インフォグラフィックの種類8選|人気な理由と作成手順・ポイント
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インフォグラフィックの種類8選|人気な理由と作成手順・ポイント

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インフォグラフィックの種類8選|人気な理由と作成手順・ポイント

記載されている内容は2021年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年10月28日

更新日:2022年03月01日

インフォグラフィックとはどのようなものなのでしょうか。本記事ではインフォグラフィックの概要や種類、インフォグラフィックが人気のある理由、インフォグラフィックの作成手順などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

インフォグラフィックとは?

インフォグラフィックの種類8選|人気な理由と作成手順・ポイント
※画像はイメージです

インフォグラフィック(infographics)とは「information」と「graphics」を組み合わせた造語で、伝えたい情報を視覚的に表現したものです。

情報を簡潔にわかりやすく説明する際に用いられるもので、電車の路線図や地図、標識など私たちの生活の身近なものにも使用されています。

また、近年では見る人に印象を残すための手段として、広告のグラフィックにインフォグラフィックが利用されることもあります。

インフォグラフィックの種類8選

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インフォグラフィックはデータや情報を視覚的にわかりやすく表現することを指す言葉です。インフォグラフィックにはさまざまな種類があり、見た目やデザインもそれぞれ異なっています。

ここではインフォグラフィックの種類8選を紹介していきますので、どのようなものがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:ダイアグラム

ダイアグラムとは、イラストや2次元幾何学モデルなどを使用して情報を視覚化し表現する手法です。イラストを利用することによって、知識がない人に対しても詳しくわかりやすく解説することができます。

たとえば動物園や水族館では園にいる動物や魚などをイラストで紹介していますが、これはダイアグラムによって子どもにもわかりやすく解説していると言えます。

2:ピクトグラム

ピクトグラムとは、絵文字のような記号を使用して情報や注意などを表現する手法です。ピクトグラムは「絵文字」や「絵単語」などとも呼ばれており、一般的には背景部分と図で明度差がある2色を使用して作成されます。

表現したい概念の文字を使わなくても表現する技法としてさまざまな場所で採用されており、特に鉄道や空港といった公共の空間で使用される例が多いです。ピクトグラムでは文字を使用しないことから、言語の壁に阻まれることなく情報を伝えることができます。

3:グラフ

グラフとは、数値を視覚的にわかりやすく表現する手法です。グラフもインフォグラフィックの一種で、数値を分析や解析、推移の調査などに用いる際に必要不可欠なものとなっています。

また、グラフにも「絵グラフ」「棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「帯グラフ」「ヒストグラム」「箱ひげ図」など種類はさまざまです。

たとえば、富士山の世界遺産登録による効果を表現するインフォグラフィックでは、登山者数の推移は折れ線フラグ、経済効果への期待は棒グラフ、入山料に関するアンケートは円グラフなどグラフを使い分けてわかりやすく表現しています。

4:チャート

チャートとは、情報を相関図や組織図、フローチャート、グラフ、年表などを使用してわかりやすく表現する手法です。

チャートにはさまざまな意味がありますが、インフォグラフィックとしては表が多く利用されており、表として縦軸と横軸の2軸で表現することにより、非常にわかりやすくなります。

また、他にも相関図やフローチャート、年表などのインフォグラフィックが用いられます。

5:フローチャート

フローチャートとは、プロセスや流れに対し矢印などを使用して表現する手法です。一般的には長方形やひし形、丸形などの図形を使用し、それを矢印で繋いでいくことによって、作業や処理を図式化したものをフローチャートと呼びます。

また、インフォグラフィックでは矢印や図形などにとらわれることなく、さまざまなフローチャートでプロセスをわかりやすく表現できます。

6:相関図

相関図とは、あらゆるものや人物の関係を視覚化して表現する手法です。一般的に複数のものの相関関係を表す図として用いられており、日常生活では映画やドラマなどの登場人物の紹介などで見かけるケースが多くあります。

また、ビジネスの世界では組織や製品の関係性などを表す際に用いられるケースも多いです。

7:地図

地図は基本的なインフォグラフィックとして古くから存在するベーシックな手法です。地図は地域や地形、道、空間などを表現する際に用いられます。また、他にも電車の路線図なども地図に含まれます。

地図を使用することにより、その地域や世界、電車の路線などに関する情報をわかりやすく伝えることができます。

8:年表

年表は歴史上の出来事や会社の歴史、ブランドストーリーなどを年代順に表現する手法です。イラストと年だけで作成されたシンプルな年表から、自社の歴史とともにその時代の代表的な出来事とその解説などを踏まえて詳しくまとめた年表までさまざまなものがあります。

年表を用いることで、現在までの進化の過程やたどってきた変遷などを一目で把握することができます。

インフォグラフィックが人気な理由

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イラストや図案などによって情報を伝えることができるインフォグラフィックは非常に人気があるため、日常生活のさまざまなシーンで目にすることができます。それではどのような理由から人気があるのでしょうか。

