被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法|獲得時にしてはいけないこと
SEO・コンテンツマーケティング
被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法|獲得時にしてはいけないこと

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被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法|獲得時にしてはいけないこと

記載されている内容は2021年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年10月28日

更新日:2022年03月01日

被リンクによってSEO対策をするにはどのような方法があるのでしょうか。本記事では被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法、被リンク獲得時にやってはいけないことなどを紹介します。SEOに興味がある広報・マーケティング担当の方はぜひ参考にしてみてください。

被リンクが持つ意味

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「被リンク」とは外部サイトから自分のサイトへ張られたリンクのことです。外部からの訪問者が流入する被リンクを獲得することでGoogleからのサイト評価が向上し、検索結果の順位がアップするというSEO効果が期待できます。

ただし被リンクさえ増やせれば良いということではありません。本記事では被リンクを活用したSEO対策の方法について紹介していきます。

「高品質な被リンク」の意味

「高品質な被リンク」とは自然な被リンクのことを言います。有益なコンテンツを提供し、多くのユーザーに共感されるようなサイトであれば、自然と外部からのリンクが増えることになります。

このような自然なリンクは「高品質な被リンク」であると判断されるため、サイト評価を向上させる効果があります。

また、内容が関連している他の著名なサイトからの被リンクがあれば、情報の質が高いことの証拠になるため、こちらもサイトの評価を上げるポイントとなるとされています。

「低品質な被リンク」の意味

「低品質な被リンク」とは不自然な被リンクのことを言います。たとえば相互リンクのみを目的としたサイトからの被リンクやスパムリンク、ウィジェットからのリンクなどが自サイトに付いていると、SEO効果を下げてしまう恐れがあります。

また、他の質の低いサイトからの被リンクもSEO効果を下げる要因となるため、これらの低品質な被リンクによって検索結果の順位が下落し、検索結果圏外にされてしまうこともあります。

SEO対策に被リンクを使う利点

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SEO対策として良質な被リンクを増やすことにより、サイト評価を上げることができるとされています。高品質な被リンクは継続的にコンテンツの配信を行うなど、適切なサイトの運営をすることで増えていきます。

そのため、コツコツとサイト運用を行うことが着実に効果を出すSEO対策とも言えるでしょう。

SEO対策に被リンクを使う欠点

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外部サイトからの被リンクは基本的にはメリットのあるものですが、質の低い被リンクが増えるとサイト評価を下げるというデメリットもあります。前述のような低品質な被リンクが増えることにより、逆に検索順位が下がる可能性もあります。

そのため、SEO対策として被リンクを活用する際は、質の低いサイトからの被リンクを削除するなど、適切な被リンクの管理を行うと良いでしょう。

被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法12選

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自社サイトの被リンクを増やして検索順位をアップさせたいと考えているサイト運営担当者も多いでしょう。しかし、具体的にどのようなことをすれば高品質な被リンクを獲得できるのかわからないという方も居るのではないでしょうか。

ここでは被リンクを活用してSEO対策する効果的な方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:設置するときはユーザーにとって便利で正確な情報かを意識する

質の良い被リンクとは、ユーザーにとって有益で便利なリンクを意味します。そのため、被リンクを設置する際、ユーザーにとって役立つ正確な情報を提供できることを前提に考えるようにしましょう。

ユーザーにとって便利なリンクを設置することにより、Googleにも高く評価されやすくなります。

2:コンテンツの質を良いものにする

被リンクを増やすため、質の良いコンテンツを作成しましょう。提供するコンテンツの品質が良ければ外部リンクも自然に増えていきます。

コンテンツの質を高めるには、「専門性」「権威性」「信頼性」の要素がポイントになるとされています。たとえば匿名でコンテンツを作成するよりも、実績の高い人物が実名で作成する方がコンテンツの信頼性が上がり、質が良いということになります。

3:SNS利用での発信や広告出稿をする

SNSでの発信や広告出稿などを行い、自社サイトの露出を増やすことによって被リンクを増やしていくことができます。露出が増えると多くの人に自社サイトを知ってもらえるため、被リンクに繋がるきっかけとなります。

近年ではTwitterで企業公式アカウントを作成し、ユーザーに継続的なコンテンツを発信することで被リンクの獲得を増やしている企業もあります。

4:専門的分野には監修を付ける

医療や法律関係などの専門的な分野のコンテンツを作成する場合、外部の専門家に監修を依頼しましょう。このような分野で専門的な知識を持たない人が記事を作成すると、コンテンツ自体の信頼性を失う恐れがあります。

それを防ぐため、専門家に執筆を依頼したり専門家の監修をつけたりすることで、記事コンテンツの内容に信憑性を持たせると良いでしょう。

5:高品質なコンテンツを作成する

サイト訪問者にとって有益な情報である高品質なコンテンツを作成しましょう。質の高いコンテンツを作成して提供できれば、自然な被リンクを増やせる可能性があります。

高品質なコンテンツを増やすためには、サイトがターゲットとしているユーザー層のニーズにマッチしているかが重要です。そのためには、キーワード検索結果の上位に表示されているサイトにどのような特徴があるのか調査し、自社サイトに足りないものを分析する必要があります。

