Google検索の予測変換の削除方法は?その仕組みとともに解説!
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初回公開日:2025年12月01日
更新日:2025年12月01日
Google検索を活用して検索を行う際、表示される予測変換。
検索がより容易に行えるようになる便利な機能である予測変換ですが、過去の検索履歴などから影響される予測変換が逆に不便に感じていたり、プライバシーのために削除したいと考える方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Google検索の予測変換の仕組みとともに、その削除方法をご紹介します。
ネガティブな予測変換にお悩みの企業様に対する対処法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Google検索の予測変換とは?
Google検索での予測変換機能とは、Google検索で検索窓に検索したいワードを入力しようとした際、最近検索したキーワードなどが複数表示される機能のことを指します。
例えばパソコンやスマホなどの端末を誰かに貸す場合や一緒に検索を行う場合、また教養のパソコンでの調べ物など、予測変換を見られてしまうとプライバシーにも関わり、抵抗があるという方もいるでしょう。
本記事では、そういった方に向けた予測変換の削除方法をご紹介していきます。
1-1. サジェストとの違い
予測変換機能と混同されやすいのが、「サジェスト」と呼ばれる機能です。
サジェストはGoogle検索でキーワードを入力した場合に、検索が多い言葉やトレンドなどをもとに、そのキーワードとの関連キーワードが複数表示されるというものです。
予測変換とは、文字を入力してから関連するものが表示されるという点、またGoogle検索全体の検索数などを基にしており、表示されるキーワードが他者とほぼ同じになるという点などの違いがあるでしょう。
1-2. 予測変換表示の仕組み
予測変換は、検索を行った端末のブラウザやブラウザアプリに記録されている検索履歴を基に表示されています。
そのため、他人の検索候補には影響せず、自身の端末・アカウントなどでのみ表示されているものだということですね。
Google検索の予測変換削除方法!
それではさっそく、Google検索の予測変換を削除する方法をご紹介していきましょう。
2-1. 表示中の特定の候補を削除する場合
まず、予測変換で表示されているものの中から、特定の候補を削除する場合です。
表示中の特定の候補を削除する場合は簡単で、Google検索窓を開き予測変換が表示されたら、削除したい候補の右端にカーソルを合わせ、表示される×マークをクリックしましょう。
これで、予測変換からその候補が削除されます。
2-2. 予測変換をすべて削除する場合
続いて、予測変換をすべて削除したい場合です。
今表示されている予測変換をすべて先ほどの方法で削除しても、次回開いた際にはさらにそれより前の検索履歴から予測変換が表示されます。
そのため、閲覧履歴そのものを削除しましょう。
パソコンではChrome画面の右上のメニューから、「閲覧履歴データの削除」をクリックし、削除する情報と期間を選んで削除することが可能です。
スマートフォンの場合には、Googleアプリ右下の三点リーダーをタップし、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」で同様に削除可能ですね。
予測変換削除の注意点
Google検索の予測変換を削除するうえで知っておきたい点として、次のような点があります。
・履歴を完全に削除しないと再表示の可能性がある
・予測変換を削除しても、他人のデバイスやアカウントの検索候補には影響を与えない
まず、削除方法としてもご紹介したように、もととなる閲覧履歴・検索履歴を削除しないと、候補だけを消しても再表示される可能性があるということです。
また、ネガティブな検索候補に悩んでいる企業などが注意しなければならないのは、予測変換はあくまで個人のデバイスに保存された履歴などからカスタマイズされて表示されている者のため、削除しても他人の検索表示には影響を与えることはないということです。
ネガティブな検索候補などに関しては別の対策を講じる必要があるため、後に紹介する「サジェスト」への対策を行いましょう。
Google予測変換を無効にしたい場合は?
削除だけでなく、そもそもGoogle予測変換機能そもそもが不必要で、無効にしたいという場合もあるでしょう。
そういった際には、ブラウザの設定画面から予測変換機能を無効化しましょう。
例えば、Google Chromeで予測変換機能を無効化したい場合には、Chromeを開き、右上のメニューアイコン(三点リーダー)をクリックして設定を選び、さらに左端のメニューから「Googleの設定」を選択します。
その後右側に表示される「同期とGoogleサービス」をクリックして下にスクロールしていくと、「他のGoogleサービス」という見出しがあるでしょう。
その見出しから「検索候補の関連性を高める」「Googleドライブの検索候補を表示する」をオフにしておくと、閲覧履歴の削除が住んでいれば予測変換表示がされない状態になるでしょう。
Googleサジェストは削除できるの?
予測変換とは異なり、全体の検索数などから表示されるため、全ユーザーで似たような検索候補が表示されやすいGoogleサジェスト。
企業が自社名などで検索した際、ネガティブなサジェストに悩んでいるという場合には、予測変換ではなく、このサジェストへの対策が必要です。
サジェストは、例えば個人情報や差別的なコンテンツなど、Googleの定めたガイドラインに違反していると判断された場合のみ、削除依頼を出すことで削除してもらえる可能性があります。
削除依頼は、以下の手順で行いましょう。
1. 該当のサジェストを表示し、サジェスト画面右下の「不適切な検索候補の報告」をクリック
↓
2. 該当のキーワードの横の旗マークをクリックする
↓
3. 該当する理由を選択肢、フィードバックを送信する
その後Googleによって審査がなされ、申請が通れば削除できる可能性があります。
5-1. ネガティブなサジェストのお悩みは専門家に相談
サジェスト削除の判断はGoogle側が行うため、依頼を行っても削除できないという場合が多くあります。
そういった場合には、弁護士への依頼で削除の可能性を高めたり、専門の対策会社に依頼するといった、専門家への相談がおすすめですね。
特に専門対策会社では、削除依頼ではない技術的施策と根本の原因解明によりサジェストの押し下げを図るため、再表示など、問題が再発してしまうのを防ぐことができるでしょう。
まとめ
今回の記事では、Googleの予測変換について、仕組みやその削除方法、また企業が対策すべきサジェストとの違いとその対処方法まで、詳しくご紹介しました。
予測変換もプライバシーや利便性向上の面から削除したいと考える方もいるかと思いますが、企業にとって深刻なリスクとなるのは、ネガティブなサジェスト表示です。
ネガティブワードの表示に悩んでいるという方は、ぜひ専門の対策会社への依頼も視野に入れ、根本からの改善を目指してみてはいかがでしょうか。