ブランディングが学べるおすすめの本15選|選び方や読む時のポイントを紹介!
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初回公開日:2021年07月12日
更新日:2024年05月31日
ブランディングとは何?
ブランディングとは、ブランドを形作るための様々な活動のことを指します。ブランドは、商品のデザインやブランドロゴ、名称やキャッチフレーズなど、様々な要素が組み合わさることによって形作られます。
そして、形作られたブランドをユーザーに認識させ、ポジションを明確化するのがブランディングという活動です。企業が掲げるブランド価値を、ユーザーの共通の認識にさせて、ユーザーを獲得することがブランディング活動の目的と言えるでしょう。
ブランディングを学べる本の選び方
ブランディングを学べる本は、ブランディングにおける理解度や知識レベルに合わせて選ぶと良いでしょう。基礎から学ぶ場合は、ブランディングにおける基礎的な概念や原理について書かれていて、基本的なポイントを学べる入門用の本を選ぶと良いでしょう。
ブランディングがどのようなものであるか、基礎を理解できている場合は、戦略やテクニックなど実務的な内容が書かれているものを選びましょう。
基礎的な知識やテクニックが理解できている場合は、具体的な事例について書かれてあるものを選ぶと良いでしょう。特に企業ブランディングの成功事例を基に書かれてあるものは、抽象的になりがちなブランディングを実務に落とし込むためのノウハウが学べます。
このように、ブランディングについて学ぶ際は、自社のブランディングにおいて何が必要なのかを見極め、理解度によって適切な本を選ぶことが重要です。
ブランディングが学べるおすすめの本15選
ここからは、ブランディングが学べるおすすめの本15選を紹介していきます。ブランディング本は種類が多いため、何を手にとって良いのかわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。
自社のブランディングにはどの本が最適なのかを考える際に、ぜひ参考にしてみてください。
1:「変える」は会社の毎日のお仕事
ブランディングが学べるおすすめの本1冊目は、『「変える」は会社の毎日のお仕事』です。本書は企業のリブランディングに特化しており、時代や市場に合わせたブランドイメージの再構築方法について、成功企業の実例を基に書かれた本です。
社内でのコミュニケーション方法や実践的な手順、リブランディングを進めるうえでの注意点などが具体的に解説してあるため、より実務に落とし込みやすい内容になっています。
2:この1冊ですべてわかる ブランディングの基本
ブランディングが学べるおすすめの本2冊目は、『この1冊ですべてわかる ブランディングの基本』です。本書はBtoC向けブランディングについて、ブランドの定義から方向性の明確化によるブランド価値の高め方などを、体系立ててわかりやすく解説された本です。
顧客ステージの理解に基づき、具体的なアプローチについてや、実務に必要なフレームワークの活用法などが書かれています。基礎から応用まで、様々なステージの読者に向けた1冊です。
3:リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間
ブランディングが学べるおすすめの本3冊目は、『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』です。
本書は、名ホテルとして世界でも名高いリッツ・カールトン日本支社長である著者が、実際の現場での事例と共に、高いサービス品質において大事にしている教育などを紹介している本です。
企業の信念とサービスとの結びつけ方や組織マネジメントなど、インナーブランディングにおける理解から実践のポイントを、論理的な繋がりを捉えながら理解することが可能です。ビジネスを超えた、ホスピタリティ溢れる組織づくりのヒントが載っています。
4:ストーリーとしての競争戦略
ブランディングが学べるおすすめの本4冊目は、『ストーリーとしての競争戦略』です。本書は企業の成功事例を基に、流れと動きを持ったストーリーという視点から、競争戦略の論理を解明している本です。
事例を通した論理でわかりやすく書かれており、優れた戦略ストーリーを組み立てる際には大きな気付きを与えてくれる1冊です。
5:デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール
ブランディングが学べるおすすめの本5冊目は、『デジタル時代の基礎知識『ブランディング』「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール』です。
本書はデジタルとリアルを組み合わせた、この時代にふさわしい新たなブランド戦略を提案している本です。また、デジタル化の進展による顧客体験の考え方について解説しており、ブランド戦略に欠かせない顧客体験のデザインについて学べます。
ブランドとは何か、ブランディングについてなど、基礎的な知識から丁寧に解説してあるため、初心者や学び直しをしたい方にもおすすめの1冊です。
6:WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う
ブランディングが学べるおすすめの本6冊目は、『WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う』です。本書は企業の成功事例を基に、インスパイア型リーダーになるための思想と行動について書かれた本です。