ここではインフォグラフィックが人気な理由について解説していきますので、参考にしてみてください。

記憶に残りやすい

人の脳は目から入ってくる情報の方が記憶に残りやすいため、インフォグラフィックは見た人の記憶に残りやすいという特徴があります。また、そこにエピソードやストーリーなどが加わることにより、さらに具体的にイメージとして脳にインプットされやすくなります。

そのため、イラストやグラフなどを利用してストーリー性を持たせたインフォグラフィックは記憶に残りやすくなっているということです。

使用できる場面が多い

インフォグラフィックは使用できるシーンが非常に多岐にわたります。オフラインでは駅や空港などさまざまな公共施設で見ることができ、オンラインでもWebサイトやSNS、プレスリリースなどあらゆるシーンで用いられています。

また、企業のマーケティング活動や広報活動、採用活動などにも利用することができることからインフォグラフィックは人気です。

理解しやすい

インフォグラフィックは情報を図やイラストなどで表現していることから、一目見て理解しやすいという特徴があります。瞬時に情報をくみ取ることができるため、公共施設の非常口やトイレのマークなどにも活用されています。

現代人は非常に多くの情報に囲まれているということもあり、瞬時に情報をくみ取れるインフォグラフィックは現在にマッチしたツールとして人気です。

共通視覚言語で伝わる

インフォグラフィックはイラストや図と最小限の文字によって構成されています。そのため、インフォグラフィックを使用すれば言語が異なる人であっても内容を理解しやすいです。

文字ばかりが書かれたWebサイトでは、言語が違うと何が書いてあるのかわかりません。しかしインフォグラフィックでわかりやすく表現していれば、ある程度の内容が理解でき、言葉が通じないユーザーでも興味を持ってもらえる可能性があるでしょう。

インフォグラフィックの5つの作成手順

さまざまなシーンで利用することができるインフォグラフィックを利用してみたいという方は多いでしょう。それでは、実際にインフォグラフィックを制作する場合はどのような手順で作成すればよいのでしょうか。

ここではインフォグラフィックの5つの作成手順を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:テーマを決める

まずはインフォグラフィックの利用目的を確認し、テーマを決定しましょう。テーマを決める場合は、利用目的にマッチしたテーマの選定を行うことが重要です。

インフォグラフィックを作成する場合はデータも必要になるため、テーマを決める際にある程度データのあたりもつけておくことが大切です。あまりにも情報が少ないとインフォグラフィックの作成が難しくなるため、情報を集めやすいものをテーマにしましょう。

2:データと情報を収集する

インフォグラフィックを作成する場合は、テーマの設定と情報収集、切り口の検討を同時に進行しながら繰り返すことになります。

このフェーズを繰り返すことによって具体的なアウトプットのイメージが固まっていくため、完成したインフォグラフィックがどのくらい強力な情報伝達手段になるのかが決まってきます。

迷う場合はインフォグラフィックに関するWebサイトを見て参考にすると良いでしょう。

3:データを分析する

インフォグラフィックに関する情報を整理し、分析していきましょう。インフォグラフィックとしてまとめるための切り口によって情報の取捨選択を行い、余計な情報を削除します。

また、情報が整理できたら特徴的な項目を抽出し、ストーリーとしてまとめていきましょう。

4:レイアウトなどをデザインする

インフォグラフィックとして本格的に作りこむ前に、大まかなビジュアルをデザインしていきましょう。ラフスケッチやワイヤーフレームなどで大まかに作ったデザインの時点で一度関係者に確認してもらい、問題点があればこの時点で洗い出すことが大切です。

問題点が見つかったら、随時前の工程に戻り、適切なデザインの方向性を探りましょう。

5:ビジュアル化する

ラフスケッチが決定したら、細かいデザインまでビジュアル化していきます。インフォグラフィックのデザインが完成したら、最終的なチェックを行いましょう。

また、インフォグラフィックとして公開する前に、データの出典や誤字脱字などをしっかりチェックする必要があります。あらかじめチェック項目を作成しておくと良いでしょう。

インフォグラフィックを作成するポイント

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効果的なインフォグラフィックを作成するには、正しい情報を集めることがポイントになります。正確な情報を収集することにより、正しいインフォグラフィックを作成することができます。

また、収集した情報は点在したデータではなく、一つのインフォグラフィックとしてストーリー化することが大切です。そのためには、効果的な切り口を見つけ出すことが重要になります。

インフォグラフィックを作成してみよう!

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インフォグラフィックとは、伝えたい情報を相手に説明するために視覚的にわかりやすく表現したものです。

ぜひ本記事で紹介したインフォグラフィックの概要や種類、インフォグラフィックが人気の理由、インフォグラフィックの作成手順などを参考に、効果的なインフォグラフィックを作成してみてはいかがでしょうか。

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