ブランディングにおいて必要なアイコンの役割とは?作成のポイントもあわせて紹介
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ブランディングにおいて必要なアイコンの役割とは?作成のポイントもあわせて紹介

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ブランディングにおいて必要なアイコンの役割とは?作成のポイントもあわせて紹介

記載されている内容は2021年08月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日:2021年08月25日

更新日:2024年06月24日

アイコンやブランドロゴは、会社のブランディングにおいて非常に重要な役割を担っています。こちらの記事では、ブランディングにおいて必要なアイコンの役割について執筆しています。アイコンの作成に不安や悩みがある方はぜひご覧ください。

アイコンを覚えてもらうことはブランディングにおいて重要なこと

ブランディングにおいて必要なアイコンの役割とは?作成のポイントもあわせて紹介
※画像はイメージです

ブランディングにおいて、アイコンを覚えてもらうことは非常に重要です。というのも、競合他社がある中であなたの会社を「選んでもらう」ことに繋がるからです。覚えてもらいやすいアイコンを作成して、ブランディングを成功させましょう!

ロゴデザインがもたらす社内での役割

社内でロゴデザインを浸透させることで、ロゴに秘められた会社のスローガンも浸透していきます。すると、社員と企業の目指す方向を共有することができ、団結力が生まれます。

名刺やボールペンに会社のロゴデザインが印刷されたものを使用すれば、社員の帰属感や会社のメンバーのひとりであるというプライドも生まれるでしょう。ロゴデザインがもたらす社内での役割も考えながらロゴを作成していきましょう。

ロゴデザインがもたらす社外での役割

社外でロゴデザインが浸透されると、ひと目見ただけで「○○の会社だ」と直感的に認識されます。また、ロゴデザインで会社や商品のコンセプト、込められた想いを表現できます。

ロゴデザインを覚えてもらえば、あなたの会社を選んでもらうことに繋がるため、ロゴデザインを社内だけではなく社外にも浸透させ、ユーザーの認知度を上げていきましょう。

覚えてもらいやすいブランディングアイコンの作成ポイント5つ

アイコンを作成するにあたって、覚えやすさは一番重要です。そんな覚えやすいアイコン作成のポイントを5つご紹介します。ポイントを押さえてターゲット層に覚えてもらえるようなアイコンを作成していきましょう。

1:ブランディングのコンセプトは反映されているか

ロゴデザインを作成するにあたって、会社のブランディングコンセプトが反映されていることは必要不可欠です。まずは、社内で会社のブランディングコンセプトを固めてからロゴデザインを作成していきましょう。

間違っても、「可愛いから」「かっこいいから」というコンセプトと関係のない理由での作成はNGです。会社のブランディングコンセプトを反映したロゴデザインにしましょう。

2:イメージを逸脱しないほどの特徴はあるか

ロゴを作成するにあたって、覚えてもらうためには、イメージを逸脱しないほどの特徴が必要です。会社のコンセプトからズレてしまわないような図形やモチーフ、色を使う必要があります。

しかしながら、他のブランドのロゴにもあるような凡庸なデザインになりすぎないようにするのがポイントです。ある程度特徴を出しつつ、イメージを逸脱しないようなデザインを目指しましょう。

3:利用シーンを想像し 視認性にすぐれているか

ロゴデザインは作成されると、名刺や封筒など様々なシーンで使用されます。そのため、ロゴが利用されるシーンを想像して、視認性にすぐれているか確認しましょう。

ロゴがあまりにも細かすぎると視認性に欠けてしまうため、注意が必要です。ユーザーの視点や利用シーンを考えて理想のロゴデザインを作成していきましょう。

4:展開を考えることができるか

ロゴが展開される場合を考えて作成しましょう。ロゴを作成しても、大きな看板に使われたり、タオルなどに使われたりすると印象が変わってきます。

作成時にはロゴが展開される場面を見据えて作成していきましょう。他社のブランドロゴが展開されている例を探してみるとイメージしやすいです。

5:各権利を侵害していないか

ロゴを作成する際には、権利を侵害していないか忘れずに確認するようにしましょう。世の中にはたくさんの種類のロゴが存在します。

商標登録されているものと似てしまう可能性があったり、権利侵害で訴えられてしまったりする可能性があるため、権利を侵害していないか慎重に確認するようにしましょう。

最近のブランディングアイコンの流行り4つ

ブランディングにおいて必要なアイコンの役割とは?作成のポイントもあわせて紹介
※画像はイメージです

服や食べ物に流行があるように、ブランディングアイコンにも流行があります。そんな最近のブランディングアイコンの流行り4つをご紹介します。流行りに乗るのも良いですし、あえて乗らないアイコンを作成するのもおすすめです。

1:カラフルなものが流行っている

スマホのホーム画面を見ても分かる通り、色とりどりなカラフルなロゴが流行っています。これは画像の解像度が上がっているのも理由です。様々な色が使われるようになっているため、ブランディングアイコンに個性を出すことができます。

