SEOで重要なGoogleペナルティの解除方法!確認などに役立つツールも紹介
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SEOで重要なGoogleペナルティの解除方法!確認などに役立つツールも紹介

記載されている内容は2022年04月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年04月26日

更新日:2022年04月28日

自社サイトのSEOを意識しながらサイト構築をする場合、Googleから課されるペナルティが気がかりな人も多いのではないでしょうか。ここでは、Googleペナルティの種類やその対処法、解除方法についてご紹介します。是非一読してサイト構築の参考にしてみてください。

SEO対策と切っても切れない関係である「Googleペナルティ」とは?

Googleペナルティとは、Googleが設定している規定を違反したとみなされた場合に課せられるペナルティのことです。このペナルティが課せられると、SEO対策にとって大きなダメージを受けることになります。

ペナルティを課せられると、検索順位が下げられたり、検索しても表示されなくなったりします。

ペナルティは、Googleのガイドラインに違反し、ウェブサイトの品質に問題があるとみなされた場合に与えられることになるでしょう。

知っておきたいGoogleペナルティの種類

Googleペナルティには、「手動」と「自動」の2つの種類があります。手動ペナルティの場合は、Googleの社員によって直接検索された後にチェックされ、課せられることになります。

自動ペナルティは、検索エンジンのアルゴリズムと呼ばれる機能によって自動的にチェックされるペナルティです。

ここでは、この2つのペナルティそれぞれについて詳しくお伝えしていきます。

順位を下げられる「自動ペナルティ」

アルゴリズムによって課される自動ペナルティは、検索した時の順位は下げられても、表示されなくなることはありません。しかし、自力でペナルティ解除に取り組まねばならない厄介な特徴を持っています。

ペナルティを受けたとしてもGoogleからの通知が来ないため、自社サイトがペナルティを受けたことに気がつかないことがあります。また、ペナルティを課された理由も通知されません。

ペナルティ解除に関しても、クローラー任せになってしまい、容易に解除できないため、注意が必要なペナルティと言えるでしょう。

インデックスが削除されたりする「手動ペナルティ」

手動によって課されるのが手動ペナルティですが、ガイドライン違反があるとみなされた場合には、人によって判断され、インデックスから削除されたり、検索圏外に排除されたりします。

この場合は、Googleから通知が来るため、Google Search Consoleによってチェックすることができ、問題がどこにあるのかも確認することができます。

そのため、こちら側で適切な対処をしてGoogleに再審査を申請すれば、ペナルティ解除も可能になり、これにより順位も元に戻されることになるでしょう。

気になるGoogleペナルティの原因

そもそもGoogleペナルティを課せられることを防ぐためには、ペナルティを課せられる原因を知っておくことが重要になるでしょう。

考えられるペナルティの原因は、大きく分けて2つの原因が挙げられます。ここではGoogleペナルティの原因について、具体的にご紹介します。

質がよくないコンテンツがある

サイト内に質が良くないコンテンツがあると判断された場合、ペナルティが課せられるでしょう。ガイドラインによれば、質が良くないコンテンツとは、主に以下のものが挙げられます。

・自動生成されたコンテンツ
・オリジナルコンテンツがほとんどないページ
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・無断複製されたコンテンツ
・誘導ページ

不自然かつ質の低いリンクが貼られている

不自然で質が低いと判断されたリンクがある場合にもペナルティが課せられることになるでしょう。ガイドラインによると、以下のようなものが一例に当たります。

・リンクそのものや、リンクを含む投稿に関して金銭のやり取りがあるもの
・リンクに関して物品やサービスのやり取りがあるもの
・過剰な相互リンク
・自動化されたサービスやプログラムによって自分のサイトへのリンクを作成するもの

Googleペナルティを確認するには

ペナルティが課せられると、SEOにも悪影響を与えてしまうため、ペナルティを早めに察知して確認する必要があります。ここでは、Googleペナルティの2つの具体的な確認方法についてご紹介します。

手動ペナルティの場合はメッセージが届く

前述のように、手動の場合はGoogleから直接メッセージが届くことになっています。サービスを受ける場合、まずはGoogle Search Consoleに登録しておく必要があります。

