広報PRと広告宣伝の違い6つを解説!仕事内容を詳しく理解しよう
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広報PRと広告宣伝の違い6つを解説!仕事内容を詳しく理解しよう

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広報PRと広告宣伝の違い6つを解説!仕事内容を詳しく理解しよう

記載されている内容は2021年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年08月25日

更新日:2022年03月03日

広報PRと広告宣伝には情報発信という共通点はありますが、目的や手法が異なります。この記事では、そんな広報PRと広告宣伝の6つの違いについてご紹介します。広報PRと広告宣伝の違いについて知りたい広報担当者やマーケティング担当者におすすめです。

広報PRとは?

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※画像はイメージです

広報PRとは、企業と世の中の人々を結びつけるコミュニケーション活動のことです。

具体的に説明すると、企業はメディアなどの媒体に情報を発信して、企業の商品や活動内容を世の中の人々に知ってもらいます。さらに、企業とかかわりを持った人々(ステークホルダー)とイベントやSNSなどでコミュニケーションを繰り返し企業のファンを増やします。

このような活動全般を広報PRといいます。

広報の役割3つ

広報のおもな役割は「社内コミュニケーション」「社外とのコミュニケーション」「顧客へのはたらきかけ」の3つです。

この項目では広報の3つの役割について具体的にご紹介します。

1:社内広報

社内広報は、従業員のコミュニケーションを円滑にします。

企業内での出来事や業務にかかわる情報、社外の最新トピックなど、社内広報によってさまざまな情報が提供され、それにより従業員は同じ情報を共有できます。

従業員同士が同じ情報を共有すれば共通認識が生まれ、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

2:社外とのコミュニケーション

広報は社外とのコミュニケーションを取る役割も担っています。社外とのコミュニケーションは、コーポレート広報と呼ばれる活動を通して行われます。

コーポレート広報には、世の中に企業のブランドを認知させて、企業イメージを確立させる役割があります。

また、ステークホルダー(株主・投資家など企業にかかわるすべての人々)と企業のコミュニケーションは、コーポレート広報で行います。ステークホルダーは、コーポレート広報によって企業の理念や社風を知ることができるでしょう。

広報には、世の中の人々に企業を認知・理解してもらう目的も含まれています。

3:顧客へのはたらきかけ

顧客へのはたらきかけも広報の大切な役割です。顧客へのアプローチは、商品やサービスの魅力を顧客に伝える「サービス広報」で行うのが一般的でしょう。

具体的な「サービス広報」とは、自社Webサイトでの新商品の発表や、プレスリリースを出して商品をメディアに取りあげてもらう活動などです。

このような顧客へのアプローチも広報活動によって行われます。

広報とPRの役割の違い

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※画像はイメージです

広報はPRの一部であり、PR活動の手法の1つとして広報が存在します。

具体的に説明すると、PRのおもな活動内容は「世の中の人々と良好な関係を築くこと」です。一方で、広報の活動内容は「世の中に情報を発信すること」になります。

PR(世の中の人々と良好な関係を築く)のために、広報(情報発信)するといった関係性になるため、PRの方がスケールの大きい活動になります。

広報PRと広告宣伝の違い6つ

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広報PRと広告宣伝の大きな違いは、情報発信する媒体で掲載料金が発生するかしないかです。

広告宣伝は、基本的に料金が発生する媒体で情報発信します。一方、広報PRはプレスリリースや自社Webサイトなどの媒体で情報発信します。そのため、掲載料金は発生しません。この違いを理解しておくと、広報PRと広告宣伝の違いがわかりやすくなります。

ここからは、広報PRと広告宣伝の6つの違いについてご紹介します。

1:掲載内容の変更ができるか

広告宣伝は掲載内容を自由に変更できますが、広報PRは掲載内容を変更できません。

広告宣伝は掲載料金が発生するため、お金を支払った側が内容を自由に変更できます。一方で広報PRでは、プレスリリースやSNSの口コミなど、第三者が商品の情報を発信します。第三者から発信された情報は、商品を販売している企業であっても掲載内容の変更ができません。

