています。

7:Qwant

Qwantは、フランスの会社が開発した検索エンジンで、ヨーロッパ諸国でユーザー数を増やしています。広告利用のための個人情報の収集や、閲覧履歴の保存を一切行わず、ユーザーのプライバシーを重視しています。

検索結果はニュースや社会に大きく分類して表示でき、AIを用いた音楽サービスも特徴の1つです。

8:WolframAlpha

WolframAlphaは、イギリスの論理物理学者を中心に開発された検索エンジンです。通常の検索結果と異なり、数学にまつわる回答が表示されるなど、より専門的な知識やデータを元にした情報が検索結果に表示される設計になっています。

カテゴリーごとに情報を導き出すことが可能で、検索履歴を残さないためプライバシーも重視されています。

9:Yandex

Yandexはロシアで開発され、ロシアや近隣の国でシェア率が高い検索エンジンです。フリーメールやオンラインストレージなど、独自の機能を搭載しています。

その他にも、宅配や配車サービスなどロシア国民の生活に密着したサービスを展開していることが特徴です。

10:NAVER

NAVERは、韓国の会社が開発した検索エンジンです。韓国国内では、Googleに迫る勢いでシェアを広げており、韓国のネット規制や国内サービスに特化しています。

ポータルサイトとしての側面が強く、検索結果をブログやQ&Aサイトなどの関連分野ごとに同時に表示するなど、表示方法に特徴があります。

11:Excite

Exciteは、アメリカで開発された検索エンジンです。現在では、伊藤忠商事の子会社が運営しており、日本人向けのポータルサイトとして広く浸透しています。

ニュースやブログなどのコンテンツをはじめ、恋愛や友人作りなどのコミュニケーション事業に力を入れているのが特徴です。また、翻訳システムの精度の高さに定評があり、2000文字を瞬時に訳すことができます。

12:Ecosia

Ecosiaは、ドイツで開発された検索エンジンです。自然環境への関心が高い、ヨーロッパを中心に、注目度を高めています。

ユーザーが検索を行うことで得られる広告費で、収益の約半数以上を植林や森林再生活動を行う団体に寄付しています。環境保護のテーマをサイト設計に全面に打ち出しており、植林活動を支援しているのが大きな特徴です。

検索エンジンの主な3つの仕組み

検索エンジンはWebサイトの情報を集め、データベースにカテゴリーごとに登録し、評価の高い順に並び替えて成り立っています。

この一連の流れによって検索結果を反映し、ユーザーは必要な情報を得ることができるのです。ここからは、検索エンジンの主な仕組みについて詳しく解説します。

1:クローリング

クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボットがネット上を巡回して、Web情報を収集していく行動のことです。

このクローリングによって、検索エンジンは新しく作成されたWebサイトを認識できるようになります。また、クローラーは正確なデータを取得するために、何度も同じWebサイトを訪れます。サイト設計の際は、クローラーが巡回しやすい構造を作ることが重要です。

2:インデックス

インデックスとは、クローラーが取得した情報をデータベースにカテゴリー分けして登録することです。

情報がまとめられているため、膨大なWebサイトの中からユーザーが求める情報を瞬時に引き出すことが可能になります。

Webサイトはクローリングからインデックスまで正しく行われることで、初めて検索結果に現れるのです。インデックスに関するツールを利用することで、作成したWebサイトの素早い登録が見込めます。

3:ランキング

ランキングとは、Webサイトを順位付けして適切な順番に並び替えて、検索結果に反映することです。

主に検索されたキーワードと関連性があり、評価が高いWebサイトが検索結果の上位の理由に挙げられます。ランキングは、検索エンジンごとに定められたアルゴリズムで決められており、評価基準は検索エンジンによって様々です。

一般的には、ユーザーの役に立つ有益なWebサイトが高く評価されやすいと言われています。

Google以外の検索エンジンの便利な使い方

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検索エンジンはそれぞれ特色があり、プライバシーを保護したり検索の時間を短縮したりなど、他では見られない優れた機能があります。

ここからは、Google以外の検索エンジンで使用できる便利な使い方を紹介します。便利な機能を知ることで、状況に合わせてうまく使い分けることができるでしょう。

Ecosiaの例

Ecosiaは、個人のプライバシーを守ることを掲げています。設定を行わなくても自動で1週間以内に検索結果を匿名にし、広告会社にユーザーのデータを伝えることもありません。

また、Ecosia自体に送信されるトラッキング情報も、個人でオフにすることも可能です。プライバシーを重点に置くユーザーに適した、検索エンジンと言えるでしょう。

Bingの例

Bingでは画像や動画検索が優れており、大きなサムネイル画像でプレビュー画面が表示されるため、視覚的に分かりやすくなっています。画像外にはその他の検索結果やトレンド検索なども表示されており、画像を確認しながら効率的な検索が行えます。

また、スクロールすると画像の詳しい情報を知ることができ、関連サイトにアクセスすることも可能です。

DuckDuckGoの例

DuckDuckGoには、Bang検索という便利な機能があります。「!」と検索エンジンの頭文字を入力することで、簡単に別の検索エンジンの検索が行えます。さらに、細かいカテゴリーも選択でき、複数の選択肢の中から利用したい検索エンジンを選ぶことも可能です。

Googleの検索結果を知りたい時は、はじめに「!」と、Googleの頭文字「g」を入力します。検索にかかる時間を減らし、プライバシーを気にすることなく他の検索エンジンを使用したい時におすすめです。

WolframAlphaの例

WolframAlphaには、簡単にWebサイト比較ができる機能が搭載されています。「WebサイトのURL」vs 「WebサイトのURL」の形で入力すると、2つの対象を比較した表が現れます。

その日の利用率や閲覧回数など、必要な情報がコンパクトにまとめられています。簡単にWebサイト同士を比べることができるため、Webサイトの研究をする時に利用すると良いでしょう。

検索エンジンは開発された会社によって特徴が異なることを知ろう

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世界には様々な検索エンジンが存在しており、開発した会社が重視する点や国民性などによってWebサイトのデザインや提供されているサービスなどが異なります。

検索エンジンの違いを理解すると、状況に合わせて適した検索エンジンの選択をすることができます。本記事で紹介した検索エンジンの特徴や違いを参考に、検索エンジンを上手に活用してはいかがでしょうか。

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