ペナルティの確認をしたい場合は、Search Consoleの「メッセージ」、または、「手動による対策」からメッセージが届いていないか確認してみましょう。

ペナルティを受けていない場合には、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」というメッセージが表示されます。

自動ペナルティの場合は自力で改善箇所を見つける

自動ペナルティの場合は通知が来ないため、自分でペナルティを確認したり、改善箇所を見つけたりする必要があるでしょう。

アルゴリズムの更新のタイミングで、自動ペナルティが課されることが多いと言われています。このタイミングを見計らって、チェックすることでアップデートのときにどんな変更があったかを見つけやすくなるでしょう。

手動ペナルティを解除する方法

SEOで重要なGoogleペナルティの解除方法!確認などに役立つツールも紹介
※画像はイメージです

Googleからペナルティの通知が来た場合は、手動ペナルティが課されたということになります。この場合、順を追ってひとつひとつ対処することでペナルティ解除が可能になるでしょう。

ここでは、手動ペナルティを解除する方法をその手順ごとにご紹介していきます。

メッセージに則って不自然なリンクを探し出す

手動ペナルティの通知を受け取ったら、Googleからのメッセージに則って、まずは不自然なリンクを探し出すことが必要になるでしょう。

最初に手動ペナルティ対策の説明パネルを開いて、詳細内容を確認します。さらに、自社サイトのどの部分がペナルティの対象になっているのかを確認することも必要です。

見つかった不自然なリンクへの対策をする

問題の種類を確認し、「詳細」リンクをクリックすることで詳細情報と問題解決の手順を見ることができます。それぞれの対応策のための手順は、Search Consoleのページで確認できます。

ペナルティ解除をするためには、対象となったページや見つかった不自然なリンクなどに対して修正を行うことが必要です。

リンク元の管理者に連絡を取るなどの対策の他、後述で紹介するGoogleのツールを使って不正リンク対策することも可能です。ただし、修正を行っただけではペナルティは解除されません。

再審査リクエストを送る

対処法の最終段階では、Googleへの再審査リクエストの送信が必要です。また、Googleから指摘された全ての改善対象ページの修正を行う必要があります。

修正後、Search Consoleのページの「検索アナリティクス>主導による対策」から、当てはまる手動ペナルティ画面の「再審査リクエスト」のボタンをクリックしましょう。修正を全て終えた旨をGoogleへのメッセージとして記載し、送信します。

その後、Googleから再審査リクエストの承認メッセージが届くため、これで再審査が受け入れられたことが確認できます。

受け入れられなかった場合は、警告メッセージが表示されることになり、この場合、具体的な対策アドバイスをもらえる場合があるため、対処法を試してみましょう。

自動ペナルティを解除する方法

自動ペナルティの場合は、通知が来ないため、自力で対処しなくてはなりません。

検索順位チェックツールの利用や、目視での検索結果確認の他、サイトの検索順位が落ちていないかの確認などを行う必要があります。さらに、グーグル検索で自社サイトを実際に検索してみて、表示されるかどうかをチェックする必要もあるでしょう。

こうした確認によって、検索結果が落ちていることが確認できれば、自動ペナルティが課されたことを発見できます。なお、その後サイト内を修正することが必要になります。

自動ペナルティの確認に役立つツール

見つけにくい自動ペナルティを確認するために、活用できるさまざまなツールがあります。自力で解除する必要がある自動ペナルティは、ツールを使って効率的にペナルティの対象部分を発見することがおすすめです。

ここでは、自動ペナルティの確認に役立つツール4つをご紹介します。

Panguin Tool

Google Analyticsと紐づけることで、アップデート更新日の変化を可視化することができるツールです。Panguin Tool公式サイトのUSE FOR FREEボタンをクリックして、承認すれば設定終了です。

設定後、グラフから変化の確認ができます。アルゴリズム変動とアクセス数の変化に関連性を見つけた場合、グラフのアップデートの日付部分の縦線をクリックすることで詳細が確認できます。

