初心者にもおすすめのマーケティング本25選|役立つ検定試験も紹介
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初回公開日:2021年12月27日
更新日:2022年03月01日
マーケティングを学ぶ本を選ぶポイント3つ
マーケティングについて学びたいと考えている方の中には、書籍を使って勉強しようと考えている方も多いでしょう。
しかし、マーケティングについて書かれた本にはさまざまな種類があるため、どのような基準で選べば良いかわからないという方もいるのではないでしょうか。ここでは、マーケティングを学ぶ本を選ぶポイントを紹介していきます。
- 基礎から体系的に学べるかどうか
- 最新の発行年を選ぶ
- WEBマーケティング本は基礎を固めてから
1:基礎から体系的に学べるかどうか
マーケティング関連の本を選ぶ場合、読み手が初心者なのか中・上級者なのかによっても選ぶべき内容は変わります。
はじめてマーケティングを本格的に学ぶような初心者の場合は、基礎から体系的に学べる本を選びましょう。
本選びを誤ってしまうと、間違った知識を身につけてしまう可能性もあります。そのため、まずは「マーケティングとは何か」について、体系的に学べる本を選ぶことが大切です。
2:最新の発行年を選ぶ
近年、マーケティングの手法にはさまざまな新しい手法が登場しています。そのため、発行年は最新のものを選ぶようにしましょう。
発行年が古い本の中には、現在では使われなくなっている手法ばかり紹介しているような本もあります。もちろん、古い本の中にも現在でも十分活用できるものはありますが、日々変化しているマーケティング手法に対応するためには、できるだけ新しい本を選ぶ方が良いでしょう。
3:WEBマーケティング本は基礎を固めてから
WEBマーケティングは、従来の紙媒体などで行われるマーケティングと大きく異なります。そのため、WEBマーケティングの本を読むのはマーケティングの基礎を固めてからにしましょう。
近年注目されているSNSマーケティングなどに興味がある場合でも、最初から手を広げるのはおすすめできません。先にマーケティングの基礎について理解してから、SNSをはじめとしたWEBマーケティングを学ぶようにしましょう。
初心者におすすめのマーケティング本25選
マーケティング関連の書籍には多くの種類があるため、自分ではなかなか選べないという場合もあるでしょう。
ここでは、初心者におすすめのマーケティング本を紹介していきます。ぜひ本選びの参考にしてみてください。
1:弘兼憲史他『知識ゼロからのマーケティング入門』
「知識ゼロからのマーケティング入門」は売れる仕組みについて学べるおすすめのマーケティング本です。
マーケティングについて非常にわかりやすく解説しているため、初心者でも理解しやすいでしょう。「まずはマーケティングの基礎から体系的に学びたい」という方におすすめの1冊です。
2:村上佳代他『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 —Webマーケッター瞳の挑戦!』
「マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 —Webマーケッター瞳の挑戦!」は、人気Web漫画を書籍化したおすすめのマーケティング本です。
改訂版となるこちらでは、内容をデジタルマーケティングに対応し、現場で使えるノウハウも盛り込んでいます。マンガを読みながらWebマーケティングについて学べるため、文字の多い本よりも簡単に読み進められるでしょう。
3:森岡毅『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』
「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」は、赤字だったUSJを復活へ導いたマーケティング手法について学べるおすすめのマーケティング本です。
USJの成功例をもとに、マーケティングに関する基本的な考え方やマーケティング手法についてわかりやすく解説しています。知識がなくてもマーケティングが学べるおすすめの本です。
4:井上岳久『マンガで学ぼうマーケティング』
「マンガで学ぼうマーケティング」は、マーケティング用語について学べるおすすめのマーケティング本です。マーケティングにはさまざまな専門用語が登場しますが、この本では1つの単語を辞書的、マンガ、会話調の3つのアプローチで解説しています。