人は「WHAT(結果)」ではなく「WHY(理念と大義)」にインスパイアされ、優れた組織は内側から外側に向けてそのメッセージを伝えていくということを、ゴールデンサークルというフレームを用いて解説しています。
組織の内外の人たちのやる気を起こさせるために必要な、「WHY(理念と大義)」を語ることの大切さについて理解が深まります。ブランディングや経営はもちろん、商品開発をするうえでも役立つ1冊です。
7:小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書
ブランディングが学べるおすすめの本7冊目は、『小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書』です。本書は「小さな会社を強くする」をテーマに、豊富な広告宣伝費をかけずとも強いブランドを作るための戦略について学べる本です。
モノづくりでは勝ったがブランドづくりで負けたという企業が多い中、著者自らが関わった成功事例を基に、データの統計分析とブランドづくりの実践例が融合して書かれてあるため、説得力があり実務に落とし込みやすい内容になっています。
タイトルに「教科書」とあるように、ブランドづくりの羅針盤として、小さな会社を強くしたい中小企業や地域産業におすすめの1冊です。
8:「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義
ブランディングが学べるおすすめの本8冊目は、『「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』です。本書は、どうすれば長く売れ続けるのかという様々なビジネスパーソンが抱える課題を、デザインの視点から解決している本です。
ビジネスにおけるデザインの正しい使い方に加え、本書ではブランドとは企業らしさであると定義しており、その企業らしさをデザインによって引き出し、表現することの重要性について解説しています。
企業や商品にとって最適なプロデュースをするためのポイントが、実例と共に紹介されているため、「売る」から「売れる」へシフトする手法について学べる1冊です。
9: 「好き」の設計図
ブランディングが学べるおすすめの本9冊目は、『「好き」の設計図』です。本書は「好きを集める会社が伸びていく」というサブタイトルのもと、ブランディングの基本的な考え方についてシンプルに解説している本です。
本書では、ブランディングは異性にモテるようになるために知恵を絞ることと例えており、人を心の底から動かすためには何が必要か、その正解を導き出すための原理原則について解明しています。
ブランド構築は、定型のツールでなんとかなるような代物ではなくオーダーメイドであるという考えの基に、好きを集める企業を作り上げるための考え方を学べる1冊です。
10:ブランディング22の法則
ブランディングが学べるおすすめの本10冊目は、『ブランディング22の法則』です。本書は世界的なマーケティング戦略家である著者が、長年のコンサルティング経験を基に導き出したブランディングの法則を、論理的に解説している本です。
本書では、これまでのブランディングにおける常識がいかにブランドを傷つけているかをまとめており、逆転の発想から優れたブランドを築くためのカギや、ブランド構築における基本原則を学べます。
王道的な手法からではなく、アンチテーゼの視点から学ぶ正攻法は、中上級者に新しい気付きを与えてくれるでしょう。ブランディングに関して行き詰まった時や、これまでの手法に疑問を感じた時におすすめの1冊です。
11:ビジネスモデル全史
ブランディングが学べるおすすめの本11冊目は、『ビジネスモデル全史』です。本書はビジネスモデル革新の歴史をテーマに、約70余りのビジネスモデルの先駆者の栄枯盛衰を、その背景と共にストーリーで追いかけた本です。
ビジネスリーダー達は新たなビジネスモデルをどう生み出し、なぜ競争優位を築けたのかということに加え、現代経営が直面する、イノベーションの起こし方や持続的競争優位といった問いに対する回答、そして実現方法などを体系立てて学べます。
本書を通してビジネスモデルの奥深さを感じ取ることで、創業者や経営者の思想を学べるだけでなく、革新的企業のビジネスモデルや創業ストーリーも楽しめる1冊です。
12:事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開
ブランディングが学べるおすすめの本12冊目は、『事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開』です。本書は実際の事例を基に、世界でも大きいブランディング会社であるランドーのブランディング手法を詳細なプロセスで解説している本です。
ブランディングにおける基本的なメソッドから、ブランドの開発や戦略プロセスなど、国内企業の事例を紹介しています。
これまで、多くの企業や組織を成功に導いてきた手法と戦略が解明されているため、ブランディングの理解から実践について理解するには、最適な1冊と言えます。
13:ブランディング・ファースト
ブランディングが学べるおすすめの本13冊目は、『ブランディング・ファースト』です。本書は経営課題である差別化やスピードなどを解決し、企業の指針を決める経営戦略としてのブランディングについて解説してある本です。
本書では企業を「構造体」、そしてブランドを「企業の柱」として定義しています。
企業という構造体が安定して自立するためには、柱であるプロダクトや、その背景にある経営者や企業の強い思いがあってこそという理論から、ブランディングについて解きほぐしています。
時代の変化に対応するための提案に加え、ブランドという軸を作り、企業だけではなく従業員にとっても理想的と言える会社を目指すための戦略を学べる1冊です。