これにより、アップデートの内容が表示され、そこからペナルティ箇所を推測し、発見することが可能になるでしょう。

The Google Penalty Checker From Fruition

アメリカのFruition社が提供するペナルティチェックツールとなっています。Google Analyticsのアカウントと連動させて、アップデートが更新された日のサイトアクセス数の変化や影響の受け方をチェックすることができます。

公式サイトの「Register Now」をクリックし、メールアドレスを登録後「Create Account」をクリックしましょう。確認メールが届いたらメール内の「Verify My Email Address」をクリックし、開いたページの「Finish」のクリックで登録完了します。

その際、ベーシックプランである「Get Started」を選択すれば、無料で利用が可能です。

影響度を表す「Prob Affected」は、色によって良いものか悪いものかを判断できます。緑であれば良い、赤であれば悪い影響を受けていることがわかります。こうした変化をチェックすることで、何が悪影響を与えているのかを把握することができるでしょう。

Google Algorithm Change History

Mozというソフトウェアは過去のGoogleアップデートに関して、2000年から現在までのもの全てを記録しているアルゴリズムヒストリーを公開しています。

そのため、サイト内のアクセス数の変化をチェックすることが可能です。日付順に記録を追っていくことができるため、いつどういった変化が影響を与えているのかを知ることができるツールになっています。

出典:Google Algorithm Update History|Moz
参照:https://moz.com/google-algorithm-change

Keywordmap

アルゴリズムの変動をチェックし、変動の影響度と影響を受けたサイトをピックアップするツールです。

膨大なデータの中からチェックすることが可能で、レポート機能も充実しています。調査対象のサイトに制限はなく、インストール不要で利用可能です。

不定期に発生する検索結果の変動や影響を受けたサイトを的確に判断することができるでしょう。

Googleペナルティの解除期間の注意点

Googleペナルティでは、手動ペナルティと自動ペナルティで解除期間の特徴が違います。ここではそれぞれの解除期間の特徴と注意点をお伝えします。双方の違いを認識しておきましょう。

手動ペナルティは一定期間経過すると自然に解除される

審査リクエストを送り一定期間経過すると、手動ペナルティは自然に解除されます。手動ペナルティの場合、Googleからのペナルティ解除の連絡は再審査リクエストをしてから、おおむね1週間前後となるでしょう。

注意点としては、年末年始などの休日の期間が重なってしまうと解除が遅れる可能性があることです。それぞれのケースによって解除期間は大きく異なることを知っておきましょう。

自動ペナルティには明確な解除期間が定まっていない

自動ペナルティの場合は、明確な解除期間が定まっていません。問題点を改善して再審査リクエストを送ったとしてもアルゴリズムの判定を待つため、解除期間ははっきりと確認できないことになります。

Search Consoleの機能「URL検査」を使ってGoogleに早めに認識させるように働きかけることも勧められています。

Googleペナルティを受けないようにするためのポイント

ペナルティ解除には手間も時間もかかるため、できればGoogleペナルティを受けないで済むに越したことはありません。そのため、Googleガイドラインに沿ってサイト構築を行うことが大切です。

ここでは、Googleペナルティを受けないようにするためのポイントについて具体的にお伝えしていきます。

  • 質の低いコンテンツを削除する
  • むやみにリンクを貼らないようにする
  • 関連性の低いページにリダイレクトさせないようにする
  • 隠しキーワードや隠しリンクで検索エンジンを騙さないようにする
  • 品質の高いコンテンツ作成を心がける

質の低いコンテンツを削除する

Googleガイドラインによると、質の低いコンテンツが含まれているとペナルティが課されやすくなることがわかります。

ユーザーにとって価値がないと判断されると、ペナルティを受けやすくなってしまうのです。サイトの品質を高め有益なサイトとして評価されるためには、質の低いコンテンツなどを削除することが大切です。

むやみにリンクを貼らないようにする

コンテンツだけでなく、リンクにも注意が必要です。質の悪いリンクを買ったり、品質を確認しないでリンクを貼ってしまったりすることで、ペナルティを受けやすくなることがあります。