本書を読むことで、プロが厳選した50のマーケティングキーワードをしっかりと押さえることができるでしょう。
5:佐藤義典『図解 実践マーケティング戦略』
「図解 実践マーケティング戦略」は日本流のマーケティング戦略が学べるおすすめのマーケティング本です。
マーケティング戦略はアメリカで生まれたため、そのままのコンセプトでは日本の中小企業での課題解決に繋がらないケースがあります。
本書では、日本流にアレンジするための5つの戦略ピラミッドについて解説しているため、実践で利用できるマーケティング知識を習得できるでしょう。
6:シェルパ『図解&事例で学ぶマーケティングの教科書』
「図解&事例で学ぶマーケティングの教科書」は、マーケティングの基礎から商品開発、ブランディング、WEBマーケティングまで学べるおすすめのマーケティング本です。
わかりやすい図解と事例を用いて解説しているため、マーケティング初心者でも理解しやすい構成になっています。マーケティング担当者や、マーケティングについて知りたいビジネスパーソンにもおすすめです。
7:久保田進彦他『はじめてのマーケティング』
「はじめてのマーケティング」はマーケティングの概要や全体像が学べるおすすめのマーケティング本です。一般的なマーケティングの本のように、手法や用語について解説しているのではなく、マーケティングの全体像が理解できるようになっています。
コラムなども掲載されているため、まずはマーケティングの概要について押さえておきたい人におすすめです。
8:中野崇『いちばんやさしいマーケティングの教本 人気講師が教える顧客視点マーケの基本と実践』
「いちばんやさしいマーケティングの教本 人気講師が教える顧客視点マーケの基本と実践」は役立つマーケティングの知識やノウハウが学べるおすすめのマーケティング本です。
「良い商品なのに売れない」「顧客ニーズがつかめない」といった企業の悩みを解決するためのマーケティングの基本が学べます。トレンドを押さえながら現場のノウハウについて解説しているため、多くのビジネスパーソンにおすすめです。
9:山本和実『「マーケティング」基本の入門書』
「マーケティング 基本の入門書」は、マーケティングの基礎の基礎が学べるおすすめのマーケティング本です。「マーケティングとは何か」からしっかり押さえたい初心者におすすめの1冊です。
マーケティングがどのように人々の生活に関わっているのか、商品開発や戦略とは何なのか、豊富な図解と解説によって理解できるでしょう。
10:小川孔輔『マーケティング入門』
「マーケティング入門」は、日本でのマーケティング事例が豊富に掲載されているおすすめのマーケティング本です。マーケティングの実務を経験した筆者が書いたテキストとなっているため、実際の現場でも役に立つでしょう。
マーケティングの仕組みや開発プロセス、戦略などを包括的にまとめた1冊となっています。日本の有名企業での事例が多く登場しているため、イメージも湧きやすいでしょう。
11:宮永博史『世界一わかりやすいマーケティングの教科書』
「世界一わかりやすいマーケティングの教科書」は、マーケティングの基本項目から学べるおすすめのマーケティング本です。「マーケティングは社内や社外の関係者とのコミュニケーションからはじまる」という、マーケティングの基本事項から学べる1冊です。
難解な専門用語や専門手法にはあえて踏み込まず、マーケティングの基本的な考え方や流れの解説に終始しています。実例をもとに、ヒット商品を生み出す方法を学ぶことができるでしょう。
12:松尾茂起『沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−』
「沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−」は、ストーリー仕立てでマーケティングを学べるおすすめのマーケティング本です。
伝説のWebマーケッターである主人公が活躍するストーリーを読みながら、Webマーケティングの基本や考え方を学ぶことができます。
また、内容もSEOやGoogleウェブマスターツール、SNSの効果的な運用法などのWebマーケティングに必要な事柄について解説しているため、現場で役立てることができるでしょう。
13:永井孝尚『100円のコーラを1000円で売る方法』
「100円のコーラを1000円で売る方法」は、豊富なマーケティングの実例を物語形式で読めるおすすめのマーケティング本です。