6:事例を紹介する記事を作成する

他社に商品やサービス、システムなどを提供している企業の場合、自社のクライアントの事例を紹介する記事を作成すると良いでしょう。

事例紹介のコンテンツを作成することにより、自社クライアントのサイトから被リンクを獲得できる場合があります。

7:リンク切れを伝えると同時にリプレイスを活用する

他社サイトでリンク切れがあった場合、そのサイトの「問い合わせ」から運営会社にリンク切れが発生している旨を伝え、自社サイトのページへリンクを設置してもらうように依頼してみましょう。

運営会社にとってもリンク切れをそのままにしておくより、リンクを繋ぎ直してリプレイスする方がメリットがあります。問い合わせを行ったからといって反応があるとは限りませんが、うまくいけばサイトのリプレイスによって自社サイトへの被リンクを獲得できるでしょう。

8:シェアできるボタンを付ける

自社サイトのコンテンツにSNSなどにシェアできるボタンを設置することで、コンテンツを多くの人に知ってもらうことができます。シェアされたコンテンツをきっかけに被リンクを増やすこともできるでしょう。

サイト運営で使用するCMSによっては、TwitterやFacebook、LINEなどのシェアボタンをワンコードで設置できるタイプもあります。

9:作成したインフォグラフィックのWeb公開をする

インフォグラフィックとは情報をイラストなどでわかりやすく視覚化したものです。

インフォグラフィックの作成は手間がかかりますが、インフォグラフィックを作成して自社サイトで公開しておくことにより、外部のコンテンツ作成者に利用してもらえる可能性があります。

このことにより、被リンクを獲得するきっかけになるでしょう。

10:調査データの作成と発信をする

調査データについてまとめた記事をコンテンツとして作成、発信することで、外部のコンテンツ作成者に調査データとして利用してもらえる場合があります。

近年ではコンテンツの信頼性を保つために、数値を記載する場合は参照した調査データへのリンクを記載することがあります。参照元として調査データが利用されれば、自然な被リンクを増やせるでしょう。

11:テンプレートや無料ツールの作成をする

テンプレートや無料ツールを作成して自社サイトで公開することで、まとめサイトなどのWebサイトから紹介してもらえる可能性があります。

まとめサイトでは紹介したサービスに対してリンクを張るケースも多いため、テンプレートや無料ツールを提供することで被リンクの増加が期待できるでしょう。

さらに、テンプレートや無料ツールを探しているユーザーがそのサイトから自社サイトに流入すれば、被リンクの獲得だけでなくリードの獲得にも繋がるでしょう。

12:相互補完目的のパートナーシップの締結をする

検索順位を上げることを目的とした相互リンクは、Googleに品質の低いリンクと判断されることがあります。しかし相互補完を目的としたサイト同士のパートナーシップであれば、Googleガイドラインの品質の低いリンクには該当しないとされています。

そのため、まずは信頼関係ができているクライアントのWebサイトとパートナーシップを組み、他の優れたコンテンツに対してリンクを張っていくと良いでしょう。

どのような被リンクでも良いわけではない

ここまで紹介した施策の実施には、被リンクを獲得する効果が期待できます。しかし、どのような被リンクでも良いというわけではありません。前述のように評価の低いサイトからの被リンクの場合、SEO対策としては逆効果になってしまう場合もあります。

そのため、被リンクを増やす施策を実行するだけでなく、獲得した被リンクを管理し、検索順位を下落させるような質の低い被リンクに対して精査、削除するといった対策をすることも必要になるでしょう。

被リンクがSEOの観点から良いとされる理由

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Googleでは、検索を行っているユーザーが求めている情報を提供できる有益なサイトを上位表示できるようにしています。このアルゴリズムでは、被リンクを重要な要素としてサイトの品質を評価していると言われています。

被リンクを増やすことによって、それだけ他のサイトから支持されているサイトとしてGoogleから評価され、検索で上位表示される可能性が高くなるでしょう。

被リンクで検索上位になる仕組み

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Googleでは被リンクを外部からの投票と判断し、多くのページから投票数を集めているサイトを品質の良いサイトだと判断していると言われています。

被リンクを重要視し、良質な被リンクが多いサイトほど信頼性の高い優れた情報源であると判断して検索順位を上位表示するような仕組みになっています。

外部からの被リンクの調べ方3つ

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被リンクは外部サイトから自社サイトへのリンクとなるため、どのようなサイトから被リンクが発生しているのか、ツールを使用して調べる必要があります。被リンクを調べるツールとしては、「Ahrefs」「Google Search Console」「Ubersuggest」などが挙げられます。