リンクの質を確認してから貼るようにしましょう。また、不必要なリンクを貼ることも控えましょう。

関連性の低いページにリダイレクトさせないようにする

ユーザーが求めていないにもかかわらず、関連性の低いページにリダイレクトさせるような構築をしてあると、ペナルティを受けやすくなるため気を付けましょう。

リダイレクトの構築には、ユーザーが求める情報へのリダイレクトの構築が、SEO対策のためにも有効です。

隠しキーワードや隠しリンクで検索エンジンを騙さないようにする

隠しキーワードや隠しリンクを使って検索エンジンを騙すような行為もガイドラインに違反しています。ユーザーには見えない状態にして検索エンジンだけが読み取るような構築をしてあるとペナルティを受けることになるため、注意が必要です。

例えば、白い背景に白いテキストを貼ることやテキストを画像の背後に置くこと、さらにハイフンだけをリンクにしてリンクを隠すなどの行為が該当します。

品質の高いコンテンツ作成を心がける

ペナルティを受けないためには、ユーザーの求める高品質な情報を提供することが大切です。

内容の品質を高め、有益な情報を掲載することによって、ユーザーが求めている情報につながりやすくなるため、価値のある高品質なコンテンツ構築をしていると評価されるでしょう。

Googleペナルティの解除や回復に一役買ってくれるツール

SEOで重要なGoogleペナルティの解除方法!確認などに役立つツールも紹介
※画像はイメージです

Googleペナルティの解除や回復は、速やかに対処することが大切になります。適切なツールを使うことで、サイトの表示状況を回復することが可能になるでしょう。

ここではペナルティの解除や回復に役立つSEOツール6つについてご紹介します。

URL検査ツール(Google Search Console)

Search Consoleに付随しているURL検査ツールを使うのも、解除や回復のための一つの方法です。このツールを使うことで、Googleがサイトをどう評価しているかを把握することが可能になります。

また、HTTPレスポンスやページのダウンロード速度をチェックすることも可能です。このSEOツールを使ってサイト内のテストを行い、改善していくことで、ペナルティ回復につながるでしょう。

Ahrefs

被リンク解析ツールのAhrefsを使うことで、品質の低いリンクをチェックすることができます。主な機能はバックリンクと呼ばれる部分の詳細を確認できる部分です。

例えば、サイトランク、被リンク数、シェア数、リンク元詳細などが判明します。可視化に優れているため使い易く、SEO対策に適していると言えるでしょう。

Majestic SEO

Majestic SEOは、サイトをリンクプロファイルする際に適したSEO対策ツールです。被リンク数、被リンクドメイン数、被リンクIP数、被リンク数の推移、アンカーテキスト情報、被リンク元が確認できます。

リンクの品質や量の確認、見やすいサイトと比較して表示することなどができるため、サイトの改善につながるでしょう。

Screaming Frog SEO Spider

サイトをクロールして、問題点を探し出すためにはScreaming Frog SEO Spiderの利用が有効です。

URLを入力するだけで、見たいサイトのデータを取得できるのが特徴です。機能制限はありますが、無料で利用が可能です。有料版を使用すれば、クロールスピードや詳細条件の設定などもできるようになります。

Monitor Backlinks

Monitor Backlinksは、悪いリンクを発見するのに役立つSEOツールです。優れたリンクの作成や、質の良いリンクとの関係構築、リンクの回復のための通知などもできます。

また、キーワードランキングの追跡や競合会社が使用するキーワードの確認などにも利用可能です。

akakurage.jp

ペナルティ解除のための専門ツールとして開発されたのがakakurage.jpです。

質の低いリンクのチェックに役立ち、有料サービスであればさらに高性能な調査を受けることが可能です。

Googleペナルティの解除方法やポイントを学んでSEO対策をしよう

Googleペナルティをなるべく課されないように、サイト構築のポイントを学ぶこともまた、SEO対策にもつながるでしょう。

もしペナルティを受けてしまったら、速やかに解除できるよう、対処方法を知っておくことも大切です。ご紹介したポイントを心がけ、この機会に効果的なSEO対策に取り組んでみましょう。

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