このように広告宣伝と広報PRの異なる点に、掲載内容の変更の可否があります。

2:メディア掲載までの流れの違い

広報PRと広告宣伝では、メディアに掲載されるまでの過程が異なります。

第三者に情報発信してもらう広報PRは、メディアに取りあげてもらうためのアプローチをしなければなりません。たとえば、魅力的なプレスリリースの作成や、メディアに向けたプレゼン、SNSでの情報発信などの活動が不可欠です。

さらに、発信した内容がメディア側に有益な情報ではないと判断された場合、メディアには掲載されないでしょう。広報PRはコストの少ない活動ですが、成果を出すためには効果的な戦略を必要とします。

一方で、広告宣伝では、広告代理店に広告掲載を依頼し、成果の出そうな広告を代理店と相談しながら作成します。企業側の意向を汲んだ広告が完成したら、企業の好きなタイミングで広告を掲載します。

コストはかかりますが、広告宣伝は代理店に任せることで手間をかけずに、効果的な情報発信を行えるでしょう。

3:掲載までのかかる金額

広報PRと広告宣伝では、掲載までにかかる金額が異なります。

広報PRはメディアへの情報発信に掲載料金がかかりません。広報PRのおもなコストは、広報担当者の人件費や自社Webサイトの運営費、イベントやプレゼンで使用する会場費などです。

一方、広告宣伝は、広告掲載料金が発生します。広告宣伝は、広告代理店への支払いや、広告の掲載料金がおもなコストです。また、広告掲載の費用が高ければ広告の効果は高くなります。

たとえば、テレビCMや電車の中吊りなどが掲載料金の高い宣伝広告です。掲載時間や広告掲載の場所が多ければ、コストは高くなり相対的に効果も高くなります。

このように広報PRと広告宣伝ではかかるコストに大きな違いがあります。

4:記事掲載に携わる人の違い

広報PRと広告宣伝では、記事掲載に携わる人数が異なります。

広報PRでは広報担当者がメインに動くので、記事掲載に携わる方は少数です。一方で、広告宣伝は、商品開発にかかわった方が記事掲載に携わるため、大人数になります。

具体的には、広報担当者や営業担当者、商品開発者、マーケター、経営者など、多くの社員が記事掲載に携わります。

5:情報への信頼性の違い

広報PRの情報は信頼度が高く、広告宣伝の情報は信頼度が低い傾向にあります。

広報PRで発信された情報は第三者から情報発信されているため、信頼度の高い情報とみなされます。一方で、広告宣伝は販売側からの情報発信になるため、客観的な視点に欠けます。そのため、情報を受け取る側は信頼度の低い情報として扱うでしょう。

6:客観的か主観的か

第三者から発信される広報PRの情報は客観的とみなされ、販売側が自ら発信する広告宣伝の情報は主観的とみなされます。

客観的な広報PRの情報は、記事に説得力を与えます。一方で、広告宣伝は主観的な情報をまとめた記事のため、説得力に欠けるでしょう。

広報PRの手順6つ

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広報PRにはさまざまな手法があります。どのような広報PRの手法でも、基本的な手順は同じで、市場調査からはじまり、目的設定、戦略実行、成果の精査といった流れになります。

