プロモーション戦略を行う8つの方法|マーケティングとPRとの違いも解説
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初回公開日:2021年09月24日
更新日:2022年03月03日
プロモーションとは?
プロモーションとは、製品やサービスを消費者に認知してもらい、購買行動に繋げるための活動です。そのため、企業にとって自社製品やサービスを販売するためにプロモーションは欠かせません。
また、プロモーションはマーケティングの一環として行われるもので、プロモーションの具体的な手法としてはPRやテレビ、雑誌などを利用した広告があります。
プロモーションとマーケティングの違いとは?
マーケティングとは、企業が商品やサービスを販売するための活動全般を指す言葉です。マーケティングを行うためには「製品」「価格」「流通」「販促」という4つの要素が揃う必要がありますが、プロモーションはこのうち「販促」に該当します。
そのため、プロモーションはマーケティングの一環として行われるものだと言えるでしょう。マーケティングによって消費者に自社製品やサービスを購入してもらうためには、マーケティングの一環としてのプロモーションが必要になります。
プロモーションとPRの違いとは?
プロモーションの手法には、PRや広告、人的販売、セールスプロモーションといった種類があります。そのため、PRはプロモーションを行う上での手段として存在しています。
PRは第三者視点によって商品やサービスをプロモーションすることです。具体的な方法としては、口コミの投稿やメディアへのプレスリリース配信、テレビなどでの紹介といった方法があります。
プロモーション戦略を行う8つの方法
プロモーションの手法にはさまざまな種類があるため、プロモーションを実施する場合には自社に合った手法で戦略を立てることが大切です。それでは、効果的なプロモーション戦略を実施するにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、プロモーション戦略を行う8つの方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:インターネットツール
プロモーション戦略にはSNSやECサイト、ショッピングサイトへの出店、Web広告などのインターネットツールを利用する方法があります。
特に、近年ではSNSが幅広く普及したことにより、多くの企業がSNSを利用したキャンペーンやSNS広告、インフルエンサーによるプロモーションなどを行っています。
SNSは消費者との距離も近く、自社のブランディングにも活用しやすいでしょう。また、情報を拡散してもらいやすいという特徴があります。
2:ポスター・チラシなどの印刷物
プロモーション戦略では、ポスターやチラシ、パンフレット、広告物、ロゴマークといった印刷物を利用して行うことがあります。また、これらの二次元で表示される文字や画像などを使って情報を伝えるものをグラフィック系印刷物と呼びます。
このようなグラフィック系印刷物は昔からどのようなプロモーション戦略でも用いられており、効果も高い方法です。
3:カタログ・会報誌などの印刷物
プロモーション戦略では、カタログや会報誌、機関紙、マニュアルなどの印刷物を利用して行うことがあります。これらの印刷物は編集系印刷物と呼ばれるものです。編集する必要があることからグラフィック系印刷物よりも作成するのに手間がかかります。
編集系印刷物は一般的な印刷物よりもコストがかかるだけでなく、直接的な売り上げ向上に繋がらないこともあります。しかし、ファンを作るためには有効な方法でしょう。
4:POP広告
プロモーション戦略には販売店の店頭に置かれている広告やディスプレイ、スタンド広告、おすすめポスターなどのPOP広告を使用した方法があります。このような広告やディスプレイは購買時点メディアとも呼ばれています。
POP広告は店舗に訪れた顧客の購買行動を後押しすることが可能です。そのため、重要なプロモーション戦略となっています。
5:SP広告
プロモーション戦略にはセールスプロモーションを目的としたSP広告を利用する方法があります。SP広告とは、もともとはテレビや新聞、雑誌、ラジオなどのマス広告以外のすべての広告のことを指していました。
しかし、近年ではインターネットの普及によってこの分類も正確ではなくなってきているため、現在は費用を掛けることで露出できる新聞折り込みなどのメディアと、ネットツールを除いたプロモーションツールのことをSP広告と呼んでいます。
6:動画ツール
プロモーション戦略には企業紹介や商品紹介などの動画を利用する方法があります。動画は視覚からも聴覚からも情報を伝えることができるため、動画ツールを利用することで一度に多くの情報を消費者にアプローチが可能です。
近年、YouTubeを代表とした動画市場が拡大してきていることもあり、企業の中にも動画をプロモーションに利用する企業が増えてきています。
7:イベント・キャンペーン
プロモーション戦略にはイベントやキャンペーンを実施する方法があります。イベントはキャンペーンを開催することで、消費者の購買意欲を刺激する効果があります。
近年では多くのものが身の回りに溢れているため、商品やサービスを購入するためには決め手が必要です。イベントやキャンペーンを実施することで顧客とコミュニケーションを取り、顧客をファン化することも可能になるでしょう。
8:人的販売
人的販売とは、消費者に直接アプローチを行うことで商品の販売を行う活動を指します。人的販売はセールスプロモーションにも似ていますが、直接人間が販売に関わるという点が異なります。
また、人的販売の方法としては、飛び込み営業や実演販売、展示会などのイベント、ダイレクトコール、キャッチセールスなどがあります。また、商品を購入した顧客へのアフターサービスも人的販売の一環だと言えるでしょう。
プロモーションを成功させる5つのポイント
本記事でも紹介してきたとおり、プロモーション戦略にはさまざまな種類があります。それでは、これらの手法を活用してプロモーションを成功させるためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ここではプロモーションを成功させる5つのポイントを紹介していきますので、参考にしてみてください。
1:目的を明確にする
プロモーションは目的を達成するために実施するものです。そのため、まずはプロモーション戦略を立てるための目的を明確化させましょう。
目的をはっきりさせることにより、目的達成のための手法やターゲットを検討することで、プロモーション手法の選定もしやすくなります。
また、目的を明確化するには3C分析などを活用するのがおすすめです。
2:ターゲットを明確にする
目的を明確にしたら、市場調査を行い、ターゲットを明確にしていきましょう。ターゲットの選定はプロモーションを成功させる上でも非常に重要なポイントとなっています。
ターゲットを詳細に設定することにより、ピンポイントな層へ向けてアプローチすることができるようになります。また、ターゲティングが正しく行われていれば、売り上げアップの効果も期待できるでしょう。
3:過去のデータを活用する
ターゲティングを正確に行うためには、顧客の購買データなど過去のデータを活用することが重要です。購買データや行動データなどを分析することにより、適切なターゲティングができるようになります。
商品やサービスがどのように優れていたとしても、ターゲティングが正確にできていなければニーズにマッチしない場合もあります。そのため、ターゲティングには過去のデータを活用するようにしましょう。
4:ターゲットのニーズを汲み取る
ターゲットが決まったら、市場を調査し、ターゲットのニーズを抽出しましょう。プロモーションを行う場合は、ターゲットのニーズを満たす製品やサービスであることをアピールすることが重要です。
そのため、ターゲットのニーズを知った上で適切なアプローチができるようにしましょう。
5:効果を検証する
プロモーションを行ったら結果を分析し、効果を検証しましょう。また、問題点は改善して再度実践し、また検証して改善していくというPDCAサイクルを回せるようにします。
PDCAサイクルを回していくことで、より効果の高いプロモーションが実践できるようになるでしょう。
プロモーションについて理解を深めて活用しよう!
プロモーションとは、自社製品やサービスの販売活動に必須のマーケティング活動です。適切なプロモーション手法でアプローチすることで、効果的に売り上げをアップすることができるでしょう。
ぜひ、本記事で紹介したプロモーション戦略を行う方法や、プロモーションを成功させるポイントなどを参考に、効果的なプロモーション戦略を実践できるようにしましょう。