AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い
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AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い

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AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い

記載されている内容は2021年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年08月25日

更新日:2024年05月31日

消費者の行動モデルとしてAIDMA(アイドマ)がありますが、インターネットが普及してからはAISAS(アイサス)による消費行動を理解しておくことが大切です。この記事では、AISAS(アイサス)においての5つの段階などについて、ご紹介します。

AISAS(アイサス)とは?

AISAS(アイサス)とは、商品を購入するまでの消費者行動プロセスを表したもので、注意「Attention」、関心「Interest」、検索「Search」、購買「Action」、情報共有「Share」というプロセスの頭文字5つから名付けられています。

とくにインターネットを活用することが当たり前になった現代の消費者の行動の流れを表す言葉です。

AISAS(アイサス)とAIDMA(アイドマ)との違い

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※画像はイメージです

消費者行動プロセスを表すAISAS(アイサス)のほかに、AIDMA(アイドマ)という消費者行動モデルもあります。消費者の行動プロセスは、時代によって変化してきています。

ふたつとも消費者が商品を購入するときのプロセスをモデルにした理論ですが、AISASはインターネット普及後の消費行動を表しているのがAIDMAとの大きな違いです。

つまり、インターネット普及後に誕生したのがAISASで、インターネット普及前にすでにあったのがAIDMAという購買行動を体系化したフレームワークです。

AISAS(アイサス)における5つの段階

AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い
※画像はイメージです

代表的な消費者購買行動プロセス「AISAS(アイサス)」には5つの段階があります。 eコマースでの特徴的なプロセスを加えて、Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)という流れになっています。

ここでは、AISAS(アイサス)における5つの段階について、ご紹介します。

1:Attention(注意)

消費者がインターネットなどで商品を認知して購買に至るプロセスの最初の段階が、「Attention(注意)」です。商品の存在を消費者が認知するのがこの段階にあたります。

まずは、消費者に商品を知ってもらうことが大切です。販売する側からすると、消費者の注意を引くのがこの段階です。

2:Interest(関心)

商品のことを認知したとしても関心を持たなければ、消費者が商品を買ったり、サービスを利用したりすることはないでしょう。関心を持ってもらう、興味を抱いてもらうという段階が、「Interest(関心)」です。

Interestの段階で消費者に、「この商品のことが知りたい」、「このサービスは面白そう」等と興味を抱いてもらえれば次の購買行動プロセスにつながります。

3:Search(検索)

消費者が商品やサービスに興味を持ったあとの購買行動が、「Search(検索)」になります。インターネットが普及してからは、一般的に消費者は商品についての情報を検索して得ようとします。

たとえば、検索エンジンに商品名やサービス名、さらに関係するようなキーワードを自ら入力して情報を得ます。この段階では、興味のある商品の情報を調べたり、同じような商品と比較してみたりするのが、消費者心理です。

4:Action(行動)

検索して情報をしっかりと集めた次の段階が、実際に購買する「Action(行動)」という段階になります。消費者は評価した商品を購入します。

インターネット普及後の買い物は出かけなくてもできるようになっています。店頭の商品を購買することはもちろん、インターネットショップで購入することもこの段階に含まれます。

5:Share(共有)

AISASの最後の段階が、SNSなどで感想や評価を「Share(共有)」するという段階になります。インターネットが普及したことによって、消費者が簡単に商品やサービスを評価し、みんなで共有できるようになっています。

このような情報をShare(共有)することで、消費者は購入するかどうかを判断します。

AISAS(アイサス)の特徴

AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い
※画像はイメージです

新しく提唱された消費行動モデルが「AISAS(アイサス)」です。それまでの消費行動モデルと比較すると、Search(検索)とShare (共有)という段階に特徴があります。

ここでは、AISAS(アイサス)の特徴について、ご紹介します。

インターネットの普及により発展

AISAS(アイサス)とは、インターネットが普及することによって消費行動モデルが変化し、発展した消費行動モデルです。現在の消費者はインターネットで検索し、買いたい商品の情報を集めたり、同じタイプの商品を比較したりします。

さらに、購入後にはSNSなどで消費者と企業が関与し合う関係へと変化しています。

しっかりとした仕組みづくりで好循環になる

AISAS(アイサス)は、Share(共有)という段階があることで、ひとつひとつの段階が流れやすくなり、新しい顧客へとつながっていく仕組みを整えられます。この仕組みによって好循環が生まれやすくなるということです。

多くの人に共有してもらえると、広告にお金をかけなくても顧客を獲得できるというメリットがあります。

AISAS(アイサス)についての理解を深めて消費行動を知ろう!

AISAS(アイサス)における5つの段階|AIDMA(アイドマ)との違い
※画像はイメージです

消費者の購買モデルとなっている「AISAS(アイサス)」は、インターネットが普及し、SNS時代となった消費者の行動を表しています。Share(共有)することが加わって、消費者はインターネットなどで情報交換していることを理解する必要があります。

消費行動をよく知ることで、拡げていけるのがAISAS(アイサス)のメリットのひとつです。消費者が自ら情報を発信し、情報を共有し、購買する機会を増やしていけるので、ビジネスに活かせます。

AISAS(アイサス)による消費行動をしっかり理解した上で、マーケティングなどにも活用していきましょう。

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