GoogleにおけるSEO対策の15のポイント|必要なツールも紹介!
記載されている内容は2022年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
初回公開日:2022年02月01日
更新日:2022年03月01日
そもそもSEO対策をする目的とは?
SEO対策を行う目的は、検索結果で上位表示されることによって自社サイトへの集客を増やし、コンバージョンへ繋げることです。
多くのユーザーがWebサイトを訪れるようになれば、それだけ商品やサービスの売り上げ向上や資料請求の増加、問い合わせの増加などにつなげることができるでしょう。
SEO対策そのものも目的は検索結果の上位表示ですが、上位表示されることによってどのような目標を達成したいのかという本質的な目的は、企業によって異なります。
SEO対策の3つの種類
SEO対策とひと口に言っても、その種類には「テクニカルSEO」「外部対策SEO」「コンテンツSEO」などの種類があります。
SEO対策というと自社サイトの構造やコンテンツなどを改善することでサイトの評価を上げる「内部対策」を指すケースが多いですが、実際にはこれらのSEO対策をどのように実施するかにより、SEO対策の成果にも差が出てくるでしょう。
ここではSEO対策の種類を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:テクニカルSEOについて
テクニカルSEOとは、検索エンジンに対して技術的な対策を実施することです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンがサイトを正確に評価できるようにするために行うもので、検索エンジンの評価基準に合わせてサイトの改善を行います。
テクニカルSEOは、主にECサイトや求人サイト、不動産サイトなどのデータベース系サイトで行われます。
2:コンテンツSEOについて
コンテンツSEOとは、ユーザーと検索エンジンに対して対策を実施することです。基本的にはユーザーに向けて実施される内部施策となっており、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することでサイトの価値を向上させるものです。
明確な判断基準があるわけではありませんが、ターゲットが時間をかけてでも読みたいと思えるようなコンテンツを作成していきます。コンテンツSEOは主にコーポレートサイトやメディアなどのコンテンツ系サイトで行われます。
3:外部対策SEOについて
外部対策SEOとは、主に他のサイトからの被リンクやサイテーションを集めることです。被リンクとして第三者からの評価を獲得することにより、「他者からの支持されている質の良いサイトである」と検索エンジンに判断してもらうことができます。
外部対策SEOは自社でコントロールすることはできませんが、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで、自然発生的な被リンクの獲得を目指します。
SEO対策を行うメリット
SEO対策を行うことのメリットは、広告宣伝費を使わずにサイトへの集客を増やせる点です。SEO対策の効果で検索結果で上位表示されるようになれば、高い集客効果が期待できます。
また、SEO対策として作成したコンテンツはサイトにとっても資産となるため、継続して有益なコンテンツを増やすことでサイト全体としてのSEO評価を向上していけるでしょう。
SEO対策を行うデメリット
SEO対策を行うことのデメリットは、効果が見えるようになるまでに時間がかかる点です。
検索結果で上位表示されるようになるまでに数か月~数年単位の時間がかかることもあり、実施すればすぐに効果が出るようなものではありません。
また、時間をかけてSEO対策を行っても、検索エンジンのアルゴリズムの変更によって急に順位が落ちるリスクもあります。
Googleの検索エンジンの3つの仕組み
Googleの検索エンジンには「Ranking&Service」「Crawling」「Rendering&Indexing」という3つの仕組みが用いられています。
ここでは、Googleの検索エンジンの仕組みについて解説していきます。
1:Ranking&Service
Ranking&Serviceとは、情報を分析することでサイトをランク付けするプログラムです。
後述するCrawlingによってクローラーがWebページの情報を収集し、その情報をもとに評価を行います。
2:Crawling
Crawlingとは、Webサイトを巡回して情報を収集するプログラムです。
