データ分析に役立つおすすめの12の資格|役立つスキルなど多数紹介
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また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
初回公開日:2021年08月25日
更新日:2024年06月18日
マーケティングにおけるデータ分析の重要性
近年ではビッグデータへの注目が高まっており、ビッグデータを活用したデータ分析を行っている企業も多いでしょう。データ分析を行うことで、これまで人が目で見て把握していた情報よりもより正確で有益な情報を得ることができます。
また、このようなデータをマーケティングに利用することで、これまでとは違った視点でのアプローチや戦略などを見つけられる可能性があることから、マーケティングにおいてデータ分析は非常に重要な意味を持っています。
データ分析の資格取得が必要な理由3つ
マーケティングでも重要な意味を持つデータ分析ですが、データ分析を行う場合はデータ分析に関連した資格を取得するのがおすすめです。
ここではデータ分析の資格取得が必要な理由3つを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:分析結果に説得力が増す
データ分析に関する高度な資格を取得することにより、分析結果にも説得力が増します。資格を取得しているということは、一定の知識やスキルを保有していることの証明になります。
そのため、データ分析に関する資格を持っていない人がデータ分析を行うよりも、分析結果や発言に説得力が増し、知識がない経営陣に対し説明した場合でも結果が認められやすくなるでしょう。
2:自分の分析結果に自信が持てる
データ分析に関する資格を取得することで、自分でもデータの扱いや分析手法、分析結果に自信が持てるようになります。資格取得のためにはデータ分析に関する勉強を行う必要があるため、資格取得に至るまでの間に専門的な知識が身につきます。
そのため、資格を持っていない場合はどのような手法を用いるべきなのか迷うようなシーンであっても、適切な手法の選択や結果の導出が可能になります。
3:勉強しながら経験値が積める
データ分析の資格勉強では実際にデータを扱い、データ分析の手法を選択していくことになります。そのため、資格取得のための勉強を行うことにより、資格取得に至るまでにデータ分析に関する経験値を積むことができます。
このような経験値を積むことによってデータ分析時の手法選択にも迷うことがなくなるため、前述のように自分の分析結果にも自信が持てるようになるでしょう。
データ分析に役立つおすすめの12の資格
IT系の資格の中には、データ分析に関連した資格も数多く存在しています。また、これらの資格を取得することで、データ分析に必要な知識やスキルを保有していることを証明することができるようになります。
しかしどのような資格を取得すべきか迷っているという方もいるのではないでしょうか。ここではデータ分析に役立つおすすめの12の資格を紹介していきます。
1:応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは、高度IT人材に求められる応用的なIT知識やスキルを認定する国家資格です。
IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル3に相当します。基本情報技術者試験の次に合格を目指す位置づけの資格となっており、ワンランク上のエンジニアとしてスキルアップを目指す人におすすめです。
出典:応用情報技術者試験 | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
2:基本情報処理技術者試験
基本情報技術者試験とは、エンジニアであれば取得しておきたい国家資格です。応用情報技術者試験と同じ情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベルは2に相当します。
出題範囲はコンピューターシステムやシステム開発と運用、ネットワーク、データべース、セキュリティ、経営など広いことから、取得することでITの知識全般を取得していることを証明できます。
出典:基本情報技術者試験 | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/
3:統計検定
統計検定とは、統計に関する知識や活用力を評価する資格です。日本統計学会が認定している資格で、4級、3級、2級、準1級、1級までの5つのレベルがあります。
特に準1級はデータ分析などに必要な実社会の課題に対する適切な手法の活用力を認定するレベルとなっているため、準1級の取得を目指すと良いでしょう。
出典:統計検定 | JSSC
参照:https://www.toukei-kentei.jp/
4:統計調査士
統計調査士とは、統計に関する基本的知識と利活用を評価する資格です。日本統計学会が認定している資格で、前述した統計検定3級程度の統計や統計調査に関する基礎知識と、社会人に求められる公的統計の見方や利用方法に関する理解や活用力を認定します。
出典:統計調査士 | JSSC
参照:https://www.toukei-kentei.jp/about/tyousa/
5:OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験とは、オープンソースのデータベースであるPostgreSQLの知識や技術を認定する資格です。LPI-Japanが認定している資格で、PostgreSQLを基準とした設計や開発、導入、運用などのスキルを有していることを証明することができます。
データ分析に必須なデータベースに関連した資格となっており、後述するデータベーススペシャリスト試験よりも難易度が低いため、先に取得を目指すのがおすすめです。
出典:OSS-DB | LPI-Japan
参照:https://oss-db.jp/
6:データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験とは、データベースの専門的な技術を認定する国家資格です。
IPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、難易度の高いスキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験の1つです。データ分析に必要なデータベースを扱うスキルを認定します。
出典:データベーススペシャリスト試験 | IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
7:ORACLE MASTER Bronze DBA
ORACLE MASTER Bronze DBAとは、Oracle Databaseのアーキテクチャや用語、日常的な管理運用の基本を理解していることを証明できる資格です。日本オラクル社が認定しているベンダー資格で、3つあるグレードのうち、Bronzeは一番易しいグレードとなっています。
