成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説
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成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説

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成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説

記載されている内容は2021年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年08月25日

更新日:2024年05月31日

プロモーションは自社の商品やサービスを宣伝して、販売促進につなげる活動です。ただ、いろいろなやり方があり、どう進めればいいか迷っている担当者もいるでしょう。そこで、実際のプロモーション成功事例を取り上げます。担当者の方はこの事例を自社の参考にしてください。

プロモーションの3つの目的

成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説
※画像はイメージです

プロモーションの定義についてはいろいろなされ方がありますが、簡単に言うと、消費者に自社の商品やサービスを知ってもらい、購入してもらおうとする活動のことです。

この活動自体プロモーションの目的とも言えますが、それを含めて何のためにするのか考えてみましょう。

1:販売促進

プロモーションの一つの目的が販売促進です。略して販促、あるいはセールスプロモーションなどとも呼ばれます。その内容は、商品やサービスの認知度を高めて、消費者に購入意欲を沸かせ、どんどん買ってもらうようにすることです。

その方法としては、営業担当や自社サイトを介して、直接的に流通業者や消費者に働きかけていきます。たとえば、販売コンテスト、見本市、展示会、クーポンなどを活用したアプローチなどです。

2:集客

販売促進とも関係があることですが、多くの消費者に商品やサービスを購入してもらうためには集客する必要があります。集客もプロモーションの目的の一つです。

集客プロモーションとも言う場合がありますが、最近はオンラインによる進め方も多くなっています。SNSの活用やWEB広告掲載、インフルエンサーを起用してのアプリ展開などです。

3:ブランディング

ブランディングとは、企業や商品のイメージを良くするための活動のことです。一方、プロモーションは販売促進が主目的であり、少し言葉の概念が違います。

ただ、最近はプロモーションにブランディングを掛け合わせるような活動をする企業も多くあります。ブランディングで消費者に自社に対する良いイメージを抱いてもらい、プロモーションで商品購入を促すという構図がその一例でしょう。

成功したプロモーションの事例22選

成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説
※画像はイメージです

「どのようにプロモーション戦略を作ればいいだろうか」「自社商品にどんなプロモーションを行えば売れるようになるか」など、企業のマーケティング担当者もいろいろとお悩みでしょう。

そこで、マーケティング担当者の参考になるように、具体的なプロモーション成功事例を示します。これらの事例を見れば、どのようにプロモーション戦略を進めればいいかも見えてくるでしょう。

1:おもしろ動画で靴磨きをアピール

まずはシューケア商品を販売している企業のプロモーション事例です。こちらの企業ではおもしろ動画でビジネス・フォーマルシューズ、レザーブーツなどの革靴の上手な磨き方をアピールしています。

そこから自社商品のプロモーションをしていこうという狙いのようで、その狙いは成功しています。

2:LINEでドライブ人生相談

次はある自動車メーカーのプロモーション事例です。こちらのメーカーでは、TwitterのようなSNSをプロモーションに活用しています。

Twitterで、「LINEでドライブ人生相談」と銘打ち、相談者を募り、有名タレントがLINEに寄せられた悩みにすぐさま応じるというものです。その際には、自社の車にタレントを乗せて派遣し、相談者に人生のヒントを与えます。

3:CMの二代目声優オーディション

今度はCMで使われている有名フレーズを自由にアレンジしてもらい、その録音を自社に送ってもらおうという一風変わったプロモーション活動です。応募はTwitterから受け付け、多数の応募がありました。

そして、同社のTwitterのフォロワー数も大幅に伸びました。これが商品のブランディング、プロモーションにも大いに役立ったのです。また、このオーディションが親子の会話のきっかけになったり、仲間とのコミュニケーションツールになったりなどの副次的な効果もありました。

4:インスタグラマーが腕時計をPR

続いて、無名時計ブランドだった企業がプロモーションによって世界中から愛される企業に発展していった成功事例をご紹介しましょう。この企業の場合、Instagramを駆使しました。

方法としては、まず各国のインフルエンサーに自社の腕時計を贈り、そのインフルエンサーたちはInstagramのフォロワーに割引クーポンを配布します。これで世界に名が知られるようになるとともに、販売促進にもつながりました。

フォロワー数も数百万にも達するほどの人気ぶりとなっています。

5:自社のカメラを使って動画投稿

デジタルビデオカメラの会社がプロモーションで成功した事例も見てみましょう。この会社の場合、自社のカメラを使ったYouTube動画投稿を募集しました。その結果、超迫力の動画が多数寄せられたようです。

同社のYouTube動画再生回数は1億回以上にも上ると言います。投稿されたYouTube動画で商品イメージがわき、認知度アップ、ブランディングにも成功し、大きく販売促進に弾みがかかったのでしょう。

6:ツイッタラーがPR

ツイッタラーとはTwitterのユーザーのことですが、特にインフルエンサー的な人たちを指すことがあります。そのツイッタラーにプロモーションをしてもらい、PR活動をして、認知度や集客アップにつなげたのがある韓国料理店です。