Google検索ではクローラーやロボットと呼ばれる自動巡回プログラムによってHTMLや画像などの情報収集が行われており、データベース化されています。
3:Rendering&Indexing
Rendering&Indexingとは、検索されたキーワードに対して検索結果を表示するプログラムです。
WebサイトはHTMLやCSSなどで作成されており、そのままでは文字列が羅列されているだけのコードで表示されてしまいます。このようなコードを文字や画像に変換し、Webサイトの状態で表示する役割を持っています。
GoogleにおけるSEO対策の15のポイント
GoogleではSEO対策を行うユーザー向けに、GoogleにおけるSEO対策のガイドを設けています。ここではGoogleにおけるSEO対策の15のポイントを紹介していきます。
- 検索ボリュームのあるKWを選ぶ
- サイトマップを作成する
- クローラーのアクセスを制限する
- E-A-Tが充実したコンテンツを作成する
- ユーザーが求めている情報をまとめる
- モバイルに対応したサイトを作る
- ユーザーが理解しやすい画像作成をする
- 競合・上位サイトと自社サイトを比較する
- コンテンツ内に関連ページのリンクを添付する
- 画像のファイル名・altタグを正しく設定する
- ページの表示速度・読み込み速度を改善する
- インデックスから低品質なコンテンツを除外する
- 上位表示させたいKWをページタイトルの前方に配置する
- hxタグに対策KWや関連語句を必ず含める
1:検索ボリュームのあるKWを選ぶ
検索ボリュームとは月間の検索回数のことです。キーワードは検索ボリュームがあるものを選びましょう。
Googleにはキーワードの検索ボリュームを分析するキーワードプランナーと呼ばれるツールが用意されています。コンテンツを追加する場合はキーワードプランナーを活用し、検索ボリュームが多いキーワードを含めるようにしましょう。
2:サイトマップを作成する
Google検索でサイトを表示できるようにするためには、まずはサイトを見つけてもらう必要があります。Googleにサイトを見つけてもらうためには、サイトマップの作成が最適です。
サイトマップとはサイトの構造を記述したファイルのことで、サイトに新しいページが増えた場合や既存ページを変更した場合などは、サイトマップを通してGoogle検索にサイトの構造を伝えます。
3:クローラーのアクセスを制限する
「robots.txt」を使ってGoogleのクローラーのアクセス制限を行うことも可能です。検索結果に表示されてもユーザーにメリットがないようなページがサイト内ある場合、クローラーのアクセス制限を行ってクロールしないようにしましょう。
robots.txtはクローラーにどのページにアクセスしてよいのか伝えるためのファイルであるため、アクセス制限を行う場合はrobots.txtを作成してサイトのルートディレクトリに設置します。
4:E-A-Tが充実したコンテンツを作成する
E-A-TとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、内部SEO対策の中でも重要な項目です。
Googleはページの品質を測る上でE-A-Tを重視しているため、コンテンツを作成する場合は専門性、権威性、信頼性が高いコンテンツを作成しましょう。
5:ユーザーが求めている情報をまとめる
SEO対策を行う上で、ユーザーが求めている情報を把握し、提供することは重要です。独自の調査情報をまとめて提供したり、面白い記事を公開したりするのも良いでしょう。
ユーザーが求めているものは読みやすく工夫されたコンテンツなので、テキストが読みやすく、トピックが整理されたコンテンツを作成するようにしましょう。また、検索エンジン向けではなく、ユーザーに対して最適化されたコンテンツを用意することが大切です。
6:モバイルに対応したサイトを作る
近年ではGoogle検索を利用するユーザーのほとんどがモバイルデバイスを利用しています。そのため、モバイルフレンドリーなサイトを構築することが大切です。
パソコン向けに最適化されたサイトの場合、モバイルデバイスから閲覧すると見にくいケースも多いです。Googleでもモバイルフレンドリーを重視しているため、サイトのモバイル対応は必要不可欠なポイントと言えるでしょう。
7:ユーザーが理解しやすい画像作成をする
テキストの内容に沿って作成されたユーザーが理解しやすい高品質な画像をテキストの直後に配置することで、ユーザーの利便性も向上します。
逆に品質の低い画像が設置されていると、ユーザーの利便性が低下するとともにWebページ自体の品質も低下してしまうでしょう。