クールビズの成功要因やキシリトールガムの売れた理由など、さまざまな実例をもとにしたストーリーを読みながらMBAマーケティングが学べます。
この1冊で、コトラーからブルーオーシャン、チャネル戦略、キャズム理論まで、マーケティングの基本を押さえることができるでしょう。
14:宗像淳他『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り』
「いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り」は、コンテンツマーケティングについて学べるおすすめのマーケティング本です。
「いちばんやさしい教本」シリーズの1冊で、絶対に挫折しないことをコンセプトにコンテンツマーケティングの実践方法を解説しています。多くのコンテンツが溢れる中で、どのようにすれば読者に興味を持ってコンテンツを読んでもらえるようになるのかがわかるでしょう。
15:江口泰広『マーケティングのことが面白いほどわかる本 激変する市場でも顧客満足を生み出す戦略の基本34』
「マーケティングのことが面白いほどわかる本 激変する市場でも顧客満足を生み出す戦略の基本34」は、マーケティングで最低限押さえておきたい基礎の基礎が学べるおすすめのマーケティング本です。
マーケティングの本質や、マーケティング用語の1つ1つまで詳しく解説しています。また、改訂版ではネットマーケティングなどの最新の戦略も盛り込まれています。
16:森本尚樹『100人の村で84人に新商品を売る方法』
「100人の村で84人に新商品を売る方法」は、5つのショートストーリーと12のワークシートによってマーケティング戦略が学べるおすすめのマーケティング本です。
「広く浅く」ではなく、実践で役立つマーケティング戦略のノウハウが学べる1冊です。また、専門用語を極力使用していないため、マーケティングに関する知識がなくても読み進めることができるでしょう。
17:佐藤義典『ドリルを売るには穴を売れ』
「ドリルを売るには穴を売れ」は、「モノではなく価値を売れ」というマーケティングの基本を学べるおすすめのマーケティング本です。
マーケティングに最低限必要とされる「ベネフィット」「ターゲティング」「差別化」「4P」の4つの理論について、イタリアンレストランの再生というサブストーリーを交えながら解説していきます。
マーケティングの基本的な考え方を理解したい人におすすめです。
18:岡林秀明『コトラーのマーケティング理論が2.5時間でわかる本』
「コトラーのマーケティング理論が2.5時間でわかる本」は、難解なコトラーのマーケティング理論体系が簡単に学べるおすすめのマーケティング本です。フィリップ・コトラーの理論を簡潔にまとめた1冊で、最新の実例を取り上げて解説しているためイメージしやすいです。
また、他のマーケティングの本と比べてもページ数が少ないこともあり、初心者でも読み進めやすいでしょう。
19:上杉恵理子『弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上をあげるマーケティング入門』
「弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上をあげるマーケティング入門」は、資金力のない企業でも実践できるマーケティングが学べるおすすめのマーケティング本です。
ストーリー仕立てでマーケティングの基礎が学べる内容になっており、専門用語や難解な理論は省いているためわかりやすくなっています。
コストをかけずに売り上げを伸ばすための実践的な方法が多数紹介されているため、現場でも役立つでしょう。
20:飯高悠太『僕らはSNSでモノを買う』
「僕らはSNSでモノを買う」はSNS時代のマーケティングが学べるおすすめのマーケティング本です。UGC(口コミ)を起点に、「ULSSAS」と呼ばれるフレームワークを回してモノが売れ続けるサイクルを作る方法が学べます。
SNSを使った双方向性のコミュニケーションによって顧客ロイヤルティを高め、顧客に情報を発信してもらうことで、UGCの効果を高める方法を学べるでしょう。
21:安田貴志他『マンガでやさしくわかるマーケティング』
「マンガでやさしくわかるマーケティング」は、マンガを読みながらマーケティングの基本が学べるおすすめのマーケティング本です。
実家の饅頭屋を立て直すために頑張る主人公の成長を描くマンガ部分と、解説部分の2つの構成になっています。