このようにSNSはプロモーションの成功のためによく使われます。インフルエンサーを起用し、自社商品やサービスのPRをしてもらい、販売促進につなげたという事例は多々あります。

7:オリンピックとコラボ

あるシリアル食品メーカーが北京オリンピックで大活躍した競泳選手をパッケージに登場させた事例を紹介しましょう。この会社は北京オリンピックアメリカチームのオフィシャルスポンサーにもなっていますが、その経験を活かして、競泳選手に白羽の矢を立てたのです。

これで同社のプロモーションが大いに促進され、商品の販売増加につながったのでしょう。

8:ネットビジネスがあえて新聞広告を利用

フリマアプリといえば、スマートフォン上で出品者と購入者でやり取りするものですが、あえて新聞広告を利用して、話題を広め、利用者増加を狙ったプロモーション事例がありました。

新聞の折り込み広告を使ったものですが、スーパーマーケットやファストファッション店、家電量販店のような広告も掲載されました。

新聞の折り込み広告は、スマートフォンアプリの利用に慣れていない客層を対象にしたものです。高齢者などに自社サービスのことを話題にしてもらうとともに、自宅に眠った隠れ資産を流通させるために実施されました。

9:「自社製品は義理チョコに」という自虐を利用

バレンタインデーといえば、女性が好きな男性にチョコレートを手渡す行事として日本では知られていますが、チョコレート製造メーカーにとっても需要が伸びる大切な時期です。

そんなバレンタインデー用のチョコレートを販売しているメーカーが本命チョコではなく、「自社製品を義理チョコに」とプロモーションして、売り上げを伸ばした事例がありました。

普通は本命チョコに使ってほしいと売り込むところを、あえて自虐的に義理チョコでとしたのです。これで販売量が大きく伸びました。

10:Twitterおにごっこで商品の知名度を上げる

Twitterで「おにごっこキャンペーン」という企画を実施したビール製造会社がありました。この企画では、「#イインダヨ」とツイートし、おにアカウントから返信がなければ勝ちになり、抽選で同社の商品がもらえるというものです。

このプロモーション活動は功を奏し、参加者が多く集まり、商品の認知度も上がり、売り上げも拡大しました。

11:いいね&フォローキャンペーンでPR

続いて、お茶飲料メーカーのプロモーション成功事例です。このメーカーでは、「いいね&フォローキャンペーン」というものを実施し、多くの参加者を集めました。

このキャンペーンへの参加方法は次のようになっていました。

1.Instagram公式アカウントをフォロー
2.対象投稿に「いいね」をする
3.アンケートに答える

これで、抽選1,000人に麦茶1ケースが当たるというプロモーション企画です。

12:低価格をクリスマスを用いた自虐でアピール

低価格で有名な某ファミリーレストランがクリスマスをネタに自虐的なプロモーションをして、大きな話題になりました。

プロモーション動画はクリスマスの数日前からInstagramやTwitterで配信され、最後に次のようなテロップが流れます。

「クリスマスは年に一回の大切な日。彼女のためにも、○○で過ごしてとは言いません」とし、26日以降に2人で楽しめる価格を用意しているという意味の文章が続きます。

「〇〇」のところに同レストランの名称が入りますが、あえて自分たちのお店で過ごしてとは言いませんというところが、面白いと多くの人の関心を引きました。

13:アイスクリーム商品とYouTuberがコラボ

人気のアイスクリームを販売しているメーカーが人気YouTuberとコラボしてプロモーションをし、キャンペーン情報や商品情報などを提供することで、幅広いユーザーへの働きかけに成功した事例もあります。

人気YouTuberの影響力もあって、多くのユーザーにプロモーション動画を視聴してもらえました。特に若い世代への訴求に成功しています。

14:TikTokでハッシュタグを活用したキャンペーン

家電メーカーのプロモーション事例です。この家電メーカーでは、TikTokでのハッシュタグチャレンジ企画を開催しました。

この企画では、短い動画の作成・投稿ができるTikTokである楽曲や振り付けをまねして、同社指定のハッシュタグをつけて投稿します。その結果、抽選で家電やオリジナルグッズが当たるというものです。

楽曲については、若者の間で人気が高いあるユニットが担当しています。この企画により、同社の認知度を上げ、販売促進につなげようとしたものでした。

15:他業種とのコラボ

賃貸住宅のお部屋探しのサポートをしてくれる企業のプロモーション事例を取り上げてみましょう。この企業では、自社のサービス以外の他の業種とコラボしたキャンペーンを実施しました。

他業種とは、ハンバーガーチェーン店です。そのハンバーガーチェーン店の店舗から2.5km以内にある物件の案内をしました。そして、対象の物件と契約すると、人気メニューが当たるというキャンペーン付きです。

実際にこのような物件を探す人は限られているでしょうが、ユニークなイベントとして、多くの人から評価を受けました。

16:地方創生プロジェクト

ある地方創生プロジェクトのプロモーション事例を見てみましょう。このプロジェクトでは、企業やブランドとコラボして、地域資産を磨き上げ、全国に地域の情報を発信し、そこから得られた知見や手法をフィードバックするという活動を行っています。