8:ユーザーの行動・検索パフォーマンスを把握する
ユーザーの行動を分析するには、Google アナリティクスなどのWeb解析プログラムが有効です。
また、Google Search Consoleを利用すれば、Googleがコンテンツを検出できるかどうかや検索結果でのパフォーマンスを分析できます。
9:競合・上位サイトと自社サイトを比較する
競合サイトや上位表示サイトと自社サイトを比較し、分析しましょう。競合サイトと自社サイトを比較することで、自社サイトに足りていないものを明確化し、改善に役立てることができます。
10:コンテンツ内に関連ページのリンクを添付する
コンテンツ内に関連ページのリンクを張り、サイトの内部リンクの構造を最適化しましょう。リンクが適切に設定されているサイトの場合、ユーザーはコンテンツ内のリンクから目的としている情報にたどり着けるようになります。
リンクを添付する場合は、リンク先のテキストが自然に含まれたアンカーテキストを設置しましょう。アンカーテキストが効果的であるほど、ユーザーを案内しやすくなり、Googleもリンク先ページを正しく理解できるようになります。
11:画像のファイル名・altタグを正しく設定する
画像にはファイル名やaltタグを正しく設定するようにしましょう。画像を最適化するために、ファイル名は簡潔でわかりやすい名称にし、altタグによって画像の説明を記載しておきましょう。
画像のファイル名やaltタグを最適化しておくことで、Googleが画像を適切に理解しやすくなります。なお、altタグには何らかの理由によって画像が表示できない場合の代替テキストを指定することも可能です。
12:ページの表示速度・読み込み速度を改善する
ユーザーがストレスなくサイトを閲覧するためには、ページがスムーズに表示される必要があります。
ページの表示速度が遅くなかなか読み込めないようなコンテンツの場合、コンテンツの内容自体は素晴らしくてもユーザーの離脱を招いてしまうでしょう。速度を改善するには、使用している画像ファイルの軽量化などがポイントです。
13:インデックスから低品質なコンテンツを除外する
文字量が極端に少なかったり、リンクテキストしか掲載していなかったりするようなページがある場合は、インデックスから除外しましょう。
HTMLにnoindex処理を施すことでインデックスから除外することができます。
14:上位表示させたいKWをページタイトルの前方に配置する
ページタイトルはユーザーの検索意図を考慮して付けることが重要です。ページタイトルの前方に上位表示したいKWを盛り込めば、ユーザーが求めている情報をわかりやすく含めることができ、評価されやすいページタイトルになります。
15:hxタグに対策KWや関連語句を必ず含める
見出しタグには、対策KWや関連語句を必ず含めるようにしましょう。
見出しタグもページタイトルと同様にSEO対策で重要なポイントになるため、対策KWや関連語句を含めることでGoogleにサイトの内容を正しく伝えられるようになります。
GoogleのSEO対策に必要なツール
SEO対策を行う場合、効果を測定して改善していくことが大切です。そのためには「Google Search Console」や「Googleアナリティクス」などのSEO対策に役立つツールを活用する必要があります。
最後に、GoogleのSEO対策に必要なツールを紹介していきます。
Google Search Console
Google Search ConsoleはGoogleのSEO分析ツールです。Google Search Consoleを利用することで、「Googleがコンテンツを検出できるかどうか」、「検索結果でのパフォーマンス」などを把握できます。
また、サイトの重要な問題を発見した場合に通知を受け取ることもできます。サイトのパフォーマンスの改善にも役立つでしょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、ユーザーのサイト内での動きを分析できるWeb解析プログラムです。Googleアナリティクスを利用することで、ユーザーのアクセス経路やサイト内での行動、サイト内での人気のあるコンテンツなどを把握することができます。
また、ユーザーの年齢層や地域なども把握することが可能です。
Googleの仕組みを理解してSEO対策をしよう
GoogleのSEO対策のポイントを理解することで、効果的なSEO対策が実践できるでしょう。
本記事で紹介したGoogleにおけるSEO対策のポイントやGoogleのSEO対策に必要なツールなどを参考に、GoogleにおけるSEO対策について理解を深めてみてはいかがでしょうか。