そのため、楽しくマンガを読みながらマーケティングの知識の整理と定着を同時に進めていくことができます。
22:金森努『9のフレームワークで理解するマーケティング超入門』
「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」は、9つのフレームワークに沿ってマーケティングの知識が学べるおすすめのマーケティング本です。
「ふ(不・負)の字探し」や「3C分析」といったフレームワークの概要や使い方や、企業の事例ごとの使いこなし方が学べる1冊です。
最後まで読み進めることで、戦略を立てるための流れが理解できるようになるでしょう。
23:朝野煕彦『マーケティング・リサーチ入門 「調査」の基本から「提言」まで』
「マーケティング・リサーチ入門 「調査」の基本から「提言」まで」は、正しくリサーチを行うための手法が学べるおすすめのマーケティング本です。
マーケティングを行う上で必要となるマーケティングリサーチの手法について、全体像から実践の仕方まで解説しています。
実際の事例をもとに正しくリサーチするための方法について紹介しているため、実践でのリサーチに役立てられるでしょう。
24:永井孝尚『これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング』
「これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング」は、8つのストーリーでマーケティングの基礎が学べるおすすめのマーケティング本です。
身の回りの疑問を解決しながら進むため、読みやすい1冊です。さまざまなマーケティングの用語をストーリーと共に解説しているため、ビジネスでよく聞く言葉についても理解が深まるでしょう。
25:石井淳蔵他『1からのマーケティング(第4版)』
「1からのマーケティング(第4版)」は、タニタやマツダなどの事例からマーケティングが学べるおすすめのマーケティング本です。マーケティングを事例から学べるロングセラータイトルです。
マーケティング論の成り立ちからマーケティングの基本概念、製品や価格、広告、チャネル、顧客理解やブランド構築、社会責任まで網羅しています。
マーケティングの理解に役立つ資格4選
マーケティングの本を使って学んだ後は、マーケティングに関連した資格取得を目指すのもおすすめです。資格を取得できれば、マーケティングに関する一定以上の知識を持っていることの証明にもなります。
ここでは最後に、マーケティングの理解に役立つ資格を紹介していきます。
1:マーケティング・ビジネス実務検定(R)
「マーケティング・ビジネス実務検定(R)」とは、幅広いマーケティング実務の知識を総合的に判定する検定試験です。「国際実務マーケティング協会」が主催している試験で、A級、B級、C級の3つの級に分かれています。
特にA級はC級とB級の内容に加えて、計数管理やマーケティング関連法務などの内容が含まれており、難易度も高くなっています。
2:IMA検定
「IMA検定」とはネットマーケティングスキルを身につけられる検定制度です。全11回の動画、マニュアルで構成される講座となっており、自分のペースで学習することができます。
また、IMA検定にはStandardコースとProfessionalコースの2種類のコースが用意されており、目的に合わせて受講できます。
3:ネットマーケティング検定
「ネットマーケティング検定」とは、ビジネスの企画や立案に活かせるマーケティングサイドの検定です。近年需要が増している、効率的なインターネットマーケティングができる人材の育成を目的としています。
実際の業務としてインターネットマーケティングを考えられるように、試験の前半は基礎知識、後半は実際のシチュエーションを想定した事例問題で構成されています。
4:Webアナリスト検定
「Webアナリスト検定」とは、Googleアナリティクスの分析を中心とした検定です。
アクセス解析やネットにおける市場動向、トレンド、Webマーケティングに関する情報を把握し、成果に繋げることを目的としています。
本や資格勉強でマーケティングの理解を深めよう
マーケティングの知識を身につけるには、本を利用するのがおすすめです。
本記事で紹介した初心者におすすめのマーケティング本や、マーケティングの理解に役立つ資格などを参考に、マーケティングに関する知識を身につけてビジネスに活かしましょう。