14:ブランディングの科学 新市場開拓篇
ブランディングが学べるおすすめの本14冊目は、『ブランディングの科学 新市場開拓篇』です。本書は、従来のマーケティング理論や常識を検証し、ブランド成長における新法則をエビデンスに基づいて論じている本です。
本書ではブランドの人気度こそがすべての原点であると定義しており、ロイヤリティの向上といった従来の王道的な手法ではなく、ライトユーザーに目を向けるといった新法則が企業の成長を促すことについて解説してあります。
新興国の市場にフォーカスしながら、新規ブランドの育成方法やブランド成長への道筋、生産性の高いマーケティングなどについて深く解説してあるため、ブランディングにおいて新たな視点が持てる1冊です。
15:ブランディング
ブランディングが学べるおすすめの本15冊目は、『ブランディング』です。本書は、買い控え傾向が強まった現代に通用するブランディングの基本を、短時間で学べる本です。
本書では、ブランディングはマーケティングの一部門ではなく全社戦略であるとしており、経営の中核に取り込むための手順などを、企業の事例を基に解説してあります。持続的なビジネス成長に繋げる実務的な内容と言えるでしょう。
ブランディングの始動や理解、この先の進化への問いに応える実践的な手引書として、おすすめの1冊です。
ブランディングの本を読めるサービス3選
ここからは、ブランディングの本を読めるサービス3選を紹介していきます。各サービスを利用することによって、ブランディングについて効率的に学べるでしょう。
それぞれの特徴について解説していきます。自社に合ったサービスを見つける際の参考にしてみてください。
1:flier
ブランディングの本を読めるサービス1つ目は、flierです。flierは良書との出合いを促進する時短読書サービスとして、本の要約が読み放題のサイトです。
1冊あたり10分程と立ち読み感覚で本の概要を把握できるため、幅広い知識が吸収できることに加え、概要を把握してから本を読むことで効率的な読書ができます。アプリやWebで場所を選ばず利用できるため、スキマ時間を有効活用したい方におすすめです。
2:Audible
ブランディングの本を読めるサービス2つ目は、Audibleです。Audibleはプロのナレーターが朗読した本を、アプリで聴けるサービスです。
再生速度の変更により倍速で聞くことが可能なため、読書量を増やしながらも効率的に読書ができます。耳で聴く読書として、読書が苦手な方や、通勤時間や家事の合間など時間を有効に使いたい方におすすめです。
3:Kindle Unlimited
ブランディングの本を読めるサービス3つ目は、Kindle Unlimitedです。Kindle Unlimitedは、本を読み放題できるサービスで、豊富なタイトルを読むことが可能です。
様々なジャンルを気軽に読めることから、良書へのアクセスの機会が増えるでしょう。スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスから利用できるため、自宅でじっくり読書をする場合だけでなく、スキマ時間を有効に使いたい忙しいビジネスパーソンにもおすすめです。
ブランディングの本を読む時のポイント4つ
ここからは、ブランディングの本を読む時のポイント4つを紹介していきます。ブランディングは抽象的な概念だけに、読む時のポイントをしっかりと押さえておくことが重要です。
本を読むことで理解をより深め、実践に生かせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
1:目的を持つ
ブランディングの本を読む時のポイント1つ目は、目的を持つという点です。目的を持つことによって、習得したい知識や必要な情報が的確に判別できるため、重要な箇所を上手く掴めるでしょう。
深い理解度で情報や知識を取り入れるためには、本をどのような目的で役立てるのかを具体的にイメージしてから読み進めることが大切です。
2:自社に当てはまる本や情報はどれか知る
ブランディングの本を読む時のポイント2つ目は、自社に当てはまる本や情報はどれか知るという点です。企業により様々な特徴やカラーがあるため、ブランディングには明確な答えがありません。
抽象的な概念だからこそ、自社に当てはまる本や情報を知ることで、より具体的に実践に生かせると言えるでしょう。自社の課題を洗い出し、現状を見据えたうえで必要な情報を見極めることが大切です。
3:事例を知る
ブランディングの本を読む時のポイント3つ目は、事例を知るという点です。ブランディングの様々な事例を知ることによって、同じ事例でも取るべきアプローチの違いや活かし方の理解に繋がります。
事例を基に書かれた本を読み、身近に同じような具体例がないかイメージすることによって、自社にとって適切なアプローチ方法を学べるでしょう。
4:やってみる意思と覚悟を確認する
ブランディングの本を読む時のポイント4つ目は、やってみる意思と覚悟を確認するという点です。ブランディングには、大小問わず変革が伴います。そのため、中には多大な労力を要する施策もあるでしょう。
しかし、例えスモールスタートでも、やってみる意思を持つことがブランディングを実現させるための第一歩です。本を読み進めながら、その意思と変革に対する覚悟を確認することで、より前向きな気持ちで前進できるでしょう。
ブランディングが学べる本を知って勉強しよう!
本記事では、ブランディングが学べる本15選や本の選び方、読む時のポイントについて紹介しました。ブランディングが学べる本を知ることで、より理解が深まり、自社のブランディングにおいて新しい一歩を踏み出せるでしょう。
ぜひこの記事で紹介した本を参考に、ブランディングについて勉強してみてはいかがでしょうか。