この活動により、地域の新たな魅力を見出し、地元の発展につなげることを目指しています。

17:音楽ストリーミングサービスとコラボ

東京オリンピック・パラリンピックの開催を支援しているある飲料メーカーは、音楽ストリーミングサービスとコラボして、テーマ音楽のデジタル配信をしています。このテーマ曲は、世界中の14組のアーティストが立場の違いを乗り越えて制作したものです。

この飲料メーカーの名称は有名であるため知らない人はいないでしょうが、このプロモーション活動により、さらに認知度が上がることでしょう。

18:エイプリルフールを利用

うどんチェーン店のプロモーション成功事例です。こちらのチェーン店では、エイプリルフールを利用して、うその広告を出しました。その内容は、「全長18mのダイオウイカを全部天ぷらにする」というものです。

誰もが驚く広告内容ですが、同店では、いかにも本当らしい専用サイトまで制作しています。うその広告を出しても利益にはつながらないでしょうが、お店のイメージアップには一役買いました。

19:観光PRでアニメとコラボ

日本のある県が観光PRをするためにアニメとコラボしています。アニメは同県を舞台にしたもので、アウトドア活動の魅力やそれを満喫する女子高生たちの生活を描いています。

このアニメとのコラボプロモーションで、舞台となった場所を訪問したいという人も増え、観光の集客率アップにつながりました。

20:どちらの菓子が人気かアンケート

有名なお菓子メーカーが、2つの同社のお菓子を比較してどちらに人気があるかというアンケートを実施しました。その結果、全国47都道府県から30万以上の回答があったのですが、あるお菓子のほうが圧倒的に人気がありました。

回答者には、Amazonギフト券やオリジナルグッズが当たるというサービス付きです。いずれにしろ、このキャンペーンによるプロモーションで両方のお菓子の認知度は高まり、消費者の購入意欲を刺激したことでしょう。

21:TikTokerがシャンプーをPR

クレイヘアケアブランドがTikTokerを起用して、プロモーションに成功した事例もあります。TikTokerとは、TikTokに短い動画をアップしているユーザーのことですが、この場合はインフルエンサー的な存在を意味しています。

TikTokには若い世代のユーザーが多く、ここから他のSNSへの拡散もしやすいでしょう。そのため、このプロモーションが同社商品の認知度とECサイトでの集客率アップに貢献しました。

22:菓子商品の記念日キャンペーン

あるお菓子メーカーは、同社のお菓子に記念日を作って、キャンペーンを実施しています。キーワードと笑顔の写真を一緒に投稿すると、そのキャンペーンに参加できます。参加すると、クリエイティブで個性的な作品を送ることも可能です。

このキャンペーンがきっかけで、消費者同士のコミュニケーションも図れるほか、景品プレゼントなどもあります。ブランディング、売り上げアップ効果という点でも、同社にとってメリットの大きいプロモーション活動です。

プロモーションの3つの手法

いろいろなプロモーション手法を取り入れている企業の事例を見てきましたが、その手法を3つにまとめてみましょう。動画プロモーションとSNSプロモーションとWEBプロモーションです。それぞれの特徴を簡単に整理しておきます。

1:動画プロモーション

動画プロモーションとは、YouTubeやTikTokなどを利用して、動画を消費者に見てもらい、自社商品やサービスの宣伝・広報を行うことです。

近年は、スマホの普及により、動画視聴もよりしやすくなっているため、企業にとっても動画プロモーションは重要な手法になっています。

動画プロモーションのメリットは、消費者の印象に強く残ること、拡散されやすいこと、インフルエンサーを起用できることなどです。

2:SNSプロモーション

SNSプロモーションとは、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを利用してプロモーションをすることですが、販売促進の前の段階で大きな役割を果たします。

具体的には、認知拡大、ブランディング、新規ターゲットの開拓などです。SNSプロモーションのメリットについては、無料で利用ができる、拡散力が高い、ユーザーとコミュニケーションが取れるなどとなっています。

3:WEBプロモーション

WEBプロモーションとは、WEB、つまりインターネットを介して、自社商品やサービスの宣伝をすることです。

以前のプロモーションといえば、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などを通して行うことが多かったですが、インターネットの普及により、WEBプロモーションが一般化しています。

WEBプロモーションのメリットは、スピーディーに施策が実行できること、低コストで済むこと、時間や場所の制限がないこと、テレビや新聞を見ない層にも訴えかけることができることなどです。

目的に合ったプロモーションを活用しよう

成功したプロモーションの事例22選|それぞれの企業の目的や手法も解説
※画像はイメージです

企業が自社の商品やサービスを売り込むうえで、プロモーション活動は重要な役割を果たします。ただ、いろいろな方法があり、それぞれで工夫の必要もあるでしょう。

そこで大切になってくるのが自社の目的に合った活動をすることです。それがうまく行けば、プロモーションも成功して、販売促進につながることでしょう。

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