Googleのモバイルフレンドリーへ対応するための対策|対応の確認方法は?
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Googleのモバイルフレンドリーへ対応するための対策|対応の確認方法は?

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Googleのモバイルフレンドリーへ対応するための対策|対応の確認方法は?

記載されている内容は2022年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2022年02月01日

更新日:2022年03月01日

Googleのモバイルフレンドリーに対応するためにはどのような対策方法があるのでしょうか。本記事ではモバイルフレンドリーの必要性やモバイルフレンドリーへ対応するための対策などを紹介していきますので、参考にしてみてください。

Googleが実装したモバイルフレンドリーとは

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「モバイルフレンドリー」とは、Google検索での評価基準を決めるための要素の1つです。現在のアルゴリズムにはモバイルフレンドリーが重要な要素です。

そのため、SEO対策としてWebサイトがモバイル端末から見やすいように最適化されていることが重要視されています。

モバイルフレンドリーが実装されたことには、Google検索を利用するユーザーの多くがモバイルデバイスを利用しているという背景があります。

モバイルフレンドリーの必要性

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現在のGoogle検索におけるSEO対策では、Webサイトがモバイルフレンドリーに対応していることは非常に重要な意味を持ちます。

しかし、たとえばBtoBのWebサイトなどを運営している方の中には、モバイルフレンドリーに対応する必要性は低いのではないかと考えている方もいるでしょう。

ここでは、モバイルフレンドリーの必要性について解説していきます。

ページを見やすくする必要があるため

モバイルデバイスの画面はパソコンと比較すると画面のサイズが小さいため、モバイル対応していない従来のWebサイトのページのまま表示すると見にくいです。そのため、スマートフォンからでもWebページを見やすくするためにもモバイルフレンドリー対応は必要になります。

また、非対応のWebサイトは入力ミスも発生しやすく、モバイルユーザーの離脱を招くほかコンバージョンの向上のためにもモバイルフレンドリー対応は必要と言えます。

スマホユーザーが増加したため

スマートフォンの普及に伴い、近年ではGoogle検索を利用するユーザーの割合もパソコンよりモバイルユーザーの数が上回っています。総務省の調査によるとWebサイトを閲覧する端末の割合やパソコンが48.2%、スマートフォンが59.5%となっています。

そのため、モバイルフレンドリー対応は需要が高いと言えるでしょう。

出典:平成30年度通信利用動向調査の結果 | 総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf

検索における順位に影響が出るため

前述のとおり、近年ではスマートフォンを使ってGoogle検索を利用するユーザー数の方が多い状況になっています。このような背景により、Google検索でもモバイルフレンドリーに対応していることを評価の指標とするアルゴリズムのアップデートを行いました。

そのため、現在はモバイルフレンドリーではないサイトは検索順位が下落するリスクがあります。

PV数や滞在時間に影響が出るため

ユーザーにとってのWebサイトの利便性はPV数や滞在時間にも大きな影響を与えます。モバイルユーザーにとって使いにくいサイトだと判断されれば、ユーザーはすぐに離脱してしまうでしょう。

そのため、モバイルユーザーにとって使いやすく見やすいサイトであると認識してもらうためにも、モバイルフレンドリーな設計を行うことが大切です。

Googleのモバイルフレンドリーへ対応するための対策

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実際にモバイルフレンドリー化するためには、自社サイトをスマートフォン対応にする必要があります。しかし対策を行っても、Googleが規定するモバイル対応ができていなければ無意味です。

ここでは、Googleのモバイルフレンドリーへ対応するための対策について解説していきます。

モバイル端末に適したビューポートを設定する

ビューポートとは、端末の画面サイズに合わせて表示領域を調整する機能です。モバイルフレンドリー対応を行う際には、「viewportタグ」で端末に適したビューポートを設定しましょう。

ビューポートが設定されていない場合はエラーになるため、タグで指定することを忘れないようにしましょう。

適切な文字の大きさや行間を意識する

パソコンで見ることを前提とした文字サイズや行間になっていると、スマートフォンの画面ではテキストが切れてしまいます。適切なフォントサイズ、行間を意識して調整しましょう。

テキストの調整を行う際には、16pxを目安に調整を行うと良いでしょう。また、スマートフォンの画面でテキストを見た場合にスクロールが必要であれば長すぎると判断できるため、適切な長さにすることが大切です。

適切なリンク同士の距離を保つ

モバイル端末はパソコンよりも画面が小さいためパソコンから見ると問題はなくても、リンク同士が近い距離にあると、スマートフォンユーザーは誤って違うリンクをタップしてしまうことがあります。

タップターゲットのサイズを調整して、ユーザーが操作を誤らないようにする必要があります。

サイトをリニューアルと同時に対応させる

インターネット環境は変化が激しいため、自社サイトを長期間更新していない場合、いつの間にか使いにくいWebサイトになってしまいます。そのため、モバイルフレンドリー対応を行う際には、合わせて自社サイトのサイトリニューアルも実施すると良いでしょう。

