検索エンジンのインデックスを促す方法とは?SEOとの関連性や仕組みも解説
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初回公開日:2022年02月25日
更新日:2022年03月01日
検索エンジンにおけるインデックスとは?
検索エンジンにおけるインデックスとは、Googleなどの検索エンジンが持つデータベースにWebページが整理され、登録されることを言います。
検索エンジンのデータベースにインデックスされていなければ、いくらユーザーが検索サイトにキーワードを入力しても検索結果に表示されることはありません。
検索エンジンのデータベースにインデックスされることで、初めて検索結果として表示され、ユーザーに見てもらえるようになります。
検索エンジンにおけるインデックスの重要性
Webサイトを構築し、数多くの人々にWebページを見てもらうためには、ユーザーの検索結果に表示される必要があります。ユーザーにアクセスされなければ、ホームページへの訪問者数を増やせないため、いくら素晴らしいコンテンツを作っていても意味がないことになります。
検索結果に表示され、検索エンジンのデータベースにインデックスされることは、極めて重要と言えるでしょう。
インデックスとSEOとの関連性はある?
SEOとはSearch Engine Optinizationの略で、検索エンジンの最適化という意味です。検索エンジンにインデックスされることで初めてSEOの効果が得られるため、関連性はとても深いと言えるでしょう。
検索エンジンにおけるインデックスの仕組み
検索エンジンにインデックスされるには、検索エンジンのクローラーにWebページの存在を認識してもらう必要があります。
Webページは、図書館の書籍管理のようなものと言えるでしょう。図書館では、新刊本が入荷した時点で書籍名や発行元、分類等をデータベースに登録し、書庫に保存しますが、この作業が検索エンジンのインデックスに該当します。
ここでは、検索エンジンにおけるインデックスの仕組みについて解説します。
インデックスされるまでのステップ
作成した新しくホームページがインデックスされるためには、検索エンジンのクローラーにWebページを見つけてもらう必要があります。
ここでは、インデックスされるまでのステップを順番に見ていきましょう。
クロールキューでリスト化する
「クロール」とは、検索ロボットがWeb上にある情報を収集することを表す言葉です。また、「クロールキュー」とは、クロール待ちURLのリストを表しています。
ここでの検索エンジンの役割は、過去に得たWebの情報やその所有者から提供されたサイトマップを元に取得したURLを、検索ロボットがクロールする前にリスト化することです。
つまり、事前にクロールキューでリスト化し、優先度の高いURLからクロールするという流れを作っていると言えます。
クロールを行う
クロールキューによるリスト化が終わったら、次はクロールの実行です。
クロールでWebサイトのテキストや画像、リンク情報を収集する際に、新たに更新された情報やリンクがあれば、それらもクロールキューに取り込まれます。
レンダリングを行う
レンダリングとは、受け取った情報を元に見た目を整えて表示することです。
Webサイトから得た情報を元に一定の演算や処理を行って、画像や映像、音声などを生成し、人が見て分かるようにブラウザに表示します。
インデックスされる
検索エンジンのクローラーが情報を収集しクロールキューのリスト化が終わったら、次はインデックスです。
インデックスする際には、「インデックスが許可されているか」「ユーザーが指定した正規のURLであるか」、さらに「重複しているインデックスはないか」などを確認する必要があります。
これらの確認後、検索エンジンによる正規URLの判断を経てインデックス登録が完了します。
インデックスはページ単位で実行
ユーザーが検索キーワードを入力するとキーワードが含まれているサイトを拾い出し、検索順位の高い方から表示します。
つまり、検索エンジンはホームページのURLのみを登録しているのではなく、そこにリンクしているページ単位でインデックスを行っていると言えるでしょう。
インデックスされたページの検索結果の表示方法
インデックスされたページの検索結果が表示されるかどうかは、以下の2つの方法で調べられます。
1つ目は検索エンジンで直接Webページを検索し、検索結果に表示されるかどうかを確認する方法です。登録されていれば、タイトルと説明文が付いた状態で表示されます。
2つ目はGoogle Search Consoleで確認する方法です。Google Search Consoleでは対象のサイトURLをクリックすると、インデックスされているページ数を確認することができます。
検索エンジンのインデックスを促す方法
Webページを新たに作成してもすぐにインデックスされるとは限らないため、検索エンジンのインデックスを促す方法を知りたいという方もいることでしょう。
ここでは、検索エンジンのインデックスを促す方法を詳しく見ていきます。
ページ数を増やす
ページ数を増やすと、その中に含まれているキーワードの影響で検索ヒットする可能性は高まるでしょう。しかし、検索エンジンのクロールは、やみくもにページ数を増やしたところで、効果があるとは言い切れません。
検索エンジンよりも高い評価を得るためには、有益な情報を含んでいるWebページを作り、被リンクを増やすことが大切です。
ページごとに使うキーワードを考える
クローラーは、タイトルとなるキーワードだけを読み込んでいるのではなく、Webページに含まれるキーワードの使用率をチェックし、ページタイトルとの関連性を見極めた上でインデックスしています。
1つのWebページに多くのキーワードを詰め込むのではなく、ページごとに使うキーワードを考えることが重要です。
タイトルと説明文に効果的なワードを入れる
インデックスを促すためには、Webページに有益な情報が含まれていることを伝えましょう。
Webページのタイトルと説明文、ディスクリプションに関連する効果的なワードを入れ、クローラーにページ概要を伝えてインデックスを促すように設定します。
用途に応じてHTMLタグを使う
HTMLのタグを使うことで、クローラーが読み取りやすい形になるため、Webページの内容や構造が正しく伝わり、インデックスがしやすくなります。
また、検索するユーザーにとっても、見やすく分かりやすいコンテンツページになると言えるでしょう。
他のページとの関係性を伝えるタグを使う
HTMLタグの中でもリンクを表すタグを用いることで、Webページの内容だけでなく他ページとの関係性も伝えられるようになるでしょう。詳細ページや関連ページにリンクを設定するタグを使うことで、インデックスしやすくなります。
サイトマップを設置する
Webページや画像情報などが書かれたXMLサイトマップを作成し、Google Search Consoleから新しいサイトマップの追加を選択することでインデックスを促します。
XMLサイトマップを設置することでクローラーに早く発見してもらえれば、インデックス登録を促せるでしょう。
ツールを使ってURLの再検査をする
GoogleであればGoogle Search Consoleを開き、URL検査から調べたいURLを入力することでインデックスされているかどうかを調べられます。
URLの検査後、インデックスされていなければリクエストをして登録を促します。
検索インデックスの内容を把握する方法はある?
SEO分析ツールを使用することで、間接的に内容を把握することが可能です。
SEO分析ツールである「Google Search Console」のカバレッジでサイト全体の状況を見れば、インデックスされているか分かるとともに、エラーの発見にもつながるでしょう。
検索エンジンにおけるインデックスの役割を理解しよう
検索エンジンにおけるインデックスは、集客や情報提供等、Webコンテンツの持つ目的を果たす上で、重要な役割を持っています。
検索エンジンのインデックスの役割をしっかりと理解するとともに、上位の検索結果に表示されるようSEO施策を活かし、多くのユーザーが訪れるWebサイトを構築しましょう。