ここでは外部からの被リンクの調べ方について紹介していきます。

1:Ahrefsツールの活用

Ahrefsが提供する「Site Explore」という機能を利用することで、被リンクの質や量を調べることができます。

サイトエクスプローラーの入力欄に自社サイトのURLを入力すると、ページランクや被リンク数などが表示されます。数値が高いほど良い評価になります。

2:Google Search Consoleツールの活用

Google Search Consoleでは、被リンク元のドメインやページ別の被リンク数などが確認できます。Google Search ConsoleはGoogleが提供する無料ツールで、被リンク以外にも掲載順位やクリック数などをチェックできます。

3:Ubersuggestツールの活用

Ubersuggestではドメインに関する情報の1つとして、ドメインに対する被リンクデータを確認できます。ドメインを入力すると、被リンク数と相互リンクではない相手からの被リンク数を確認できます。

被リンク獲得時にやってはいけない9つのこと

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被リンクを増やすことはSEO対策として重要ですが、被リンクを増やすためにリンクを購入したり捏造したりするとGoogleからペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティを受ければ、検索順位が圏外になったりインデックス削除されたりする可能性もあります。ここでは最後に、被リンク獲得時にやってはいけないことについて紹介していきます。

1:意図的な相互リンク

Googleでは相互リンクのみを目的としたパートナーページも検索順位に悪影響を及ぼします。一昔前は積極的に相互リンクを行っているサイトも多くありました。

しかし現在では、何の関連もないサイトとのリンクをただ並べただけの相互リンクページを作ってしまうと、ペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。

2:業者からの購入

SEO対策のためのリンクを販売している業者も存在しています。業者からリンクを買うことで被リンクは増やせますが、このような被リンクは人為的な被リンクとしてペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティを受けて一度検索順位が下がってしまうと元に戻すのは時間がかかるため、被リンクを購入するのは避けましょう。

3:関連性の無視

関連性のないサイトからの被リンクはユーザーの目的にそぐわないため、ペナルティの対象となる可能性があります。

たとえば関連性がないリンク集などからの被リンクは、SEOのみを目的とした不正行為と見なされる可能性があります。

4:隠しリンクの設置

ユーザーからは見えない隠しリンクは不正行為と見なされ、ペナルティの対象になります。隠しリンクは昔使われていたSEO対策の1つで、背景と同じ色のリンク、フォントサイズ0のリンクなどは隠しリンクと見なされる可能性があります。

5:常にアンカーテキストが同じ

アンカーテキストとはリンクに表示するテキストのことです。アンカーテキストはWebページの内容と関連する必要があるため、同じアンカーテキストを仕込むような行為は不正行為と見なされる可能性があります。

また、アンカーテキストがただのキーワードの羅列になっている場合もペナルティを受ける可能性があります。

6:ワードサラダでコンテンツを作成

ワードサラダとは、文法的に正しくても文章としての意味がない自動生成されたテキストのことです。被リンク数が多いほどサイトの高評価に繋がることから、かつてはワードサラダで被リンク元のサイトを作成し、被リンクを増やすという行為がありました。

現在のGoogleでは検索順位の上昇を狙ったワードサラダでの被リンク作成は、ペナルティを科せられる不正行為とされています。

7:フッターに多数のリンクがあるサイトとの相互リンク

フッターとはブログやWebサイトの下部の余白を指す言葉で、Webサイトであればフッターに「お問い合わせ」や「会社概要」などのメニューを設置する場合があります。

しかしフッターに多数のリンクがあると、「目立たないようにSEO目的のリンクを張る不正行為」とGoogleに判断される恐れがあります。

このような行為はサイト評価を下げる原因となるため、フッターに多数のリンクがあるサイトと相互リンクする際は注意しましょう。

8:被リンクの過度な設置

大量の被リンクが張られているなどの不自然な被リンクは、ペナルティの対象になる可能性があります。

以前のGoogleのアルゴリズムでは、多くの被リンクがあるサイトは良い情報を提供しているサイトだと判断され、検索順位があがるようになっていました。

しかし、過度なリンクを設置するサイトが増えたため、現在のGoogleではこのような不自然なリンクは不正行為として判断される恐れがあります。

9:掲示板の自由投稿欄を使った被リンク

掲示板の自由投稿欄やブログのトラックバック、コメント欄などを使用した被リンクもペナルティの対象です。近年では少なくなったとされていますが、簡単に被リンクを作成できるため、無関係な掲示板やブログなどを利用して被リンクを張るスパム行為が横行していました。

このような元のコンテンツに関係のない被リンクは、悪意のあるSEO対策だと見なされる可能性があります。

SEO対策に被リンクを活用しよう

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質の良い被リンクを増やすことによって検索順位の上昇が期待できます。

ぜひ本記事で紹介した、被リンクを活用したSEO対策、外部からの被リンクの調べ方、被リンク獲得時にやってはいけないことなどを参考にしてみてください。品質の高い被リンクを獲得して自社サイトの検索順位アップを目指しましょう。

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