しかし一方で、カラフルなアイコンが多いため他のアイコンとの差別化が難しくなっています。ただ流行に乗るのではなく、ユーザーにどんな印象を与えたいのかを考えたうえで配色を決めてみましょう。

2:見分けがつきにくいデザインも多い

ブランディングアイコンが増えてきた今日では、見分けがつきにくいデザインが多くなってきています。例えばGoogleはブランドカラーが決まっているため、形だけで様々なサービスを見分ける必要があります。

しかしながら今日では、形だけでは何のアイコンであるか見分けがつきにくくなっている傾向です。ユーザーに印象を残すためには、他のアイコンとの差別化が欠かせません。アイコンを作成したら、類似したアイコンがないかを確認しておきましょう。

3:斜めのグラデーションが多い

斜めのグラデーションのアイコンといえば、InstagramやiTunes Storeがあります。これらのアイコンは紫をベースとした斜めのグラデーションです。最近では、レインボーカラーの斜めのグラデーションのアイコンが溢れており、似通ったデザインが多くなっています。

これらのアイコンは視覚的には綺麗ですが、差別化が難しくなってしまいます。他のアイコンと間違えられたくない場合は、斜めのグラデーションを避けた方が無難でしょう。

4:利用者に与えている不可

とある研究によると、アプリのアイコンがカラフルだとユーザーがアプリを利用する頻度が高くなるという結果が出たそうです。

アプリのアイコンがカラフルだと利用者のスマホ中毒の引き金になってしまう可能性があります。利用者に与えている負荷の面についても考えていきましょう。

利用者に与えている負荷を考えることができていないと、ブランドイメージも下がってしまいます。アイコンを作成する際にはユーザーの視点も意識しましょう。

これまでに流行ったアイコンデザイン4つ

これまでに流行ったアイコンデザイン4つをご紹介していきます。現在のアイコンに至るまでの歴史や流行を知ることで、新たなアイコンデザインのアイディアが浮かんでくる可能性もあります。

これまでに流行ったアイコンデザインをチェックして、あなたの会社のアイコンデザインに生かしていきましょう。

1:Windows 8が採用したデザイン「フラットデザイン」

「フラットデザイン」はWindows 8が採用したデザインとして有名です。このフラットデザインは、グラデーションやシャドウなどの立体的な要素をできるだけ避けて、対比が強くはっきりとしたカラーパネルと文字要素を活用して構成されています。

また、CSSなどのコードでUIが生成可能なため、マルチデバイスに対応しやすかったり、ロード時間が短縮できたりするメリットもありました。しかしながら、フラットなデザインであるため、どこがクリックできるかが分かりにくいデメリットもありました。

2:視覚的工夫がされている「マテリアルデザイン」

「マテリアルデザイン」は視覚的工夫がされているのが特徴です。このマテリアルデザインはフラットデザインに対抗してGoogleが生み出したもので、立体的に見えるように工夫がされています。

マテリアルデザインのベースはフラットデザインで、人間の目から見て自然と思われるように影や抑揚をつけることで、平面でも立体感を出しています。フラットデザインのシンプルさを残しながら、ユーザーが直感的に理解できるような新しいデザインがマテリアルデザインです。

3:シンプルなのに新鮮な印象を与える「ニューモーフィズム」

「ニューモーフィズム」はシンプルなのに新鮮な印象を与えるデザインです。ニューモーフィズムは、平坦なデザインやマテリアルデザインのような最小限で簡素な要素と、スキューモーフィズム(他の物に似せるためにデザインや装飾をすること)の現実的な陰影や立体感が組み合わさったデザインになります。

具体的にはベースとひと続きになっているような構造で、影と同時に光が入り、基本的に要素自体の色はベースとなる背景と同じ色になるのが特徴です。配色が少なくシンプルな印象ですが、凹凸によってできる滑らかな奥行きが新鮮です。

4:2次元でリアルさを表した「スキュアモーフィズム」

「スキュアモーフィズム」は2次元でリアルさを表しています。スキュアモーフィズムは、1990年代後半あたりに様々な企業が使用して流行した、立体的なアイコンやユーザーインターフェースのデザインのことです。立体系の加工処理を多く活用し、2次元でリアルな物体に近づけることを目的としたデザインでした。

ボタンはより現実のボタンのように作られ、違和感なく動くことが最終ゴールとされました。初期のiPhoneのアイコンの多くに採用され、Instagramをはじめとしたアプリも立体的なアイコンが使われています。

ブランディングを意識したアイコンを作成してブランドを覚えてもらおう

アイコンを作成するときには、ブランディングを意識して覚えてもらえるようなデザインにしていきましょう。アイコンひとつでユーザーからのイメージも変化し、認知度が高まれば非常に強いブランディングが可能です。

覚えてもらえるかどうかを意識してアイコンを作成するのが、ブランディング成功の秘訣です。

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