広報PRの手順を順にご紹介します。

1:市場調査

広報PRの最初の手順は、市場調査することです。市場調査には、宣伝したい商品やサービスの情報を効果的に社会に情報発信する目的があります。

効果的に情報発信するためには、正確な情報収集がポイントです。情報が正確でなければ、成果を上げられる戦略を立てることができません。

精度の高い情報収集が広報PRの成果を左右します。

2:状況の精査

次のステップは、状況の精査です。

現在の市場状況や商品の内容などを、市場調査から得られた情報をもとに調べます。状況を精査することで、商品の改善点や市場のニーズなどが把握できるでしょう。

この段階で現状を詳しく分析し、問題点を洗い出すと、戦略の方向性がみえてきます。

3:目的の設定

広報活動の方向が定まったら、目的を明確にしてゴールを設定します。

目的を設定する際には、ゴールを決めることが重要です。ゴールをはっきりさせないと広報戦略にブレが生じるでしょう。

市場調査を分析した結果から、実現可能なゴールを導き出しましょう。

4:目標達成のための戦略を立てる

次の手順では、目標達成のための戦略を立てます。戦略を立てる際のポイントは、企業の成長スピードを加速させる戦略を考えることです。企業の成長スピードを加速できれば、目標達成に最短距離で近づけるでしょう。

また、問題が発生しても対処できるように、現状の問題点や改善方法、何を優先すべきかなどをこの時点で話し合っておきます。さまざまな意見を考慮して目標達成に必要な戦略を立てましょう。

5:戦略実行のプランを作成

広報PRの戦略を立案したら、戦略実行のプランを作成します。

はじめに、広報PRの目標到達地点を設定します。目標到達地点が決まったら、ターゲットを明確にしましょう。

ターゲットの設定では、どの状態(商品を認知している・商品のことを理解している・商品に強い関心がある)のターゲットを狙うのかを明確することが大切です。狙いをピンポイントに設定することで、効果的な広報活動を行えます。

次の手順では、ストーリー設定・メッセージ設定を行います。商品にストーリーやメッセージを作る理由は、発信する情報にストーリー性やメッセージ性があると、ターゲットの興味を惹きつけることができるからです。

最後の手順では、目標を達成するためのコンテンツを決定します。戦略実行のプランはこのような流れで作成します。

6:結果の精査

広報PRの戦略を実行したあとは、結果を精査し問題点を改善していきます。

広報PRでは、分析、プランの作成、実行、結果の精査を繰り返し、より効果的な広報PR活動を行うことができます。

広報PRはトライ&エラーを繰り返しながら、より効果的な戦略に変化していきます。

参考にしたいグローバル広報PR方法2つ

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参考になるグローバル広報PRの方法を2つご紹介します。どちらも比較的新しい広報PRの手法です。

インターネットが普及した現代では、広報活動ではSNSやネットへの対応が不可欠となっているでしょう。広報PRの手法も、時代に対応できるような新しい考えが生み出されています。

1:PESOモデル

PESOモデルとは、4つのメディアを活用したコミュニケーション戦略のことです。

「P:ペイドメディア(Paid Media)」は、広告費を払って情報発信する媒体のことです。おもな媒体は、テレビや雑誌、インターネット広告などになります。

「E:アーンドメディア(Earned Media)」とは、広告費のかからない媒体のことです。

「S:シェアードメディア(Shared Media)」とは、SNSや口コミなどのメディアのことです。Instagram、Twitter、Facebookなどがそれにあたります。

「O:オウンドメディア(Owned Media)」は、自社のWebサイトなどです。

これらの媒体を組み合わせた広報戦略を実行することで、より効果的な広報活動を行うことができます。

2:バルセロナ原則

広報の成果は、基本的にメディアへ掲載された数をベースに測定されます。しかし、バルセロナ原則では、広報の成果が「もたらした変化」を測定しています。

バルセロナ原則には7つの指標があり、それをもとに広報の成果を測定します。しかし、バルセロナ原則はあくまで「原則」であり、確立された測定方法でありません。

広告PRについて正しく理解しよう

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情報発信がおもな活動のPRと広告宣伝は、同じような役割と思っている方も多いでしょう。しかし、活動の効果や目的、情報発信する過程などさまざまな面で異なります。

広告PRはプランニングや市場調査など、広告宣伝より多くの手間が必要です。その代わり、広告宣伝に比べてコストパフォーマンスが良く、効果的な戦略であれば高い成果を得られます。

一方で、広告宣伝はコストがかかりますが、認知度アップに効果的です。広報PRと広告宣伝を使い分けて、より効果的に情報発信をしましょう。

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