モバイルフレンドリー対応とサイトリニューアルを同時に行えば、全てのページがスマートフォンから見やすくなるだけでなく、同じようなコンテンツの構造をまとめて整理したり、デザイン性をアップしたりできます。

リニューアルする場合はホームページの使い勝手を確認後、課題の分析と目標設定を行い発注会社を決めてプランニングし、リニューアルするという流れになります。

ダイナミックサービング形式を参考に対応させる

ダイナミックサービングとは、ブラウザのユーザーエージェントを利用し、ユーザーがアクセスした端末によってHTMLを出し分けることです。

ダイナミックサービング形式を参考に、あらかじめ1つのURLにパソコン用とモバイル用の2種類のHTMLを用意しておけば、自動的にユーザーの端末に適したサイトに繋がるようになります。

ただし、Cookieを許可しない接続を行っている場合、ダイナミックサービング形式だけでは上手くいかないため注意が必要です。

レスポンシブWebデザインタイプを参考に対応させる

レスポンシブWebデザインとは、ユーザーの端末に合わせてWebサイトのレイアウトが自動的に切り替わるというものです。レスポンシブWebデザインに対応しておけば、パソコン用とモバイル用の2種類のサイトを作成する必要はありません。

ただし、既存の自社サイトをレスポンシブデザインに対応するには時間がかかります。また、デザインやファイル容量などにも制限があるため、注意が必要です。

セパレートタイプを参考に対応させる

パソコン用サイトとモバイル用サイトの2種類のURLを用意して運営する、セパレートURLという方法があります。

アノテーションタグを設定しておくことでGoogleにセパレートを認識してもらえるようになるため、セパレートタイプを参考に対応することも可能です。

ただし、GoogleではレスポンシブWebデザインを推奨している点は押さえておきましょう。

モバイルフレンドリー対応ページであるか確認する方法

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Webサイトがモバイルフレンドリー対応できているかどうか確認する際には、いくつかの方法があります。Googleでもモバイルフレンドリー対応のチェックツールを提供しているため、活用すると良いでしょう。

ここでは、モバイルフレンドリー対応ページであるか確認する方法について解説していきます。

GoogleSearchConsoleで確認する

自社サイトをGoogle Search Consoleに登録している場合、モバイルフレンドリーサイトかどうかをチェックできます。

モバイルフレンドリー対応になっている場合はエラーが発生しませんが、対応できていないページがあればエラー内容が表示されるため、改善できるでしょう。

チェックテストツールで確認する

Googleが提供しているモバイルフレンドリーテストは、モバイルフレンドリー対応が適切にできているかどうかチェックできるツールです。

モバイルフレンドリーテストでは本記事でも紹介したフォントサイズやリンク同士の距離などもチェックしてくれるため、自社サイトがスマートフォン向けに最適化できているかどうか確認できます。

パフォーマンスチェックツールで確認する

Webページの読み込み速度チェックツールであるPageSpeed Insightsでモバイルフレンドリー対応が確認できます。

サイトのURLを入力してチェックすれば、パソコンだけでなくスマートフォンでサイトを表示した場合のパフォーマンスについても分析してくれます。

モバイルフレンドリー対応に合格していなかったときは?

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前述のチェックツールなどを利用してモバイルフレンドリー対応にエラーが表示された場合、エラー内容に合わせて対処する必要があります。

たとえば「ビューポートが設定されていません」といったエラーが出た場合は、ビューポートを設定するために「viewportタグ」を指定しましょう。

モバイルフレンドリーに対応させるときの注意点

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自社サイトをモバイルフレンドリーに対応させる場合、いくつか気を付けなければいけないポイントがあります。ここでは最後に、モバイルフレンドリーに対応させるときの注意点について解説します。

Flashを使用せず作成する

サイトの中には今でもFlashを使用しているサイトもあるでしょう。しかしスマートフォンはFlashに対応していないため、Flashを使ったコンテンツを見るにはアプリをダウンロードする必要があります。

近年ではFlashを使っているサイトも減少してきているため、Flashは使用しないようにしましょう。

インタースティシャル広告を入れない

インタースティシャル広告とは、コンテンツの上に被るタイプの広告です。インタースティシャル広告があるとコンテンツが読みにくくなるため、モバイルフレンドリーではないと判断されます。

そのため、インタースティシャル広告は使わないように気を付けましょう。

Googleのモバイルフレンドリーを理解して対応させよう

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スマートフォンユーザーが増加した現在では、GoogleのSEO対策としてモバイルフレンドリー対応は必須だと言えるでしょう。

本記事で紹介したモバイルフレンドリーの必要性やモバイルフレンドリーへ対応するための対策などを参考に、自社サイトをリニューアルしてモバイルフレンドリー対応を完了させましょう。

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