出典:ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 (Available only in Japan) | Oracle University
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
8:ORACLE MASTER Silver SQL
ORACLE MASTER Silver SQLとは、Oracle Databaseを操作するためのSQLのスキルを証明できる資格です。SQLの習熟度を測る試験となっているため、前述のORACLE MASTER Bronze DBAと合わせて取得するのがおすすめです。
出典:ORACLE MASTER Silver SQL 2019 (Oracle Database SQL Certified Associate) | Oracle University
参照:https://education.oracle.com/ja/products/trackp_457
9:ORACLE MASTER Gold DBA
ORACLE MASTER Gold DBAとは、Oracle Databaseにおける上級の管理スキルを証明できる資格です。Silver DBAの運用管理スキルに加えて、バックアップやリカバリ、マルチテナント環境の構成や管理全般を行うデータベース管理者に必要なスキルを問う問題が出題されます。
出典:ORACLE MASTER Gold DBA 2019 (Oracle Database Administration 2019 Certified Professional) | Oracle University
参照:https://education.oracle.com/ja/products/trackp_DB19COCP
10:E資格
E資格とは、ディープラーニングやAI技術に関するエンジニア向けの資格です。一般社団法人「日本ディープラーニング協会」が認定している資格で、ディープラーニングの理論への理解や、適切な手法を選択して実装できる能力や知識を認定するものです。
出典:E資格とは | 一般社団法人 日本ディープラーニング協会
参照:https://www.jdla.org/certificate/engineer/
11:G検定
G検定とは、ディープラーニングやAI技術に関するジェネラリスト向けの資格です。一般社団法人「日本ディープラーニング協会」が認定している資格で、ディープラーニングの基礎知識を習得しており、適切な活用方針を決定し、事業に活用する能力や知識を認定するものです。
出典:G検定とは | 一般社団法人 日本ディープラーニング協会
参照:https://www.jdla.org/certificate/general/
12:Pythonエンジニア認定データ分析試験
Pythonエンジニア認定データ分析試験とは、Pythonを利用したデータ分析に関するスキルを認定する資格です。一般社団法人「Pythonエンジニア育成推進協会」が実施している試験です。
Pythonはデータ分析に使用される言語となっているため、データサイエンティストなどを目指す場合にも取得しておきたい資格だと言えます。
出典:データ分析試験 | PythonED
参照:https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist
データ分析に役立つデータサイエンティストとは
データサイエンティストとは、データの収集や分析などを行う専門家です。また、データサイエンティストはただ単にデータ分析のみを行うのではなく、データを分析することで得られた結果を元に、ビジネスにおける課題解決のための施策の立案なども行います。
特に近年急成長しているAIやIoTなどの分野ではビッグデータを収集、分析できるデータサイエンティストが求められています。
データサイエンティストが注目される要因
近年ではAIやIoTの研究でデータ分析ができる人材の需要が高まっていることもあり、データの専門家であるデータサイエンティストにも注目が集まっています。
また、データを扱えるエンジニアへの注目度が高いアメリカでは、データサイエンティストは特に将来性が期待されている職業となっています。
データ分析で役立つスキル7選
本記事でも紹介したようなデータベースやマーケティングに関するスキルがあると、データ分析を行う上で役に立つでしょう。ここでは最後にデータ分析で役立つスキル7選を紹介していきますので、参考にしてみてください。
1:プログラミングの知識やスキル
データ分析ではPythonやRなどのプログラミング言語を使用するケースもあるため、プログラミングの知識やスキルがあると役に立つでしょう。
もちろんソフトウェアを使用して分析する場合も多いですが、プログラミングができるとデータサイエンティスト自身でコーディングが可能になります。
2:機械学習の知識やスキル
データ分析で統計的なモデルを作成する場合、機械学習の知識やスキルがあると役に立つでしょう。機械学習を使ったアプローチを行うことで、ビッグデータの中に潜んでいる数多くのパターンを抽出することができます。
3:データベースの知識やスキル
データ分析ではデータベースを扱うため、データベースに関する知識やスキルがあると役に立ちます。また、データベースを操作してデータを抽出するためにはSQLのスキルも必要です。
4:データ分析ソフトウェアに関する知識やスキル
データ分析ではデータ分析のためのソフトウェアに関する知識やスキルがあると役に立つでしょう。統計的なアプローチで分析を行うSAPやSPSSといった統計ツールの知識も押さえておくと良いでしょう。
5:データマイニングの知識
データ分析では膨大な量のデータの中から特定の法則性を見つけ出すデータマイニングの知識があると役に立つでしょう。データに隠されたパターンを見つけるために人間の能力だけでは限界があるため、データマイニングのスキルが必要になります。
6:マーケティング能力
データ分析で得られた結果をビジネスに活かすには、マーケティング能力も必要になるでしょう。また、データ分析以前に結果を求めるために必要なデータを選定する時点でも、マーケティングやビジネスに関する知識が必要になります。
7:統計の知識
データ分析ではデータの中からパターンを見つけ出す必要があるため、統計の知識があると役に立つでしょう。データ分析で統計的なモデルを構築することにより、新たな知見を得ることも可能になります。
データ分析に役立つ資格を活用してマーケティングを進めよう
データ分析には資格取得がおすすめです。ぜひ本記事で紹介したマーケティングにおけるデータ分析の重要性やデータ分析に役立つおすすめの資格、データ分析で役立つスキルなどを参考に、データ分析のスキルを身につけてマーケティングに活かしてみてはいかがでしょうか。